二人の触手姫(3)
シール姫は、姉の部屋の前で立ち止まった。シャンタン王朝の姫君が住む部屋のドアは大きく、分厚かったが、中で行われている淫らな儀式を隠しおおせるほどではなかった。
「…ぁあ…ぁあああ…だめぇ…姫様…ぁ…」
「…ひぃっ…あうぅ…うぐっ…」
シール姫は中から漏れている女たちの断末魔のような喘ぎ声に、頬を赤らめ、おそるおそるといった様子で、そっとドアを開けた。わずかな隙間から、中を覗き込む。
中の様子は、シール姫の予想通りだった。窓際の椅子に、姉であるシーア姫が腰掛けていた。窓から差し込んでくる真昼の陽光に、その美しい裸体をまぶしく輝かせている。
それから二人の少女がいた。シール姫はその顔にかすかに見覚えがあった。シーア姫の親衛隊である近衛騎士の少女たちだった。二人とも、すでにすべての衣服を剥ぎ取られ、長い時間に渡ってシーア姫に嬲られ続けていたようだった。
シーア姫はすでに下腹部を触手に変化させていた。
一人の少女は、シーア姫の足元に四つん這いになり、お尻をシーア姫の方へ高々と上げていた。そこへシーア姫の触手が無数に絡みつき、そのうちの何本かは、少女を後ろから貫いていた。触手がじゅぽじゅぽとピストン運動を繰り返し、少女は淫らに腰を振りながら、甘ったるい喘ぎ声を上げている。
もう一人の少女は、シーア姫の膝の上にあり、触手と、それに加えてシーア姫自身の手で嬲られていた。触手が下から突き上げるたびに、びくびくと背中を仰け反らせ、苦しそうな喘ぎ声を上げる。触手の責めに慣れていないのか、いやいやをするように首を振り、その喘ぎには明らかな泣き声が混ざっていた。
シール姫はしばらくの間、その場に立ちすくんでいたが、結局我慢できずに、おずおずとドアを開いて、中に入っていった。
妹の姿を認めると、シーア姫は少女たちに対する愛撫をやめた。隣の部屋で休みなさいといって、二人を去らせると、彼女は妹を招き寄せた。
シール姫は花に吸い寄せられる蝶のように、姉の方へと近づいていった。
「シール、わたくしの可愛い妹。もっと、こちらへ来なさい」
シール姫は姉に命じられるままに進み、その膝の上…そこは触手の密生地でもあった…に腰を下ろした。
シーア姫はいとおしそうに彼女を抱きしめ、ドレスの胸の部分に、頬をくっつけた。
「お姉様、あの方たちは、近衛騎士の…」
シール姫が遠慮がちにたずねると、シーア姫はゆっくりと首を振った。
「気にすることはありません。あなたがいなかったので、あの子たちに代わりになってもらったのです。ですが、やはりあなたでなければ駄目です。わたくしの妹はあなただけ。可愛いシール。いったいどこへ行っていたのですか? あなたはいつでもわたくしの手の届くところにいなければなりません。あなたはわたくしに愛されるために生まれてきたのですから。あなたはわたくしだけのものです。わたくしの愛は、あなただけのものです」
シーア姫の触手は、まず脚に絡みつき、スカートの中を通って太股から腰へとしだいに這い上がり始めていた。スカートが触手の分泌する粘液で濡れ、べったりと脚に張り付いて触手が這い回っている形を浮き彫りにする。
触手はパンティの中へ入り込み、さらに上半身へと這い上がってブラジャーの下、乳房にも絡みついた。
外から見ればシーア姫は依然としてドレスを着た淑女だったが、ドレスの下では無数の触手が蠢いていた。
「あぁ…お姉様…」
シーア姫は耐えきれずに声を上げた。
触手に締め付けられ、粘液にまみれた胸のふくらみを、姉の手がさらにドレスの上から揉みしだいている。パンティの中に入り込んだ触手は、すでに濡れそぼっていた彼女の秘部をこじ開け、奥へ奥へと侵入しつつあった。
「気持ちよいのですか、シール?」
「は、はい、お姉様」
シール姫は喘ぎながら言った。姉の触手はすでに膣の中に満ち、さらに子宮の奥に当たっていた。膣が収縮するたびに、触手の群れが子宮の内壁を圧迫する。
