奴隷少女は触手がお好き(66)








私のお嬢様(6)休暇



個室は息苦しさを感じるほどに狭かった。二人の人間が入っただけで一杯だった。高い位置に小さな窓があり、それが唯一の、心もとない光源になっていた。

アルマはどうしてこんなことになっているのか分からなかった。彼女は今、犯されようとしていた。少なくとも胸元ははだけられ、そこに多数のイボがついた男根型の張形が押し付けられ、やわらかな肉を捏ね回していた。男根の先端が硬くなった乳首を擦り、アルマは小さく喘ぎ声を上げた。

ここは屋敷の中ではなかった。アルマは一週間の休暇を言い渡され、フェルンルンナと共に街に出てきたのだ。アルマはぼんやりとフェルンルンナに手を引かれて歩いているだけだった。それがいつの間にか、路地裏の小さな店に連れ込まれ、店の奥の怪しげな個室でこんなことになっているのだった。

ここ最近のアルマは、ずっと抜け殻だった。その間、主人はもちろん大勢の同僚たちがアルマを犯した。だがアルマは肉体的な快感に反応するだけの、完全な肉人形と化していた。白昼、廊下で大勢の目の前で犯されても、何の羞恥も感じないほどの抜け殻だった。

だがここはあの淫楽に満ちた屋敷の中ではなかった。ドアを開けて、細い廊下に出れば、薄暗い店の向こうに明るい路地が見えるのだ。そして店の中には先ほどフェルンルンナと喋っていた女店主がいて、こちらで起こる物音に耳をすましているに違いなかった。

ひさしぶりにアルマの全身に羞恥が這い登ってきた。そしてそれに比例して、アルマの頭は霧が晴れるようにしてはっきりし始めた。

アルマは愛撫に耐えながら、部屋の中を見回した。小さな棚があり、そこに何本もの張形が置かれていた。フェルンルンナが表の店から持ってきたのだ。店には無数の棚があり、数え切れないほどの張形が並べられていた。そしてフェルンルンナはこの部屋に入る前に「ここで試せるようになっているの」と言っていたのだ。

「ルンナさん…」

アルマは哀願するように視線を向けたが、返ってきたのは「じっとして、アルマさん」という言葉だけだった。フェルンルンナは熱心にアルマの乳房を愛撫する作業を続けた。

「ぁ…うっ…ぅ…ゃ…ぁあ…」

アルマは必死で声が漏れるのを我慢しようとした。乳房全体がジンジンし始め、勃起した乳首が疼いていた。羞恥に加えて恐怖心が湧き上がった。このままでは遠からず、自分は快感に負けて、こんな場所で淫らによがり狂うことになってしまうだろう。

「そろそろよさそう」

フェルンルンナはいうと、座っているアルマの足元にしゃがみこんだ。

「アルマさん、脚を開いて」

アルマはもちろんそんなことをする気はなかったが、フェルンルンナが膝に手をかけて左右に押すと、何の抵抗もできずに脚を開いてしまった。

そうなってしまってから、アルマは突然、自分が下着を着けていないことを自覚した。この部屋に入ってすぐ、フェルンルンナが「汚れるといけないから」といって、アルマに下着を脱がさせたのだ。ちらりと傍らを見ると、床の上に丸められたパンティが転がっていた。

「あっ」

アルマは思わず声を上げた。男根の先端が、じゅぷりと音を立てて割れ目に入ってきたのだ。

「あっ…ああぁ…あっ…ああっ」

あせって立ち上がろうとしたが、腰に力が入らなかった。そうしている間にも、フェルンルンナはぐいぐいと男根を押し込んでくる。愛撫により濡れて熱くなった女陰は、侵入を拒むどころか、貪欲に異物を咥え込んでいくのだった。

