酒と泪と・・・


 どうも初めまして、したら孝一です。
 第一回目のエッセイということで、気合も十分で、みなさんの期待に添えるような文章を綴っていきたいと思っています。・・・などとは少しも思っておりません。(笑)
 何せ僕にはそんな期待に添えるほどの文章は書けそうにありませんし、怠け者で有名な人間ですので・・・。
 のんびり行きましょう。時に脱線し、時に僕のわがままな考えを述べたりしながら、みなさんの意見を聞いて、なにかしら僕も得るところがあれば、と思っています。

 「酒と泪と男と女」って曲があります。「♪飲んで〜〜飲んで〜〜飲まれて〜〜飲んで〜〜」ってやつです。
 僕の友達はこの曲が大好きで、カラオケに行くと必ずといっていいほど、この曲を歌います。
 ところが彼は酒を一滴も飲めないんですね。逆にカラオケに行くようなときには、僕の方がヘベレケに酔っ払っているのです。

 酔っ払うという行為は、傍から見てあまり気持ちのいいものではないらしい。確かにそうです。僕もそう思います。
 そして、僕が悪酔いして醜態をさらしているときに、周りが冷たい目で僕を睨んでいることは僕も知っています。
 ましてやその場がコンパか何かで、女の子がいるときだったら・・・。僕は次の日になって猛烈に後悔するのです。
 それこそ「酒と泪と男と女」です。ちょっと歌詞とニュアンスが違ってきますが・・・。

 酒は理性のタガを外してくれるいい道具です。ただしこの道具、いわゆる諸刃の刃ってやつでして、使い方を誤ると怖いことになる。
 要は「度を越えないように」ということです。ほどほどにしていれば、百薬の長にもなるのですから。
 と僕がこんなことを説教できる立場でしょうか?
 いえいえ、僕が言いたいのは、「それでも深酒はやめられぬ。酒に泪は付き物だよ」ということです。

 僕の妹は最近酒を飲み始めたのですが、どうも僕と同じく際限がない。
 「ちょっと前に飲みすぎで、トイレで吐いたら、血が混じってた」と笑顔で言ってました。
 それを聞いた僕も笑顔で「いい勉強になったな」などと言っているのですから、救いようがありません。

 飲めない人というのは確かにいます。飲みたくないんじゃなくて、飲めないんですね。
 一見するとその違いが分からないために、「お前、オレの酒を断るってぇのか」なんて絡みだす人がいますが、飲めない人は体が拒絶するのでしょう。
 最近僕は、その気持ちが少し分かってきたのです。(あくまで「少し」ですが)

 体調によって飲みたくない日があります。まあうちの親父なんかは一日も欠かさず深酒をするのですが、ああいうのはアル中という一種の病気ですから、また別にしておきましょう。
 飲みたくても、体が受け付けない日は確かにあります。飲みすぎた次の日なんかは、もう一升瓶を見るだけで気持ちが悪くなる。
 きっと肝臓が疲れているんでしょうが、そのときに飲めない人の気持ちが分かったのです。立場はちょっと違いますが、飲みたくないと言う人は、飲むとすぐにこの気持ち悪い状態になってしまうのでしょう。それならば、飲みたくないというのもナットクがいきます。

 それでもいい気持ちで飲んでいると、飲めない人がかわいそうに思えてくる。本当は飲めない人が、こんな醜態をさらしている僕をかわいそうに思っているんでしょうけど。
 
 酒に飲まれるのが僕は好きです。もはや記憶も断片的になり、その場その場を取り繕うのが精一杯という状態。
 こうなると、後は醜態をさらすのみです。次の日には必ず後悔するのですが、最近、後悔を通り越して諦めるようになってきました。
 もはや一種の悟りの境地に達したのです。
 「仕方がないんですよ。ええ、一生分かりません。死ななきゃ直らないんです。いや、死んだときにも一升瓶を抱えて地獄に行ってやる!」
 と半泣きになりながら叫んでいる僕の姿を、悟りと言わずして、何と言うのでしょう。
 開き直り?いいえ、これは悟っているんです。(笑)

 ともかく酒に泪は付き物です。みなさんお酒を飲むときはくれぐれも心して飲むようにいたしましょう。