二人のメイドさん(4)
フィズはファーナ姫に命じられるままに、そのドレスを脱がせていった。貴婦人は自分で服を脱いだりはしない。そういうことはすべてメイドの仕事なのだ。だが、これは厳密な意味での仕事ではなかった。脱がされている方のファーナ姫は、姫君らしく、何の羞恥も感じていないような無表情だったが、脱がせているフィズの手はずっと震えていた。
それも当然だった。彼女はこれから陵辱されるのだ。それも、自分の口から、奴隷になるなとど言ってしまったために。
一糸まとわぬ姿になったファーナ姫は、ソファに腰を下ろし、フィズに命じた。
「さあ、フィズリリーナ、私のあそこを舐めてください」
フィズは操り人形のようなおぼつかない足取りで近づいた。ファーナ姫はゆったりとソファに背中を預け、舐めやすいように腰を端まで突きだし、大きく脚を開いている。普通の者であれば卑猥になりそうなポーズだったが、ファーナ姫の場合、そんな姿勢でいてさえ、芸術的な優雅さを保っていた。
フィズは床に膝を突くと、ファーナ姫の太股の内側に手を添え、その秘所に顔を近づけた。少女の匂いが立ちこめる。無表情を保ってはいたが、フィズの乳房を弄くっている間に濡れてしまったようだった。
ファーナ姫の股間から、ピチャピチャという隠微な音がし始めた。フィズの舌が蠢き、秘所をねぶり始めたのだ。
ファーナ姫の顔は依然として無表情だったが、その頬は急速ピンク色に染まった。ゆっくりと肩が上下し、半開きの口から息が漏れる。
「ハァ…ハァ…」
やがてフィズの舌先が、もっとも敏感な突起に触れると、ファーナ姫はさすがに全身をびくりとさせた。
「あっ…」
ファーナ姫の口元からは、思わず小さな喘ぎが漏れていた。フィズは自分の耳を疑った。これまでの冷徹な印象とは違う、童女のように可憐な喘ぎ声。フィズの全身に言いようのない痺れが走った。メイド服からこぼれ出ている乳房の先端で、ピンク色の乳首がきゅっと固くなる。
「どうしました? 続けてください」
ファーナ姫にうながされ、フィズは我に返って再び舌を動かし始めた。秘裂に舌を差し込み愛液を掬い上げ、それを肉芽に塗りたくるようにして責め立てる。ファーナ姫の声は次第に目立つ物になってきた。
「んっ……ハァ……あっ…くっ…ぅ…」
ファーナ姫は苦しそうに息をしながら言った。
「…リルンの言うとおり…あなたの舌遣いはとても上手です…んっ…いったいどこで…覚えたのですか?…」
フィズが答えないのを見ると、ファーナ姫は言った。
「…あっ…んっ…隠しても…いずれ…分かります…はあっ…あぁああっ…ハァ…ハァ…あなたは…すでに誰かに…調教されているに…違い…ありませ…ああっっ…っ…くっ…ぅ…」
ファーナ姫の裸身がびくんと反り返った。反射的に閉じそうになる太股を両手で掴み、ぐいっと胸元に引き寄せる。ファーナ姫は朦朧とし始めた視線で、フィズの舌が自分の秘所を弄くっている部分を覗き込んだ。大きくなった肉芽が、フィズの舌にこね回され形を変えている。青い瞳が急速に潤み、今にも涙がこぼれ落ちそうになる。
「…はあっ…あっ…フィズリリーナ…もっと…もっと嬲ってください…あくっ…うぅ…もっと…んっ…あぁああっ…そう…です…そ…う…ああっ…あぁああっ…くうっ…うぅ…んっ…んんっ…っ……」
ファーナ姫の体は絶頂とともに、ゆっくりと弛緩していった。背中がぐったりとソファに沈み込む。両腕がだらりと垂れ、それとともに持ち上げられていた太股が、股を開いたままだらしなく投げ出された。
フィズもまた苦しそうに息をしていた。下腹部が熱い。リルン姫が逝くところを見せられ、今またファーナ姫の絶頂を目の当たりにして、十分に感じすぎてしまっている。だが彼女は自分でその場所を弄ろうとはしなかった。自分でしなくても、すぐに陵辱され、散々に犯されまくる筈なのだから。
フィズは絶望的な気分で、ぼんやりとファーナ姫の股間を見つめていた。グロテスクに、それでいて優雅に蠢く少女の秘所。だが、今はもうその場所は動いてはいない。変身が進行しつつあるのだ。
彼女が見つめている前で、ファーナ姫の秘裂が左右に押し広げられ、にょろりと一本の触手が顔を出した。それはまるで、独立した一個の生物だとでも言うように、あたりを探るようにのたくっていたが、やがてするすると伸びてくると、フィズの首筋に巻き付き、ぐいとファーナ姫の股間へ引き寄せた。
「あ…」
フィズの視線はファーナ姫の秘所に釘付けになった。その隠微な部分が、まるで内側からの圧力に耐えかねたように盛り上がり始めた。秘裂が限界まで広がり、その奥を覗き見ることができた。その中では、無数の触手が蠢いている!
