宇多田ヒカル「First Love」



まずは、アルバム中いちばん泣けちゃう、せつないバラード。
タイトル曲の『First Love』。

「わたし、わりと手抜きで歌詞を書くほうなんだけど大事にした
のがこの曲と「Give Me A Reason」。「First Love」はとくに
歌入れに時間かけたね。日を分けたりして。
声がちょっと疲れてから歌ったほうがいいってわかってたから、
ほかの曲の歌入れが終わってから必ずこれを歌うとか。
けっこー歌いこんだよ、これ。
50回くらい歌ったんじゃないかって思うくらい。
実際はそんなには歌ってないと思うけど、
気持ち的にはそれくらいだった。」

次、『甘いワナ〜Paint it Black』だけど、歌詞に
”浅い・若いなんて言わせない”ってあるでしょ。これは、
よく”まだ若いのに大人びた声だね”とか言われることに
対しての気持ちなのかなって思ったんだけど。

「アハハハ。まあ、あんのかもしんないねぇ〜。
確かにそうかもしれない。年齢について言われること?
言われるのもいまのうちだから、言っとけ言っとけって
感じなんだけど(笑)、いつまで言われんのかなぁって思ったり。
でも、16歳の歌手ってけっこーいるからな。ただ、
作詞・作曲までしてる人はあんまりいないんだよなぁ〜。
それがなんかもったいないっていうか。」

それから『B&C』の歌詞も印象に残った。
とくに”未来に保証は無い方がいい、賭けてみるしかない”
ってところ。このあたりにいまの決意が歌われているようで。

「あぁ、そうっすね。でも、この歌がいちばん苦労した。
明るくて。1曲くらい明るい歌があったほうがいいかなって
思ったんだけど、やっぱり難しい〜って思った。
わぁ、向いてねぇ〜って。カラオケとか行っても、
明るい歌はあんまり歌わないからね〜。」

大事にしたと言っていたもう1曲『Give Me A Reason』。
これはアルバムの核になってる曲だと思う。
いまの年齢の自分をきっちり歌っておきたいという
強い気持ちが出てるね。

「うん。最初に歌詞をお父さんが見て、
”まだ15歳なのに、どうして"only sixteen"なんだ”って
文句つけられたんだ。だけど違うんだよ。これから16に
なるってことを考えて、その気持ちを歌いたいって
思ったんだよって。わたし、友達とかからけっこー
相談されちゃうことが多いんだけど、わたしから相談
することってあんまりなくて、けっこー自分で背負っちゃう
タイプかなって思うんだ。だから、音楽の時くらいしか
言えないっていうか。もう音楽で言うしかない!
って思って。そういう曲・・・・。」

というわけで、4曲しか触れられなかったけれど、ほかにも
グッとくるいい曲たくさん。もちろんシングル曲も入ったこの
『First Love』。これがいまのHikkiなのである。

TRmag.vol.32/1999/APRILより

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