姫君にお仕置き(8)
はあ、はあ、はあ、はあフィズは激しく喘ぎながら、リルン姫を犯し続けていた。
リルン姫は両手首を拘束用の台に固定され、こちらに背中を向けていた。その腰を持ち上げ、後ろから犯す。
フィズの股間に取り付けられた張形が、リルン姫のあどけない女性器に勢いよく押し入っていく。同時に反対側の張形が、フィズの中をえぐる。膣がキュッと締まり、張形を固定しているベルトが、お尻の谷間に食い込んでくる。
「ああっ…あっ…うっ…くっ…やあっ…」
フィズは腰を叩きつけるたびに、こらえきれない喘ぎ声を上げた。
どれくらいの時間、この陵辱が続いているのかもう分からない。股間は自分とリルン姫の愛液でどろどろになり、それは内股を濡らし、足元に淫靡な水たまりを作っている。
が、やめることは許されない。ファーナ姫の命令なのだ。ファーナ姫は自分の肉体と魂の支配者であり、今の自分はリルン姫を犯すための道具にすぎないのだ。
頭が朦朧とし、目がくらむ。膝がガクガクし、腰が今にもくだけそうになる。
もう何度目か分からない絶頂が近づいてきた。
「あっ…だめっ、くるっ、きちゃう、ひめさま、ひめさまっ、ひめさまあっっ」
フィズは半ば泣き叫ぶように声を上げながら、いっそう激しく腰を叩きつけた。
「だめっ、ああっ、ああっ、あっ、あっ、あっ、あっあっあっあっあっあぁあぁああああああっっ」
視界が真っ白になる。絶頂とともに、フィズはがっくりと膝をついた。リルン姫からずるりと硬い男根が抜け、その性器から愛液がとろとろと流れ出す。
やがてぼんやりと視力が戻ってきた。黒い拘束衣に包まれた小さなリルン姫の背中に、美しい金髪がはらりとかかっている。
フィズは再びのろのろと立ち上がり、リルン姫の腰をつかんで持ち上げた。再びまがい物の男根をずぶりと突き刺す。そのままリルン姫の腰を自分の股間にこすりつけるようにして動かし、その小さな性器の中を掻き回す。
「ああ…あ…んっ…」
フィズは瞳を閉じ、悩ましげに眉を寄せてよがり声を上げた。リルン姫の中を掻き回すとき、反対側の男根は自分の中を掻き回しているのだ。
だが、突然フィズは妙なことに気づいて動きを止めた。犯されているにもかかわらず、リルン姫が全く喘ぎ声を上げていない。
フィズは何か恐ろしい物から離れるように、無意識のうちに後ずさった。リルン姫から男根が抜け、リルン姫の体がずるりと崩れ落ちる。
フィズはがっくりと冷たい床に座り込み、声を立てずに泣き始めた。リルン姫はついに死んでしまったのだ。一瞬浮かんだ触手への変身が始まったのではないかという思いは虚しかった。変身にそれほどの時間がかかるはずはない。
絶望がフィズの全身を覆った。あとからあとから涙があふれて止まらなかった。あの愛くるしい姫君が、暗い地下牢で、情け容赦のない陵辱の果てに命を落としたのだ。そして、リルン姫の命を奪ったのは、この自分自身なのだ。
(死のう)
フィズは思った。愛する姫君を殺した以上、自分が生きていることは許されない。
囚人を拘束するための…というよりも、むしろ緊縛するための…ロープがあったはずだった。あれで首を吊ればいい。
フィズはしばらくの間、何をする気力も浮かばずに、ただ座り込んで泣き続けていた。
やがて涙も涸れた。
死ぬべきときが来たとフィズは思った。
立ちあがろうとして、フィズは不意にかすかな音に気づいた。完全に静まりかえった拷問室の中で聞こえるのは、自分の呼吸の音だけのはずだった。
フィズは慌ててリルン姫のかたわらにひざまずいた。耳を傾ける。間違いない。リルン姫は呼吸している。まだ生きているのだ。
「姫様、姫様」
