二人のメイドさん(7)
ついにリルン姫が意識を失うと、ファーナ姫は妹の体をそっと横たえてメイドに向き直った。「次はあなたの番です、フィズリリーナ。こちらへきてください」
フィズは言われるがままに、四つん這いでファーナ姫に近づいた。その表情は、リルン姫の痴態に煽られたのか、それとも自分に割り当てられた、生きた性具としての淫靡な役割のためか、熱に浮かされたように朦朧としていた。
ファーナ姫は、その無抵抗なメイドを、自分の胸にそっと抱きしめた。ただし、抱きしめたのは白い二本の腕ではなく、何本もの透明な肉質からなる触手だった。触手はメイドの上半身に幾重にもからみつき、両腕の自由を奪っていた。
だが、「抱きしめた」という事実に間違いはなかった。メイドの頬はやわらかな王女の胸元に押しつけられていた。一本の触手がその黒髪を撫で、別の一本が白い頬にやさしく粘液を塗りつけていた。そしてより重要なことに、一本の触手がメイドの細い首筋に巻き付き、触手流の親愛の情を表していた。
「あなたはとても淫乱な人です。無理矢理されればされるほど、あなたはどんどん淫らになっていくのです」
ファーナ姫は、触手でメイドの口内をまさぐりながらいった。その口調は、貶めるような内容にもかかわらず、むしろ褒め称えているようですらあった。
「んっ…あむぅ…」
フィズはくぐもった声を漏らした。口の中を触手が丹念に嬲っていく。唾液と触手の粘液が混ざり合い、じゅぐじゅぐと音を立て、唇からだらしなく溢れ出す。
「フィズリリーナ、私の胸を舐めてください」
口から触手が離れると、フィズは言われるままに舌を出した。やわらかな乳房に唾液を塗りつけていく。ファーナ姫が体の向きをずらすと、目の前に乳首がやってきた。フィズはためらうことなく、その乳首を口に含んだ。固くなった突起を口内で転がすように舐める。
「あぁ…いい子です…フィズリリーナ…」
ファーナ姫は小さく喘ぎながら、何本かの触手でメイドの胸をまさぐり始めた。やさしい愛撫に形のよい乳房がゆっくりと変形していく。フィズはファーナ姫の胸をしゃぶりながらよがり声を上げた。
「んっ…んく…うぅ…あっ…やぁ…」
フィズは顔を上げ、潤んだ瞳で哀願した。
「ファーナ様、わたくし、もう…」
「我慢できないのですか?」
「は、はい…あそこが熱くて…お願いです…」
「もうすぐです。リルンの変身が終わったようですから」
「え?」
フィズが肩越しに振り向くと、確かにリルン姫の白い裸体は消え失せており、その代わりにぶよぶよとした透明の肉塊がそこで蠢いていた。
「あっ…あぁ…」
肉塊から伸びた触手が脚に絡みついてきただけで、フィズは喘ぎ声を上げてしまった。触手は粘液で肌を汚しながら太股へと這い上がり、細い腰へと絡みついた。
「フィズリリーナ、リルンが入れやすいように、もっと腰を突き上げるのです」
「こ、こうですか?」
フィズが背中を弓なりにそらせて腰を突き上げると同時に、リルン姫の何本もの触手が、彼女の秘所に群がってきた。強引に割れ目がこじ開けられ、蠢く肉の鞭が束となって押し入ってくる。恐ろしい陵辱感にフィズは悲鳴を上げた。
「いやぁあああっ!」
触手の群れは、彼女の体内で暴れ回った。あらゆる襞と粘膜が乱暴に擦り上げられる。フィズは大粒の涙を溢れさせながら喘いだ。
「あっ、あっ、いやっ、いやぁああ」
ファーナ姫は激しく悶えるメイドが逃げられないように、触手の締め付けを強めながら、微笑に近い表情を浮かべた。
「あなたの泣き叫ぶ声はとても素敵です」
もはやファーナ姫の触手は、メイドの体をやさしく取り扱ってなどいなかった。フィズの乳房は、激しく揉みしだかれ、固くなった乳首は触手の先端で締め上げられていた。
今やフィズの全身に触手が絡みついていた。前からはファーナ姫の触手が、後ろからはリルン姫の触手が。触手は大量の粘液を分泌しつつ、あるものは締め付け、あるものは這いずり、くねり、蠢き続けていた。
全身のすべての皮膚が、それから淫靡な洞窟の中のあらゆる秘肉が、同時に犯されるのだ。体中のすべての細胞の一つ一つが粘液に浸され、犯され、辱めを受け、蹂躙され、陵辱される感覚。それは、触手に犯されたものだけが分かる恥辱と快楽だった。
「あぁああ…あうっ…うく…んっ…はあっ…やぁあ…あぁ…やぁ…」
淫らな粘液にまみれていくにつれ、フィズの喘ぎは次第に甘ったるいものになっていった。
やがて、リルン姫の生殖茎が絶頂に達し始めた。大量の愛液がフィズの黒髪に注ぎかけられる。触手の群れが秘所から引き抜かれ、生殖茎の赤い花弁に道を譲った。花弁は次々とフィズの秘所へと潜り込み、愛液をぶちまけた。その都度粘液と愛液が入り交じった液体が秘所から吹き出し、内股とシーツを濡らしていく。噴出する愛液が、子宮の奥を激しく叩くたびに、フィズはびくびくと背中を仰け反らせた。
「ひっ…やっ…あぁああっ…あっ、あっ、あぁああっ…あう…うぅ…あっ…あぁあああっ…」
フィズは何度も何度も絶頂を迎えた。だが触手と化した二人の姫君は、容赦なくメイドを責め立て、陵辱し続けた。
フィズの瞳はもはや何も映してはいなかった。虚ろな瞳からは止めどもなく涙が溢れ、だらしなく開いた唇からは涎を垂らし続けている。それはもう、快楽に反応するだけの人形に過ぎなかった。
姉妹は飽きることなくメイドを犯し続けた。メイドの体はそれに反応して悶え、蠢き、可憐で悲痛なよがり声を上げ続けた。
やがて、弱々しい喘ぎ声を上げるだけの肉人形と化したメイドに、ファーナ姫はやさしくささやいた。
「フィズリリーナ、私たちの触手の感触をよく覚えておくのです。あなたは私たちのものです。あなたの髪の毛からつま先まで、すべてが私とリルンに犯されるためにあるのです。あなたはこれから、私たちに犯されるためだけに生きるのです」
そしてファーナ姫は、ほとんど意識のないメイドの唇に、初めて自分の唇を重ねた。