朝、僕は朝がきたことを認めたがらない。
過去の楽しい夢は、嘘であったのか。
湿った家の絨毯を見ると、
一万の死と、一万の業苦と、一万の侮辱と、一万の矛盾と
―いやそれは合理的な矛盾である―
一万の殺しの感情と、一万のすばらしい優しさとを思い出す。
ああ、何がここまで私を陥れたのか。
だが私は非常にもそれを心の奥に閉じこめる。
通り過ぎる人々は、疲れた私をもっと疲れさせる。
僕は見られたくないのだ。この僕を見るな。
僕をおまえ達の意識に入れないでくれ。
僕は非情な人が好きである。
蛙を踏みつけて殺している人、
毎日バカにされている上司を殺そうといきり立っている人、
優しすぎて泣いている人。
偽善者を見ると、そいつの偽善を暴いてやりたくて、
衝動に指が震える。
僕は偽善者が嫌いなのだ。
僕は飯を食うときに、冷や汗をかいてしまう。
この飯はなんぞや、このスプンはなんぞや、飯を食うとはなんぞや。
僕は冷笑をにこやかな笑顔に隠しながら、おいしいふりをしている。
物理を勉強するとき、僕は多くを忘れ、
概念の大海の中に身を置く。
ああ、それはどんなに安定な時であろう。
僕は今日地球の裏側で死んだ人のことを考える。
ずっと前から知っていたのに僕は見殺しにした。
僕は非情にも、
「そう、それでいいのだ」と思い、冷笑する。
僕は自分のことを偉いと思う。
馬鹿な奴らの思いどおりにはならない。
彼らは馬鹿だから僕に勝つことはできない。
僕の哲学はそれを保証し、僕は安心する。
僕は青ざめながら布団に入る。
いつもは忘れているのに、
僕の残酷な一日はたまに訪れる。
この小路は
車が乗り捨ててあって
奇妙な木が乗りだしていて
古く、少し壊れたコンクリートの壁が
長く沿っている。
そこを歩いていると
ガラスの小さい破片を見つけて
ポケットに大事そうにしまったり
道ばたに腰掛けて
ステンレスの柵の
砂ぼこりの辺を
さまよえるアリにじっと目を凝らす。
さあこの人肉を喰え
食わねば死んでしまうぞ。
死ねば大切な人を悲しませるぞ。
さあ喰えこの人肉を
喰った人を見よ
さっきまでと同じように笑いあっている。
なんでもないのだ慣れてしまえば。
さあもう喰えこの人肉を
おまえらが今までやってきたように
都合良く片づけてしまえばなんでもなかろう。
おまえのその弱い理論や信念を捨てて
さあ従えこの大いなる理論に・・・
子供のように純粋になれ!
キサマらはこの俺に服従している。
肉体を、精神を、生命を、キサマら自身を
すべてこの俺に服従している。
キサマらがどんなに片意地を張っても
もはやこの服従から逃れるすべはない。
さあ言え「俺は服従していない」と
その言葉は俺の服従を絶対にする。
どんなに明るく生きようとしても
俺にはいじいじと生きているようにしか見て取れない。
それでも生きていたいのならば
人類の末裔まで服従して生きればいいのさ。
どうしてもいやというなら
私に服従する必要はないのです。
だが知っている
感情のいかなる些細な動きも
生命のみなもとさえも
そして悩ませたり安らぎを与えてくれる
すべての母なる関係に。
今ここに宣言する
すべてを認め
安らいでもいいのですよ。
戦闘を始めても、また続けてもいいのですよ。
悩まずにいられなかったら悩んでもいいのですよ。
・・・・・・・・・・
もし服従というものに一瞬でも気づいたのなら
永遠が与えられていることを知るでしょう。
解け合うほどの安らぎが与えられていることを知るでしょう。
すべては母なる関係に。
この世に罪はない
しかし刑は存在する
そこには何も矛盾はなく
刑は断行される
よって諸君を制限するものは何もない
何をしても構わない
しかし刑は遂行される
目に余る刑は断固として行われる
しかし安らかである
大変安らかに行われる
俺は今まで最高の精神を手に入れようとしてきた。
どんな苦境に立たされようと
哲学を失わないように
永遠な哲学を保つために
最高に強靱な精神を持つ必要があった。
しかし、最後のところで弱さを手放さなかった
朝起きてすぐに
俺は自分の弱さに酔う。
弱さなんと愛すべきものか
俺はすべてを捨てて弱い自分に戻りたい。
心が弱くて
悲しい心を持っていて
それでいていつもひとりぼっちの
さびしがりやのそのひとは
いつもいつも悩み苦しんで
それでもなお生き続けようとしています。
ああ、こいつらは何故これほどアホなんだ!!
