触手の国のメイドさん(22)








姫君にお仕置き(10)



フィズは寝静まった王宮の中を、リルン姫の部屋へと向かっていた。あれからリルン姫は、ファーナ姫にゆるされて、元の生活に戻ったのだ。

「フィズリリーナ」

突然呼び止められて、フィズはびくりと立ち止まった。

振り返ると、今通り過ぎたばかりのドアが開き、そこにファーナ姫がたたずんでいた。ドアの隙間からは、手かせをはめられて、ベッドに繋がれているメイドの姿がちらりと見えた。ファーナ姫はいろいろと忙しいのだ。

ファーナ姫はドアを閉めると、こちらに向かって近づいてきた。

「フィズリリーナ、背中を見せてください」

「あ、はい…」

フィズは、緊張しながらメイド服を脱ぎ始めた。人気のない廊下。寝静まっているように見えても、誰も通りかからないとは限らない。

上半身がブラジャーだけになると、フィズはファーナ姫に背中を向けた。ファーナ姫のひんやりした指が、ついこの間までひどい傷になっていた箇所を撫でる。

「鞭の痕はもうなくなったようですね」

「はい、ファーナ様。ありがとうございます」

「お祝いにいい物をあげましょう。壁に手をつきなさい」

いうとおりにすると、ファーナ姫はフィズの背後に立ち、スカートを捲り上げて、パンティの中に手を差し込んできた。その指先は、お尻の割れ目をなぞりつつ、秘所へと到った。何かを探しているかのように、そのあたりをまさぐる。ぬるぬるとした感触。ついには割れ目の中にまで指先は侵入してきた。

フィズは恥ずかしさに顔を真っ赤にした。ぬるぬるした感触は自分の愛液のものなのだ。淫らなメイドにふさわしく、嬲られる前からこんなにも愛液を溢れさせてしまうなんて。

「背中を見られただけで、こんなに濡れているのですか」

ファーナ姫は秘所を弄くりながら囁いた。

「も、申し訳ありません」

フィズは泣きそうな声で答えた。

ファーナ姫の手はいったん退いたが、次に入ってきた時には固く冷たい感触を伴っていた。フィズはすぐにそれが何であるのかを悟った。自分はこれから張形を挿入されるのだ。フィズは少しお尻を突き出し、腿の間を開いて挿入しやすい姿勢をとった。

「あ…うぅ…」

フィズは目を閉じて堪えた。固いものがゆっくりと中に入ってくる。膣が締め付けすぎないように、体の力を抜く。

やがて張形がすっぽりと収まると、ファーナ姫はパンティとスカートを元に戻して離れた。

フィズは恥ずかしさにうつむいたまま、頭を下げた。

「ありがとうございます、ファーナ様」

「行きなさい、フィズリリーナ。リルンが待っています」

ファーナ姫はドアの向こうに消え、暗い廊下にはフィズだけが取り残された。

フィズはメイド服を調えると、注意して歩き出した。足を動かすたびに、膣の中の張形が内壁を擦り上げる。下腹部を圧迫する異物感。声が出そうになるのを必死で堪える。

リルン姫の部屋に入ると、フィズはようやく緊張を解いた。大きく呼吸する。愛液が太腿の内側を垂れていった。

「フィズ、待ってたのよ」

ベッドの上で主君であるリルン姫が待っていた。

美しく愛らしい顔に、嬉しそうな笑みを浮かべている。フィズは一瞬、自分を刺し貫いている張形のことも忘れ、優しい微笑を返した。この愛すべき姫君と一緒にいられるのなら、ファーナ姫に玩具にされるくらい何でもない。

リルン姫は地下牢に入れられる前と比べると、明らかに成長していた。少し大人びた柔和な笑み。もう以前のように我侭を言うこともない。明るいうちから快楽を求めるようなこともない。今のリルン姫は、その外見どおりの愛くるしく可憐な姫君なのだ。

