インタビュー

第一回インタビュー(2000.2.17着信)

IMAGIKAはまだ日本では名前が浸透していないバンドであるため,バンド歴史・その音楽性について,特に現時点での最新作であるアルバム「WORSHIP」に関することなどをバンドの創始者の一人でもあるギターのSteven D. Riceに話を伺ってみた.必要に応じて他のメンバーにも答えて貰った.もちろん,内容に関しては本ページのオリジナルのものである.

:まず,バンドの歴史ついて教えて下さい.

Steve:バンドはローカルな音楽誌に出した広告を通して知り合ったDave(ヴォーカルのDavid Michael)と僕とが94年に結成したんだ.その後,僕らはDaveの以前いたバンドXzanthusからドラムのHenry(Henry Moreno)が加入した.そしてベーシストのMike(Michael Dargis)はそのころフロリダのデスメタルバンドに在籍していたけど,こっち(サンフランシスコ)に来て一緒にやるようになったんだ.僕らは地元でのギグなどを行う準備として同年に3曲入りのデモを作成した.その後,サンフランシスコの様々なバンドと一緒のショーでプレイした.95年の初期にはデビューアルバムであるセルフタイトルCDの生産に入ったんだ.アメリカではメタルは下火になっていたのを知っていたので,僕らは口コミによってより多くのオーディエンスと連絡をとるためにインターネットや広告などで我々のレーベルであるHeadless Corpse(HCR)をアンダーグランドで売り込んで配給して行くようにしたんだ.96年にはドイツのabsレコードが興味を持ってくれたんで彼らと契約し,ヨーロッパ全土にリリースされた.同時期にGrave DiggerのChris Boltendahlが率いるFlyng Dolphinとマネージメントと出版物に関する契約を行った.97年初頭には「Worship」に関する作業をHCRで行い,ヨーロッパでRadiation/Indigoを通じてリリースされた.99年の1月には我々は10日間のドイツツアーをGRAVE DIGGER,IRON SAVIORと一緒に行った.そして,最新のCD「...And So It Burns」は2000年の秋にはリリース予定だ.

:IMAGIKAというバンド名の由来を教えて下さい.

Steve:この名前はホラー作家のClive Barkerの本にちなんで付けたんだ.僕らはより多くのことをバンドで表現していきたかったからImajikaからImagikaへ綴りを変えたんだ.ImageとMagicといった意味の・・・.

:曲はどのようにして書いていますか?

Steve:僕は通常バンドに新たな曲をもたらす.そして僕らは共同でアレンジに取り組むんだ.そしてDaveは歌詞と歌メロをつくっていくんだ.僕らは常に新しい曲作りを行っているんだ.そうすることによって僕らはその曲をレコーディングする際に可能な限り力強い曲を得ることができるんだ.

:曲作りの際にどのようなことに注意しますか?

Steve:そんなに意図的ではないんだけど,それは魅力的であるか?良いグルーヴ感を持っているか?ヴォーカルのメロディーは格好良いか?といったようなことだ.もちろん,Metalじゃなきゃならない.

:あなたが影響を受けた音楽について教えて下さい(他のメンバーに関しても)

Steve:バンドとしてはJUDAS PRIEST,IIRON MAIDEN, SLAYER, MERCYFUL FATEなどが好きだね.それとTESTAMENTやFORBIDDENなどの数多くのベイエリアスラッシュなど.DaveはDIOの大ファンで,Halford, Dickinson, Blackieなどが好きみたいだ.MikeのベースはSteve Harris, Geezer, John Entiswle, D. Verniなど,HenryのドラムはScott Rockenfield, Scott Travis, Dave Lombardoなど.僕はギタリストとしてはGlennとKK,Iomni,Malmsteen,Schenkerなんかだね.

:では,アルバム「Worship」についてお聞きします.どのようなサウンドに仕上げようと思いましたか?

Steve:僕らは最初のレコーディングの際にファーストアルバムで我々が成し遂げたものの改善を望んだんだ.より良いプロダクション・楽曲・演奏などの面で.僕は我々がそういった点を改善できたと思う.曲はより一層暗くより重くより旋律も活かされている.僕らはスラッシュメタルとパワーメタルの中間的な良いバランスの音を欲していたんだ.

:アルバムのコンセプトはありますか?

Steve:このCDに関してのコンセプトは特にないんだ.でも,叙情詩的に大枠のテーマはある.歌詞の多くはネガティブな方向からの宗教的なものを扱っている.僕らは宗教が選択的で自由な人の思考を取り去る力と有罪と検閲を通じての表現を束縛しているといった事実を信じている.特にここアメリカでは強い宗教的保守は運動がある.

:ベイエリアでは特に80年代に多くの優秀なバンドがいましたが.それらの影響はありますか?

Steve:もちろん.僕は英国でのNWOBHMの到来の時と同じようにヘヴィーメタルシーンに置いて重要なものだと思っている.僕らはそれらに強く影響を受けているよ.

:ではそれぞれの曲について話して下さい.まず,効果音的な"Golgotha"をアルバムの最初に持ってきたのは何故ですか?

Steve:このCDの全体の仕上がりを考えて,次の曲を聴いた瞬間にガツンと蹴り上げられるような衝撃を与えるために油断させるクールでムーディーなイントロを必要としたんだ.エンジニアのDino Aldenが作曲したんだ.

:"The Conflict"はエネルギーに満ちていますね?この曲について教えて下さい.

Steve:この曲はレコーディング前に書き上げた最後の曲の一つだ.IMAGIKAが総てであることの良い提示だ.歌詞は僕ら亜が遅かれ早かれしなければならない選択について書かれている.Good vs. Evilさ.

