洋子と優子の旅行記 IN 野沢温泉’01・冬バージョン

 

これは、去る2月16日(土)〜18日(日)に決行された洋子と優子によるShort Tripの記録を残したものです。  

とかく物事を忘れがちな日々。  こういうステキな旅行はちゃんと記録に残しておきたいと思いここにUpいたします。  

まずは、出発前のあれこれからどうぞ!

 

<事の始まり>

冬、とくれば温泉。 しかもこんな寒い毎日が続く中、やはり人々の頭をよぎるのは 『温泉に入って暖まって、その後ビールでもぐいっと飲んで…!』 という、

問答無用のパラダイスであろう。  ここに登場する洋子&優子も例外ではなかった。  

『あ〜どっか行きたいよねえ〜』 とぼやきながらも、とかくこういう企画は言い出してから実現するまでにある種タイミングと勢いがないとなかなか実現しないものである。  

が、なぜか今回の野沢温泉は場所も日程もあっという間に決まり、今振り返ってみても、『有限実行』 を絵に描いたような流れであった。  

まず、野沢温泉という場所も、スキーが出来て(洋子)、でもスキーが出来ない人(優子)にも楽しめて温泉があるところ、というコンセプトにぴったりあてはまった場所で

さしたる時間もかけずに行き先は決定した。  おまけに、野沢温泉のある飯山市出身・某Yという存在もいっきにその存在を身近に感じた理由の一つでもあった。  

何はともあれ、スキーが出来て温泉&外湯巡りまで出来る夢のような場所、それが野沢温泉だった。

ただ問題だったのが宿の手配。  このスキー&温泉シーズン、しかも週末に野沢温泉が果たしてすんなりとれるだろうか・・・という不安の中、HPから拾い上げた旅館リストを

片手に片っ端から電話をかけまくる。  案の定どこもいっぱいで電話の向こうの野沢温泉が一気に遠く感じたのであった。  が、諦めかけたその時。 リストの一番最後から

二番目ぐらいの旅館にダメもとで電話をかけると、『空いてますよ』 とのお返事。  大喜びで即決お願いをし、とりあえず3月上旬の週末を押さえてまずは一安心。  

だがここは洋子と優子。 宿が決まったぐらいでは日程は固まらないのだ。  諸事情により予定をいっきに来週に早めて再トライ。  今度は洋子の出番であった。  

やはりHPから検索したリストを片手に翻弄すること数件目。  偶然空いている宿を発見してスキー真っ盛りの2月ど真ん中の週末に宿をゲットする。  

う〜ん、ほとんど取れないだろうと諦めていたにもかかわらず取れちゃうなんて、やっぱり野沢温泉と私達って縁があるのねーと勝手に思いこむ。  

が、このハイシーズンに空いてるなんてちょっとヤバイ旅館?などと失礼なことを思ったのも事実だったが、これが撤回され、今となってはField of dreams(大げさな…)

となった宿と巡り会う事が出来たのであった。  それは後ほど…。

さて、あっという間に出発前日。  バタバタしていてろくに荷物の用意もしていないない。  とりあえずリラックスしに行くんだし、荷物も少なめに!と思っていながらもバックが

どんどん膨れる。  いったい何がこんなに重いんだろうと不思議に思って再度荷物を出してチェックしても、一つ一つは洋服だったりタオルだったり、どれもヘビーな原因は

見当たらない。  よく分からないままとりあえず必要と思われるものだけ詰めこんだ。  

そして新幹線の指定席をゲットするべく洋子と緑の窓口へ向かうが指定席はあえなく完売。  う〜ん宿は取れたけど指定席はだめなのね、とうなづき合いながらも急いでいたので

適当に前後の時間の指定席を購入した。  『海浜幕張駅〜戸狩野沢温泉駅』 という切符の文字が妙に嬉しかった。

 

2月16日(金) 〜出発日〜

某Yに、指定席が取れなかったのでこの時間帯の新幹線(東京発午後8時台)に乗ることになったと告げると、『指定席なんか取れなくったって自由席で行ける』 と言いきる。  

そんな遅い時間に着くより、1本でも早いのに乗ってビールでも飲んだほうがいいでしょ、と言って指定席を捨てて自由席で早めに行けとすすめる。

だけど、週末だしスキーシーズンだし長野だし、自由席なんか乗れないんじゃないのお〜?とかと思って疑いの眼差しを向けるが、某Yひるむことなく 

『俺は何十回も乗ってる。』  『正月だって自由席で乗った』  『ちょっと早く行って並んでたら絶対乗れる』 と更に言いきる。  

まだ疑いながらも洋子にそれを告げに行くが洋子も同様、完璧に疑っている。  『スキーシーズンの週末だよ?  スキーヤーの怖さ知らなね』 と二人揃って飯山出身某Yの

言う事を全然信じていない。  が、そこまで言いきるならトライしてみるか、ということで、ドタバタと仕事を切り上げて会社を出る。  実は洋子、ギリギリまで雑務が入って

