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最終のひかりがホームに滑り込んでくるまで
貴方はいつも 口癖のように 時間が一日戻ったらいいのに と言っていたね 未来のない私たちの時間はいつも その時その瞬間が全てだった 楽しかったね …楽しかったね もし時計を戻すことができるなら いっそ貴方は 私と出会う前に合わせるといい 貴方が見失った大切なONLY ONEを その手でもう一度抱きしめて 今度は大切にして もし時計を戻すことができるなら いっそ私は 少女の頃に戻りたい 何も畏れることのないひたむきで純真な心を この手でもう一度抱きしめて 今度は諦めない けれども決して 時が戻らないことを 失ったものは二度と取り戻せないことを 私たちは 知りすぎて 生きてきたのだから 悔やまないで歩き出そう それぞれの道を 時は未来にしか刻まない それこそが希望なのだから もう一度 それぞれに 初めの一歩を踏み出そう |
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まっすぐな気持ちだけでは
どうにもならないものがあると知ったのは 18の初夏 祈りながら温めながら大切に抱きしめてきた愛を 見限った 秋の午後 まっすぐな気持ちなんて この世にはないと解ったのは 30の冬 強い言葉 熱い力 やっと見えてきた愛に 暗幕を落とされた 瞬間の出来事 |
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苦しみ抜いて出した結論だから
いつまでも苦しむわけにはいかない 会いたい 会いたい 会いたい 会いたい… 貴方の涙が私の空に降りやまないから 私は前が見えない 歩いてゆけない 会えない 会えない 会えない 会えない… 私の涙はきっと貴方の空には届かないから せめて 私の強さが貴方を照らす光になるように 私はまっすぐに 前を向いて歩き出すよ 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる… 涸れることのない泉を与えてくれた貴方だから 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる… 涸れることのない涙を流さずにいられないのか 毎朝 毎日 毎晩 求め合い 与え合い 分かち合ってきた 温もり それを失っても 淋しさで凍えそうになっても 昨日 今日 明日 私たちは大いなる愛の中を生きてきたよ 世界を照らす光の温もりに いつか気付ける瞬間がくるだろう だから もう泣かないで 空を見よう 生きていく私たちのために 変わらない愛が 私たちの空にあるよ |
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貴方より魅力的な男たちに囲まれて
貴方より強い男の腕に守られながら 貴方じゃなきゃだめだと思い知らされた モテないわけじゃないのよと 貴方を見限って 遊びながらふわふわと堕ちてゆくつもりの私を 堰き止めた男たちの真剣な涙に呑まれ咽びながら 愛されるだけじゃ満たされないと思い知らされた 呑んで呑んで 胸が潰れるほど呑んでも 酔えない夜明け 泣いて泣いて 血を吐くほど泣いても 涸れない夜明け 絶望という言葉の意味を 初めて知った 若きあの日 「待ち人 来ません」 海に囲まれた島 縁結びの神社 その御籤が私をやっと自由にした朝 私は 私を包む光の温もりに確かに気がついたのに… 子どものように泣きながら 強く縋る貴方を それ以上の力で振り切って飛び出した あの雨の日 もう悔やんではいないのに もう恋しくもないのに 今になって 毎晩 貴方の夢を見る 貴方が泣いている夢を見るよ …悲しまないで… 日溜まりのような温もり 海のように広げた両手 貴方の写真に毎晩 約束したね 幸せになると ごめんね…ごめんね… 約束を守れなかったね… 貴方と似ていない人と 人生を共に歩き出したのに 何ひとつ分かち合えないまま この手で壊してしまったよ 貴方に似た人に出逢い 愛してみたけれど 何ひとつ与えられないまま この手で壊してしまったよ いつもいつもいつも… もう十人を数えても 同じ事の繰り返し 傷つける事しかできないまま 与えることができないまま 幸福を この手で壊さずにいられなくなるのは 何故 泣かないで 泣かないで 泣かないで 今でも感じるよ 貴方の祈りを 大いなる光の温もりを だから もう一度 約束するよ 貴方を悲しませたりしない …幸せになるよ… |
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自分で選んだ生き方なら 自分で受け止めるしかないだろ
