奴隷少女は触手がお好き(26)








花より触手(3)雨の日



「お花はいかがですかー」

声をかけてはみたものの、通行人はこちらを見て笑みを浮かべただけで足早に去っていった。

今日は朝から雨。午前中は近くのお屋敷のメイドたちが、屋敷に飾る花を買うためにやってきていたが、午後になってからは人通りもぱったりと絶えてしまった。

アルマは店の軒下に立ったまま、足踏みをして、体がうずうずとするのをこらえた。こんな風に雨が降っていると、かえって雨の中を駆け回りたいような衝動に駆られる。

「アルマ、今日はもうお客様は来ないでしょう。こちらへいらっしゃい」

「はーい」

マルルーネに呼ばれて奥へ入っていくと、廊下で待っていた彼女が言った。

「壁に手をついて」

嫌な予感がしたが、アルマは逆らわずに言うとおりにした。思ったとおり、マルルーネが背後から胸をまさぐり始める。

「あっ…ぁ…」

服の上から撫で回し、それからやさしく揉み始めた。

「だっ…だめ…ルーネさん…お客さんが来ちゃう…」

「こないわよ。こんな天気だし」

「で、でも…お店開いてるし…」

「本当に恥ずかしがりやさんね。分かったわ、じっとしているのよ」

マルルーネが店を閉めて戻ってくるまで、アルマは言われたとおりにじっとしていた。もう乳首がジンジンし始めている。股間が熱い。

「ふふ、いい子ね」

戻ってきたマルルーネは、やさしく言うと、愛撫を再開した。前をはだけ、ブラジャーをずらして直接乳房に触れる。少しひんやりとした指先が、柔らかな肌にめり込むようにして、いやらしく蠢く。無残に形を変えていく乳房が目に入り、アルマは恥ずかしさに体が熱くなるのを感じた。

「あぁ…ハァ…ハァ…あっ…ぅ…うぅ…ぁ…んくっ…ぅ…」

マルルーネの手が執拗に乳房を揉みしだく。次第に興奮が高まり、その分頭が朦朧としてくる。

カチカチに勃起した乳首が痛いほどになってきた。そこへマルルーネの指先がそっと触れた。やさしく先端を挟み込み、撫で回す。ビクンとアルマの背筋が震えた。

「あっ…あっ…ぁ…ハァハァ…あうぅ…」

指先の力はアルマの喘ぎ声に合わせて強くなった。挟んだ指の間で転がすように。そして最後には揉み潰すように。アルマは快楽と痛みの間で声を上げた。

「やっ…だっ…そんなにされたら…あっ…だめ…くっ…うぅぅ…ぁあ…んっ…っ!」

一瞬頭が真っ白になる。体が落ちていく感覚。だが、視界が戻ってくると、アルマはまだぐらぐらしながらも、自分がまだ立っていて、同じ姿勢で壁に手をついていることに気づいた。

「おっぱいだけで逝っちゃったわね」

耳元でマルルーネがからかうように言った。恥ずかしさに顔が真っ赤になる。

「だ、だって…」

アルマはむずかるように体をよじらせた。マルルーネの手は依然として乳房を揉み続けている。

やがてアルマは堪えられずに言った。

「マルルーネさん…私…」

「なあに? 我慢できないの?」

「はい…」

恥ずかしさをこらえて答える。内腿にはパンティから溢れ出した愛液が垂れていた。あそこが蠢いているのが自分でも分かる。

「じゃあ、どうしてほしいか言ってみて」

マルルーネの言葉にアルマは泣きそうになった。肩越しに振り返り、涙目で訴える。

「…言わなくちゃだめですか?」

「簡単でしょう? アルマのあそこに私の太いものを入れてくださいって言うだけよ」

「わ、私のあそこに…」

途中まで言いかけて、アルマは突然しゃくりあげた。溜まっていた涙が零れ落ちる。

「…ルーネさん、いじわるです」

マルルーネは慌てたようだった。

「ご、ごめんなさい、アルマ。ちょっとからかってみただけなの」

そういって彼女はアルマに顔を近づけ、涙をぺろりと舐めた。

「あっ」

「本当は私もあなたのあそこに入れたくてたまらなかったの」

「ルーネさん…」

アルマは熱っぽい視線で相手を見返した。

「入れてもいい?」

という問いに、自然に答えが口をついて出た。

「はい、お願いします」

パンティがずり下ろされる。太い触手が秘所を押し広げながら入ってきた。アルマは壁についた手を握り締め、瞼をぎゅっと閉じてこらえた。

「うっ…ぅ…あっ…くっ…うぅぅ…ぁ…」

腹部が異物で満たされていく。やがて触手の根元であるマルルーネの腰がアルマの股間に密着した。触手のすべてがアルマの中に収まったのだ。アルマはほっとしたように息を吐いた。

