私のお嬢様(3)覗き見とおしおき
アルマはドキドキしながら室内を覗き込んでいた。窓枠に体が隠れるようにして、こっそりと盗み見るのだ。室内では見逃せないシーンが始まっていた。シルルヴィーアがエトランシーヌに抱擁され、そしてエトランシーヌの手が少女の敏感な部分をまさぐり始めていた。
「…お姉様」
シルルヴィーアの切なげな声がガラス越しに小さく聞こえてきた。胸がはだけられ、少女の小さなふくらみが、エトランシーヌの美しい指先にまさぐられていている。
穏やかな愛撫は次第にエスカレートし、やがてエトランシーヌは両肩と股間から無数の触手を生えさせて、無抵抗な従妹の肢体を嬲りものにし始めた。パンティは脱がされて絨毯の上に投げ捨てられ、捲り上げられたドレスの下からあらわになった秘所には、数本の触手が挿入され、執拗に少女を犯した。
「あっ…あっ…ああっ…あぁああ…ぁ…」
シルルヴィーアの喘ぎ声は次第に大きくなり、今では窓越しにでもはっきりと聞こえるほどになっていた。数本の触手が束になり、少女のあどけない割れ目に出入りしているのがよく見えた。
アルマはその動きに合わせて、自分の指を動かした。自らの秘所に何度も何度も挿入する。ぐじゅぐじゅといういやらしい音と共に愛液が溢れ、アルマの手はすぐにどろどろになった。
シルルヴィーアは絶頂に達し、全身の力が抜けたように、ぐったりとエトランシーヌに寄りかかった。エトランシーヌはかまわずに従妹を犯し続けた。力を失ったシルルヴィーアの体は、まるで人形のようで、自分を陵辱している触手の動きに合わせて、がくがくと揺れた。
不意にドアが開き、アルマは思わず窓の下に頭を引っ込めた。それからそろそろと再び中を覗いてみると、ワゴンを押して入ってこようとしているフェルンルンナの姿が見えた。彼女は驚いて立ちすくんでいた。アルマは同情と無意識の羨望の入り混じった視線で彼女を見つめた。この後の彼女の運命は、容易に想像がついた。そして事態はそのとおりに展開していった。
エトランシーヌがシルルヴィーアを犯しながら何かいった。フェルンルンナは何かに操られるようにして、ふらふらと歩いてきて、二人の足元にひざまずいた。エトランシーヌはシルルヴィーアの両脚を広げて、その中心部をフェルンルンナの方へ突き出した。フェルンルンナはうやうやしい様子で主人の股間をしゃぶり始めた。
完全な操り人形と化したフェルンルンナの姿は感動的ですらあった。触手の前では人間は思うがままにされるだけの生きた人形でしかないのだ。そして自分も、そうやって何度も何度も玩具にされてきたのだ。そう思うとアルマの胸は得体の知れない感情に熱くなり、割れ目がきゅっとすぼまって咥え込んだ指先を締め付けた。
シルルヴィーアの細い腰が再び絶頂によじれ、びくびくと震えた。エトランシーヌの触手の半分が、フェルンルンナの体に絡み付いていった。今度は彼女が犯される番なのだ。アルマは唾を飲み込んで、成り行きを凝視した。
だがそのときアルマの背後で、鋭い叱責の声が聞こえた。
「ちょっとアルマ、何をしているの」
「わっ」
アルマは驚いて文字通り飛び上がった。ほとんど同時に腕をつかまれ、引きずられるようにして庭の端へと引っ張られていった。
屋敷の裏手の日陰になっている寂しい一角に来ると、その相手…エトランシーヌのメイドであり、アルマの元同僚であるヨルンネーア…は、呆れたようにいった。
「奥様の部屋を覗き見るなんて、はしたないにもほどがあるわね」
「ごめんなさい」
アルマは縮こまっていった。
ヨルンネーアは有無を言わせず命令した。「後ろを向いて壁に手をつけなさい。お仕置きよ」
アルマがいわれたとおりにすると、ヨルンネーアはアルマのお尻を撫で回した。お尻をぶたれるのかと思って身構えていると、彼女の手はお尻からアルマの腰へと這い上がり、さらに乳房の表面をなぞるように動き回った。
「ヨルンさん…?」
アルマが不安そうな様子で肩越しに振り返ろうとすると、「前を見ていなさい」という声が飛んで、アルマは再び正面を向いた。
「あなた、どうして下着を着けていないの?」
「あっちのお屋敷のきまりで…」
「お屋敷の中だけのきまりでしょう」
「あっ、そうか」
ヨルンネーアの指摘に、アルマは思わず声を上げた。