フィズは呼びかけながら、リルン姫の拘束をほどいた。床にそっと横たえる。意識はない。
小さな胸に耳を押し当てると、確かに心臓の鼓動が聞こえた。が、いつもとはちがう弱々しい鼓動。今にも止まりそうだった。まだ生きてはいるが、ひどく弱っているのだ。
フィズは牢番に介抱を頼むと、ファーナ姫の執務室へと駆けた。
ファーナ姫はフィズの取り乱した様子を見ると、机から立ちあがってたずねた。
「どうしたのですか、フィズリリーナ」
「姫様が…姫様が…」
フィズはようやくそれだけいい、涙をあふれさせた。
「リルンに何かあったのですか?」
ファーナ姫はなおもたずね、フィズが答えられそうもないと知ると、彼女の眼鏡を外し、その頬を容赦なく平手打ちした。
フィズは絨毯の上に倒れ伏し、驚きと怯えの色を浮かべて、ファーナ姫を見上げた。
「しっかりするのです、フィズリリーナ。あなたはリルンの侍女であると同時に、主人でもあるのですよ。立ちなさい。そして泣きやみなさい。リルンに何かあったのですね?」
「はい、ファーナ様」
「では牢に戻っていなさい。私もすぐに行きます」
拷問室へとやってきたファーナ姫は、リルンの容態を見ると、すぐにいった。
「弱っているだけです。私たちはこれくらいでは死にはしません。ですが、これでは拷問を続けられません」
ファーナ姫は命令した。
「フィズリリーナ、今夜、真夜中になったら私の部屋へ来なさい」
フィズはリルン姫が大丈夫だと聞いて、ほっとした様子を浮かべたが、すぐにファーナ姫の命令に不安をあらわにした。
「…はい、ファーナ様。でも、いったい何を…」
「リルンが元気になるように、お父様の精液を与えます」
「そんな…」
フィズは衝撃を受けて、悲痛な表情をした。脳裏に父王の触手に陵辱され、精液まみれになって横たわる、リルン姫の無惨な姿が蘇る。
ファーナ姫は冷たい視線でフィズの怯えた瞳をえぐった。
「お父様に不満でもあるのですか。もしそうなら、いくらあなたでも許しませんよ。私は初めてお父様に愛されたとき、一週間犯され続けましたが、空腹も感じませんでしたし、体が弱ったりもしませんでした。お父様の精液さえ飲んでいれば、私たちは決して死なないのです」
深夜の王宮はまるで廃墟のようだった。フィズはファーナ姫に付き従って王宮の中心である至聖殿へと入っていった。片手には明かり、もう一方の手には精液を詰めるための革袋を持っている。地下への長い階段を下り、国王が安置されている神聖な地下空洞へと達する。ファーナ姫はフィズから革袋を受け取ると、
「そこで待っていなさい」
と命じて、一人国王の元へと近づいた。
すでに話は付いているのか、国王はその無数の触手のうち、男根の形をした生殖茎を数本差し出した。ファーナ姫がその先端を革袋で包む。
やがてファーナ姫が衣服を脱ぎ捨てると、陵辱が始まった。
太い触腕がファーナ姫の美しい体に巻き付き、軽々と宙に持ち上げる。無数の触手が襲いかかり、ファーナ姫の白い肌のあらゆる部分を覆い尽くし、蹂躙した。
フィズはその様子をガタガタと震えながら見つめていた。恐ろしい陵辱のシーン。体の奥が熱くなり、股間が濡れ始める。ファーナ姫があんな目に遭っているのに、感じてしまうなんて。フィズは背徳の意識を覚えつつも、目を離すことができない。
ファーナ姫はもはや普通の少女にすぎなかった。フィズを畏怖させ、ひれ伏させるあの圧迫感などどこにもない。強大な触手に、肉人形として弄ばれる、か弱い少女でしかないのだ。
フィズの胸に、ファーナ姫に対する親近感と愛情が溢れ出した。
立っていられなくなり、冷たい石の床に座り込む。手がメイド服の裾をたくし上げ、その下にもぐり込んだ。