「どう、アルマ?」

先ほどのことを気にしているのか、マルルーネが聞いてくる。

「お腹一杯で…ちょっと…きついです」

「そう、じゃあ、ゆっくり動かすわね」

「はい」

言ったとおり、マルルーネはゆっくりと触手を前後に動かし始めた。締め付けている肉襞を、ゴリゴリと擦りながら触手が行き来する。愛液と粘液が入り混じった、いやらしい液体が、股間でぐちゅぐちゅと音を立てる。

「あっ…ハァっ…あうっ…うっ…くっ…」

触手が突き入れられるたびに、肺の中の空気が喘ぎとなって吐き出される。

自分の魂がふわふわとあたりを浮遊しているような気がした。雨に塗りこめられた、午後のゆるやかな時間の中、ゆるやかに犯されている自分。淫らで、恥ずかしくて、それでいてどこか安心する。

「あぁ…すごく締め付けてくる…」

マルルーネの恍惚とした声が聞こえ、アルマの魂は犯されている体に引き戻された。背後からマルルーネの荒い息遣い。いつものように、もう一本の触手で自分自身を犯しているのだろう。いつの間にか動きは激しくなり、打ちつけてくる腰の衝撃でアルマの体も揺さぶられている。触手はより深く突き込まれ、子宮の奥にまで当たっていた。

「あっ…あっ…あぁああ…だめっ…そんなにっ…つよくっ…やっ…あぁあっ…」

粘液が体を蝕み始めたのか、全身が熱い。その熱のためにあそこはとろけ、揉まれ続けている乳房は形を失ってどろどろになってしまったような気がする。マルルーネの指先と自分の乳房がとろけあった熱い何かが快感の波動を生み出している。頭は朦朧とし、自分が淫らに腰を振り始めたことさえ気づかない。

「ああっ…だめよ、アルマ…そんなに腰を振って…」

「だって…だって…やあっ…んっ…」

マルルーネの手がアルマの腰をがっしりと掴んだ。より強く、より深く、太い触手を突き入れてくる。アルマは身を悶えさせながら喘いだ。

「だめっ…あっ…あっ…いやあっ…」

「あるま…いっしょに…」

マルルーネは最後の一突きとばかり、アルマの奥深くまで貫くと、その触手を激しくくねらせた。体内が掻き回される感覚にアルマは泣き叫んだ。

「やっ…だめえぇっ…こわれちゃうっ…いやっ…いやぁあああっ!」

身を捩じらせて逃れようとしても、背後から強く抱きしめたマルルーネの手がそれを許さない。

「あるま…あぁ…あるま…すきよ…」

「おねがいっ、ゆるしてっ、あぁっ、あっ、あぁああっ、やぁああっ! あぁああああああっっ!」

断末魔の叫びとともに、アルマの意識は暗闇の底へと落ちていった。



気がつくとアルマは、マルルーネに抱きかかえられて運ばれていくところだった。

「…ルーネさん?」

「あら、気がついた?」

マルルーネはやさしい笑顔を向けた。

「ちょっと声が大きすぎたわね。お隣に聞こえちゃったかも」

それを聞いてアルマは顔を赤くした。

「そんなあ」

「ふふ、私も興奮しすぎたみたい。あなたがあんまり可愛いから」

マルルーネはベッドに腰を下ろした。だが、どういうわけか、アルマを抱えたままで、おろしてくれない。

「あの、下ろしてください」

「いやよ」

「どうしてですか?」

マルルーネは微笑んだ。

「こうやってお姫様抱っこしていると、あなたが私のものだっていう気がすごくして、うれしいの。それにもうおやつの時間でしょう。今日はアルマを食べることにしたわ」

「えっ、えっ?」

アルマが腕の中でじたばたしているうちに、マルルーネの唇が、はだけられたままのアルマの乳首に触れた。

「やっ、だめっ」

「おいしい。アルマの体はお砂糖菓子みたいに、どこもみんな甘くておいしいの。私に食べられるのはいや?」

アルマはどきどきしながら、ようやく答えた。

「…いやじゃないです」

「そう、よかった」

マルルーネは満面の笑みを浮かべると、

「それじゃ、いただきます」

といいながら、アルマの乳首にしゃぶりついた。


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