大変そうだったのだが、出発するとなったら出発するわ!という男らしい決断力に優子内心惚れ惚れする。

さて、全ては忘れてあとは海浜幕張駅へと向かうのみ。  乗りたい新幹線に間に合うためには1分も無駄には出来ない。  そう思い高速の入り口から一番右車線まで

一気にぶっちぎり横断をして飛ばす。  が、本来スピードを出さない優子。 それに加え強い横っ風が吹く中を右車線を飛ばすのは超怖い。  が、後ろを走る洋子をちらりと

バックミラーで見ると、ぜーんぜん涼しい顔。  あーやっぱ先に走ってもらったら良かったよ〜と内心ビビリながらも(極端に左よりながらも)、とにかく目的地まで飛ばす。  

そんなこんなで到着し、重い荷物を二人して肩にかけて駅までダッシュ。  息も切れ切れでホームにかけ上がると、おりからの強風で京葉線が数分遅れており、本来ならば

乗り損ねた電車にギリギリセーフで乗る事が出来た。  いやあ〜これも縁だよね〜とすっかり二人していい気分。  おしゃべりをしながらあっという間に東京駅に着いた。  

ちょっと時間に余裕もあったので、念の為指定席が空いているか聞きに行くが、あっさり完売ですと言われおとなしく自由席に並ぶ。  すでにたくさんの人達がホームいっぱいに

並んでいて、どこが最終ラインなのか分からないほど。  とりあえず洋子が機転を利かせてくれ、どこが自由席の禁煙車なのかチェックしてきてくれる。  その間優子はボーっと

その場に立っていた(このスタンスはこの旅の間中続くのであった…)。  そんなこんなであさまがホームに入ってくる。  二人いることを利用して、先に来たあさまに洋子が並び、

次のあさまを優子が並んでおく。  まずはどんどん人が吸い込まれて行く中、洋子が二人分の席を求めて自由席へ。  数分後、ダメだった〜と出て来たが、もう1本待てば確実に

乗れるラインに優子も並んでいたので、あとはのんびり待つことにする。  『某Yの言う事もまんざら嘘じゃないねー。  とりあえず並んでたら次の電車ぐらいは乗れるんだね〜』 と

感心し合い、それぞれお弁当を買いに行ったりしているうちにすぐに次のあさまがやってきた。  楽々二人分の席を確保してコートを脱いだり荷物を上げながら席に落ち着いた時には

本当に幸せを感じてしまった。  あ〜これからね!ってな感じで。  早速お弁当を広げるわビールを開けるわで旅行気分。  ふと見ると座れなかった人々がたくさん立っている。

あー申し訳ないと内心思いながらもビールうめえ〜!  サイコー。  洋子は節分の時のお豆だとかお菓子だとかみかんだとか次から次へとナイスなものをかばんの中から出す。  

最後には今日の新聞まで出て来た。 う〜ん、やっぱ旅なれてる人は違うわ!と優子またまた感心する。  そんなこんなであっという間(ホントにあっという間)に長野に到着。

飯山線へと乗り変えるべく、先を急ぐ。  意外と近い距離に飯山線乗場を発見してホームに下りるが、さ、さ、寒いっ!!!!  ちょっとやそっとの寒さじゃなくて、ジーンと涙が

出てくるぐらいの寒さだ。  こんなに寒いとは、この先もっと奥へ行くというのに大丈夫だろうか…とふと洋子をみると、妙に落ち着いて立っている。  やはり、いちいち寒いとか言って

ギャーギャー言わないのも旅慣れた人の証だとまたまた感心する。  そんなこんなで飯山線がホームに入ってきた。  みると懐かしの2両列車!  いやあ〜、旅って

感じだよな〜と思ってウキウキして列車に乗り込む。  みると、地元の方は自分が乗ったらボタンを押して列車のドアを閉める。 乗る人は外にもボタンがあって、それを押すと

またドアは開くという仕組み。  おお、こっちの電車みたいに出発まで開けっぱなしじゃないのねと感心して眺める。  ふと眺めると、スキー客よりも地元の方が乗ってる方が

