奴隷少女は触手がお好き(45)








巫女様、触手様(4)触手様と一緒



それは三日目のことだった。

アルマとローレリカは、一通りの仕事を終え、湖のほとりに腰を下ろしてくつろいでいた。アルマは靴を脱いで、足首まで湖へ突っ込んでいた。冷たい水の感触が心地いい。親指をぐりぐりと動かして、砂に穴を掘る。

「アルマ様、いいお天気ですね」

ローレリカがいいながら、ぴったりと肩をくっつけてきた。

アルマはぴくりと体を震わせた。昨晩はローレリカが生贄の当番だったが、もうその痕跡は残っていなかった。ローレリカは陵辱された後のぐったりした様子が嘘のように元気を取り戻していたし、もちろん精液の頭がくらくらするような匂いも消えていた。アルマ自身が湖で念入りに清めたのだ。

問題はその後だった。ベッドに運ばれたローレリカがこういったのだ。

「…アルマ様…いたずらしてもいいですよ?」

ローレリカは触手に変身していたが、一晩の陵辱で消耗したそれは、彼女自身と同じようにぐったりとして、いうことを聞かなくなっていた。アルマはその無力な触手をいたぶるという誘惑に耐えることができなかった。

アルマはローレリカの生殖茎を扱き、その蕾を無理やりに開かせ、ローレリカの可憐な喘ぎ声に興奮しながら、花弁を舐め回した。微細な触手がアルマのザラザラした舌に蹂躙され、じゅくじゅくと粘液を分泌する感覚はたまらなかった。アルマは花弁の中心に開いた膣口に指を挿入して掻き回し、男根の張形で思うがままに貫いた。ローレリカはほとんど泣き叫びながら果て、吹き出した愛液は、アルマの全身を淫らに濡らしたのだった。

そのことを思い出すと、アルマは恥ずかしさと同時に、股間が疼くのを感じた。

「アルマ様、ここでエッチなことしてみませんか?」

耳元でローレリカがささやいた。

「だっ、だめだよ。こんなところで!」

アルマは驚いて声を上げたが、その反応はいささかわざとらしかった。

ローレリカはアルマの内心を見透かしたように言い返した。

「だいじょうぶですよ。ここには私たち以外、誰もいませんし」

「でも、もしお客様がきたら…」

「門からは、こっちの方は見えませんから」

「で、でも…」

「きっと気持ちいいですよ?」

「こんな…外で…」

アルマの抵抗は次第に弱まっていった。

不意にローレリカの手がアルマの首に回され、唇が押し付けられた。

「んっ…」

アルマは金縛りにあったように身動きが取れなくなった。やわらかな唇の感覚。それにローレリカの乳房が自分の乳房に当たっていた。天にも昇るような心地よさだった。我を忘れそうになる。

それからローレリカの舌が、アルマの唇を割って挿し込まれてきた。より深い唇の接触。舌と舌が絡み合い、唾液がじゅるじゅると音を立てる。

アルマの頭の片隅で、危険信号が閃いた。このままでは快楽に我を忘れて、この場で犯されることになってしまう。

アルマは必死で唇を離そうとしたが、体はもういうことを聞かなかった。舌がより深く相手の舌と絡み合おうとする。乳房が擦れる快感を求めて、腰がいやらしく蠢き始めた。アルマは絶望が這い上がってくるのを感じた。自分のいやらしさを思い、恥ずかしさに涙が出た。

突然、アルマの体はピタリと動きを止めた。恐怖が心臓を鷲掴みにする。

「んっ、んんーっ!」

ローレリカもアルマの様子に驚いて体を離した。

「どうしたんですか、アルマ様?」

アルマは無言で、森の中を指差した。ローレリカがその方向を向き、そしてやはりかすかな恐怖を顔に浮かべて口を閉ざした。

そこには、この神殿の御神体であり、触手王の直系である触手様がいた。ほとんど透明な体を木漏れ日にきらめかせ、無数の触手を蠢かせながら、悠然と森の中を歩いている。その光景は異様でもあり、幻想的でもあった。

