奴隷少女は触手がお好き(36)








幼なじみ(前編)お医者さんごっこ



アルマは背の高い門を見上げて、息を整えようと深呼吸した。胸がドキドキした。ついにエルランシアお嬢様の屋敷へと帰ってきたのだ。

手をかけて押すと、門は音を立てて開いた。少女が一人、箒で庭を掃いていた。アルマは何か違和感を感じて立ち止まった。

(メイド服じゃない…)

少女は私服だった。ありえないことだった。奥様はもちろん、エルランシアお嬢様だってそんな勝手を許すはずがない。

アルマに気づいた少女が顔を上げてこちらを見た。ふわふわとした栗色の髪の少女。

「アルマ…?」

少女は戸惑ったようにいった。アルマもまた戸惑いの表情を浮かべて、その少女の名前を口に出した。

「リリア…どうして…」

間違いなかった。子供のころ一緒に遊んだ幼なじみのルーリリアだった。

「本当にアルマなのね? でもどうして…」

「リリアこそ、どうしてここにいるの? メイドにでもなったの?」

「私はお屋敷の人たちが留守の間、管理を頼まれているだけよ。それより、アルマこそどうしたの。お屋敷の人たちと一緒に行ってしまったと思っていたのに」

アルマは呆然とした。ルーリリアの話によれば、屋敷の者すべて、どこかへ引っ越していったという。

「行き先は? お嬢様たちはどこへ行ったの?」

「ごめんなさい。分からないわ」

「そんな…」

ルーリリアがすまなそうに首を振ると、アルマは地面にへたり込んだ。涙が溢れて止まらない。いつしかアルマは、小さな子供のようにしゃくりあげていた。

ようやく涙が止まると、ずっとアルマを抱きしめていてくれたルーリリアが、やさしく言った。

「アルマ、よかったら私のうちへ来て。ご馳走するわ」

アルマはこくりと小さくうなずいた。



ルーリリアの手料理をご馳走になり、風呂で旅の汚れを落とすと、ようやく元気が戻ってきた。

「ありがとう、リリア」

アルマはベッドに腰掛けて、何とか微笑を浮かべた。

「ふふ、気にしないで」

ルーリリアは髪をとかしながら微笑んだ。ガウンの胸元が開いて、丸みを帯びた胸の谷間が除いている。風呂上りで白い肌がピンク色に上気していた。最後に見たときよりも、ずっと色っぽくなっている。

やがてルーリリアはアルマの隣に腰掛け、じっとアルマを見つめた。

「アルマ、覚えてる? 昔よく、ここでお医者さんごっこしたわよね」

「うん」

アルマは懐かしさが込み上げてくるのを感じた。母親を別にすれば、初めて愛し合った相手は、今目の前にいるルーリリアだった。そしてあの時、初めて「逝く」という体験をしたのだ。

それと同時に、相手の雰囲気が変化し始めたのがわかった。おとなしい少女だが、触手には違いないのだ。

ルーリリアのガウンがはらりと落ち、何も着ていない美しい少女の裸体があらわになった。アルマの手も子供のころのように自然に動き、彼女から借りたガウンを脱ぎ捨てた。

二人はベッドの上の向かい合って座り、互いに股間がよく見えるように、脚をM字に開いた。

「リリア、胸大きくなった?」

「うん。アルマ、大きいの好きだったでしょう。だから、毎日自分で揉んでいるの。お母さんとするときは、お母さんにも揉んでもらってる」

「本当に大きくなるんだ」

「後でアルマの胸も揉んであげるわ。それより…」

ルーリリアは何かいいかけ、それから目を閉じて、ちょっと苦しそうな、それでいて何か恍惚感を感じているような顔をした。

「んっ…」

ルーリリアが小さく呻くと、股間の割れ目が左右に広がり、襞に隠された肉の苗床から、五本の触手が生まれた。

「…見て、アルマ」

「太く…なった?」

「そうよ。長さも、前より長くなったわ。アルマのあそこは変わらないわね」

「うん。触手も出ないし」

「アルマも触手だったらよかったのに」

五本の触手がアルマの股間に近づき、割れ目を慎重に左右に広げた。子供のころからのこととはいえ、恥ずかしさで顔が真っ赤になる。愛液がとろとろと溢れ出すのがわかった。

「…本当に全然変わってない。すごくきれい。中も触っていい?」

「う、うん」

アルマがうわずった声で答えると、一本の触手が、恐る恐るといった様子で割れ目に入ってきた。にゅるりとした違和感。触手は膣の内壁を探るようにしながら、ゆっくりと潜り込んでくる。

「アルマの中…やっぱり気持ちいい…」

ルーリリアがとろりとした目蓋で、うっとりといった。

「ぁ…ハァ…ハァ…あっ…ん…ぅ…」

アルマもさすがに快感を感じて、小さく声を漏らす。

「アルマ…前よりずっと強く締め付けてくる…んっ…もっと…奥まで入れて…いい?」

「う…うん……あっ…ぁ…ぁあ…」

アルマは体を仰け反らせて天井を仰いだ。ぎゅっと閉じた目から涙が滲み出た。膣から子宮へと通じる細い管を、触手がうねりながら進んでくる。

触手が子宮へと入り込むと、その苦しさを伴った快感は去り、代わりにお腹の中をくすぐられるような異様な感覚がアルマをとらえた。アルマは自分の下腹部を見下ろした。子宮の中で触手が蠢くのに合わせて、皮膚が盛り上がり波打っている。