「姫様、少し顔が赤いですよ」

フィズは手を伸ばしてリルン姫の額に触れた。自分の額と比べる。張形に犯されているせいか、どちらが熱いのかよく分からない。

「ううん」とリルン姫は首を振った。「お姉様に、これを入れていただいたの」

リルン姫ははにかみながら、パジャマの上着の裾を持ち上げた。パンティの中央部が見間違えようのない張形の形に盛り上がっている。

フィズは胸の奥に小さな痛みを感じた。この少女は、高貴な姫君でありながら、姉であるファーナ姫の前では、自分と同じ肉奴隷に過ぎないのだ。

「あの…わたくしも…」

フィズは自分も張形を挿入されていることを示すため、そっとメイド服のスカートを持ち上げた。

「フィズも、お姉様にいただいたの?」

「はい、姫様」

「じゃあ、私と同じね」

リルン姫はベッドを降りると、フィズに身をすり寄せて口付けを求めてきた。フィズは背伸びした、愛らしい少女の唇に、自分の唇を重ねた。まるで恋人同士のような、愛情のこもった口付け。あの果てしのない陵辱の日々の中で、二人の間には、それ以前にはなかった何かが生まれたのだ。

唇が離れ、唾液が糸を引いて美しくきらめいた。二人はうっとりとした表情で、しばらくの間互いの体を抱きしめ合っていた。

やがてリルン姫が言った。

「フィズ、もう一度あそこを見せて」

フィズが恥ずかしがりながらも、言うとおりにスカートを上げると、リルン姫はその前にひざまずいた。リルン姫の手が伸び、フィズはパンティがずり下ろされるのを感じた。羞恥に頬が熱くなる。今、リルン姫の目前には、張形を挿入され、無惨に押し広げられた女陰の、淫靡な姿が晒されているのだ。

「うっ…ん…くっ…」

フィズはずるずると張形が引き抜かれていく感覚に、思わず声を上げていた。

目を開けると、リルン姫が、つい今までフィズの中にあった張形を持って立っていた。

「フィズの、こんなに濡れてる」

「申し訳ありません」

フィズが恥ずかしそうに言うと、リルン姫はちらりといたずらっぽい笑みを浮かべた。それから少女は、まだフィズの愛液でべっとりと濡れそぼっている張形を、美味しそうに舐め始めた。

フィズは困惑した。高貴な姫君に自分のような卑しいメイドの愛液を舐めさせるなど、あってはならない冒涜ではないか。

「姫様、いけません。姫様が汚れてしまいます」

「どうして? フィズだって、いつも私のあそこ、舐めてくれるでしょう?」

「姫様…」

フィズは床に膝を着くと、

「失礼します…」

とリルン姫のパンティを下ろし、そのあどけない女陰に深々と突き刺さっている張形を、慎重に抜き取った。

「あ…んっ…うぅ…」

頭の上でリルン姫がくぐもった声を漏らす。

張形を抜き取られると、リルン姫はベッドに腰を下ろして、淫靡な儀式を続行した。フィズもまた、その足元に座り、リルン姫にならってその張形を舐め始めた。二人の少女は、恍惚とした表情で、互いの愛液の付いた張形を丹念に舐め取っていった。

やがて、リルン姫が潤んだ瞳で言った。

「フィズ、脱がせて…」

「はい、姫様」

フィズは張形を置くと、リルン姫のパジャマを脱がせていった。芸術作品のように美しく白い肌があらわになる。それから自分もメイド服を脱ぐと、すでにベッドに横たわっていたリルン姫に覆いかぶさった。

優しいキスを繰り返しながら、そっとふくらみかけの乳房を撫で回す。

「フィズ、好きよ…」

吐息とともにリルン姫がささやいた。

フィズの唇は次第にリルン姫の首筋から鎖骨へと這って行き、固くなった乳首へと到達した。唾液とともに吸い上げながら、舌先で乳首を転がす。そのたびにリルン姫の体は、びくびくと震えた。