人生の裏切りに挫けるな いつもまっすぐに前を向いて歩くことが お前の誇りだっただろう そのてのひらの中 ひとかけらの純真を守るために 闘い続けてきたんじゃないのか 求めなさい そうすれば与えられるだろう 聖書の言葉はお前を裏切ったけれど 見てごらん 花や鳥や海や空を 生きていくお前を 全ての美しいものが歓迎しているよ 泣かないで 泣かないで 負けないで 負けないで 立ち上がりなさい 歩きなさい もう強くならなくてもいい お前を守るものが なくなる日がきても お前にはまだ 守るべきものがある 泣かないで 泣かないで 何を失っても お前は全てを失ったりはしない そのてのひらの中に まだ お前のために存在しているものがあるよ 泣かないで 泣かないで 負けないで 負けないで 何を失っても そして独りになっても その魂の誇りにかけて 挫けたりしないで |
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何がお望みかしら 熱いこの身 それとも 熱い涙の雫 愛し方も知らないくせに 愛されることを望んでいるようね 卑怯な貴方の手の内は全てお見通し 一晩目当ての輩よりタチが悪いわ 愛するふりをして心深く潜むこの甘い企みと 許すふりをしてそっと抱えているこの憎しみに 早く気付いた方が身のためよ 貴方に消えない傷を与えることくらい 私にだってわけのないこと 女神の笑みと あどけない瞳に 危ういこの血を隠しながら 爪を研いで待っているわ |
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いい女も悪い女も表裏一体 紙一重 惚れてしまったらしょうがないじゃないの 拗ねて暴れて 泣いて嘆いても 手に入らなければ次はどうしたらいい ボク 冷たい女の心を引き寄せる術が 一つだけあるよ 女の望むものが 一つだけあるよ お前の全てを与えようとする前に考えるがいい 女の望むたった一つを かけひき上手よ 小悪魔よ 騙され上手のお嬢様じゃないことは確か それに疲れたなら悪女とののしる前に いい男のまま消えて頂戴 |
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虎だって ライオンだって 熊だって 牙を抜けば ただの猫 私を愛した貴方は ただの猫 私を毒牙にかけることすらできない |
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貴方に会えても 会えなくても 貴方を想うことが 私の一日の全てだった あの頃 大きく広げた貴方の腕の広さが 私の未来の全てだった 優しく降り注ぐ春の陽の中を 肩を寄せ合い歩いていくはずだった ふたりの空にはいつも 大いなる愛があり ふたりの前にはいつも 小さな幸せがあった 学生服の襟を柔らかく立てた少年と ポニーテールのリボンをひらひらと躍らせる少女は 清く気高い絆に固く結ばれていて その信頼が崩れる日など信じなかった 眩しさと せつなさと 温もりの中 青く硬い春の果実もいつか 熟して地に墜ちることを知らなかった 貴方を愛したことを 悔やんだことは一度もなかった 貴方と別れたことを 悔やんだことも一度もなかった ただ 貴方を愛し続けられなかったことを いつも悔やんでいた ただ 貴方を愛し続けられなかった自分を いつも責めていた ただ 貴方を愛することが それだけが 私の幸せ だったから…… |
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夜明けの船の音 長い坂道の野良猫たち 初夏の夜の澄んだ匂い 狭い台所 軋む窓 壊れかけたテレビ 古い時計 あの夜のシャンプーの香り 深まる秋の街 諭すように降り注ぐ小雨は あの人の歌声に似て 無力な若さを責めることもなく 心に深く染み込んでいった まだ待っている気がする 蒼い時間の向こう側で 降りしきる小雨の中 あの人が叫んだ声が 繰り返し 繰り返し… あの人のいない毎日が 当たり前になった今を責めるように 制服姿の恋人達が笑いさざめいてゆく 嘆いているのですか 憐れんでいるのですか 近く 遠く 廻る 廻る 眩しかった記憶の中 儚きは 恋ですか 人の心 ですか |
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狂おしいほどの痛みを そっとてのひらで覆って 悟られぬように 伝わらないように 柔らかな笑みを差し上げよう 恋が腐る前に綺麗に捨てるのは 私のお得意の手段だけれど この手で終らせた恋は 本当は綺麗なだけじゃ済まない ふるよりふられる方がラクなのは本当 憎んで恨んで忘れればいい 綺麗なまま抱えている方がつらいよ 私を忘れないで 私を愛していて 本当はいつも 苦しいの 責めるのは自分のことばかり 私を忘れないで 私を忘れないで 幸せになっても 私を忘れないで この身に降り積もってゆく悲しみを 責めず悔やまず温め続けている私を 忘れないで |
