私のお嬢様(10)星空の下で
都の夜はにぎやかだった。煌々と明かりが点き、大勢の人々が通りを行きかっていた。アルマはシルルヴィーアと二人、夜の街へと繰り出した。エミミアーナとユーナリーナは宿屋で留守番だった。旅の疲れか、エミミアーナが寝込んでしまい、ユーナリーナは彼女の看病のために残ったのだ。
二人は他の大勢の人々に混ざって土産物屋を物色し、おいしそうなものを見つけると一緒に店先で頬張った。
歩きながら突然シルルヴィーアがくすりと笑ったので、アルマは驚いてたずねた。
「どうしたんですか」
「ここでは誰も私のことを知らないから」
地元では領主のシルルヴィーアが街中を歩いていたら、ちょっとした騒ぎになっただろう。アルマは繋いでいた手に力を込めた。誰も知らないとなると、迷子になったら大変だ。
「私たち、どういう風に見えるんでしょうね。姉妹とかに見えたりして」
「それは無理な話ね」
「どうしてですか? 髪の色ですか?」
「あなたがメイド服を着ているから」
「あ、そうか」
アルマの心は浮き立っていた。この通りにはかつて来たことがあった。その場所を、まさかシルルヴィーアと一緒に歩くことになるとは思ってもみなかった。そして、通りの向こうには、王宮の威容がぼんやりと浮かび上がっていた。
あの王宮にエルランシアお嬢様がいるのだ。明日の朝になり、王宮の門が開いたら、会いにいけるのだ。
歩いていくに連れ、明かりは次第にまばらになり、それにしたがって人通りも少なくなってきた。建物が途切れ、暗がりの向こうに木々が並び立っている場所に出た。アルマは浮かび上がってきた過去の記憶を思わず口にしていた。
「あ、ここ、公園です。大きいんですよ。川とかもあって」
「行ってみましょう」
シルルヴィーアがいい、先にたって奥へ入っていった。街の喧騒が遠くなった。人工の明かりは星明りに取って代わられた。静けさがあたりを包み、虫の声がわずかに沈黙を破っていた。
やがてシルルヴィーアがぴたりと足を止めた。どこかからかすかな声がしていた。
「えっと、あれはですね…」
アルマが慌てて説明しようとしたが、シルルヴィーアがさえぎった。
「行ってみましょう」
そしてシルルヴィーアは慎重な足取りで歩き出した。アルマも仕方なく後を着いて行った。
声は次第に大きくなった。今でははっきりとした喘ぎ声が聞こえていた。突然、アルマはシルルヴィーアの手を引っ張って引き戻し、「静かに」と耳元で囁いた。それからアルマは木の陰に隠れるようにして、茂みの向こうを指差した。
二人の少女が絡み合っていた。荒い息遣いと喘ぎ声。月明かりに浮かび上がったシルエットが、いやらしく蠢いていた。
アルマはその様子を、ドキドキしながらのぞいていた。だが、シルルヴィーアがメイド服を引っ張ってうながしたので、仕方なくその場を離れた。
二人はやがて川べりにやってきた。まばらな木が生えており、その向こうに黒々とした川面が見えた。二人は芝生に腰を下ろした。
二人とも口をきかなかったが、退屈はしなかった。水面が月と星々を映し出し、まるで宙に漂っているような錯覚を覚えた。広大な公園の暗がりの向こうに、光っている区域があり、自分たちがまだ都の中にいることが分かった。
興奮は次第に冷めていき、やがてアルマは尋ねた。
「…シルル様、どうして私をエルランシアお嬢様に返そうと思ったんですか?」
シルルヴィーアは夜空を見つめていたが、ゆっくりとアルマを振り返った。水晶のような瞳がアルマをじっと見つめた。
「あなたが好きだから」
「えっ」