やがて触手はゆっくりと動き始めた。襞をこするようにずるずると引き抜かれる。排泄感にも似た快感が、ぞくぞくと背筋を駆け上がる。それからまた挿入が始まって、息をするのも苦しくなるほどに、腹部を圧迫する。触手はまるで、シール姫の中の感触を楽しんでいるように、決して性急にならず、飽きることなく何度も上下した。
シール姫はくぐもった喘ぎ声を漏らしながら、途切れることのない姉の愛撫に耐え続けた。けだるい雰囲気の中で、姉の執拗な愛撫と、妹のよがり声は、一つに溶け合い、まるで呼吸をすることのように自然な営みと化していった。
二人の淫らな交わりは、触手にのみ可能な忍耐強さで、終わることなく続いた。日が傾き、暗くなると、侍女が食事を運んできたが、その間も二人は交わり続けていた。
シーア姫の触手が、妹の口に食事を運んだ。シール姫は、触手に嬲られ続けながら、触手の粘液と入り混じったそれを、苦しそうに咀嚼した。そして、その半分を、シーア姫が濃厚な口付けと共に持ち去った。
侍女が食器を取りに来たときにも、二人はまだ愛の交歓を続けていた。それからようやくシーア姫は、妹の体から触手を抜き去った。
シール姫は濡れて体に張り付いているドレスを気にしながら、不安そうに姉を見つめた。いつもこの程度では終わらないのだ。
「お姉様…?」
シーア姫は、侍女を呼んで自分と妹の身だしなみを整えさせると、まだ快楽の最中といった様子で顔を赤くしているシール姫をうながした。
「行きましょう、シール。今日はお父様のお相手をする日です」
「えっ、でも、私は…」
「いいのです。お父様は相手が一人でも二人でも、気にするような方ではありません。今日からあなたは、お父様のところへ行くときは、必ずわたくしと行くのです。そしてわたくしに、あなたがお父様に犯されているところを見せてください」
シール姫はそのシーンを想像して、感じてしまい、息も絶え絶えにいった。
「あぁ…はい…お姉様」
シール姫は半ば姉に体を支えられるようにして、父王のいる至聖殿の地下空洞へと降りていった。アソコから愛液があふれ続け、せっかく侍女に履かせてもらったパンティも、すでにびしょびしょになっている。
王が鎮座している祭壇の前に来ると、シーア姫の手が伸びて、彼女のドレスと下着をすべて剥ぎ取った。そしてシール姫は、姉に命じられるままに、震える手で姉の衣服を脱がせていった。
その小さな儀式が終わると、シーア姫は妹の背中を押して、父王の前に立たせ、変化したままの自分の触手を伸ばして、妹のアソコをいやらしく広げた。彼女は後ろから手を伸ばして、妹の胸をまさぐりながらいった。
「シールのここにお父様の物を入れてあげてください」
巨大な透明の肉塊から無数の触手が伸び、二人の娘に襲いかかった。二人は太い触腕に抱え上げられ、あらゆる方向から触手に責め立てられた。
シーア姫の生殖茎は父の前にその花弁を開き、生殖管の奥深くまで、激しくくねる陰茎を受け入れた。シール姫もまた、その人間のままの股間に、太い男根を突き入れられていた。二人の少女は、激しくピストン運動を繰り返す父の男根に貫かれ、びくびくと体を仰け反らせた。
シール姫はいつものように両手でそれぞれ別の男根をしごきつつ、口にも太い物を入れられていた。股間は無理矢理広げられ、アソコには次々に男根が挿入され、激しいピストン運動の果てに熱いモノを彼女の体内にぶちまけていく。
気づくと、彼女と同様に、全身に触手を絡ませた姉が、目の前にいた。シール姫は、父の情熱的な抱擁に涙を浮かべながらも、うっとりと姉の美しい姿を見つめた。
シーア姫の下腹部から広がっている触手が、父の触手と複雑に絡み合い、どこまでが彼女の触手で、どこからが父の触手なのか判然としなかった。彼女の唯一の生殖茎が、奥まで男根を挿入されて、悶えるように激しくくねっている。
激しい快感を感じているはずだったが、シーア姫の瞳は、かすかに酒に酔った程度に潤んだだけで、超然とシール姫を見つめ返していた。シール姫はその姉の姿に、得も言われぬエロティックな神々しさを感じて、愛液をあふれさせた。
