「ドラゴンの眼」 スティーヴン キング(著) 雨沢 泰(翻訳) アーティストハウス
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むかしむかしあるところに・・・から始まるある王国の物語り。
上下巻それぞれの表紙の綺麗なこと。物語を引き立てて、相乗効果で夢見心地になる。
王様とお妃様から生まれた2人の王子、悪い魔法使いと王国を守るために戦いを挑む、というまさに正統派な王国物語譚。
で、正統派ゆえに単調かというとそうでなく、登場人物の設定が濃淡にとんでいて複雑だ。
悪い魔法使いと対極にあるはずの人間が、すごく人間くさい。決して善人ではない。その人物全てがいとおしい。
王国の人間達の生活がディテール細かく書かれているので、どこかにあった国のようなリアリティさもあり、
一気に物語の世界に引き込ませるところは、さすがストーリーテラー・キング。
ちなみに物語中キーアイテムとして使われるナプキン。使いやすそうな上質の肌触り。これがかなりよささげ。うーん欲しい!
(07/27/2003)
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