¢kIの軽いMCの後、たたみかけるように始まった、WASTAD TIME。新曲だ。攻撃的なリフが詩が、体を貫いていく。この
殺人的なR&Rは、 BEAT PARTY、ONE NIGHT
STANDと、続いた。ここでMCに入るのだが、この時体力の
1/3持っていかれた感じで、息が荒くなってきた。まだ始まった
ばかりなのに・・。ふと、友人の方をみると、彼らも汗だくになっていた。
やはりというか、さすがにビーツのライブはすごいと感じた。
MCが終わり、最近聴いたばかりのリフが響く。漂流少年。¢KIが
最新アルバム、LIFE GOES ONの広告に書いていた、
『俺はパンクで、ロックンロールた゛』というメッセージが頭を
よぎる。間髪いれず、SONG FOR NEW BRATS。
野太い『OK!』という声が、こだまする。ノリはもう説明する必要
はいらないだろう。(このあたりから、記憶があいまいです。
ごめんなさい・・。)突然、中央にSEIZIが出てきて、はじまった
、
ESCAPE TO NOWHERE。鬼気迫る表情で歌う
SEIZEに、黄色い声が飛ぶ。以外に女に人気があるんだ・・。
と、思ってるうちにLONESOME RAMBLE BOYと、
SEIZEオンパレードである。THANK YOUと言い、満足げにステージ
右側に戻っていった。観客のテンションをまだあげるのか、といわん
ばかりにFIGHT FOR YOURSELF。個人的には、
この歌は大好きだ。何といっても聴いててパワーを与えてくれるよう
気がするしテンポもいい。待ちこがれた曲のひとつだ。この時ばか
りは、自分も狂いまくった。¢KIと俺達で掛け合いが続く。意識
が途切れそうになる。骨がきしむ。洪水のようなこの流れが終り、
中盤のクールダウン。もう、体が濡れてない場所はない。
自分は、幾つかのメジャーなアーティストのライブも見にいった事も
あるが、全部ホールでライブというよりは、ショーのような気がして
していた。決して自分が求めていた物は得られなかった。でも、
ビーツは違うと、断言できる。手抜きは一切ない。¢KI達が自分
達のありったけをぶつけているのが毎回ひしひしと感じる。その姿
を見せられたら自分もありったけをぶつけずには、いられない。
そうしてその空間にできあがった物が欲しいから、俺は毎回ビーツ
に逢いにいっている。
ちょっと話が脱線してしまった。本題に戻ろう。
MCで¢KIが自分がどんな場所にあろうが自分の心のふるさと
は広島にある。という話をしてくれた。この話から次の曲が予想で
きた。そう、ライブで聴くのは、今回初めてである
MY HOME TOWN。静かなイントロが始まった。
切々と歌いあげる¢KI。曲中、自分は心の中に子供の時代の情景
が浮かんでは消え、懐かしい気持ちになり、そしてこみあげる物を
抑えているうちに、そのバラッドは幕を閉じた。この感動は、最初
に、親愛なる者、をライブで聴いた時に感じた物と同じだった。
そして、曲は、こんな時代の真ん中で、に続いた。
この曲に込められているメッセージは、まさに今の自分に当てはまる
社会に出て今が物凄く残酷な時代だと感じている今日、逃げ出す
事もできない。でも生きていかないといけない。自分は、そう解釈
してしまう。・・やがて夜が明けるようにバラッドの、時間が終わった
そして、時代に負けてくれるなと、いわんばかりにREBEL SONG
が始まった。また活気づいてきた自分達、それからまた、燃え尽きる
までたいした時間は必要なかった。THIS IS TOKYO
JAP、街の灯、HEY WANDERER、この三曲のところは
もう、めちゃめちゃやった、と言うしかない。申し訳ないが、すご
すぎて、ちょっとトんでたので、あまり覚えてない。
そして、メンバー達は去っていった。
だが、火がついた俺達は、引っ込むことを許さない。すぐに
ビーツコールが始まり、彼らを呼び戻した。
そして第二幕が始まった。
INOCENNT DAYS。¢KIは歌ってくれた。これを待って
いた。『昨日の自分より少しだけは、ましになってやれ』¢KIの
口からこの言葉を聞くために此処にきたんだ、という想いは、次の
十代の衝動で爆発した。『何処まででも遠くまで行けるような
気がしていた。今も俺を突き動かす、十代の衝動』この歌を知らなかった
らどんな自分になっていただろう、といつも考えてしまう。
それほどの曲である。・・二曲が終りまた去っていくメンバー達。
まだ、帰らせない。
ビーツコールが畳み掛けるように起こる。疲れが落ち着かないうちに
出てくる彼ら。申し訳ないが、火をつけたのは貴方達だから、ちゃん
と燃えつきさせてほしい。この欲求を満たしてやろう、といわん
ばかりに第三幕が始まった。
BOYS BE A HERO。当たり前のことを歌っている。
でも、当たり前のことをしないから¢KIは、叫んでいる。
『夢見る頃を過ぎたって、扉閉ざされたわけじゃない。』
何かに躊躇している人は、聴いて欲しい。
そして久しぶりに、いのちの音、を聴かせてくれた。
この空間、黒崎マーカスという海を漂っている感じにさせてくれる。
そして、パワーをお互いにぶつけ合う。もうここでは全てを
はきだした。ここに在るひとはこの瞬間ひとつになったような気が
した。・・そして彼らは手を振り、去っていった。
照明がついて、ライブが終りである事を知らせている。
が、皆、屍のようになりながらもコールする。またでてくる事
を信じてそれを続ける。自分もうどんにつかったとろろのような
体を起こし、それに参加した。半分諦めかけていたその時、彼ら
は出てきた。いたずらした子供の様な顔をして。
そして、俺達に、BARRIER CRASHをプレゼントして
くれた。これも、ライブでずっと聴きたかった曲のひとつだった
だけに、自分の限界をこえて拳と声をあげた。
彼らは、笑いながら再会を約束して、去っていった。
もう、動けない。手も挙がらない。声もでない。
でも、この感じを味わいたかったので、満足だった。明日の
ことなどどうでもよかった。今はただ、このままでいたい。
そうして、次のライブはいつだろう、と考えつつ友人達と
打ち上げにくりだした。