あたしの足跡をちゃんとつけるの 迷子になっても戻れるように 新しい世界が見たくって 小さな小屋を抜け出した。 今夜だけ、と呟きながら 後ろは振り返らないで走った。 きっとたくさん見つけられるわ 知らない事やうつくしいもの 時にはきたないものもあるって 誰かがそっと教えてくれたけど きっと全てを受け入れられるわ ただ朝になったら帰らなくちゃ 優しい暖かいママのところへ だから足跡をちゃんとつけるの 迷子になっても戻れるように 一つずつ歩いて確かめながら 見つけた宝物を持ってかえるの きっと暖かく迎えてくれると 信じてるからまだまだ走れる ちゃんと帰るから どうか待ってて 暖かいスープを作って待ってて 信じてて、と あたしはそっと呟いた。 夜明けはまだまだ遠くにあった。