Jellyfish's Note

「失恋」 鷺沢 萠(著)  新潮文庫


それぞれ立場の違う男女の、失恋短編集。 きっと長い人生でそんな経験もしたよねという感じの、淡くもあるが純粋でもない、少し大人でビターな 失恋が集まっている。
大人の落ち着きがありつつも、筆者の底辺にある強さや熱さがかっこいい。
円熟した小説は心地よい。

ここ最近「恋」づくしの本ばかりに出会ってる。
この文庫解説は小池真理子が書いており、鷺沢氏自身のあと書きがある。2人が軽く「恋」について述べている。
面白いなと思ったのは、前回「きらきらひかる」でやはり江國氏が「恋」について一言述べており、3人3様、 似てるところと違うところ。比べることができたことだった。
(07/25/2004)


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