姫君にお仕置き(6)
翌朝、朝食を運んできたフィズは、拷問部屋の前で立ちすくんだ。中から、少女のあえぎ声がかすかに漏れてくる。フィズの思いをよそに、牢番は鍵を開け、事務的にいった。「どうぞ」
フィズが一礼すると、牢番は去った。フィズはおそるおそるドアを開けた。重い金属がきしむ音。あえぎ声が大きくなる。
「姫様…」
フィズは涙があふれそうになるのをこらえた。リルン姫は一晩中、股間に突き刺さった張形によって、犯され続けていたのだ。そして、彼女の股間に張形を装着し、外れないように鍵をかけたのは、フィズ自身だったのだ。
フィズは食事を床へ置くと、リルン姫に駆け寄ってメイド服のポケットをまさぐった。鍵を取り出し、張形を抜けないように固定しているベルトをはずす。フィズがそっと張形を抜き取ると、リルン姫の秘所から大量の愛液があふれ出した。愛液はリルン姫の黒光りする革服に覆われた太股をぬらし、冷たい石造りの床に垂れて水たまりを作った。
「姫様、だいじょうぶですか」
心配で胸が張り裂けそうなフィズの問い。だが、返ってきたのは、リルン姫の熱に冒されたようなまなざしと、とぎれとぎれの哀願の声だった。
「フィズ…おねがい…リルン、がまんできないの…ここがあつくて…」
フィズはあえて目をそらしていたリルン姫の股間を再び見た。不自然に乳房と股間だけが剥き出しになった拘束服。一晩中張形に犯され続け、どろどろになったリルン姫の秘所は、何かそこだけ別の生き物ででもあるかのように、淫らに蠢いている。そして、今やその幼い性器に、リルン姫自身の小さな指がからみつき、淫らな音を立て始めていた。
リルン姫は、自分の愛液のついた指をしゃぶりながら、再びいった。
「フィズ、おねがい…リルンをいかせて…リルンのここを、もっとぐちゅぐちゅにして…」
「姫様…」
フィズはきゅんと胸が締め付けられるのを感じた。それと同時に、体の奥が熱くなる。
フィズは床に四つん這いになると、いわれるままにリルン姫の股間に舌を這わせた。
「ああっ」
リルン姫が、悲鳴のようなよがり声を上げる。
フィズは容赦なく舌を動かし続けた。フィズの舌が蹂躙していくにつれ、クリトリスはより固くなり、女陰は激しく脈動した。淫靡な水音に混ざって、リルン姫の喘ぎ声がひっきりなしにあがる。見ればリルン姫は、両手で太股をつかみ、自ら大股開きにするという、姫君にあるまじき淫乱な姿で、フィズの責めに耐えている。口元からは涎を垂らし、その瞳は何も見つめていない。
「あっ、ああっ、だめっ、リルンいっちゃう、いっちゃうよ、やっ、だめっ、あっ、ああっ、ああっ、ああっ、あああっ」
リルン姫は瞬く間に絶頂に上り詰めた。
フィズはぐったりとくずおれたリルン姫を、そっと抱き上げた。幼い少女の頬に、いとおしそうに自分の頬を重ねる。やわらかなふっくらとした感触に、ねっとりとした淫らな感触が混ざり始める。リルン姫の肌が粘液を分泌し始めている。触手への変身が進行しつつあるのだ。
以前ならそんなことはできなかっただろう。なぜなら変身の後には恥辱に満ちた果てしのない陵辱が待っているのだから。だが、今のリルン姫は無力だった。拘束服に包まれている限り、変身を完了することはできないのだ。
もし変身することができるとすれば、それはファーナ姫が希望するとおりに、リルン姫が理性を失わず、自らの変身を完全に支配することができるようになったときだけだった。そして、フィズは、そんな日が来ることを、ほとんど信じてはいなかった。彼女にとって、腕の中の少女は、犯し尽くされ、肉奴隷として朽ち果てていくだけの無力な少女にすぎないのだ。
突然、リルン姫の体が跳ね上がり、悶え苦しみ始めた。昨日と同じだ。フィズは涙ぐみながら、ぎゅっと少女の体を抱きしめた。