アルマはうろたえた。「え、えとっ、でも、エトランシーヌ様は…」
「お姉様のことは大好きよ。でも、そばにいるのはあなただから」
「シルル様…」
アルマは先ほどとは違った意味で、胸がドキドキするのを感じた。
シルルヴィーアが立ち上がり、アルマの肩に手をかけながら、膝の上にまたがって腰を下ろした。
「し、シルル様!?」
アルマは驚きの声を上げたが、シルルヴィーアは「静かに」と言いながら、アルマの首に手を回した。
シルルヴィーアの唇がアルマの唇を塞いだ。可愛らしい舌がアルマの唇をつつき、入ってこようとしたので、アルマは従順に唇を開いて受け入れた。舌と舌が絡み合い、唾液がくちゅくちゅと音を立てた。
アルマはほとんど無意識のうちに、シルルヴィーアの胸に手を這わせていた。薄いワンピースの生地の上から、控えめだが十分にやわらかなふくらみを撫で回す。かすかに掌に当たる固いものは勃起した乳首だ。胸元のボタンを外して胸をはだけさせると、アルマは少女の乳房をじかに揉み始めた。
「んっ!」
むさぼるように唇を吸っていたシルルヴィーアの体がびくんと震えた。唇が離れ、押し殺したような喘ぎが漏れ始めた。
「ぁ…んっ…ぅ…ぁ…はぁ…はぁ…ぁあっ…」
かすかな甘い匂いが立ち上る。必死に快感に耐えている少女の姿が、たまらなくいとおしかった。
アルマはシルルヴィーアの背中に手を回し、腰から尻へと背筋の曲線をたどっていった。やがてワンピースの布地が途切れ、アルマは裾の中へ手を潜り込ませた。アルマの手は、じかに少女の臀部に触れた。この高貴な少女は、何も下着を身に着けず、あの雑踏の中を歩いてきたのだ。
ぬるりとした感触があり、主人がもう十分に濡れていることが分かった。アルマの手は少女の下腹部をまさぐり、割れ目を探り当てた。
ぐちゅり。アルマの指先はいとも簡単に割れ目に飲み込まれた。
「あぁ……っ!」
シルルヴィーアの背筋が一旦仰け反り、それから彼女はアルマの首筋に強くしがみついてきた。
「あっ…あぁ…んっ…んんっ…ぅ…ぁ…やぁ…あっ…あぁぁ…」
少女の中は指先がとろけるほどに熱く、そして激しく蠢いていた。肉襞が吸い付くようにして絡みついてくる。アルマが容赦なく掻き回すと、大量の愛液が溢れ出し、アルマの手はたちまち淫らな液体でべとべとになった。
アルマの指が蠢くたびに、シルルヴィーアの体は震え、アルマの顔に強く胸を押し付けてきた。アルマは舌を伸ばし、剥き出しの乳房を舐め回した。舌先が乳首を擦り上げると、少女の口からは「ひっ」という悲鳴のような声が上がった。
やがてシルルヴィーアは絶頂に達した。アルマは痙攣している少女の肢体を抱きしめながら、やさしく髪を撫でた。
絶頂が治まると、シルルヴィーアはアルマから手を離して、そのまま立ち上がった。
「アルマさん…お願い…」
シルルヴィーアは潤んだ瞳でアルマを見下ろしながら、ワンピースの裾をたくし上げた。アルマのちょうど目の前に、少女の性器があった。
アルマはシルルヴィーアの左右の太股を両手で掴むと、ためらうことなく下腹部に顔をうずめた。甘い香りが鼻腔をくすぐり、唇にはねっとりとした愛液が触れた。
アルマの唇とシルルヴィーアの下の唇が重なり合った。深い口づけだった。アルマの舌が深く挿し込まれ、シルルヴィーアの中をまさぐった。少女の唇は無数の襞を淫らに蠢かせ、アルマの舌を包み込んだ。愛液が止め処もなく溢れ出し、アルマの唾液と入り混じった。アルマは恍惚としながら、その混合物を喉を鳴らして飲み干していった。
「はっ…はあっ…はあっ…んっ…く…ぅ…あぁあっ…あっ…」