アルマは不意におかしさを感じて、くすりと笑った。

「気持ちいい?」

ルーリリアの問いかけに「うん」とうなずく。顔を上げると、相手も喜びの表情を浮かべて微笑んでいた。

「ねえ、リリア、他のも全部入れてみて。私の中をリリアので一杯にしたいの」

「大丈夫かしら」

「大丈夫よ、私だって成長してるから」

「痛かったらいってね」

ルーリリアはアルマの女陰を気遣うように、一本ずつゆっくりと触手を挿入していった。新たな触手が入ってくるたびに、入り口が押し広げられ、愛液がよりいっそう溢れ出す。アルマは次第に自分の中が満たされていく感覚に、いいようのない幸福感を覚えた。

五本目の先端部分を入れかけたところで、ルーリリアは心配そうにいった。

「アルマ、もうだいぶんきつくなっているわ」

アルマは首を振った。

「入れて。このくらい大丈夫だから」

最後の触手は、小刻みに蠕動しながら膣の中を這い進んでいった。アルマは体の力を抜き、触手を締め付けないように気をつけた。

すべての触手が膣の中に納まると、アルマは幸せそうにいった。

「よかった。全部入った」

「アルマ、すごい」

二人は互いに顔を見合って笑みを浮かべた。

「…リリア、動かしてもいいよ」

「でも…」

「お願い」

「うん」

膣の中でゆっくりと触手が蠢き始めた。五本の触手がそろって波打つような動きを始める。膣全体がくねり、お腹の中がゆっくりと掻き回されるような感覚を生み出す。

「ぁ…あぁ…」

アルマはしばらくの間我慢していたが、それもすぐに限界が来た。膣がぎゅっと締め付け、肉襞が触手に強く擦り付けられる。

「あっ…やっ…ぁあああっ」

アルマは背中を仰け反らせた。乳房が弾力的に跳ね上がり、勃起した乳首がそそり立って天井を指す。それとほとんど同時にルーリリアもびくりと体を震わせた。

「ああっ…アルマっ…そんなにしめつけたらっ…だ…だめっ…やっ…あぁ」

中で触手たちが暴れだした。それまでの慎重でやさしい動きとは違う。本能的で乱暴な動きだった。五本の触手それぞれが、めいめいに膣の中で激しくのたうち、繊細な肉襞をえぐり、より体の奥へ入り込もうと蠢いている。

「はっ…はあっ…あぐっ…うっ…んんっ…くっ…やあっ…あっ…ああっ」

アルマは体の中をめちゃくちゃに掻き回されながら、涙が溢れ始めた目を開けて、自分の股間を見た。女陰に突き込まれている触手が粘液を滴らせながらうねっている。下腹部の皮膚が内側から盛り上がって、中で暴れている触手の姿を浮かび上がらせていた。

顔を上げると、ルーリリアがうつむいて半開きの口から涎を垂らしている姿があった。頬は真っ赤に上気し、絶えずよがり声を上げている。その右手は自らの乳房を揉みしだいていた。

子供のころから一段と色っぽくなった幼なじみの姿を見て、アルマは興奮した。より強く膣が収縮し、それに応じて触手の動きが激しくなる。アルマは堪えきれずに腰を浮かせて、いやらしくくねらせ始めた。

「あっ…あぁあ…やっ…はああっ…あっ…あっ…」

「はっ…はあっ…アルマ…すごい…こんなに腰を動かして…」

「あっ、あっ、だめっ、いっちゃうっ!」

「アルマ…あるまっ…あぁあっ」

「いっちゃうっ…やっ、あっ、あっ、あっ、ああっ、あ…っ…ぁああああああっっ!!!」

絶頂の余韻が去り、目を開けると、ハァハァと呼吸を荒げたルーリリアが、やはり顔を上げてこちらを見返した。

二人の間は、まだ触手でつながれていた。暴れすぎたのか、一本の触手だけが抜け落ちて、シーツの上に力なく横たわり、粘液を滲ませている。

やがてルーリリアが下腹部に力を入れ、ゆっくりと触手を引き抜いた。触手はするすると長さを縮め、少女の女陰の襞の中に姿を隠した。幼なじみを覆っていた危険な雰囲気が消え、アルマは相手が元に戻ったことが分かった。

「ごめんなさい」

ルーリリアはいい、ベッドの脇に用意していたハンカチで、アルマの股間をそっとぬぐった。

「…触手がいうこと聞かなくて。こんなに汚してしまって」

アルマはくすぐったさを感じながら答えた。

「いいよ、そんなにしなくても。ぬるぬるするの、好きだから」

「でも」

「私、触手好きだから」

アルマがいうと、ルーリリアはなおもアルマの股間を拭きながら、顔を真っ赤にして黙った。



二人の少女は、明かりを消して毛布に潜り込んだ。二人とも裸のままだったが、アルマは淫らな気持ちを掻き立てられるよりも、むしろ穏やかな安心感に包まれていた。相手の体温が心地いい。眠気がゆっくりと近づいてくる。

ルーリリアが闇の中で身じろぎし、囁くようにいった。

「ねえ、アルマ」

「なに?」

「一緒に暮らしましょう」

アルマは目を開いて、相手のほうに顔を向けた。相手もまた、こちらを見ていた。暗がりの中で、相手の呼吸の音が静かに聞こえていた。

「…あなたにはお母様がいるじゃない」

「お母さんも、アルマのことは気に入っているから。三人でうまくやれると思うの」

ルーリリアの母親は娘のようにおとなしいタイプではなく、むしろアルマと似たところがあった。アルマにとっても好ましい相手だった。アルマの脳裏に、母と娘、二人の触手によって、毎晩犯される自分の姿が浮かんだ。それは甘美な想像だった。

アルマは天井を見上げるといった。

「ごめんなさい。考えさせて」


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