「ファーナ様、わたくしは悪いメイドです。わたくしを罰してください…」
フィズは泣きながら、自分の秘所をまさぐり始めた。
ファーナ姫への陵辱は最高潮に達しつつあった。
「お父様…お父様…」
というか細い哀願の声も途絶えた。ファーナ姫の口は触手に塞がれ、悲痛な呻き声のみが漏れ聞こえている。
高々と宙に引き上げられ、四肢を触手に絡め取られた白い少女の体。股間は大きく左右に裂かれ、無数の触手が裂け目に群がり、蠢いている。形のよい乳房は巻き付いた触手の動きにつれてたわみ、閉じられた瞳からは涙が止めどもなくあふれていた。
やがて数本の鎌首が持ち上がった。男根を持つ生殖茎だ。細い触手たちが道を譲り、男根が膣と口に勢いよく挿入された。激しい前後運動でファーナ姫の体が跳ね上がる。
突然、ファーナ姫の口元から白い精液が溢れ出した。股間からもじゅぶじゅぶと音を立てて白濁した液体が溢れ出てくる。生殖茎が精液を噴出するたびに、ファーナ姫の体はびくびくと痙攣した。
それだけではない。中に入れなかった生殖茎が、ファーナ姫の美しい髪や、乳房に、勢いよく精液を吹き掛けている。少女の体はたちまち白濁した液体にまみれた。
革袋をつけられた生殖茎も同様だった。射精のたびに革袋がびくびくと揺れる。いったいどれほどの精液が吐き出されているのか。革袋はたちまち一杯になり、口から白いものがだらだらとあふれ始めた。
やがて、陵辱の時間が終わり、ファーナ姫の体はそっと床に横たえられた。王の触手がいとおしげに娘の髪を撫で、引っ込んだ。
フィズは精液のむっとする甘い香りの中を、ファーナ姫に近づいた。
罪悪感が胸を覆う。ファーナ姫が陵辱される姿に感じて、逝ってしまったのだ。そのファーナ姫は、精液まみれの無惨な姿で気を失ったまま横たわっている。
フィズは突然恐怖に駆られて足を止めた。王の触手が何本かこちらへ近づいてくる。娘を犯しただけでは飽きたらず、自分までも陵辱されるのだろうか。
立ちすくんでいると、触手はフィズの目前まで来て止まった。フィズはようやく王の意図を理解した。目の前に並べられたのは、精液を採取するために革袋で包んだ生殖茎だったのだ。
フィズは恐ろしさをこらえて、革袋を一つずつ取り外し、口をしっかりと締めて床に並べた。
触手が引っ込むと、フィズはファーナ姫の元にひざまずいて、いつもリルン姫にそうするように、精液にまみれた体を拭い始めた。
衣服を着せ、ファーナ姫の手を引いて地上へと戻る。リルン姫と同じように、ファーナ姫の瞳は虚ろなままだった。王の凄まじい陵辱の衝撃は、ファーナ姫すらこんな無惨な姿にしてしまうのだ。
フィズは暗い罪の意識に苛まされながら、重い足取りで進んだ。ファーナ姫が妹のために陵辱を受けている間、自分は個人的な淫欲に溺れてしまったのだ。
至聖殿の地上部分は荘厳な沈黙に包まれていた。太古から整然とそそり立つ円柱の列が、蒼い月の光を浴びて、広大な回廊に幾何学的な影を落としている。
不意にファーナ姫の足が止まった。
フィズはファーナ姫を振り返って驚いた。ファーナ姫の青い瞳に、急速に輝きが戻ってくる。もう正気に戻りつつあるのだ。高貴な姫君にだけ許された、抵抗不可能な威圧感が発散され、フィズは無意識に体を縮こまらせた。
ファーナ姫はフィズを認めると言った。
「フィズリリーナ、お父様の精液は持ってきましたか」
「はい、ファーナ様。ここに」
フィズは片手に持っていた革袋を、恭しく見せた。ファーナ姫がうなずく。彼女はさらにいった。
「フィズリリーナ、私がお父様に愛されている間、あなたは何をしていたのですか?」
「それは…」
フィズは恐怖を瞳に浮かべて、口ごもった。だが、ファーナ姫の前では、それはあまりにはかない抵抗だった。
