触手姫物語(24)








二人の触手姫(7)



王妃は、その美しくやさしげな顔に、同情的な表情を浮かべて侍女たちの話を聞いていた。

双子の侍女は、彼女の向かいのソファに、寄り添って座っていた。姉のリンディアーサの表情は暗く、悩みを抱えていることが誰の目にも明らかだった。妹のセシレーナは心配そうな様子で、瓜二つの姉に、ときどき視線を向ける。そして、二人とも話の間中、ずっと顔を赤らめていた。

先日、リンディアーサが、彼女が仕えている第一王女シーア姫に、セックスの相手をさせられたのだ。それ以来、彼女は、そのときの記憶の幻影に悩まされ、ところかまわずセックスしたくてたまらなくなってしまうというのである。

「申し訳のないことです」

侍女たちの話が終わると、王妃は侍女たちに頭を下げていった。セシレーナが慌てて腰を浮かす。

「そ、そんな…王妃様が謝られることなんて…私たち、どうすればいいか…」

「いいえ、シーアが悪いのです。普段のあの子なら、こんな失敗はしないはずです。シールとあなたたちの姿を見て、おかしくなってしまったのでしょう。あの子は、シールのこととなると普通でなくなるから…。あの子には、よく言って聞かせなければいけません」

王妃はリンディアーサの様子がおかしいのに気づいて口を閉ざした。セシレーナも姉の方に視線を向ける。

リンディアーサは、うつむいて苦しそうに息をしていた。何かに耐えているように、膝の上でそろえた両手が、ぶるぶると震えている。

「発作ですね?」

王妃がたずねると、リンディアーサは、絞り出すようにいった。

「…は、はい…申し訳ありません…」

王妃は立ち上がり、侍女の隣に腰掛けると、彼女の顔を覗き込むようにして、やさしくたずねた。

「オナニーしたいのですか?」

「は、はい…したくてたまらないんです…私は…淫乱な娘だから…」

王妃はリンディアーサの頭をやさしく撫でながら、耳元でささやくように話した。

「そんなことはありませんよ。あなたは清純なよい子です。エッチな気分になっているのは一時的なものです。いいですね。あなたは清らかな娘だから、自分でエッチなところを触ってはいけません」

「で、でも…」

「落ち着いて。わたくしが気持ちよくしてあげますからね」

「あっ、王妃様…そんな…」

王妃の手がメイド服の裾から潜り込み、股間をまさぐり始めた。

「リンディアーサ、これから発作が起こったときには、わたくしか、セシレーナにいいなさい。決して、自分でしてはいけません。そうすれば、あなたの病気もすぐに治りますからね」

「は、はい、王妃様…」

「気持ちよいですか?」

「はい…王妃様…気持ちよくて…アソコがとろけそうです…あっ…お願いです…もっと奥まで…ぐちゃぐちゃにしてください…」

「いけませんよ、リンディアーサ。あなたは清純な娘です。そんな淫らな言葉を使ってはいけません。脚もそんなに開いてはいけません。そんなことをしなくても、ちゃんと気持ちよくしてあげますからね」

「はい…私は清純な娘です…」

「その調子です」

王妃がにっこりと微笑みかけると、リンディアーサははにかんだような笑みを浮かべた。

王妃はなおも彼女をまさぐりながら、語りかけた。

「あなたはとても清らかな娘…とても恥ずかしいでしょうけれど、我慢しましょうね。ほら、体がだんだんあたたまって、気持ちよくなってきたでしょう」

「はい、王妃様…あっ…あぁああ…」

「リンディアーサ、そんなにはしたない声を上げては、他の人に聞かれてしまいますよ」

「あっ…はい…んあっ…んっ…うぅ…」

「そうです。あなたはとてもよい子ですね。だんだん幸せな気分になってきたでしょう? わたくしとセシレーナが、あなたをちゃんと見守っていますからね。二人ともあなたをとても愛していますよ」

「あっ…私は…とても幸せ…です…んっ…くっ…」

やがて、リンディアーサは、自分自身の肩をぎゅっと抱きしめて、切羽詰まった声を上げ始めた。

「あっ…だめっ…申し訳ありません…わ…私…清純な娘なのに…いっ…いって…しまいます…」

「謝る必要はありません。わたくしがあなたを幸せにしてあげようとしているのですから。もっとリラックスして。わたくしにすべてをまかせて。あなたは幸せになるのですよ、いいですね」

「うっ…んくっ…私は…幸せに…あっ…んんっ…王妃様…私は…とても…しあ…わ…せ…」

リンディアーサは幸せそうな様子で、ぐったりと気を失った。王妃はメイド服の乱れを直してやると、妹のセシレーナにいった。

「これから発作が起こったら、今のように慰めてあげなさい。大切なのは愛情ですよ。やさしくしてあげなさい。症状はそんなに重くありませんから、時間はかかっても元に戻るでしょう。それから、今日からこの子はわたくし付きにします。元に戻るまで、わたくしが責任を持ちますからね」

「王妃様…何とお礼をいっていいか…」

王妃はにっこりと微笑んでいった。

「娘の不始末は、母親の責任ですよ。さあ、リンディアーサを控え室に運んで、しばらく休ませてあげましょう」


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