:"Court Of Confusion"はリズムチェンジをいくつか含んでいてとても興味の持てる曲でした.この曲については?

Steve:この曲は若干モダンスラッシュ色を出している.罪がない人々を欺くアメリカの司法システムとその方向性についての曲だ.このアルバム中で最も気に入っている曲の一つだね.

:"The Sky Is Falling"は中間のメロディアスなパートが非常に効果的な曲ですね.

Steve:国家には政策に関する責任があると考えているために,欠如した保護政策それを処置する人間との間にひきおこる環境と損害を与えられた人たちに関するクールな曲だ.初期のI MAIDENやMETALLICAなどに通じる音だと思う.

:タイトル曲の"Worship"は非常に印象的なリフとインパクトのあるサウンドが特徴ですね.個人的にはこのアルバムの中で最も気に入っている曲の一つです.この曲については?

Steve:この曲は僕とベースのMikeとの共作なんだ.Daveは宗教が人々を抑制すること,それが誤ったやり方でどれだけ破壊的であり得るかを表現したクールな歌詞を書いたんだ.僕はこの曲の東洋的な感覚のところが好きだね.

:"Hall Of Desire"はとてもエネルギッシュな曲ですね.そのリフのイメージはVICIOUS RUMORSに近い印象を持ちましたが.

Steve:そう.この曲はとても強力なヘヴィーメタルサウンドに仕上がったと思う.君もそう思ったかい?VICIOUS RUMORSは僕が影響を受けたベイエリアの最も優良なバンドの一つだ.もし,君がこの曲にそういった印象を持ってくれるのならそれは僕にとっては素晴らしい賞賛だよ.この曲はヨーロッパで非常に受けが良い曲だ.僕らは去年ヨーロッパツアーを行ったとき,この曲に対する多くのリクエストを得たんだ.

:"Devour"は初期のMORDREDに近い感じにきこえました.かなりファンキーな曲ですね.この曲については?

Steve:僕はこのCDの中ではあまり好きな曲じゃないんだ.ソロの部分は好きだけど,この曲がIMAGIKAを反映している曲とは思えないしね.他のメンバーは僕よりもずっとこの曲が好きだったから,僕の意見は多数決で外されたんだ(笑).

:"The Way"はストレートでインパクトのあるリフが格好良いですね.初期のEXODUSに通じるような.とても気に入っている曲なんですが,これについては?

Steve:僕も君と同意見だね.この曲はとってもクールだ.アレンジとテクニカルなリフが凄く気に入っている.クールでアグレッシブな音になった.そして歌詞は神秘的でファンタジーなものなんだ.

:"Precious Life"はとってもムーディーに始まりますね.私はIMAGIKAのサウンドはスラッシュメタルだと思いますが,多くのスラッシュメタルバンドはバラードソングを持ってませんよね.思いつくのはDEATH ANGEL(THE ORGANIZATION)くらいですが.こんなに完成度の高いバラードはなかなかないと思いますが,この曲に関してはいかがですか?

Steve:僕らはこの曲が好きだったんだけれど,しばらく暖めていた曲なんだ.僕らがバンドとしてこの曲を使うべきかどうかわからなかった.けれどもこの曲はバンドの異なる側面を示しているとは思うよ.これは全ての女の子たちへの曲さ(笑).

:"Of Weaker Men"とはどういった意味ですか?

Steve:この曲はうまくいかない生活における問題を悟られないように弁解を捜す人々についての曲だ.そんな奴には「黙れ,クソ野郎」って言いたいね.

:"Redemption"は非常に変わったヴォーカルメロディーが大変効果的ですね?

Steve:そう,Davidの声はこの曲に凄くマッチしていると思う.これもまた僕の好きな曲の一つさ.凄くヘヴィーで,曲の最後までムーディーなソロがある.この曲は凄くダイナミックな曲だからライブで巧くいくんだ.Daveはすごくいい仕事をしたと思うよ.彼の声は凄くクールで曲の必要に応じてシャウトすることもできるし,唸ることも歌い上げることもできる.

:"Beyond"はとても美しいサウンドで効果的なインストロメンタルですね?

Steve:この曲は心に深く入って来るんだ.この曲は心の深い部分から生まれたものでとっても気に入っているんだ.今まで東洋の音に興味を持っていたけど,このCDの上では僕の最も良いプレイができたと思っている.僕のママですら気に入るよ(笑).

:どの曲が一番気に入ってますか?

Steve:"The Conflict", "Court Of Confusion", "Redemption"そして"Beyond"だね.

:アルバムに関するメッセージがあれば教えて下さい.

Steve:このCDには特にメッセージといったものはない.メタルはファンが曲を気に入ってくれて楽しんでくれればいいと思うんだ.

:日本のIMAGIKAファンあるいはメタルファンへのメッセージをどうぞ.

Steve:もし君が一般のメタルファンだったら,このCDに何かを感じると思う.僕らは忠実にプレイしているし君はそれをやがて聴くと思う.いつか日本でプレイすることができるならそれは非常に喜ばしいことだ.

そうそう,"Worship"の本当の意味を知りたいかい?それはエイリアンフォントでのS810っていう呪文さ(ジョークだよ).どうか,それをチェックしてくれ.

僕らは4月にGRAVE DIGGERのUwe Lulisと一緒に新しいアルバムの作成に取りかかる.年末までにはそれを終了する予定だ.タイトルは「...And So It Burns」になる予定だ.

ということで,第一回のインタビューを終了する.インタビューの後半ではかなりおどけて見せたりとユーモアたっぷりの暖かな人間性を垣間見ることができた.メタルシーンの中でも目の肥えたファンが多いであろうベイエリアでも非常に注目を浴びており,今後彼らがより大きなバンドへと成長していく過程を温かく見守っていきたい.