奴隷少女は触手がお好き(10)








さよならお嬢様(中編)



「…それで午後のお茶を持っていったら、そのままずっと夕方まで…その…されちゃったんです。一昨日だってお嬢様の部屋の掃除をしてたら、埃が残ってるって突然お怒りになられて、できの悪いメイドにはお仕置きが必要だって…」

アルマは顔を赤くしながら、ベルルリースに苦情を並べ立てていた。このところ、主人であるエルランシアお嬢様は、何かあると…いや、何もなくても…昼間からアルマを犯そうとするのだ。

「嫌ってわけじゃないんですけど、そういうのってお嬢様にもよくないと思いますし…」

ちらりと上目遣いで先輩メイドを見ると、いつもにこやかなベルルリースが、何か真剣な面持ちで考え込んでいたので、アルマは少し驚いた。

「…あの、ベルルリースさん?」

彼女はアルマを見ていった。

「実は奥様からもそのことについて注意を受けているんです」

「えっ」

「イリーシア先生から奥様のほうにお話があったんです。近頃お嬢様が真面目に宿題をなさらないって。それで昨日、奥様はお嬢様に注意をなさろうとお部屋の方へ。わたくしもお供したんですけど…」

そこでベルルリースは言葉を切り、ばつが悪そうにアルマを見つめた。

アルマは火が出るほど顔が熱くなるのを感じた。自分がお嬢様に陵辱されていたのを、ベルルリースと奥様に聞かれてしまったのだ。

ベルルリースはいつものようににっこり笑うと結論をいった。

「ですからアルマさん。今度お嬢様に犯されそうになったら、逃げてくださいね」

「逃げるって…」

「私からお嬢様の方にも注意はしておきますけど、お嬢様はわがままな方ですから、きっとお聞き入れにならないでしょう。ですからアルマさんが逃げてください。いいですね?」

アルマはあっけに取られていたが、やがて自信なさそうにうなずいた。

「は、はい…努力します」



アルマがエルランシアの部屋の掃除をしていると、突然エルランシアがやってきていった。

「アルマレーナ、あなたベルルリースに告げ口したわね」

アルマは主人の怒った様子に、思わず二三歩後ずさりした。

「え、えーと…それはですね…」

「言い訳なんて聞きたくないわ。ドアを閉めて鍵をかけなさい」

アルマは箒を置くと、少し怯えた様子でドアの方へ近づいた。閉じ込められて陵辱される。これまで何度もあったことだ。ベルルリースの言葉が頭の中で響く。逃げなきゃ。

「ごめんなさい、お嬢様っ」

アルマは突然叫ぶと、振り切るように外へ飛び出した。

廊下の端までいってようやく立ち止まる。大きく肩で呼吸。このくらいの距離を走るのはなんでもないが、お嬢様に逆らったという精神的負担でうまく呼吸できない。

アルマは廊下の角に隠れて、こっそりとエルランシアの部屋の方をうかがった。追いかけては来ない。お嬢様はそんなはしたないことはしないのだ。もちろん。

アルマは抜き足差し足といった様子で部屋の前へと戻ってきた。

開け放たれたままのドアから、こっそりと中をうかがう。思わずお嬢様と目が合ってしまった。エルランシアは元いた場所に立ち尽くしたまま。その美しい顔には、絶対服従であるはずの奴隷に逃げられたのがよほど悔しかったのか、悲しげな表情が浮かんでいる。

そんな表情を見せられると、アルマはもう堪え切れなかった。心の中でベルルリースに謝りつつ、部屋の中へ入り、命じられたとおりに鍵をかける。

「…お嬢様、昼間からこんなことするの、よくないと思います」

胸の前で手を組み、上目遣いでお願いする。

だがその言葉に、エルランシアはさっと攻撃的な表情を浮かべた。

「何がいいことかは、私自身が決めることよ。メイドのくせに私に指図する気? あなたは私の言うとおりにすればいいの。さあ、四つん這いになってお尻をこちらに向けなさい。生意気なメイドにはお仕置きが必要よ」

アルマは仕方なく、いわれたとおりに絨毯の上に四つん這いになった。ベルルリースの言葉はまだ気にかかっていたが、戻ってきてしまった以上、もう逆らうことはできない。

だがアルマはエルランシアが手にしたものを見て「ひっ」と小さな悲鳴を上げた。

「お、お嬢様、その箒、どうするつもりですか」

エルランシアはにやりと意地悪な笑みを浮かべた。

「逃げようとした罰よ」

アルマはもう涙目だった。

「そんなの、入れられたら…こ、壊れちゃいます」

「大丈夫よ。何のためにこんな形になっていると思っているの」

エルランシアは柄の先端を撫でながらいった。

「こんな形って…どういうことですかぁ」

「あら、あなた分からないの。変なところでウブなのね。これは男の子の形よ。ちょっと硬いけど大丈夫よ。メイドにお仕置きするために、わざわざ作らせたんだから。さっさとお尻を上げなさい」

