「聖の青春」 大崎 善生(著) 講談社文庫
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読み始めてからすぐに確信に変わった。この小説はぜったい通勤途中の電車なんぞで読んではいけない。
しゃれにならない程涙が出てきて大変だった。
ええ、鼻は赤いし目は腫れてもう大変だった。
主人公が魅力的だというのはノンフィクションでは心臓部にあたることだろうが、
本書では書き手の軽妙な文章もすごく大きな柱となって支えられている。
リズミカルに愛溢れる、心底書きたい内容だったのだなとこんなしがないOLにもわかる位だ。
幼いうちに病にかかり、死を意識して生きることのすごさを小さいエピソードから積み重ねるように
して表現し、全てが愛おしいというメッセージを熱く含ませている。
改めていう。
これ、本当すごいです。
(09/05/2004)
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