「白蛇島」 三浦 しをん(著) 角川書店
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本州からはずれた小さな島、「拝島」で十三年に一度の盆に開かれる大祭。
島を離れて寮生活をおくっていた高校生の少年が、久しぶりに帰ってきたその島はいつもと違う空気に包まれていた・・・。
ちなみに本日の最高気温は10度。
思いっきり反対の季節に読んでしまったが、まぶしくて高湿度である日本の夏をしみじみ実感。
もうあと何ヶ月したら、こういう季節がやってくるんだなあ。
待ち遠しいやら、恐ろしいやら。
島の人々が恐れる「あれ」の存在。普通の人には見えないものが見えてしまう主人公。
ちょっとダークで怖い雰囲気は散らばれど、子気味いいストーリー展開は爽やかな空気を失わない。
一瞬、坂東真砂子系?って思ったけれど、この点が大きな違いだった。
海のそば特有の磯の香りや、湿った空気も情景が思い浮かぶ。
まぶしい日差しや風の吹きすぎる様は、懐かしい少し昔の夏休みを彷彿させる部分がある。
(02/10/2004)
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