アルマが震えながら腰を突き上げると、エルランシアは箒の柄でメイド服のスカートを捲り上げ、後ろから股間にそのくびれた先端を擦りつけ始めた。

「ひっ…あっ…んっ…」

丸みを帯びた先端が、パンティの上から割れ目に沿ってゆっくりと前後運動を繰り返す。くびれの部分がクリトリスに引っかかって心地よい刺激を与えてくる。

「ふ…あ…ぁ…」

「気持ちよさそうな顔ね。嫌だったんじゃないの?」

恍惚とし始めていたアルマは、慌てて首を振った。

「どうかしら」

エルランシアが嬲るような笑みを浮かべる。その途端、

にちゃ、にちゃ

パンティがいやらしい音を立て始めた。もう愛液が染みて濡れそぼっているのだ。

「そろそろよさそうね」

エルランシアはいい、

「パンティを下ろしなさい」

と命じた。

アルマは這いつくばり、お尻を突き上げた姿勢のまま、おぼつかなげな手つきでパンティをずり下ろした。

「ふふ、丸見えよ。あそこが物欲しげにひくひくしているわ」

「…いやぁ」

それからエルランシアはおもむろに箒の柄をアルマの秘所に突き入れた。

「あっ…あぁあああ…あああ…ぁ」

硬い異物が侵入してくる異様な感触に、アルマは思わずぎゅっと目を閉じた。溢れた涙が零れ落ちる。

「…入ってくる…入ってくるよぉ…だめ…奥に…奥に当たってる…」

エルランシアは今度は慎重に箒を引き抜き始めた。

「ふぁあああ…あぁ…あっ…んっ…」

それからまた挿入。

「うっ…んんっ…んくっ…ぁあああ」

「相変わらずいやらしい子ね。こんなに漏らして。もう箒がべとべとよ」

「いや…いやぁ…」

「何が嫌なの? 私に犯して欲しくて戻ってきたんでしょう」

「ちっ…ちがっ…違います」

「嘘をつく子は嫌いよ」

そういうと、エルランシアは箒を引き抜いてしまった。そして、その先端部分で、じらすように秘所のまわりを擦り始める。

「どうなの? 本当のことを言いなさい。私に犯してほしいんでしょう?」

「ち…違います」

アルマは泣きそうな声でいった。

「嘘おっしゃい。そんなに腰を動かして。乳首だって立っているんじゃないの」

「うっ…うぅ…」

アルマは情けなさに涙をこぼした。エルランシアの言っていることはすべて本当だった。口ではなんと言っても、いやらしく腰をくねらせて挿入を求めていることは疑いない。無意識のうちに絨毯に擦り付けられた乳首がじんじんと快感を伝えてくる。

「ほら、本当のことを言ったら、触手で犯してあげるわよ」

エルランシアの言葉に、先日陵辱を受けたときの記憶が鮮やかによみがえった。

アルマはもう我慢できなかった。

「…お、お願いします」

「なあに? 聞こえないわよ」

「お、お願いします。私を犯してください!」

アルマは声をあげ、羞恥に死にそうなほど顔を真っ赤にさせた。

「最初からそういえばいいのよ。あなたはいやらしい娘なんだから。本当は一日中でも私に犯されたいって思っているんでしょう? さあ、答えなさい。正直に答えないと犯してあげないわよ」

アルマは啜り泣きながらいった。

「はい…一日中…お嬢様に犯してほしい…です…」

「じゃあ、もういつ犯されても文句は言わないわね」

「は…はい…」

「素直な子は好きよ」

エルランシアの艶めいた声と共に、触手が蠢く言い様のない淫らな音が聞こえ始めた。

アルマは涙に濡れた瞳でちらりと背後をかえりみた。

(お嬢様、そんなことをしたらドレスが汚れてしまいます)

場違いな思いが頭をかすめる。

エルランシアはドレスを着たまま、触手に変身してしまっていた。スカートがその下で蠢く触手で波打っている。触手の一本には粘液で濡れてぐったりとしたパンティが引っかかっていた。

触手の群れがアルマの肢体に這い上がり、絡みつき始めた。メイド服の中にも容赦なく侵入してくる。ぬるぬるとした粘液の感触。弾力性のある肉の鞭が、肌を這い回り、締め付ける。