「いやあああああああ!!」
リルン姫が絶叫する。
やがてそれが収まると、リルン姫は苦しそうに息をしながら、うつろな瞳でフィズを見上げた。
「大丈夫ですか、姫様」
「うん…もうだいじょうぶ」
リルン姫は力無く答えた。
フィズがなおも心配そうに見つめていると、リルン姫はいった。
「フィズ、私のどがかわいた」
「分かりました、すぐ…」
フィズが立ち上がりかけると、リルン姫は首を振った。
「ううん。あのね、リルン、フィズの唾液が飲みたい」
フィズは驚いたが、顔を赤らめつつも、すぐにリルン姫の唇に、自分の唇を重ねた。唾液をあふれさせると、リルン姫がまるで母乳でも吸い込むように、自分の唾液をむさぼるのが分かった。どうしようもない愛おしさで胸が一杯になる。
が、フィズはいつまでもそうしていたいのをこらえて、本来の目的に立ち戻った。
「姫様、お食事をお持ちしました。食べられますか?」
「うん、フィズが食べさせてくれれば」
フィズは食事を持ってくると、スプーンをとってスープをすくい上げた。食事は粗末なものだった。メイドたちが食べているものよりも、ずっと悪い。囚人用のメニューなのだ。美食に慣れたリルン姫が、これに耐えられるかフィズは心配だった。案の定、最初の一口を口に含んだだけで、リルン姫は咳き込んだ。
フィズは祈るようにいった。食べなければ、これから先の陵辱の日々には到底耐えられない。
「姫様、お口に合いませんでしょうが、どうかお食べください」
拷問部屋に入れられて以来、無力で従順そのものだった少女の顔に、初めて反抗の色が浮かんだ。どんな辱めにも無抵抗だったリルン姫だったが、食べることとなると話が別なのだろう。
「これもファーナ様のご命令です」
「お姉さまの?」
姉の名前が出ると、リルン姫は再び従順な肉奴隷の表情に戻った。
リルン姫が何かに耐えるようにして、フィズの運んでくれるスープを食べ始めたとき、廊下に足音が響き、ファーナ姫が拷問部屋に入ってきた。
「何をしているのですか」
ぞっとするような冷たい声に、フィズの全身が硬直した。ファーナ姫はいった。
「フィズリリーナ、囚人にそのようなことをしてあげる必要はありません。スプーンもフォークも片づけなさい。リルン、今のあなたは肉奴隷なのです。奴隷らしく、犬のように四つん這いになって食べなさい。あなたはもっと恥辱と屈辱を味わうべきです」
フィズの頭は真っ白になった。愛らしく高貴な姫様が犬のように?
次の瞬間、フィズは叫ぶように声を上げていた。
「ファーナ様、それでは姫様があまりにもお可哀想です」
「黙りなさい」
ファーナ姫の射すくめるような視線に、フィズはびくりと身をすくませた。蛇ににらまれた蛙のように、体を動かすことができない。命令することに慣れきった、高貴で冷酷な視線。フィズは怯えたメイドにふさわしく、体を震わせた。
「フィズリリーナ、話があります。リルン、あなたは食事を続けなさい」
ファーナ姫が出ていくと、フィズはまるで見えない糸で引っ張られているかのように、その後に続いた。
二人がやってきたのは、さらに地下へと降りた暗い倉庫の中だった。フィズはその部屋が、逃げ出したリルン姫が逃げ込んだ部屋であり、そしてファーナ姫が妹を陵辱して捕らえた部屋であることを知っていた。ファーナ姫に命じられてドアを閉めると、中はほとんど完全な闇になった。廊下から入ってくるかすかな明かりに、かろうじてファーナ姫のぼんやりとした輪郭が判別できる。
「フィズリリーナ、リルンの前で私に逆らうことは許しません」
「でも、ファーナ様、いくら何でも姫様にあんなこと…」
フィズが言いかけると、前触れもなしにファーナ姫の平手がフィズの頬をぶった。バランスを崩して、冷たい床にくずおれる。
「立ちなさい、フィズリリーナ」
