触手の国のメイドさん(3)








メイドさん中毒(朝)



「…あっ……んっ……」

フィズは弱々しく喘いだ。力無く絨毯に突っ伏し、眼鏡の奥の瞳は切なそうに閉じられている。

乱れたメイド服からはみ出した乳房は、体と絨毯の間に挟まれ、やわらかそうに形を歪ませていた。

メイド服の上着から後方へと伸びた腰は、高々と天井へ向かって突き上げられ、両膝を付いた太腿によって支えられていた。腰にはスカートはおろか、パンティさえもまとわりついてはいない。代わりに、そのエロティックな剥き出しの腰には、触手が絡みついていた。

白い尻が触手の粘液に汚され、濡れて光っている。無防備の秘所には、一本の生殖茎が挿入され、ゆっくりと蠢いていた。

その淫猥な光景には、はっきりとした倦怠感があった。フィズの喘ぎと同様、触手の動きも弱々しい。絡みついているそれは、獲物の体を猛々しく蹂躙するような気配もなく、ただかすかに震えつつ、蔦のように絡みついている。

長い…長い陵辱の果ての落ち着きがそこにはあった。細々とした快楽を、永遠にむさぼり続けようという淫靡な執拗さがあった。

フィズの艶やかに濡れた秘所は、ゆっくりと収縮を繰り返し、挿入された生殖茎を圧迫し続けていた。生殖茎はもう激しいピストン運動を行う力がないのか、膣の中を掻き回すように、緩やかにくねり続けている。そして、その二つの生殖器の接合部分の隙間から、ポタリ…ポタリ…と、分泌された液体が雫となって落下し、絨毯を濡らし続けていた。

やがて、触手はかすかな絶頂を示した。生殖茎が硬直し、ビクビクと震えた。次の瞬間、フィズの秘所と触手の隙間から、大量の愛液が噴きだしてきた。その一部はフィズの内股を滝のように流れ落ち、あるいはお漏らしでもしたかのように絨毯に降り注いだ。

愛液の奔流は次第に細り、一本の流れ落ちる線となり、何滴かの雫となって終わりを告げた。

触手はもう、フィズを犯してはいなかった。

フィズはしばらくの間、魂の抜けた肉人形のように、ぐったりと身じろぎ一つしなかった。のろのろと手を動かす。その手は自らの股間へと至り、絡みついた触手を掻き分けて、クリトリスへと達した。

「あっ…ああっ…うっ…んっ…んくっ…」

フィズはたちまち絶頂へと達し、ぶるぶると体を震わせた。

うっすらと目を開く。涙が一筋こぼれた。

窓の外はもう完全な夜とは言えなかった。かすかに払暁の気配が見て取れる。

これで幾晩目だろう…フィズはぼんやりと思った。リルン姫の侍女となって以来、毎日彼女は犯され続けていた。それも朝まで。姫はいくらフィズを貪っても貪り足りないようだった。

フィズはそっと体を起こした。絡みついている触手を潰さないように気をつけながら。それから一本ずつ丁寧に触手を外していく。最後に、自分の膣に潜り込んでいる生殖茎を、ゆっくりと引き抜いた。中に溜まっていた愛液が、股間を流れ落ちていく。

リルン姫のなれの果てである透明の肉塊は、もう身動き一つしなかった。その内部では、紫色の薄暗い燐光がいくつか光っているだけ。犯し疲れて眠りに落ちたのだ。

フィズはそのかたわらに腰を下ろすと、やさしく肉塊を抱きしめた。ぬるっとした粘液が、剥き出しの胸元やメイド服にベットリと付着するが気にもとめない。さらに彼女は、その物体に頬をすり寄せた。何度も何度も、愛おしそうに。


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