「はあ…あっ…いい…きもちいいの…フィズ、好き…あっ…んっ…」

リルン姫が快感に身をよじらせ始めると、フィズは固く閉じられたリルン姫の太腿の間に手を差し入れた。ぬるりとした感触。リルン姫の内股は、もう愛液で濡れているのだ。

フィズは手のひらで幼い秘所を押さえると、穏やかに揉みしだいた。手のひらが勃起したクリトリスを刺激する。リルン姫は背中を仰け反らせて激しく喘いだ。

「やっ、ああんっ…はっ…はあっ…んくっ…だめっ…リルン、おかしくなっちゃう…」

リルン姫が愛液を溢れさせるにつれ、フィズの手のひらの動きは次第にスムーズになっていった。閉じられた太腿にもかかわらず、愛液にぬめる肉は、もう何の障害にならなかった。フィズの手は、愛液にまみれながら、あどけない恥丘とお尻の谷間の間を、何度も行き来した。

リルン姫は次第に絶頂に近づいていった。

「…あっ…ああっ…だめっ…だめぇ…リルン、もういっちゃう…いっちゃうの…あっ…んっ…あっ、ああっ、やっ、やあああっ、ああっ、あああっ、あああああああっ」



あれからどれほどの時間がたったのか。

フィズは朦朧とし始めた頭でちらりと思ったが、そんな考えはすぐに忘れてしまった。触手姫の忠実なメイドにとって、時間などはどうでもいいのだ。大事なのは、全身全霊を込めて主人であるリルン姫に奉仕すること。それだけだった。

フィズはリルン姫の乳房を揉みしだき、秘所をねぶり、愛液をすすった。幼い女陰を指で掻き混ぜ、ファーナ姫にもらった張形を突き入れた。黒光りする男根は少女の割れ目をこじ開けて潜り込み、襞を擦り、肉をえぐって何度もリルン姫を蹂躙した。

リルン姫はその愛撫を従順に受け入れた。フィズに愛撫されている間、リルン姫はまるで人形のようにおとなしかった。いかなる愛撫を受けても嫌がらず、フィズのなすがままになっていた。

だがそれは、卑屈な肉奴隷の従順さではなかった。それは忠実なメイドに対する完全な信頼の表れであり、注ぎ込まれる愛情をすべて受け止めようとする、少女のけなげさの表れだった。

リルン姫のよがり声は次第に大きくなり、今夜何度目かの絶頂に達しようとしていた。

フィズは少女の腰を押さえつけ、張形を出し入れする速度を速めた。リルン姫の体が弓なりになり、しばらくの痙攣の後、ぐったりとベッドに沈み込んだ。

フィズは、これまで何度もそうしたように、リルン姫の傍らに寄り添って、その頭を撫で、柔らかな頬に優しい口付けをした。

リルン姫の呼吸が落ち着いてくるのを待つ。

やがて、リルン姫が寝返りを打ってこちらを向いた。上目遣いの瞳が、歓喜の涙でまだ濡れている。

「ねえ、フィズ。変身してもいい?」

「我慢できなくなったのですか?」

フィズが優しくたずねると、リルン姫は小さく首を振った。

「ううん。フィズにいっぱい気持ちよくしてもらったから、今度は私がフィズを気持ちよくしてあげたいの」

「ありがとうございます、姫様。わたくしなどのような卑しいメイドに情けをかけていただいて、わたくしは幸せです」

リルン姫はベッドの上に座ると、恥じらいながら変身を開始した。全身が透き通り始め、足元のシーツが粘液で湿り始める。体液の流れが透けて見え、発光器官が美しく瞬いた。最後に体の形が崩れ、全身から触手が生えた。

フィズは四つん這いになると、お尻を異形の姿になったリルン姫のほうへ向けた。

「姫様、お願いします」

フィズが言うと、何本かの触手が伸びて、女陰を押し広げた。そこへ、リルン姫の真っ赤に花開いた生殖茎がゆっくりと挿入される。

「はあっ…あっ…」

リルン姫を嬲り続けて、すでに愛液で濡れそぼっていたフィズの女陰は、すんなりとリルン姫のものを受け入れた。生殖茎が膣の奥まですっぽりと収まると、フィズは恍惚とした様子でつぶやいた。

