chapter9.葛藤


1997年この年から夏コンだけの生活になる。しかも東京・大阪・名古屋などドームツアーを

行うようになっていた。どんどん遠い存在になっていった。

しかしなぜか私はドームではなくドームより規模の小さいホールの公演ばかり

当たっていた。そして割と近い席で年に一度彼らと会うことができた。

しかし私の中に残った寂しさはぬぐいされないものがあった。

いままで、1年に最低10回のライブには通っていたのに、

この年から、2回しか会っていないのだ。

拓ちゃんに会うことが出来るのは、この2回だけで、

あとはスマスマや、ドラマを見る事、そしてラジオしか、拓ちゃんを感じる事が出来なくなってしまっていた。

それでもやっぱりライブで拓ちゃんに会える事が、私の生きがいで

この年からは、夏コンしか生きがいを感じる事が出来なくなってしまった。

私は弱い人間なので、すぐに寂しくなるし、会いたくて会いたくて仕方がなるときがあって、

手元にあるビデオを手当たり次第に見て

拓ちゃんの笑顔を見て元気を取り戻すしか方法がなくて、

そんな自分に落ち込んだりする事もあった。

そしてそんなときに思い出すのが、決まって昔の思い出で、

拓ちゃんが近い存在であるっと思っていた、あの頃にもう一度

戻りたいと本気で願ったものだった。

私の心の中にはSMAPが日本中の多くの人に認められた事の、

うれしい気持ちと、昔のあの頃の方がよかったと思う気持ちが生まれ始めていて、

次第に自分の心の中での葛藤が起こるようになっていた。

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