こいつらがアホでなければ俺は悲しまなかった!!
かなしい奴らはでてこなかった。
俺のゆがんだ心は奴らを引き裂こうとする
私はキレます。
ああ、だが俺はなんと無様なのだ!!
なんとみにくいのだ
俺はすべてを巻き込んで死のうと思う。
だが俺の心は悲しく挫折し
すべての罪と悲しみを抱え込んで
一人絶望に震えます。
ああ、私の過去はこの連続だった!!
なんという過去か!!
そして今も俺はその悲しい影を背負って生きている!!
誰か俺の暗く悲しい心を認めてくれ
俺は常に悲しいのだ
そして今俺は大変はずかしいことをしている――こんなばかげたことを書くなんて
僕は傷をいやしてほしいだけなのだ
過去に織った深い心の傷は
未だに私を暗くしている
僕は傷があまりにも多すぎて
余りにも恥ずかしすぎて
まだそれを言うことができない
だが、それを聞かないでくれ――それを言ったら僕は非人間になってしまう。
それでいて僕の悲しみを認めてくれ!!
ただ、認めてくれるだけでいい。
認めてほしい
ああ、俺はなんと恥ずかしいことをしているのだ――認めてほしいだなんて
俺は書いている自分がいやになる
だが、紺の俺をせめて責めてくれるな!!
私は大変卑わいである。
心の奥で嘲り、うすら笑いをしている。
ケラケラケラケラケラ
ウヒヒヒヒヒヒヒヒ
ウヒャウヒャウヒャウヒャ
そのあとに絶望は訪れる。
僕はパンを食う
パン、パン、パン・・・・
喰う、喰う、喰う・・・・
を、を、を・・・・・
やめろ、パンを袋に入れるのは
出さなくてははやく。しかし、
もう遅かったのだ
「そして喰うんだろう」
へへ・・・
そう嫌みな声でささやくなよ、
胃袋が冷や汗をかくじゃないか。
喰いたくない、喰いたくない、
こんなもの喰いたくない。
は!
油ののっているこのパンは
もしやカレーパンか
ほほーあのカレー・・・
カレーパン!!
カレーとパン、カレーとパン
カレーパン!!
どっちなのだこれは
パンかカレーか
俺はパンは食いたくないのだ
パンは成長する
腹の中で
そしていつか時間が経つと
俺は海綿のようになってしまう
思い出したぞ
狂牛病、スカスカ脳味噌
針を切られた針千本のように
にやにや笑いながら
ぼんっと座っている。
ああ、ひきむしりたい
だいたい何故こんなものがあるのか
買ったのか買ったのか!?
ヒヒッ・・・!!!!!
そうだ買ってしまったのだ。
買った買った。
離れていよう
何をされるかわからんから。
そう、包丁でももって
少しでも落ち着こう
カレーパンか
ぐつぐつカレー
カレーはうまい
こいつはもしやカレーか
ほほうなるほどそうかもしれぬ
むむ、だがこのおももちいけすかぬ
殺してやるぞ
この包丁で
だがしかし、
この俺にも理性がある
道徳がある
包丁でこいつを刺すのはいかがなものか
誰も見ていないが
見つからなければ見つからないほど
こいつは亡霊となって私の頭に呪い着き
毎日毎日恐ろしい朝を
昼を夜を夢の時を
過ごすに違いない!!
ほほうわかったぞ!
