何度 
君を抱いても
癒されない心がある
他の人を想っている君と
なぜ 
こうして 朝を迎えてしまうのだろう



カーテンのすきまから
こぼれでる朝の光に
目を細めている
腕にかかる心地よい君の重さを
感じながら
僕は また
眠りつく・・・

今 私の中にある
新しい命
あの人が最後に残してくれたもの・・・
まだ会ったこともないけれど
こんなにも愛しく思う・・
あの人が私にくれたもの・・
あなたは私達が愛し合ったあかし・・
きっと 
大丈夫
あの人がいなくても生きてゆける・・
あなたとふたりで・・・

君は大丈夫だろうか
僕がいなくても・・・
寂しがりやで泣き虫ですぐに悩んでしまう
そんな君を残して僕は逝けるのだろうか・・
少しでも君が泣かなくてすむように
静かに眠りたい・・

ほら・・・歩いているでしょう?
1歩・・・2歩・・・
あなたによく似た男の子です
こんなに小さくてもわたしを支えてくれている・・・
わたしには守るべきものがある・・
だからこんなにも強くなった

君は寂しげに目を伏せる
ごめんねを言う君の方が 
なぜ
涙するの?

「けんかをした」
 君が笑った
君のほほに触れてみようか・・
きっと
こらえきれずに泣きじゃくるだろうね

「付き合ってるの」君から聞いた
「結婚するよ」あいつが言った
どれだけの季節を3人で過ごしてきただろう
君はあいつと結ばれて
僕と君の心はひとつになることはなかったけれど
こうして
僕の気持ちを大事にしてくれたから
今でも君たちのそばにいることができる

泣いてる暇なんてないんだよ
君は明日あいつの花嫁さんになるんだから