2009年(平成21年)6月1日、ついに愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)が施行されました。
この法律は『愛がん動物用飼料(ペットフード)の製造等に関する規制を行うことにより、愛がん動物用飼料の安全性の確保を図り、もって愛がん動物(ペット)の健康を保護し、動物の愛護に寄与することを目的とする』そうです。
これまで、ペットの食べ物を規制する法律はありませんでした。
人間の食べ物は食品衛生法、牛や豚の食べ物は家畜飼料安全法で守られてきました。
例えば、牛に対して肉骨粉の使用は禁止されていました。
しかし、ペットフードには肉骨粉の使用を禁止するどころか、何の法律もなかったのです。
「なるほど、ペットフード安全法が施行されたことにより、ついに犬や猫の食事に肉骨粉が使用されることはなくなったんだ」
と思いの方が多数いらっしゃると思いますが、実はそうではありません。
ペットフード安全法は肉骨粉を使用禁止など、謳ってません。
ちなみに肉骨粉とは牛・豚・鶏などから食肉部分を除き、残った屑肉、脳、脊髄、骨、内臓、血液を加熱処理の上、乾燥させ粉末としたものです。
え、どういうこと?と思った方のために、肉骨粉についてもっと具体的に記述されている文献があります。少し長いですが、引用します。
『アメリカとカナダでは、飼い犬のレンダリング処理は違法ではありません。毎年、多数のペットがレンダリング処理されているのです。「サンフランシスコクロニクル」の記事によると、カリフォルニア州の
レンダリング工場の従業員は、会社で一日に処理する牛や食肉店での残り肉など110〜230tのうち、4.5〜13.5tは犬や猫だったと述べています。従業員たちはこうしてできた製品がペットフード産業によって
利用されていることを知っていました。
「ニューヨークタイムズ」は1997年3月の記事でつぎのように書いています。
「アメリカのレンダリング工場では、廃棄された原料を毎日450t集める。恐ろしいことに、四肢や頭、胃、腸、ひづめ、脊髄、尾、脂肪、羽、骨、なんでも混合する。毎年およそ600万から700万頭の犬や猫が動物収容所で殺されている。」
・・・ロサンゼルス市衛生課の広報担当者、チェック・エリスによると同市では、安楽死されられた犬と猫が毎月200t、同市にあるウェストコースト・レンダリングに送られているという。』(アン・N・マーティン「食べさせてはいけない| ペットフードの恐ろしい話し」)
肉骨粉の正体が何なのかよくわかったかと思います。
へぇ、けど、うちの使っているペットフードはチキン使用と明記されているから大丈夫と思っている方
本当に大丈夫ですか?
その成分表、よく見てみると、チキンの後ろに"動物性脂肪"とか"動物性油脂"とか書かれていませんか?
その動物性油脂とは主に肉骨粉から作られます。つまり、犬や猫の皮や爪なども含まれている可能性があります。
ペットフード安全法で規制されているのはメラミンなどのように、明らかに犬や猫の身体に影響を与える有害物質のみです。
よって、肉骨粉のように犬や猫に与えた後の影響が、いまいちわかっていないものは、規制の対象にはなりません。
しかし、その製造方法を知ってなお「影響がわかってないから、身体に悪いとは一概にいえない」と思える人がどれくらいいるでしょうか?
安楽死したペットは安楽室で大量のガスを吸って亡くなっています。病死した犬は末期のガン細胞に侵された末に亡くなっています。
事故死した猫は大量の蛆にたかられています。それらを全て、皮や骨や臓器ごとレンダリングして、肉骨粉はつくられます。高温で熱処理しているから大丈夫
といわれても、そういう問題じゃないと言いたくなります。
そもそも肉骨粉は牛に対してだって、狂牛病問題が明るみになって、初めて規制されました。