多いようだ。  なんとなく人間ウォッチングも楽しくなってきた。  列車は出発のアナウンスもないまま、のんびりと出発した。  ゴトゴトと各駅で揺られ最終目的地へと向かう。  

時間にして9時すぎ。  なんだか信じられないよねーと洋子と言い合う。  わたしたち今、長野県にいるのね!と。  あのバタバタ状態で会社を飛び出し、高速を飛ばして駅の

構内をすごい形相で走ったのが遠い過去のようだった。    

約一時間ぐらいで戸狩野沢温泉駅に到着した。  とりあえず、ついたらタクシーが止っていると思い外に出てみるが、シーーンと静まりかえった夜の駅にはタクシーが並んでいる

様子はない。  たまに来たと思っても、それは予約されていたタクシーのようで、あっという間に人影がなくなる。  まあ、タクシー乗場と書かれた場所で待っていればそのうち

来るだろう、ぐらいに思っておとなしく待つが、一向に次のタクシーがやってくる気配はない。  だんだん不安になってきて、寒さもかなりピークに達した頃、洋子がまたしても機転を

きかせてくれた。  『二人で寒い中待ってることないよ。  5分交代で中と外で並ぼう!』 と。  そしてタクシー会社にも電話をして次のタクシーがいつ来るかチェックしてくれていた。  

その間優子、寒さに奮えながら突っ立っている。  申し訳ない!!と心から思う。  とりあえず、二人で交代で待っているうちにようやくタクシーがやって来た。  あ〜良かった!

車で約15分ぐらい走っただろうか。 外は真っ暗で何があるのかさっぱり分からない。  雪道をけっこうなスピードで走って温泉街に入り、目的地の某館に到着した。  

着いた時間はたぶん10時半過ぎぐらいだっただろうか。  シーンとして誰もいないような雰囲気。  こんばんわーと言うと、ちょっとしてから年配のおばさんが出迎えてくれた。  

が、なんとなくいや〜な感じ。  全くウェルカムじゃないみたいだ。  やっぱ遅くに着いたかしら?と心配したが、とりあえず到着したのだ!  お風呂にまだ入れるかなどいろいろ

おばさんに聞くが、質問に答えてくれる程度で依然としてやる気なし。  通された部屋もなーんだか写真と違うんじゃないのー?ってな感じでハッキリ言ってボロイ。  

洋子と二人、無言で顔を見合わせる。  まあ、とりあえず気を取りなおして温泉でも入るか!と、荷物もそこそこ下の温泉へと急ぐ。  途中、館内の廊下を歩くのだが、そこも

ハッキリいってかなりヤバイ。  意味不明の置物、絵、写真などがおいてあり、くら〜い感じ。  夜ってこともあるのだろうが、人影もない。  大丈夫か?と心配しながらも

お風呂に到着。  とりあえず、温泉ぐらいはと期待してガラッと戸を開けると、もうもうと湯気がたちこめる中に登場したのはこじんまりした、小さなたまご型のまあるいお風呂だった。

かなり古そうだし小規模なおお風呂に洋子・優子 『……』。  だけど寒いし、とにかく入った。  が、熱湯のように熱いお風呂にすぐには入れず、二人してお水を足してかき混ぜ

ようやく肩までつかる。  すると、あら? 気持いい!  ちょっと期待ハズレだった外見とは違い、やっぱり野沢のお湯は良かったのだった。  体の芯まで暖まるとても気持の

良いお湯で、洋子と優子、ようやく笑顔が出る。  ああ〜てんごぐーー。  すっかり暖まり、部屋にあがって荷物を解いたり明日の予定を話たりした。  ここでまた洋子の旅なれた

一面を発見。  なんと荷物の中身を風呂敷でしきってコンパクト化していたのだ。  もちろん洗面用具、お化粧品などは使いきりタイプ。  余分なものは一切入っていない。  

ひきかえ優子の荷物はというと… 普段使っているシャンプー、リンス、化粧水、そのまま持ってきているのだ。  そりゃあ出発前に荷物が膨らむハズだわな。  

いや、それごと持っていくのはどうかと思ったのだが、一つ一つを持ってみるとそんなに重くないし、コンパクトサイズのを持っていなかったというのもあって、まあ、持ってきたのだが。  

洋子の荷物作りにまたまた感心しまくり、次は私もふろしきを使って整理しよう!と心に決めたのであった。

そんなこんなしているうちに眠くなり、気付けばお布団に入ってすでに寝る態勢に入っていた。  あとはもう覚えていない。  朝までぐっすり。  あーー極楽極楽!

第1日目はこうして終了したのであった。