他人に見られながら行えばよいのだ
時は今日、場所は渋谷ハチ公前
毛の赤い犯罪者や
麻薬売りの黒人や
詐欺師の天真甘栗屋の前で、
大声でリンチの招集をかけ
こいつを引きちぎり
内臓物体をぶっ飛ばせ!!
そして最後に
こいつが本当にカレー**(タブー)か
確かめてやる。
人はかわでできているのだ
人はかわでできているのか
人よ服を着るな
人よ車に乗るな
人よ肉をさらけ出すな
人よかわでできているな
人よ我にかわを見せるな
人よかわを表面にするな
人よかわという過去を抹殺せよ
人よかわ、かわ、かわ・・・・・・
地面にへたばって、でこぼこした地面を見ながら
俺はうなっていたい、目を見開き、充血させながら
「かわ、かわ、かわ、かわ・・・・」
原爆は今日も多くの人を殺している
青白い光を放ち、あこがれのうちに殺している。
ああ、原爆を俺に落とせ!
俺は光を浴びたいのだ
光のシャワーを、前進に心地よく浴びて
はあ、死んでゆきたい。
君は神の存在を否定されるのが怖いのだろう
僕は証明してあげるよ
君のいつも使っている論理で
ごくごく簡単にね
僕は知っている
敬虔な信者ほど、神を強く信じていると言い張る人ほど
醜く卑劣な考えを持っていることを
僕は彼らの醜態を卑劣に笑ってあげたい
彼らはまだ自分が人を殺してしまったことすら気づいていない
そして自らを恐ろしい醜態に陥れている
何を正当化しようというのだ
何も正当化できない
君たちはただ死ぬのだ
私は予言できる
誰もあと3百年も生きないと
ノミやダニに喰われて跡形もないと
そして暗黒すらないのだ
神を信じるのはべつによい
だがそのかわり人を殺さねばならない
君は今まで何人の人肉を喰い
何人の体を穴からひねり出したか知っているか
みんなおまえがくそに変えているのだ
くそになった人たちが、肥溜めの中で
海中やゴキブリにかいつまれているのだ
そう、もしもおまえが神というやつを連れてきたのなら
俺がぶっ殺してやる。イヒヒヒヒ・・・・・・
人を殺すところに何があろう
苦痛か?悲しみか?いやー
快感である。
僕は人を大勢殺したい
この世の中を支配している
低俗な考えを持った頭の悪い奴らを
奴らは卑劣だだから殺す
奴らを服従させるのだ
奴らには自らを責めさせて、愚かさを悟らせて
恐怖のどん底に突き落としてから
ハンマーで殺してやる
ああ、そこにあるのは鳥肌が立つくらいすばらしい
快感である。
ああ、今日はよい日である。
青く薄く晴れ、
雲が小さくちぎれて、
上空の強い風に乗って
遙かにとんでいく
そんな淋しい日だ。
だが私は嬉しい
雲は空と溶けあっていく
稲科の小さい雑草は、びくびくと影をふるわす
僕はずっと空を眺めているのだ。
僕は社会が嫌いである
僕は人間が嫌いである
僕はくだらない概念が嫌いである
馬鹿な奴らが嫌いである
私をこのようにした世界が大嫌いである
私は生き物が腐って行くところを見るのが好きである
動物が苦しみながら死んでいくのを見るのが好きである
おぞましいことを考えることが好きである
人間社会を作ってなに喰わぬ顔で居座っている
一般人どもにこの世の地獄と無秩序を、教えてやるのが
何よりの楽しみだ
おまえ達は私の前では全く無力だ
だから壁に頭を打ち付けて死ね!
それがいやなら俺がけ飛ばして殺してやる
生きたいか?
発狂してきちがいにでもなれば
大目に見てやろう
あらゆる神は無能である
私の哲学に比べれば
神が言ったなどという宗教は
足元にも及ばない、全く無能だ
馬鹿な一般人どもにはちょうどいい
そして、何故馬鹿かすらわからずに
煩悶を繰り返すがよい。
新月の春の夜
深夜番組の笑い声
赴任してきた若い教師は
再び漢字の勉強を始めた