「うっ…ぁあ…あっ…んんっ…」

アルマは慌てて喘ぎ声を堪えた。ドアの向こうでまた誰か聞いているかもしれないのだ。

だが、陵辱は次第に激しさを増していく。乳房が締め付けられ、狭いメイド服とブラジャーの中で盛り上がり、圧迫される。さらに別の触手が乳首を弄ぶためにブラジャーの中へ入り込んできた。急に胸が大きくなったかのような苦しさが、快感と一緒に襲ってくる。

「んくっ…んあっ…ああっ…だめ…いやぁあっ…」

アルマの手がむなしく絨毯を引っかいた。

その手を触手が絡め取り、ぐいと後ろへ引っ張った。上半身が無理矢理引き起こされる。

それと同時に、突き出された腰に群がった触手たちが、ずぶずぶと中へ入ってきた。膣がきゅっと締まって儚い抵抗を試みるが、ほとんどお構いなしに触手の群れは膣の中を蹂躙していく。

「うっ…ぁあああっ…あっ…やぁっ…あああっ」

アルマは天井を仰いで、悲鳴のような喘ぎ声を上げた。お腹の中で触手が暴れまわっている。じゅぶじゅぶという嫌らしい音。膣が収縮するたびに、愛液と粘液が入り混じった液体が、ぴゅっと飛び散る。

イヤイヤと首と振りつつも、腰が悩ましくくねるのをどうすることもできない。もっと犯して欲しい。もっとめちゃくちゃにして欲しい。

頭から愛液を噴きかけられ、全身がメイド服もろともぐちょぐちょになっていく。肌が火照り、気が狂いそうになる。触手の群れがあそこから引き抜かれ、代わりに真紅の花弁が突き込まれる。お嬢様の美しく淫靡な性器。花弁に密生した何百本もの小さな触手が、膣壁を蹂躙していくおぞましい感覚。

「あっ…ああぁああ…だめっ…だめぇっ…やっ…あぁああっ…やだぁっ…そんなにされたら…おかしくなっちゃう…やっ…ああぁああっ」

頭が真っ白になり、全身がびくびくと痙攣した。

触手の拘束がゆるみ、床に投げ出される。あそこから花弁が引き抜かれ、アルマは大きく息を吐き出した。

もちろんそれだ陵辱が終わったわけではない。まだ始まったばかりなのだ。

触手に引っ張られ、体を裏返しにされる。そうして仰向けになったアルマの上に、エルランシアの触手が蠢いている下半身がのしかかってきた。再び全身を触手が絡め取り、抵抗できないように押さえつける。無理矢理広げられた股間から、先ほどとは別の花弁がずぶずぶと侵入してきた。

「はぁっ…あっ…あぁああ…お嬢様…お嬢様ぁ…」

腰がいやらしくよじれる。盛り上がったメイド服の胸が、中に入り込んだ触手の動きにしたがって、もぞもぞと蠢いていた。

その向こうにこちらを見下ろしているエルランシアの美しく高潮した顔が見えた。

「ふふ、あなた、とてもいやらしい顔をしているわよ。そんなに私に犯して欲しかったのね」

「いやぁ…ぁああ…」

アルマは否定するようにイヤイヤと首を振ったが、それが嘘だということは自分でも分かっていた。本当はお嬢様に犯して欲しくてたまらなかったのだ。

どのくらい陵辱が続いただろう。アルマは遠くで鍵を開けるような物音に気付いた。そしてそれが意味することを理解しないうちに、ドアが開き、ベルルリースの声が聞こえてきた。

「お嬢様、おやめください。奥様がお怒りです!」

犯され続けながら、アルマは、ぼんやりとベルルリースの姿を認めた。頭が朦朧として何を言っているのか分からない。続いてエルランシアのゾクゾクするような声が聞こえた。

「この子は私の奴隷よ。いつ犯そうと、お母様には関係ないでしょう。あなたもそうだわ、ベルルリース。ちょうど今、生意気な奴隷にお仕置きをしていたところなの。あなたも一緒にお仕置きしてあげるわ」

「あっ、おやめください」

何本もの触手が襲い掛かり、ベルルリースを引きずり倒すのが見えた。

ベルルリースの儚い抵抗はたちまち押さえつけられた。びりびりとメイド服が引き裂かれる音が聞こえ、剥き出しになった豊かな胸に触手が巻きついている。大股に開かれた股間には多くの触手が群がり、アルマと同様に彼女を蹂躙し始めていた。触手の蠢く音に混ざって、ベルルリースの喘ぎ声が聞こえてくる。

その光景をぼんやりと見ながら、アルマは得体の知れない歓喜に身を震わせた。お嬢様の触手は誰だって無慈悲に陵辱してしまえるのだ。いつもは恋人みたいにしているベルルリースだって例外ではない。

アルマはベルルリースに負けないよう、淫らに身を捩じらせ、激しく喘ぎ続けた。


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