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確かなものなんて何もない 永遠なんてものは存在しない そう言いきったところで定理は崩れる それでも 確かなものなんてどこにもない それがいつも突きつけられる真実 永遠は神様がついた たった一つの嘘 そう慰めてくれた人がいたけれど 神様を信じるならもう少しラクだね 神様を責めて問い詰められるなら もう少しラクだよ 温もりは 安らぎは 幸せは いつも なんて脆く 儚いの それを知りすぎたその日から私は 抱きしめて 抱きしめて この手で壊してしまうようになった 寄り添う温もりはいつも 確かに私を温めるのに 人の心なんて 愛なんて と その危うさを嘆き悲しみながら 絶望感にさいなまれる夜 いつか どうにもならないものがあるのだ と 狂おしいほどの悲しみを知った日 人は もっと危ういものの存在を 頼らずにはいられなくなるよ |
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涙に霞みながら 消えていくイルミネーション ほとんどやけっぱちだった 他に方法はないような気がした この胸のずっと奥深くに しまい込んでいた悲しみがつのり始める 南へ 南へ 南へ あの砂に抱かれるために 早く 早く 早く あの潮騒に抱かれるために 煩わしい人の世も 憤ろしい時代の波も ふわりと身を揺らして渡っていくはずだった 甘く優しい口説き文句も 深く優しい人の情けも ひらりと身をかわして笑っていくはずだった 南へ 南へ 南へ この絶望感が目覚める前に 早く 早く 早く この悲しみを眠らせるために |
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本当に欲しいものは 誰にも言えない 本当は捨てたいものは 誰だって言えない 今日を生きることは きっと 明日を祈るより 難しい 難解な哲学の書を紐解くより たった一つの真実が 道標 見失った道標は もう届かない処に 人恋しさで泣きたくなる夜 全てをあきらめて旅に出る夜 真夜中の国道を泣きながら飛ばした十二月の夜 海へ行こうか 山へ行こうか いっそ 還れない処に行こうか |
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落ち葉の降り積もる駐車場 ふと空を見て 立ち止まる はらはらと舞い降りる枯れ葉は 二月の雪に似て 満たされているはずの心に降り積もる …どこへゆけばいいですか 冬がきても 春がきても 夏がきても また秋がきても いつまでも立ち止まっている場所がある …あなたはどこへゆきますか …どこまでゆけば逢えますか 満たされることのない永遠の空虚を あなたは知らずに生きるでしょう これから死ぬまで あなたは… 淋しさは 幸福なときほど この胸でくすぶり 決して私を 幸福にさせまいとする |
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研ぎ澄まされてゆく 心 淋しさのカケラが はらはらと 砂漠に降る雪のように 生み出されていく 私はもう 二度と うたわないで 生きてゆけると 思っていたのに 八年ぶりにページを繰れば ここに還れ と声が聞こえる 享楽の海の底 身を沈めるより 何もない闇の中 身を凍らせるがいい ジグソーパズルのように あるべき場所に 収まってゆく 小さなカケラたち 私はまた 小鳥に戻る うたわずには生きられない 淋しき自由な小鳥に ただの女にはなれなかったから ただの詩人に戻るだけ 何もない闇の中 身を凍らせながら 何もないところから 何かを生み出そう |
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思いつめたなら 迷路の扉 問い詰めたなら 断崖の上 健全な不倫理 そんなものありはしないから なるようにしかならない と身を任せるよりも なるようになれ と心ごと身を投げよう 何ひとつ 奪い合わなくても 与え合う事は できたはずなのに 道理な不条理 そんなものもう知りたくもない どうにもならないのだ と初めから出てた結論 壁に叩きつけられても 砕けることすら叶わない Love or Nothing 愛されないなら 消えてしまいたかった あなたの永久欠番になりたかったよ Only one or Anyone else あなたでないなら 誰だって同じだ あなたの嫌いな女に成り下がりたいよ |
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