シルルヴィーアの脚ががくがくと震え、やがて耐えられなくなったのか、アルマの上に崩れ落ちてきた。アルマは少女の体をしっかりと抱きとめた。そして芝生の上に仰向けに横たえると、愛撫を続けた。
少女の上に覆いかぶさり、その片足を自分の肩にかけさせて股間を開かせた。その股間をまさぐりながら、剥き出しの乳房を舐め回した。
じゅぶ、じゅぶり、じゅぶ、ぐちゅ。アルマの指が少女の小さな割れ目を貫くたびに、淫らな水音が響く。
「あっ…あっ…ああっ…はあっ…あっ…ああぁ…」
その度にシルルヴィーアの口からは、切なげな喘ぎ声が漏れ出した。
「シルル様…」
アルマはうっとりとつぶやいた。興奮で頭がくらくらする。舌先に感じる乳首の固さ。指先を包む膣のあたたかさ。少女の痴態の何もかもがいとおしかった。
喘ぎ声は次第に大きくなってきた。誰かが気づいて、もうどこからか自分たちを覗いているかも知れなかった。そう思うと、アルマの興奮はいやがおうにも掻き立てられた。
シルルヴィーアの絶頂が近いことを感じて、アルマは相手の唇を唇で塞いだ。割れ目に挿入したまま、クリトリスを強く擦った。
「んっ! んっ! んぐっ! んんっ! んっ!」
シルルヴィーアの体がびくっ、びくっと何度も跳ね上がった。アルマは体重をかけて小さな肢体を押さえつけながら、よりいっそう強く、少女の股間を責め立てた。
断末魔の痙攣を最後に、シルルヴィーアはぐったりと地面に横たわった。アルマは体を起こし、無力な主人の姿を見つめた。月明かりに浮かび上がったその姿は、無残に犯された少女以外の何物でもなかった。ワンピースはもはや腹部にまとわりついているだけで、乳房ははだけられ、下腹部は剥き出しになっていた。髪は乱れて散らばり、虚ろな瞳からは涙が溢れ頬を濡らしていた。
アルマは興奮を抑えきれず、膝立ちのままスカートをたくし上げ、股間に手を挿し入れた。パンティはすでにずぶ濡れだった。そればかりでなく、愛液は太股を流れ落ち、ソックスにまで達していた。
パンティの上からそっと秘所を撫で回した。勃起したクリトリスに軽く触れただけで、逝ってしまった。
「ハァ…ハァ…」
片手を地面につき、何とか体を支えた。絶頂の震えが背筋を伝って全身に広がっていく。目の前が真っ暗になり、半開きの口からぽたぽたと唾液が零れ落ちた。
視界が戻ると、上半身を起こしたシルルヴィーアと目が合った。
「アルマさん、服を脱いで」
アルマはまるで操り人形にでもなったかのように、メイド服を脱ぎ始めた。誰かに覗かれているかもしれなかった。それを思うと、アルマはブラジャーを外しかけた姿勢のまま、また軽く逝ってしまった。
全裸になると、アルマはシルルヴィーアの前に恥ずかしそうに立った。
「座って。脚を開いて、アルマさん」
シルルヴィーアはそういいながら、自分も膝を掴んで、M字に脚を開いて見せた。アルマも向かい合うようにして座り、同じように脚を開いて見せた。互いの秘所が丸見えになった。
だが、相手の性器を見つめていられる時間は短かった。すぐにシルルヴィーアの股間が変化し、何本もの触手が生えてきた。そして割れ目を押し広げるようにして、生殖茎の蕾が顔を出した。
触手はアルマの腰や太股に絡みつき、自由を奪った。それから、蕾のままの生殖茎がアルマの割れ目に潜り込んだ。
「ひっ…やっ…あっ…くっ…ああっ…」
蕾が膣の中を勢いよく貫くたびに、アルマは声を上げた。だがすぐに一本の触手がアルマの口に突き入れられ、喘ぎ声を封じた。
「んっ…むぐっ…ぅ…うっ…んんっ!」