「下着を着ていないのはあなただけよ。乳首が透けて見えるの、気づいていないの? 今だって、こんなに…固くなっているのが丸分かりだわ」
アルマは恥ずかしさに真っ赤になった。
「あなたがしっかりしないと、元の持ち主の奥様が恥をかくのよ」
「は、はい」
話をしている間にもヨルンネーアの手はアルマの胸をゆっくりと撫で回していた。ブラジャーを着けていないので、メイド服の上から撫でられただけでも、固くなった乳首が生地に擦れて快感とも痛みともつかない感覚をもよおさせる。
それからヨルンネーアはゆっくりとアルマの乳房を揉み始めた。心地いい快感がゆっくりと胸に浸透していく。アルマは快感に溺れそうになりながらも、何とか口を開いた。
「あ、あの、ヨルンさん」
「なに?」
「これ、ほんとにお仕置きなんですか?」
「お仕置きよ」ヨルンネーアは断定した。「もしかして気持ちいいの?」
「はい…」
「困ったわね。それじゃお仕置きにならないじゃないの」
ヨルンネーアの声には、まったく困ったような調子は含まれていなかった。彼女はアルマの両脚の間に太腿を割り込ませてきた。太腿の内側と股間が圧迫され、甘ったるい刺激を受ける。一緒に押し込まれたスカートの生地が、下着を着けていない秘部に触れて、快感を増幅させた。
アルマは壁に手をついたまま、ひたすら愛撫に耐えていた。やさしく穏やかな愛撫。だがここは屋外で、いつ何時、誰に見られるか分からないのだ。アルマの全身はゆっくりとあたたまっていき、そんなことも気にならなくなり始めた。どこかで小鳥が鳴いている。頬にかかる微風が心地よかった。こんな風にして愛撫されていることが、ごく自然なことのように思えてくる。
「あぁ…はっ…はあっ…んっ…ぅ…ぁ…」
アルマは小さな喘ぎを漏らした。メイド服越しに、ヨルンネーアの指先が勃起した乳首を擦っている。
「ヨルン…さん…だめ…」
アルマは弱々しく哀願した。
「我慢しなさい。これはお仕置きなんだから」
「は…い…」
アルマは必死に耐えた。ハァハァと苦しそうに肩を上下させて息をする。視界が朦朧とし、目を閉じれば涙がぽたぽたと草の上に零れ落ちた。半開きの口からは涎が糸を引いて垂れていった。
興奮は頂点に向かってじりじりと近づいていった。無意識のうちに尻を突き出し、太腿の間に挟まっているヨルンネーアの太腿に、股間を擦りつけた。脚ががくがくと震え、立っているのがやっとだった。下腹部が疼いて、だらしなく愛液を溢れさせている。
「…やっぱり…だめ…です…お願い…ゆるして…」
アルマは泣きながら訴えた。
「もう奥様の部屋を覗いたりしないわね?」
「は…い…もう…しま…せん…」
「わかったわ」
ヨルンネーアはいうと、両手に力を込めて激しく乳房を揉みしだき始めた。乳首が摘まれ、服の上から乱暴に揉み潰される。
「ああっ…っ!」
アルマはびくりと体を震わせただけで、たちまち逝ってしまった。仰け反った姿勢のためか、一瞬だけ屋敷の壁と屋根の向こうに青空が見えた。
気づくとアルマは、その場に四つん這いになってうずくまっていた。まだ息は苦しく、自分の呼吸の音がやけに大きく聞こえた。垂れた涎が草を濡らしてきらめいていた。ヨルンネーアはアルマのスカートを背中まで捲り上げ、メイド服の胸元をまくって乳房を剥き出しにすると、背後から覆いかぶさるようにして体を密着させた。今やアルマの性感帯はじかにヨルンネーアの愛撫に晒されていた。乳房が揉みしだかれ、乳首はその指先の間に巧妙に挟まれて刺激を受けていた。股間にはヨルンネーアの太腿が直接密着し、多量の愛液を潤滑液として、ぬるぬるとした快感を生み出していた。
「あっ…はっ…はっ…んっ…くっ…うぅ…」
アルマはされるがままになっていた。もうこれはお仕置きではないのだ。ただ相手が自分を犯したがっているだけなのだ。
「アルマ、気持ちいい?」
「はい…ヨルンさん…」
相手の声が、自分をひどく気遣っているように聞こえて、アルマは幸福感に包まれた。下腹部が疼く。もっと激しく犯してほしかった。
「ヨルンさん…ポケットに…」
「ポケットがどうしたの?」
「ポケットの中の…」
アルマが途切れ途切れにいうと、ヨルンネーアは愛撫の手を止めて、アルマのスカートのポケットに手を突っ込んだ。