凶悪な男根をよりグロテスクに見せている突起物が、膣壁を刺激し始めると、アルマは「ひっ」と声を上げて全身を硬直させた。

「あ…あぁ…ぁ…ぁぁ…うぐ…」

瞳孔が開き、意思とは関係なく眼球が小刻みに動いた。涙が溢れ出し、開いた口元から涎が垂れ落ちた。

「どう、アルマさん?」

男根は根元まで挿入されていた。アルマが答えられないでいると、フェルンルンナはゆっくりと張形を動かし始めた。

「うっ…うぅ…くっ…んっ…ぐ…ぅ…ぁ…」

アルマはぎゅっと目を閉じて、快感に抵抗した。涙がぼろぼろと落ちていき、それとは逆に、あたたかな快感の塊が、腰から背骨を伝ってじわじわと這い登ってきた。

「アルマさん、我慢しなくていいのよ。ここはそういう店なんだから」

「でも…」

アルマが泣きながらいうと、フェルンルンナは手を止めて、アルマの隣に腰を下ろした。

「手本を見せてあげるわ」

彼女は棚から別の張形を取り上げると、スカートをたくし上げて股の間に差し込んだ。

「うっ」

小さなうめきが漏れた。それから「ハァハァ」という荒い呼吸。ぐちゅぐちゅという淫らな音がそれに重なった。「あっ」という声に合わせて、彼女の体がびくんと震える。

「あっ…あっ…あう…ぅ…はっ…はあっ…ああっ…んっ」

フェルンルンナの声は次第に大きくなった。それから彼女は、アルマを見た。アルマはどきりとした。哀願するような視線。頬を真っ赤に染めて、涙を浮かべた彼女の顔は、これ以上ないほどいやらしく、そして美しかった。

「アルマさんも…いっしょに…」

膣が締め付け、挿入されている男根の刺激でアルマはびくりと震えた。それからアルマは、ほとんど無意識のうちに自分の股間に手を伸ばし、張形の柄をしっかりと掴んだ。アルマの手は自分自身を責め立て始めた。ぐちゅっ…じゅぶっ…ぐちゅっ…じゅぶっ…一刺しごとに奥深くまで男根を突き入れる。アルマの手はたちまち愛液でぬるぬるになった。

「あっ…はあっ…はあっ…ああっ…ひっ…ううっ」

アルマはフェルンルンナにならって声を上げ始めた。だが、恥ずかしさは相変わらずで、それがアルマの快感をよりいっそう高めるのだった。

「あぁ…アルマさん…私…もう、いきそう…」

フェルンルンナの息も絶え絶えな声を聞いて、アルマも「わたしも」と喘ぎながら言い返した。

「アルマさん…いっしょに…」

フェルンルンナはいい、より激しく張形を突き入れ始めた。アルマも手の動きを速めた。じゅぶじゅぶというせわしない水音が響き始めると同時に、愛液が飛び散り始めた。

「あっ…あっ…あっ…ああっ…あひっ…いくっ…いくっ…いっちゃう…やっ…あっ…あっ、あっ、あっ、ああっ、ああぁああっ……っ…!」

絶頂の痙攣が全身を硬直させ、淫らに震わせた。

「あ…あぁ…ぁ…うぅ…ぅ…」

溢れ出した唾液が、喉を伝っていやらしく流れ落ちていくのが分かった。それからアルマはぐったりとして、フェルンルンナへ寄りかかった。

恥ずかしさで涙が止まらなかった。きっと通りまで声が聞こえてしまったに違いない。見も知らない誰かが、その声を聞いて、なんていやらしい娘だろうと思ったに違いない。アルマはフェルンルンナに抱きついてすすり泣いた。

フェルンルンナはやさしくアルマを抱き締め返し、そして口付けをしてアルマを慰めた。それから彼女は、棚から別の張形を取り、「今度はこれ、試してみましょうか」といった。

「まだ…するの…?」

アルマは涙の残った顔でたずねたが、フェルンルンナは善意に満ちた微笑を浮かべて答えた。

「ええ。アルマさんへのプレゼントだから。一番気持ちいいのを選んでほしいわ」

アルマは諦め、こくりとうなずいた。フェルンルンナはアルマの股間からイボのついた男根を引き抜くと、新しい張形をそっと挿入した。再びアルマの喘ぎ声が狭い個室に充満した。



張形を選び終わった時には、もう日が暮れかかっていた。何時間も犯され続けていたのだ。店主…アルマは初めて気づいたが、魅力的な美人だった…は、フェルンルンナにいたずらっぽい笑みを投げかけていった。

「今日はいつもより激しかったわね。その子のこと、よほど好きなんだ」

フェルンルンナは悪びれもせずに「はい」とうなずいた。

「あら、妬けるわね。でも、あなたたちは気がつかなかったかも知れないけど、あなたたちのおかげで、今日は繁盛よ」

店主が奥の方に視線を向けたので、アルマたちも今自分たちが出てきたところへ視線を向けた。確かに繁盛しているようだった。何人もの女性のくぐもった喘ぎ声が、重なり合って聞こえていた。

フェルンルンナは張形の代金を払って店の外へ出ると、きれいに包装されたそれを、アルマに手渡した。アルマは恥ずかしさで真っ赤になっていたが、消え入りそうな小さな声でいった。

「あ、ありがとう」


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