触手は押し出されるようにして、ファーナ姫の膣から一斉に飛び出してきた。それはたちまちフィズの頭部に絡みついた。ムッとするような触手特有の甘い匂いの中で、フィズは気を失いそうになった。
一本の触手が眼鏡の上を這い回り、レンズにどろりとした粘液を塗りたくる。別の触手がフィズの唇を割って入り込み、口の中で暴れ始めた。
「んっ…む…んんっ…」
フィズが苦しさにぎゅっと目をつぶると、涙がこぼれ落ちた。触手は歯茎の隙間から舌の裏まで、あらゆるところを這い回った。すぐに口の中は粘液で一杯になり、喉の奥へと流れ落ちていく。溢れた一部は唇から溢れ出し、首筋をつたって胸元へと垂れていった。
「んっ…んんっ…んぐ…ぷはっ…コホッ、コホッ」
口から触手が引き抜かれると、フィズは激しく咳き込んだ。だが、それはすぐに喘ぎ声に変わった。
「あっ…ああっ…んくっ…んっ…やっ…」
今や触手はメイド服からはみ出している二つの乳房に集まっていた。ぐるぐると巻き付いた触手が乳房を締め上げ、いやらしく変形させる一方で、勃起した乳首を別の触手が締め付け、あるいはゾウリムシの繊毛が水を掻くようにして連続的に刺激を与えている。
首輪のように触手が巻き付いているため、フィズは身動きすることもできず、無抵抗で嬲られ続けている。乳房は粘液でどろどろになり、そのために触手がぬるりと肌の上をすべり、快感を増大させる。粘液はメイド服を濡らし、その内側へと入り込み、下半身に向かって垂れていった。
フィズはもう我慢できなかった。彼女の手はスカートの上から股間を押さえていたが、今やスカートを捲り上げて、自らを慰めようとしていた。彼女の心は、人前での自慰という行為に、激しい羞恥を感じていたが、それでも手の動きを止めることはできなかった。
そのとき、フィズは腕に触手が巻き付くのを感じた。触手は恐ろしい力で彼女の腕を頭上へと引っ張り上げ、完全に自由を奪ってしまった。
フィズは朦朧とした瞳でファーナ姫を見上げた。ファーナ姫は依然としてソファに座ったままだったが、もはや以前の彼女とは違っていた。秘所から幾本もの触手を生やしているだけではなく、両肩から先が無数の触手に変化していた。それはまるで、美しい透明の羽を生やした妖精のようにも見えた。その羽の部分に当たる触手の群れが、フィズの体に巻き付き、彼女の意志とは関係なく引っ張り上げ直立させた。
フィズは哀願した。
「ファーナ様、わたくし、もう…」
ファーナ姫は触手になったにもかかわらず、妹や他の者たちのように、触手的欲望に我を忘れてなどいなかった。彼女は顔を上気させ、瞳を潤ませながらも、冷静に…むしろ冷たい口調で…言った。
「どうしました? はっきり言ってください」
フィズはその命令に泣きそうな顔をした。もじもじと太股を擦り合わせながら哀願する。
「…あそこが…あそこが熱くて…お願いです、ファーナ様…」
ファーナ姫は器用に触手を動かしてメイド服のスカートを脱がせ、愛液で半透明になったパンティをずり下ろした。それからメイドの片脚を持ち上げて、秘所を露わにさせた。半開きになった秘裂が、ぱくぱくと開閉を繰り返している。愛液が滴り落ちて糸を引いた。
「もうこんなに濡らしているのですか」
「…あぁ…ファーナ様…はやく…お願いです…」