恐怖と驚愕の感覚は次第に薄れていき、替わって圧倒的な畏怖が心を満たした。地上に神の眷属が光臨したのだ。祭壇でアルマを犯しているときのそれは、無限の快楽を与えてくれる闇の存在だった。犯されているアルマにはその姿はよくわからず、ただ圧倒的な力と無限の欲望だけを感じ取ることができた。だが、今のそれは美しいとしか言いようがなかった。無数の触手の透明な局面に沿って、陽光がゆらゆらと揺らめく光の線を形作っている。体内を循環する物質がつくる、流動的な陰影は、生命の神秘を感じさせた。

アルマは神々しさに目を開けていられず、胸の前で両手を組んで祈りを捧げた。そうやって初めて、アルマは自分の胸が早鐘のように鳴っていることに気づいた。

ようやく落ち着いてくると、アルマは猛烈な好奇心に駆られた。

「あの、ローレさん、あれ」

「ときどき、地上にも出ていらっしゃるんです」

ローレリカはそれを目で追いながら答えた。その顔には憧れの表情があった。

「何してるのかな?」

「お散歩とか、あと、よく湖で泳いでらっしゃいますよ…あっ、ほら」

ローレリカがいうと同時に、湖の端まで来ていたそれが、ちゃぷんという音を立てて水の中に沈んだ。それからポカリと半球形の体の一部を水面に出すと、流れるように泳ぎだしたのだった。

「か、かわいい…」

アルマは思わず口走っていた。

「…私も泳いでくる」

「えっ、アルマ様、泳げるんですか?」

「もちろん」

アルマはそういうと、ためらうことなく水の中へと入っていった。後ろでローレリカが何か言っているが、アルマの耳にはもう聞こえなかった。

流れる水が、巫女服と肌の間に入り込み、全身を洗い流していく感覚はとても心地よかった。やがて触手様との距離が縮まると、それはアルマに気づいたかのように速度を緩め、水面から余分に頭を突き出した。きっとこちらを見ているのだろう。それから、それは何事もなかったかのように、再びすいすいと泳ぎ始めた。

アルマはうっとりとその姿を見つめながら、横に並んで泳いだ。追い抜かそうとしてみたが、それはすぐに追いついてきた。速度を落とすと、それもアルマに合わせて泳ぐ速度を落とした。

アルマは何か温かいものが胸の中に生まれるのを感じた。いつまでもこうして一緒に泳いでいたかった。だが、体の方はもう疲労を感じ始めていた。

後ろ髪を惹かれる思いで、アルマはローレリカが待つ岸へと戻ってきた。

「アルマ様、あんなに上手に泳げるなんてすごいですね」

ローレリカが瞳を輝かせていった。

「それほどでも…」

アルマは照れたように答え、それから相手の熱っぽい視線に気づいて、

「ぁ…」

と小さく声を上げた。ただでさえ薄い巫女服が、水に濡れてぴったりと体に密着していた。ちらりと自分の胸元に目をやると、張り付いた布の下に、ピンク色の乳首が透けて見えていた。

「やっ…」

アルマは慌てて両手で胸を隠した。恥ずかしさで全身が熱くなる。

「だめ、見ないで」

「いいじゃないですか。アルマ様、とってもお綺麗なんですから。それに、私とアルマ様の仲じゃないですか」

「でも…」

「ああっ!?」

突然、ローレリカが叫び声をあげ、アルマはその視線の先を追って背後を振り返ろうとした。

激しい水飛沫が上がり、何かが水から飛び出した。次の瞬間、アルマは四肢を触手に絡め取られ、空中へと引っ張り上げられていた。

「きゃあっ!」

アルマは悲鳴を上げたが、すべては手遅れだった。アルマの体は、触手様によって完全に拘束されてしまっていた。なおも何本もの触手が次々と体に巻きついてくる。両脚が左右に開かれ、一本の男根が強引に割れ目へと潜り込んで来た。