「隠す必要はありません。あなたが淫らなメイドである事は分かっています。あなたが私の姿を見ながら自分を慰めていたとしても、私はそれを責めたりはしません」
「申し訳ありません、ファーナ様」
「謝る必要はないといっているのです。あなたには感謝しているのですから。そこに横になりなさい。淫乱なあなたには、それにふさわしい褒美を与えます」
「は、はい…」
フィズは眼鏡の奥の瞳に、怯えの色を浮かべながら、冷たい大理石の床に横たわった。高い円柱の向こうに、皓々と輝く月が見える。
ファーナ姫はその足元に膝をつくと、フィズの両脚を掴んで、左右に持ち上げた。スカートが捲れ上がり、太股が左右に拡げられ、先ほどの自慰で濡れたパンティがあらわになる。
蒼い月光に染め上げられた世界の中で、褒美という名の陵辱が始まった。
両脚を掴んだ手はたちまち触手に変化し、服の隙間から入り込んで、胸元へと這い上がってきた。
「う…あ…ぁ」
フィズは固く目を閉じ、愛撫に耐えた。メイド服の下で触手が蠢き、やわらかな胸を揉みしだいている。分泌された粘液に触手が擦れ、じゅぶじゅぶと淫らな音がする。固くなった乳首の先端を、触手の先端が引っ掻く。
フィズの腰が我知らず、びくりと跳ねた。
「あっ…ああ…あっ…やあ…」
その間ファーナ姫の股間から発生した触手が、フィズのパンティの下へと潜り込み始めている。女陰を割ってゆっくりと侵入してくる異物感。膣の中はたちまち触手で満ちた。
触手の群れが、愛液と粘液の中で蠢く。その度に膣壁はたわみ、襞の列が擦り上げられる。内蔵が自らの意志を持って動き始めたような異様な感覚が、フィズの理性を狂わせていく。
「う…ぅ…だめ…もう入りません…お許しください…」
フィズは涙を流しながら哀願した。押し広げられた股間から、粘液と愛液の混合物が、だらしなく溢れ出しているのが分かる。
「遠慮をすることはありません。あなたは快楽を与えられるだけのことはしたのですから」
ファーナ姫の言葉と同時に、さらなる触手が侵入してきた。
「あああ…いや…ゆるして」
フィズの哀願も虚しく、触手の群れが激しくのたうちながら前後運動を始めた。フィズの背中がこの新しい刺激に反り返る。
「ああっ…やっ…いやあ…あっ、あっ、あっ、やっ、だめっ、あっ、ああっ」
「いい鳴き声ですよ、フィズリリーナ。感じてくれて私もうれしいです」
ファーナ姫の落ち着き払った声に、フィズはいやいやをした。が、触手はいっそう激しく猛り、フィズを蹂躙した。陵辱の恐怖と、逃れられない快感に、頭が朦朧とし始める。もはやフィズの体は本人の意思とは関係なく、一個の肉人形となって快楽に踊らされるだけの存在と成り果てた。
「あっ、あっ、やっ、うっ、んくっ、ああ、ああっ、ああっ、いやあ、いくっ、いっちゃう、やあっ、ああっ、あああ、ああああああっ」
触手が引っ込んだ後も、フィズは犯されたままの姿で、冷たい床の上に横たわっていた。大きく拡げられた股間からは、とろりとした生ぬるい液体が流れ落ちている。焦点の定まらない虚ろな瞳は、涙をあふれさせたまま、蒼い月の光を反射していた。
「フィズリリーナ、満足しましたか」
ファーナ姫の声で、フィズはゆっくりと放心状態から回復した。
体を起こし、乱れた裾を直す。このような場合に言うべき、反射的な答えが、ロボットのような無感動さでフィズの口から流れ出た。
「…はい、ファーナ様。ありがとうございました」
「では立ちなさい。リルンにお父様の精液を与えなければなりません」
「はい、ファーナ様…」
フィズはよろめきながら立ちあがると、淫液にまみれた姿のままで、ファーナ姫の後を追って歩き出した。