「もっとはっきりと言うのです」
「そんな…あぁ…」
フィズは涙を流して、身をよじらせた。頭の先から乳房までの間を、無数の触手が這い回り、快楽を与え続けている。やがて強制された快楽への飢餓が羞恥心を圧倒した。メイドはぎゅっと目をつぶり、悲痛な様子で声を絞り出した。
「ファーナ様…わたくしの…わたくしのあそこに、ファーナ様の触手を…ファーナ様の触手であそこを犯してください…わたくしをもっと陵辱してください」
触手の群れはたちまちメイドの下半身に群がった。秘裂が左右からこじ開けられ、何本もの触手が愛液のしたたる肉の洞窟へと潜り込んでいった。触手はくねり、のたくり、螺旋を描きながら少女の深奥へと突き進み、淫靡な襞を擦り、突っ張って刺激した。
触手は単に秘所のみを責め立てているわけではなかった。陰核やお尻の谷間はもちろんのこと、美しい脚全体にも巻き付き、粘液を塗りつけ、蠕動運動を行って、触手のみに可能な快感を与え続けた。
「あぁあああっ…ああっ…あっ、あっ、あっ…んくっ…ううっ…やっ…あっ…ひっ…いやぁああっ」
フィズは半狂乱になり、立て続けに叫び声を上げた。触手はどんどん体の奥へ、奥へと侵入してくる。彼女の下半身は触手で一杯になってしまったようだった。子宮の奥まで触手が詰め込まれ、その一本一本が、勝手に蠢いているのだ。はち切れそうになった腹部の皮膚の表面が、触手の動きに合わせて、淫らに波打っている。触手が分泌した粘液が体の中に溢れかえり、彼女の愛液と混ざり合って、まるで失禁したかのようにとろとろと割れ目から流れ出てきた。
フィズの体は、何度も仰け反り、びくびくと痙攣した。そのたびに彼女は絶頂に達し、気を失いかけた。
「ハァ…ハァ…ファーナ様…おゆるしください…あっ…やっ…んくっ…あっ、あっ、あっ、だめっ…だめ…いく…いやぁ…あぁ…おゆるしを…おゆるしを…あっ、あっ、あっ、ああっ、いやあぁっ、いやぁあぁあああっ…」
ついにフィズが気を失うと、ファーナ姫は触手を操って彼女の体をソファに寝かせ、その上へかがみ込んだ。ファーナ姫はささやくように話しかけた。
「フィズリリーナ、あなたの鳴き声は気に入りました。あなたになら…」
ファーナ姫の股間から伸びている触手の一本が、鎌首をもたげるようにせり出してきた。それは、彼女がただ一本だけ持っている生殖茎だった。ゆっくりとその花弁が開き、毒々しくも淫らな真紅の絨毛を見せる。その微細な襞は粘液にてらてらと濡れ、その生殖口からはファーナ姫の愛液が雫となってこぼれ落ちていた。
ファーナ姫はぐったりと意識もなく横たわっているメイドの股間…もう触手は抜き取られていた…から、その生殖茎をゆっくりと挿入していった。
「あっ…んっ…んくっ…」
ファーナ姫の無機的な美貌が、初めて快楽と羞恥に歪んだ。彼女はメイドに覆い被さりながら、恍惚とした表情で言った。
「あぁ…フィズリリーナ…あなたの中はとてもいいです。私の愛を受け取ってください」
ファーナ姫の生殖茎が愛液を噴出したのだろう。メイドの秘所からは、どくどくと勢いよく透明な液体が溢れ出した。やがて、ファーナ姫の触手が、繭のようにメイドの体を包み込んでいくと、気を失っているにもかかわらず、その体はびくびくと震え、半開きの口元からは、小さな喘ぎが漏れ始めた。