「いやぁあああああっ!」

アルマは必死にもがいたが、触手はびくともしなかった。腰がぐいと突き出され、より男根の挿入に適した姿勢にさせられる。無理やり入ってくる男根に、割れ目が悲鳴を上げた。

「い…いた…やっ…ぁあああ…」

何の準備もできていない女性器が、必死に侵入を拒もうとする。痛みに涙が溢れた。ぎゅっと目を閉じて、いやいやと首を振る。

「いや…やめて…お願い…です…やぁああ」

じゅっ、じゅぶっ、じゅるる、じゅぶっ。男根が小刻みにアルマを突き上げ始めた。

「あっ…ひっ…ぐっ…ぅ…やぁ…」

下腹部が熱くなり、腰が痺れたような感覚に包まれた。膣が活発に蠢き、大量の愛液を垂れ流している。そのはしたない液体と男根が分泌する粘液が混ざり合い、次第に挿入が容易になっていく。男根が突き上げるたびに割れ目が広がり、その先端は次第に奥へと進んでくる。

「あひっ!」

アルマは思い切り体を捩じらせた。一瞬、頭の中が真っ白になる。男根がじかに子宮口を突き上げたのだ。

それからはもう男根の思いのままだった。いやらしい水音を立てながら男根がアルマの中を行き来する。女性器がとろけるように熱い。脚の感覚が次第になくなっていき、その分男根に蹂躙されている肉襞の感覚が、脳を直撃し始める。

「あぁっ…んっ…ゃ…ああっ…あっ…あんっ…はっ…はあっ…んっ」

アルマの喘ぎ声は、もはや媚を含んだ甘ったるいものに変化していた。突き上げてくる男根に合わせて、無意識のうちに腰を動かし始める。

だが、うっすらと目を開いた途端、アルマは現実に引き戻された。大股開きにされた両脚の間から、ローレリカがこちらを見上げているのが見えた。顔を真っ赤にし、明らかに興奮した様子で、アルマの股間を凝視している。

「…アルマ様…すごい…」

羞恥のために全身がカッと熱くなった。自分は今、陽光の下、ローレリカに見られながら犯されているのだ。

「いやあぁああ! 見ないで! 見ないで! お願い!」

アルマは悲鳴を上げたが、それはすぐに絶望に変わった。

「あぁ…アルマ様ぁ…」

ローレリカがうっとりとつぶやき、短い巫女服の裾を押し上げて伸び上がった自分の生殖茎を、自らの手で弄くり始めたのだ。

「だめっ、いやぁ、見ないでぇ!」

アルマはなおも叫んだが、次の瞬間、その口を男根が塞いだ。

「むぐっ」

首を振って振り払おうとするが、男根は容赦なくアルマの口内で暴れ回り、粘膜にその丸みを帯びた先端を擦り付けた。口の中が粘液と唾液で一杯になり、唇をつたって流れ落ちる。苦しさに涙が溢れ視界が霞んだ。

「んっ…んんっ…んぐっ…ぐっ…ぅ…んぷっ…」

口の中に溜まった粘液を吐き出せずに、ごくりと飲み込んでしまう。喉を滑り落ちていく、熱くとろりとした感覚。体が熱い。喉を突かれる苦しさが、次第に快感へと変わっていく。ぐちゅっ、ぐちゅっ、自分の口の中で、信じられないほどいやらしい音が生み出されている。

触手の絶頂が近づいているのがわかった。股間を貫いているそれも、口内を犯しているものも、より大きく、より硬くなっている。そして、それらの射精を受けたら、自分もまた絶頂に達してしまうだろうということがはっきりと分かった。

