さぁ。諸君。
今までの問題05まで、
いかがだろうか?
さぁ、問題もいよいよ6問目となった。
出題者のこちらとしても、
そろそろ問題も解き方や答えなど、
ネタが同じ感じになってきたり、
法則が似てきてしまったりと、
考えるこちらもいろいろ大変である。
問題.06
燦々(さんさん)と照りつける太陽から日光を頭上から浴びながら、遠藤瞬(えんどう しゅん)は、招待された佐山邸へと足を運ばせていた。佐山に招待された約束の時間は午後12時だったが、「遅刻」という3文字(漢字でいったら2文字だが)が大嫌いな性格な為、約束の時間の1時間前に佐山邸に到着した。温かく迎えいれられる遠藤。
東京から2時間かけてやっと、佐山邸に一番近い無人の駅へと到着した吉井玲(よしい おん)は、ホームに降り立つや否や、すぐに自動販売機の前で足を止めた。と、そこに3人目の招待客である渡辺兼一(わたなべ けんいち)が近づいて来た。どうやら吉井と同じ電車に乗っていたらしい。
「やぁ、吉井さん。」
「あっ、これはこれは渡辺くん。」
渡辺より1回り年の違う吉井は、渡辺に対して"くん"付けで呼んでいた。この後、2人で一緒に佐山邸に向かったのは言うまでもない。彼ら2人は、約束の時間の10分程前に佐山氏と対面した。
なかなか到着しないもう1人の招待客である佐藤克則(さとう かつのり)を最初のうちこそは少し待っていたが、30分程待ったところで、主(あるじ)である佐山氏が、
「もう待たなくていいでしょう。約束の時間を1時間近くも過ぎているんだし・・・」
そう言って佐山氏・遠藤・吉井・渡辺の4人は、まだ来ぬ佐藤を尻目に昼食を済ませた。
そうしてさらに1時間半が過ぎた頃、やっと佐藤が佐山邸に到着した。佐藤が到着するや否や、すぐに
「みんなに、俺が一番最近考えた新技を見てほしいんだ。」
そう言うと、マジシャンである佐山は自室に向かった。どうやら招待客を招いた一番の直接的な理由はこれだな、と誰しもが悟ったことであろう。
会話に盛り上がりながら佐山氏の準備を待っていた4人だったが、30分が過ぎた頃、吉井が
「それにしても、ちょっとあまりにも遅すぎやしませんか?」
そう言った。他の3人も同じことを思っていたのだろう。佐山氏の自室に彼を呼びに行く為に、全員が殆ど同じタイミングで立ち上がったのである。
早速佐山氏の自室に向かおうと思っていた彼らだったが、何せ4人ともこの佐山邸には初めて来たのだった。当然、佐山氏の自室が何処にあるのかなんてもっての他だった。さらに付け加えて、だだ広いこの佐山邸にはざっと数えただけでも50部屋以上はあるとみられ、ちゃんと数えたら何十部屋あるのかわからないほどだった。あまりの広さに、4人それぞれが手分けして探すことに合い相した。それでも、この広い佐山邸から佐山氏の自室を一部屋一部屋見て回って、探しあてることは容易ではなかった。時間にして約30分はかかったことであろう。
その30分が過ぎた頃、ある者の叫びによって、皆が佐山氏の自室へと集まることとなった。叫んだ主は誰だったか・・・?でも、いやしかし、今はそんなことはどうでもいいことだった。
佐山氏の自室に集まった彼らが見たその光景は、あまりにも無惨なものすぎた。
それは、熊によってひっかかれ、さらには噛み殺されたような・・・そんな佐山氏の姿だった。
「早く、警察に連絡を・・・」
そう言ったのは果たして誰だったのだろうか?もしくは、全員だったかもしれない。全員が完全にパニックに陥っていた。
俺は佐山邸に向かった。
インターホンを鳴らし、扉を開けて出てきた男に俺は、
「警察の者ですが・・・」
そう言いながら、警察手帳を彼の目線に掲げた。彼はすぐに承知し、俺と俺の部下数人と、さらに鑑識の人たち。合わせて全員で20人弱はいるだろか。
「佐山さんが殺されたのは、彼の自室です。ご案内致しましょうか。」
「はい。お願いします。」
そう答えて、俺は彼佐藤の後に付いて行った。彼らが何故、佐山氏の死因を他殺と決め付けているのか。それは仏さんの姿を見てすぐに答えが見つかった。佐山氏のその死体は、事故や自殺などといったことは全く想像できないような状態だったのだ。
また、死体のそばには被害者が息をひきとる直前に書いたものなのだろうか、ダイイングメッセージでは?と思うようなものが幾つかあった。それらがそのままになっていることから察すると、被害者が死ぬ直前に残していったこれらを犯人が全く気づかなかったか、もしくはこれ自体が犯人の罠なのか・・・そこらへんはまだ今のところ何とも言えないが。
被害者のそばには、11桁まで数字が表示できる計算機。
その計算機には・・・
「12123678890」
と表示されていた。さらに、被害者の右手の人差し指は、なをもある一つの数字を打とうとしていたかのようだ。
また、被害者を挟むようにして、被害者の両腕のそれぞれの外側に、100円ショップで売っていそうな安物の鏡があった。
また、さらに被害者の足もとには"2"と書かれたメモ用紙が1枚。それから、もう片方の足元には半分に切られているにんじんが1本落ちていた。
今回の問題、
当てて欲しいのはズバリ
もちろん犯人の答えだ。
さぁ、解いてみたまえ!!!