「姫様…あ…ああ…わたくしは、幸せです…」

リルン姫は太腿に触手をまきつけて固定すると、生殖茎を前後に動かし始めた。

「はっ、あっ、あっ、あくっ…っ…う…うぅ…っっ!」

すでに高まりきっていたフィズは、たちまち絶頂に達した。が、リルン姫の生殖茎は止まらない。

「あっ…だめっ…んっ…んくっ…ひっ…あっ、ああっ」

膣の中を何度か行き来する間に、再び絶頂に達してしまう。

フィズは体を支えきれなくなって、ベッドに突っ伏した。触手に支えられている下半身だけが、淫らに突き上げられた卑猥な姿。

「はあ…はあ…はあ…」

フィズはうっすらと目を開けた。溜まっていた涙が目じりから流れ落ちていく。突っ伏したときに眼鏡の位置がずれてしまったおかげで、はっきりと見えない。

生殖茎の動きが止まっていた。一本の触手が伸びてきて、フィズの頬をいとおしそうに撫でた。

フィズは微笑を浮かべた。リルン姫は、激しくしすぎたのではないかと心配しているのだ。

フィズの胸はリルン姫に対する愛情でいっぱいになった。膣がキュッと締まり、溢れ出た愛液が太腿を伝って流れていく。

フィズはその伸びてきた触手を手に取ると、そっと口に含んだ。表面を覆っている粘液を、丹念に舐め取る。ほんのりと甘い香りが口いっぱいに広がった。滑らかで弾力性のある触手の表面からは、後から後から粘液が滲み出てきて尽きることがない。リルン姫はくすぐったいのか、触手の先端を小さくのたうたせた。

触手を舐められている間、リルン姫はフィズの股間から触手を引っ込めて、フィズのやりたい様にさせてくれた。

再びフィズの下腹部は疼き始めた。

フィズは起き上がると、ベッドの上に鎮座しているリルン姫の透明な肉塊を優しく抱きしめた。

「姫様…お慕いしています…」

触手の粘液が、全身にべったりと付着する。ぬるぬるした感触が快感となり、乳首が勃起する。

リルン姫もそれに答えた。全身の触手が、ゆらゆら揺れながら、優しくフィズの体に巻き付き、その肌を這いずり始める。

フィズの体はほとんど完全に触手に包まれ、その粘液の中に埋没した。その感覚は、母親の体内で羊水に浸かっていた頃を思い出させるような原初的な安堵感と、狂気へと至る恐ろしい快楽と陵辱への恐怖感がない交ぜになったものだった。

フィズが粘液に包まれたリルン姫の体を撫でると、リルン姫もフィズの秘所へ触手を侵入させ始めた。

「あっ…んっ…んくっ…はあ…あ…ん…っ」

下腹部が触手の群れでいっぱいに満たされる。

「ああ…姫様…わたくしは…わたくしは幸せです…」

乳房が触手の動きにつれて揉みしだかれ始めた。膣の中の触手が蠢き、固くなった陰核が触手の群れの中で擦り上げられる。フィズは全身を快楽に包まれ、触手の中で身をよじらせた。

「はっ…ああっ…んっ…うぐっ…ひっ…姫様っ…ああ…姫様っ、ひめさまっ…あっ…んっ…んくっ…うっ…あっ…あっ、あっ、ああっ、ああああっ、あぐっ、ああああああああっ」

フィズはリルン姫を抱きしめた手に力を込め、激しく背筋を仰け反らせた。全身に震えが走り、目の前が真っ白になる。

気が付くと、フィズはリルン姫の触手の中に、優しく抱きしめられていた。一本の触手が、気遣うように髪を撫でている。

フィズは幸福そうに溜息をつくといった。

「姫様…わたくしは幸せです」

再びリルン姫の触手は蠢き始めた。

愛し合う二人にとって、夜はまだ始まったばかりなのだ。






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