突然、父の男根が、シール姫の口内に精液を発射した。彼女は健気にその全てを飲み込もうとしたが、あまりの量に到底追いつかず、男根が口から抜き去られると同時に、苦しそうに咳き込んで、口元から大量の白濁した液を垂れ流した。
顔を上げると、シール姫は姉がさらに近づいていることに気づいた。
「シール、私の可愛い妹…」
「いや…お姉様…見ないで…」
シール姫の息も絶え絶えな哀願はもちろん無視された。シーア姫はかすかな笑みさえ浮かべていった。
「お父様に入れられて、気持ちいいのですね。こんなに腰をよがらせて」
彼女の触手が伸びて、シール姫の陰核に絡みついた。父の男根がリズミカルにピストン運動を繰り返し、その度に愛液と粘液がじゅぽじゅぽと音を立てているアソコにも、触手が伸びて、より挿入がしやすいように、押し広げていく。
「あっ…あっ…あぁ…」
「もっとお父様の物を上げます」
シーア姫は両手にそれぞれつかんでいた男根を、すでに触手に巻き付かれ、揉みしだかれつつある妹の二つの胸に押しつけた。固く勃起している乳首を嬲るようにして、男根の先を擦り付ける。精液が溢れて胸を汚すと、彼女はその乳首に唇を這わせ、父の精液をきれいに舐め取った。
シール姫はしだいに体の感覚がなくなっていくのを感じた。変化が始まったのだ。全身の細胞が作り替えられ、蛹が蝶になるように、より美しい生命体へと進化するのだ。
ぐったりした彼女を、父の太い触腕がしっかりと支えた。それと同時に、より柔軟になった体を、父と姉の触手が粘土細工を弄るようにこねくり回す。
シール姫は体の感覚が戻ると、背伸びをするように全身から触手を思い切り伸ばした。それは、花が開いていくような美しい光景だった。
だが、その可憐な生物に、たちまち無数の触手が群がった。彼女は反射的に抗ったが、それはむなしい抵抗だった。全ての触手が父か姉の触手に捕らえられ、絡め取られた。二人の触手の方が、数においても力においても圧倒的に勝っていたのだ。
今や彼女は、自分の全ての生殖茎が取り押さえられていることを知った。これから始まる陵辱のことを思うと、それだけで彼女は感じてしまい、全ての生殖茎の花弁を次々と開いてしまった。
待ちかまえていた男根が、すぐさま入ってきた。彼女の意志とは無関係に、生殖茎内部の触毛がそれに絡みつき、より深くへと引き込もうとする。
待ちかまえていたのは男根ばかりではなかった。明らかに姉の物と思える触手が、いくつかの生殖茎から侵入し始めていた。
彼女は耐え難い快感に、ぶるぶると透明な体を痙攣させた。人間の生殖器は一つしかなかったが、彼女には十本以上の生殖器が備わっていた。それは全身にまんべんなく分布しており、今やその全てに、父の男根か、姉の触手が挿入されていた。それは媚薬を飲んで全身を同時に嬲られる感覚にかすかに似ていたが、それよりもはるかに強烈な物だった。もし体のいたるところに女性器を持った女がいて、その全ての穴を同時に犯されたとすれば、やや近い快楽を得ることができるかも知れなかった。だがそれでも今彼女が感じている快感には到底及ばなかっただろう。彼女の生殖管は人間の物よりはるかに長く、挿入されている男根と触手は、人間の男根やいたずらな指よりも、はるかに情熱的で、かつ繊細だった。
父と姉の二人がかりの陵辱が始まった。姉の触手は、生殖管内のもっとも感じるポイントを嬲り、父の男根は彼女の体の奥にある卵嚢にまで突進して、勢いよく精液を噴出した。
彼女は全身に衝撃を感じ、父の熱いモノが満ちあふれるのを感じたが、それだけではすまなかった。父の生殖茎は彼女の物よりもはるかに数が多く、彼女は人間が手でそうするように、触手でそれをしごかなければならなかった。しごかれて達した男根が次々に精液を発射する。彼女は体内ばかりでなく、体の表面にもあらゆる方向から白濁した液体をかけられてどろどろになっていった。
陵辱はいつ果てるともなく続いた。彼女はいつの間にか姉にしがみつき、悲鳴と喘ぎ声の代わりに、とめどもなく愛液を溢れさせていた。姉はしっかりと彼女の体を触手で受け止め、愛液の溢れ出る全ての穴を、父と共に犯し続けた。