「こんなものを持ち歩いているの?」
ヨルンネーアは取り出した双頭の張形を見て、眉をひそめた。それはご主人様係用に持ち歩いているもので、決して自分が楽しむためのものではなかった。だが、ヨルンネーアにはそんなことは分からなかったし、アルマも説明はしなかった。
「ヨルンさん…」
アルマは肩越しに相手を振り返り、哀願するような上目遣いで見た。「わかったわ」ヨルンネーアはしぶしぶといった様子でいい、「ちょっと待っていなさい」と命じた。彼女は自分のスカートを捲り上げて裾を口で咥えると、丸見えになったパンティを少しだけ摺り下ろして、双頭の片一方を慎重に差し込んだ。彼女の秘所はアルマと同じようにパンティを半透明にするほど濡れていて、アルマは嬉しくなった。
張形を装着すると、ヨルンネーアは再びアルマに覆いかぶさった。その股間から突き出した張形の一方が、バックからアルマの秘所にずぶずぶと侵入した。
「あぁああっ!」
アルマが背筋を仰け反らせて声を上げると、その声が大きすぎたのか、ヨルンネーアの手がアルマの口元を塞いだ。それからヨルンネーアはリズミカルに腰を振り始め、何度も何度もアルマを貫いた。口を塞がれたまま犯されるのは苦しかったが、あたたかなヨルンネーアの手の感触は、無理やり陵辱されているという感覚を強くし、興奮を掻き立てた。
ヨルンネーアのもう一方の手は、痛いほどにアルマの乳房を揉みしだいていた。やがてヨルンネーア自身も喘ぎ声を上げ始めたが、すぐにアルマの首筋に顔をうずめて声を押し殺した。
張形が二人の少女の性器を犯すじゅぶじゅぶという音が、静かな屋外に聞こえていた。少女たちの押し殺された喘ぎ声はそれに比べれば目立たなかったが、それゆえにいっそう秘めやかな情事の雰囲気を掻き立てていた。少女たちの口を塞いでいるヨルンネーアの手のひらとアルマの首筋は、漏れ出る吐息によって、彼女たちの性器と同様熱くなった。そしてまた、溢れ出る唾液によって性器と同様にいやらしく濡れた。
快楽の痺れが下腹部から全身に這い上がってきた。目はかすみ、体重を支えている腕と膝が今にも倒れそうにがくがくと震えた。アルマは自分が逝きそうな事を何とか伝えようと、いやいやと首を振った。それが分かったのか、ヨルンネーアは激しく腰を振り始めた。腰が打ちつけられるたびに、衝撃で二人の体は大きく揺さぶられた。
最後に一段と強く腰が振られ、男根は子宮さえも貫くほどに深くアルマの体をえぐった。二人の体は強く密着し、ヨルンネーアはよりいっそうアルマの奥深くへ達しようとするかのように、さらに圧迫を加えた。
二人を繋いでいる双頭の張形は、完全に密着した二人の割れ目の間にうずもれてしまっていた。そして、絶頂の痙攣に震えている、その場所から、二人の入り混じった愛液が止め処もなく垂れて、地面に生えた草を濡らした。
ほとんど同時に絶頂に達した二人は、そのまま地面に突っ伏した。二人はしばらくの間、その姿勢のままぐったりとしていたが、やがてヨルンネーアが起き上がり、ハンカチを取り出して、自分とアルマの、淫らな液体で汚れた部分をぬぐい始めた。どうしようもなく乱れていたアルマのメイド服を、何とか見られる程度に調えてやると、ヨルンネーアは何事もなかったかのように、きびきびとした様子で立ち上がった。
「立てる?」
彼女に言われて、アルマは何とか立ち上がろうとした。
「はい、大丈夫です」
だが次の瞬間、アルマは「うわっ」と慌てたように声を上げた。腰に力が入らない。アルマの体はバランスを崩し、危うくヨルンネーアに抱き止められた。
時間が止まったようだった。二人はその姿勢のまま、微動だにしなかった。アルマの体は、痛いほどに強く抱き締められていた。
アルマはヨルンネーアの弾力のある胸を意識し、触れ合っている頬を意識した。心臓の鼓動が高く、速くなる。犯されているときのように全身が熱くなった。
アルマがうっとりと白昼夢に入りかけたとき、甘美な抱擁はいきなり終わりを告げた。
ヨルンネーアはもう背中を向けて、この場を立ち去ろうとしていた。彼女はぐずぐずしているアルマを振り返るとそっけなくいった。
「お茶の時間よ。あなたも手伝いなさい」
アルマは慌てて彼女のあとを追った。