口の中で触手が蠢き、分泌される粘液が喉を流れ落ちていった。その間も、下の口は蕾によって犯され続けていた。苦しさで涙が滲んだ。
犯されることは奴隷の幸福だった。もっと、もっと犯して欲しかった。夜が明けたら、もう二度と彼女に犯される事はないかもしれないのだ。そう思うと、アルマの瞳からは止め処もなく涙が溢れ出した。
「アルマさん…」
アルマの変化に気づいたのか、シルルヴィーアは一旦生殖茎を引き抜いた。蕾の先端が割れて、花びらが開いた。中央の膣穴からだらだらと愛液がこぼれ落ちた。
花びらはアルマに近づくと、全身を舐め回し始めた。ざわめく無数の微細触手が、アルマの敏感になった肌を蹂躙していく。触手はアルマを宙に持ち上げ、ゆっくりと回転させながら、前も後ろも、あらゆる場所を余すことなく舐め回した。顔はどろどろになり、手足の指先までもが粘液にまみれた。乳房や股間は特に念入りに舐め尽くされた。アルマの体からは、ぼたぼたと粘液が滴り落ちた。
アルマは宙吊りにされたまま悶えた。飲み込んだ粘液と、全身に塗りたくられた粘液が、アルマの体を内外から蝕み、激しく全身を火照らせていた。
やがてアルマの体はシルルヴィーアの正面に引き据えられ、大きく開脚させられた。さらに二本の触手が左右から割れ目をこじ開けた。アルマは朦朧とした頭で近づいてくる花弁を見つめた。月明かりでぼんやりと光っているそれは、とても美しかった。
花弁が股間に吸い付き、それから、ぐじゅりと音を立てて潜り込んできた。
「んっ! んーっ!!」
アルマの全身が異物の侵入に引き攣れた。膣が収縮し、肉襞と、花弁の微細触手が互いに噛み合い、擦れ合った。
「あっ…あっ! ああっ!!」
シルルヴィーアが可憐な喘ぎ声を上げると、アルマの中で生殖茎がぶるぶると痙攣し、それから勢いよく愛液をほとばしらせた。
アルマも絶頂に達した。夜空が暗黒に取って代わられ、上下の感覚がなくなった。お腹の中で熱いものが渦巻いている。膣の中で暴れまわるものがあり、失禁したように割れ目の隙間から二人の愛液の混合物が噴き出していた。
アルマを拘束していた触手が一時的に力を失い、アルマの体は草の上に投げ出された。
「アルマ…さん…」
四つん這いになりながら肩越しに振り返ると、シルルヴィーアが同じ四つん這いで近づいてくる所だった。その目は消えることのない欲情に輝いていた。
「シルルさま…」
再びアルマの太股に触手が絡みつき、生殖茎が割れ目をこじ開けて突き入れられた。
「あっ…ああっ…あくっ…!!」
アルマは背筋を仰け反らせ、夜空を仰いだ。じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶるっ。何度も何度も花弁が体の奥まで貫通する。星空と暗闇がめまぐるしく入れ替わり、何度も快楽の電流がほとばしって、愛液が止め処なく溢れ出した。
「ひっ…あぁああ…」
「アルマさん…」
小さな手が頬を挟み、少女の唇がアルマの喘ぎ声を塞いだ。あどけない唇の感触に、アルマの体は再び絶頂の痙攣に震えた。
「アルマさん…アルマさん…」
名前を呼びながら、シルルヴィーアは何度もアルマに口付けした。その切なげな声を聞きながら、アルマはいつまでも犯され続けていた。
二人が宿に戻ったのは、もう深夜になってからだった。もっとも、依然として人通りは絶えず、街は明るさに包まれていた。翌日、一行は身だしなみを整えて、王宮へと向かった。
アルマはさすがに緊張を抑えることができなかった。やっとお嬢様に会えるのだ。