「娼年」 石田 衣良(著) 集英社文庫
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かなりハードな性描写があるのに、とても静かでなんとも驚いてしまった。
当然しつこくない。男性作家で、しかもこういう系(若者が年上女に教えてもらう女性遍歴振り返り系)なストーリー
ではかなり珍しい。
でてくる様々な中年女性と出会うのだが、その彼女らの台詞が魅力的。
筋の合間に挟まれるエピソードの中で、ナミコさんがバイオリンを弾くシーンなどは目の前に
風が吹き込まれてくるような臨場感があって、まるで音楽が聴こえてくるようだった。
渡辺淳一を呼び出してこれを読めと説教したい。
(06/09/2004)
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