"happy"
という英語を日本語に直す際かかる時間・・・
0.1秒・・・というわけにはいかない。
いつだったか
「“Are you happy?”って彼に聞いてみて?」
と、ある人に急に言われ
「何がhappyなの?」
と聞くと
まるで「細かいことまで首つっこまないでくれよ。」
とばかりに
「ただ、そう聞いてくれればわかるんだよ。」
と言われてしてまった。
そこで
「あなたは幸せですか?」
と日本語に訳してしまうようでは
結婚式場での話しでもない限り
この通訳は失格となってしまう・・・。
英語ではhappyで通じても
日本語では一口に一言では言えない。
happyという言葉を
即座に「幸せ」と共に「嬉しい」、「楽しい」
という意味ね。と思った人は素晴らしい!
けれど、「幸せ」、「幸福」しか連結されない場合、
それは、昔の簡単な辞書による影響なのかもしれない。
現代の英和ではそれよりも多くの意味が
丁寧に説明されているはず。ではあるけれど・・・
やはりイメージ的に
happyは「幸せ」だと即座に思ってしまう人が
少なくないようだ。
もちろん間違ってはいない。
けれど・・・
一般的な日本語の日常会話では
「幸せ」や「幸福」という表現は
不自然に聞こえてしまう場合が多かったりする。
例えば・・・
「私、幸せ(幸福)だわ〜。」と夫に言うよりも
「私、うれし〜。」と言う方が
実際の会話としては
自然であろうと思われる。
“Are you happy?”
という質問は
事の状況によって日本語では変わってくる
「プレゼント貰って嬉しい?」
「彼と上手くいってる?」
「この状況に文句ない?」
「気に入った?」
等など・・・。
英語では単にhappyでも
それを日本語に訳そうと思うと
何がハッピーなのかを知らないと
訳すのに難しい場合がある。
反対に上記に出した日本語を
英語で言いたい場合は全て
“Are you happy?”
ですんでしまう。あぁ簡単!(笑)
happyの付いた決まり文句はけっこうある。
その中のごく少しを覗いてみると・・・
Happy New Year!!
Happy Birthday!!
Happy Holidays!!
これらのようにHappyは
このような挨拶によく使われる。
これは
新年明けましておめでとう!
お誕生日おめでとう!
良い休日を!
と普通訳しているようだ。
日本語に直そうとすれば
これがベストだろうと思う。
けれど
日本語のニュアンスと
アメリカやイギリスのとではちょっと違う。
日本で「新年明けましておめでとう!」
と大晦日やそれ以前に言ったら
不思議な顔をされてしまうことだろう。
ところが
アメリカやイギリスでは
年の瀬から元旦にかけて
Happy New Year!を言う。
Happy New Year!は
年末に友達と別れる際などに
「良いお年をお迎えください。」
という祈願の意味を込めて使われる。
さて・・・
happyという言葉は俗語として
アルコール類が入って
「酔いが回ってくる」
という意味もある。
ほろ酔い加減の幸せなひととき。
それも安値で飲めるうれしい時間と言う意味で
バーではHappy Hour(ハッピー・アワー)
という時間帯がある。
Happy New Year!!
Happy Birthday!!
Happy Holidays!!
これらも全て
やっぱりアルコール入るしね〜。
ハッピーだわな〜。
などと思ったりもする。
そして・・・
ハッピーの持つ意味、
「幸福・幸せ」「ほろ酔い加減」を
合わせて考えてみても
「きげんがよくて楽しい気分」
という意味が当然含まれているわけで
だからアメリカなどでは
どんな行事でもHappyを付けるようになっていった。。。。
例えば・・・
Happy Christmas!というのは
昔は考えられなかった。
クリスマスはメリーなのだ!
Merry Christmas 以外は無い!
と、人は思っていた。
子供達はうきうきし、
みんな陽気に過ごすからMerryなのだ。
ということだったのだ。
ところが言葉というものは
常に変わってきている。
例えば日本語で
「全然」という言葉は
「〜ない」という言葉とセットになって
否定形で使われていたのに
いつからか「全然いいじゃ〜ん」とか
「全然うれしい。」と肯定形として
使われるようになってしまったらしい。
そして
多数が使えば使うほど認められたりする。
考えられないHappy Christmas!という表現も
現在では使う人が増えてきた。
これはニュアンス的にメリー・クリスマス!とは少し違い、
「よいクリスマスをお過ごしくださいね。」という
相手に対して祈願の気持ちで言われている。
それじゃあ・・・
Happy Halloweenは?
HalloweenはちょっとSpookyかもしれないけれど
お祭りイベントとしては仮装をしたりキャンディーもらったり
近所の人達との交流を楽しみ、友人知人が集まったりして
やっぱり楽しく過ごすひとときなので
ちょうど、家族が集まるThanksgiving の頃
Happy Thanksgiving!
と友人同士言い合うように
Happy Halloween!
と言われるようになったのであろう。
「Happy なんとか〜!」
という表現は全て
「良い(楽しい)ひとときを過ごしてね!」
という祈願の気持ちを表わしているのである。
<追伸>
年の瀬に言う
「良いお年をお迎えください。」は
Happy New Year!!で
年の始めの挨拶の
「新年明けましておめでとう!」は
A Happy New Year!!である。
ちなみに
これらの決まり文句は
年の瀬から元旦当日までの
せいぜい1週間ほどしか使われない。
1月2日からは
単なる普通の日に戻るのだ。
新年に対しての気持ちも日本のとは
ちょっと違う。。。
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