フィズがのろのろと立ち上がるとファーナ姫はいった。
「フィズリリーナ、私はリルンに快適に過ごしてもらいたくて、あの部屋に入れたわけではありません。苦しみを与えることによって、リルンの努力を引き出そうとしているのです」
「でも、ファーナ様…」
「私のいうことが聞けませんか」
「あ…」
フィズは思わず声を上げた。ヌルリとした生暖かい物が、足首に巻き付いたのだ。ファーナ姫の触手だった。いつの間にか変身していたのだ。
触手はするすると螺旋を描きながら太股を這い上がり、パンティの隙間から進入し、リルン姫の痴態を見てすでに濡れていた秘所をこじ開け、強引に中へと潜り込んできた。心構えが全くできていなかったフィズは、哀願するような声を上げた。
「だめ…ファーナ様…」
へたり込みそうになるが、両腕を別の触手にがっちりと巻き付かれてそれすらもできない。
ファーナ姫は触手でフィズの中をまさぐりつつ、何事もなかったかのように続けた。
「あなたはもう大人です。何がリルンのためになるのか、ちゃんと考えられるはずです。それとも、あなたは自分ではなくリルンが陵辱されていることに嫉妬しているのですか。私に折檻されたくて、わざと逆らっているのですか」
「ちが…違います…」
フィズは必死に首を振った。膣の中で何本もの触手が蠢いている。分泌される粘液と愛液が混ざり合い、グチュグチュと音を立てている。腰が抜けそうなほどの快感。触手は襞を擦り上げつつ、次第に奥へと侵入してくる。あふれ出した液体が、太股を流れ落ちた。
「あなたのその答えには真実がありません。口では嫌といっても、体はこんなにも喜んでいるのですからね」
フィズはなおも首を振った。朦朧とし始めた頭で、必死に訴える。
「ちがい…ます…姫様が…おかわいそうで…」
「では、私のいうことを聞きなさい。リルンをいたぶり、苦しめるのがあなたの仕事です」
「いや…いやです…」
フィズがいった途端、それまで膣の中でとぐろを巻いて蠢いていただけの触手が、突然男根のように前後運動を始めた。後退し、突進する触手の群れが、子宮を激しく突き上げる。フィズは悲鳴を上げた。
「いやああああっ」
「あなたは自分を何だと思っているのですか」
ファーナ姫はいいつつ、続けざまに触手を打ち込んだ。
「ひっ…やあっ…あっ…はあっ…ああっ…」
フィズの体が淫らに跳ね上がった。乱れた黒髪が、快楽の汗に濡れた頬にからみつき、ずり落ちた眼鏡が音を立てて床に転がる。
「やっ…やめて…おね…が…ファーナさ…あっ…ああっ…」
ファーナ姫はメイドの哀願を無視して、より激しく触手を蠢かせながら、容赦なくいった。
「答えなさい。あなたは私の何なのですか」
「…わた…し…は…あっ…はあっ…」
「私はなんですか。いいなさい」
ファーナ姫の仕打ちに、フィズは涙をあふれさせ、激しく喘ぎながらも叫ぶようにいった。
「…わたしは…ファーナさま…ファーナ様の奴隷です!」
ファーナ姫は口元にかすかな笑みを浮かべた。触手を動かし、フィズの両肩を背後の扉に押さえつける。さらに両足首を宙に持ち上げ、左右に押し広げた。メイド服のスカートが太股までずり落ち、触手が群がっている股間が闇の中に露わになる。
それまでスカートの下に隠されていた触手の群れは、今や公然とフィズの女陰を犯し始めた。グチュグチュという粘液が掻き回される音がより大きく響き、フィズの悲鳴のような喘ぎ声がひっきりなしに上がる。
「ああっ…ああっ…はあっ…ひいっ…やあっ…いやっ…やあっ…いやあああああっっ」
ひときわ高いフィズの叫び声を最後に、闇は静寂を取り戻した。静かに蠢く触手の音。ドサッと小さな音を立てて、フィズの体が冷たい石床に崩れ落ちる。ハアハアという荒い呼吸音と小さなうめき声が、短時間だが激しい陵辱の名残だった。