ローレリカの目の前で逝かされ、精液まみれにさせられることを思うと、アルマは恐怖に駆られた。触手に絡め取られた体を激しく悶えさせるが、それはもう快感をより強くするだけの淫らな蠢きに過ぎなかった。

どくどくと脈打っていた男根が、前触れもなくアルマの膣内に射精した。熱い塊が子宮口へと勢いよくぶつかり、細い管を押し広げながら奔流となって子宮の中へとほとばしった。一瞬の間をおいて、口内の男根が、喉の奥目掛けて精液を発射する。跳ね返った精液がたちまち口の中一杯になり、唇を汚しながらごぼごぼと吐き出された。

精液を注ぎ込まれたアルマの体は、熱く燃え上がった。頭の中が真っ白に明滅した。

ローレリカに見られながら昇天している自分。どくどくと何度も精液を注ぎ込まれ、白濁液まみれにさせられている自分。そして恥辱を受けながらそれを快感に感じてしまう淫らな自分。今やあらゆるものが快感となってアルマを狂わせていった。

男根が引き抜かれ、割れ目と口から大量の精液が溢れ出した。

「あ…あぁああ…ひっ…ぁああぁあ」

アルマはなおも絶頂を続けながら、言葉にならない声を上げた。喉を滑り落ちた精液が巫女服の隙間から入り込んで乳房を汚す。一本の触手がその精液を掬い上げて、アルマの口の中に塗りたくった。アルマは貪る様にしてその精液を飲み込んだ。新たな男根が、割れ目をこじ開けて中に入ってくる。アルマは無意識のうちに、いやらしく腰を動かし始めた。



「…アルマ様…アルマ様…」

誰かが呼びかけてくる声に、アルマはゆっくりと目を開いた。空が赤い。もう夕方なのだ。空気が肌寒くなり始めている。

自分を見下ろしているのはローレリカだった。目の焦点がはっきりするにつれ、ローレリカもまた自分と同様、触手様の陵辱を受けたことが分かった。顔と髪にべったりとついた精液が落下し、アルマの頬にぽたりと落ちた。アルマはのろのろと起き上がった。

「だいじょうぶですか、アルマ様」

アルマはあたりを見回した。もう触手様の姿はなかった。ほっとするよりも、むしろ胸の奥がずきりと痛んだ。

「うん、大丈夫」

そういって、慎重に立ち上がった。大丈夫。少しふらつくが、歩けないほどではない。

同じように立ち上がったローレリカの姿はひどいものだった。全身が白濁液にまみれ、汚された巫女服がべったりと肌に張り付いている。気づいているのかどうか、一方の肩がずり落ち、乳房が丸見えになっていた。

「あなたもされたのね」

ローレリカはどういうわけか、はにかんでうつむいた。

「あ、はい…私、我慢できなくなって…触手様にお願いしたんです…そしたら…」

それから彼女は心配そうな顔でアルマを見つめた。

「…今晩はどうします? もう日も沈んでしまいますけど」

アルマははっとした。今晩…というのはアルマが生贄の当番だということだった。そして、日が沈んだらもう祭壇に行かなければならない。アルマはむしろ得体の知れない安堵感を感じてうなずいた。

「大丈夫、私が行くわ。私の当番だもの」

簡単に体を清めただけで、アルマは地下の祭壇の部屋へと降りていった。依然として恐怖はあったが、アルマの中の何かがアルマの足を前へ前へと駆り立てた。暗い地下通路へと入った時にはもう、アルマは支配者の波動を肌で感じていた。自分の肉体を貪りつくそうという圧倒的な存在感。先日のように待たされることはないのだ。

祭壇の部屋へたどり着いたアルマの前に、触手様が無数の触手を揺らめかせて待ち構えていた。

「…触手様」

アルマが熱に犯されたかのようにつぶやくと、触手の群れが襲い掛かり、再びアルマを犯し始めた。


戻る