フィズはぐったりと横たわっていた。立ち上がる気力もない。暗闇を虚ろに見つめる瞳からは、涙があふれている。ずり下ろされたパンティは触手の粘液でぐっしょりと湿り、股間からトロトロと流れ出るあたたかな液体が、太股を汚し続けていた。
「私のいうとおりにしますね」
はるか頭上から、ファーナ姫の声が神託のように響く。
「はい…」
とフィズはぼんやり答えた。
自分はメイドであり、ファーナ姫は王女である。自分は肉奴隷であり、ファーナ姫は主人である。人間は支配されるものであり、触手は支配するものである。
すなわち、ファーナ姫の前では、自分は卑しく、淫らな、とるに足らない肉人形にすぎず、虐げられ、辱められ、むさぼられる存在なのだ。その自分がファーナ姫に逆らうなど自然の理に反するではないか。
「では、戻りましょう。リルンが待っています」
フィズはのろのろと立ち上がると、ファーナ姫にいわれるがままに扉を開け、リルン姫が待っている拷問部屋へ戻った。
リルン姫は、姉にいわれたとおり、四つん這いになって舌を伸ばし、床に置かれた食器からスープをすすっていた。それはフィズにとっては泣き出したくなるほど衝撃的な光景だったが、今の彼女の心は、麻痺したように鈍感になっていた。結局、リルン姫も自分と同じく、ファーナ姫の前では卑しく淫らな、とるに足らない肉人形にすぎないのだ。食事が終わると陵辱の時間だった。ファーナ姫に命じられ、フィズはリルン姫を繋いでいる鎖を巻き上げた。
「リルン、あなたは私の肉奴隷であると同時に、フィズリリーナの奴隷でもあります。今日からはフィズリリーナをご主人様と呼びなさい。さあ、リルン、フィズリリーナにお願いするのです。フィズリリーナは、淫乱なけだものであるあなたを元に戻すために、あなたを犯してくれるのですから」
ファーナ姫の言葉に、リルン姫は虚ろな瞳をメイドに向けた。一瞬の沈黙の後、まるで本物の肉奴隷のように、淫らな言葉がよどみなく流れ出る。
「…ご主人様、どうか淫乱なけだもののリルンを犯してください。リルンのエッチなあそこをなめて、ぐちょぐちょにしてください。リルンは…リルンはご主人様の奴隷です。リルンの体はご主人様のおもちゃです。だから、おねがいです。リルンをめちゃくちゃにしてください。けだもののリルンにおしおきをしてください」
「フィズリリーナ、リルンがお願いしています。遠慮はいりません。リルンをいたぶって、辱めるのです。分かっていますね」
ファーナ姫が念を押すようにいう。フィズは虚ろな瞳でリルン姫に近づくと、床に落ちていた張形を拾い上げ、おもむろにリルン姫の剥き出しの秘所に突き刺した。
「いやっ、いやあああああっっ」
すでに濡れそぼっていた女陰に張形がずぶずぶとめり込み、リルン姫が悲鳴を上げる。
フィズはその声を無視して、少女のあどけない膣を、凶悪な男根でゴリゴリとかき混ぜ始めた。再び悲鳴。
「やっ、いやっ、やめてっ、フィズ」
フィズは無表情のまま、身動きできないリルン姫の頬を平手打ちした。パァンという派手な音が拷問室に響き渡る。信じられないというようなリルン姫の表情。
「リルン、呼び方を間違えてはいけません」
ファーナ姫が、フィズの背後から冷ややかにいう。
そうしている間にも、フィズは再び張形を動かし始めた。
「あっ…いやっ、おねがい、ご主人様…ああっ…だめっ…やあっ…ああっ…いやっ…たすけて…おねがい…たすけて…たすけて…いやっ…いやあああっ」
リルン姫の哀願にもかかわらず、フィズは決して手を止めようとはしなかった。
鎖に繋がれたリルン姫は、為すすべもなく陵辱され、涙を流し、叫び声を上げ続ける。陵辱の時間はまだ始まったばかり。暗い地下牢には、リルン姫の可憐で痛々しい喘ぎ声が、いつ終わるともなく響き続けた。