INTERVIEW with ANDY GALLEON (SWARM)

 

80年代中期から末期にかけてThrash Metalの流れの中で,シーンを拡大させた流れはサンフランシスコのベイエリア地域から生まれた.その中でDEATH ANGELは日本での人気も高く,来日公演も行っている.正直言って私個人としてはThrash MetalとしてはDEATH ANGELのサウンドはあまりなじまなかった.しかし,後期になりその音楽性が大きく変わって以降のThrash Metalとしてではない彼らのサウンドは好きである.その後,THE ORGANIZATIONとして素晴らしい2作品を残した.そして今,DEATH ANGELの創始者であるRob Cavestany,Andy GaleonとMark Osegueda,Michael Isaiahといったメンバーで新たバンドSWARMが本格的に始動しはじめた.地元SFでも多くのギグをこなし,三度シーンへと戻ってきた.そこでバンドの中心人物であり,オールドファンはお馴染みであろう,Andy Galeonにインタビューを行った(実は,Robに尋ねたらAndyから返事来たんだけど).

TOD:まず,SWARMはいつから活動しているのですか?

Andy:僕らは1998年の秋にSWARMをスタートさせたんだ.

TOD:では,THE ORGANIZATIONの活動をストップしたのはいつでしょう?

Andy:THE ORGANIZATIONは1995年のU.S.ツアーの後に終了した.

TOD:なぜTHE ORGANIZATIONを解散し,SWARMをはじめたのですか?

Andy:僕らは最後のロードをこなしたころに音楽的な好みの違いが生じはじめてきたんだ.それで僕らがSan Franciscoに戻ったころから,別のことをはじめようと思ったんだ.RobとMarkと僕とは他の人と一緒にプレイするのはあまりに難しいから,一緒にやるべきだということをお互いに分かり合ってた.それは音楽的なレヴェルの問題なんだ. バイブレーションやフィーリング,強烈さを僕ら以外の他のプレイヤーとはうまく共有できないんだ.

TOD:DEATH ANGELが解散した後,Markは何をやっていたのですか?

Andy:彼はSILVER CIRCUSという名の非常に優れたバンドをやっていた.彼らは数回のギグを行ったよ.Robと僕とはサンフランシスコでの彼らのジャムを見に行ったこともある.

TOD:あなた達は何故再びMarkと共にプレイすることを選択したのですか?

Andy:THE ORGANIZATIONの間はRobがリードを歌っていたし,僕もそうだった.歌うことは好きだよ.でも,僕らがSWARMで演奏するときは,僕にとっては喜びというよりは寧ろ負担が大きいんだ.それで僕はバックに徹することにしたんだ.RobはSWARMで歌っているけれど,THE ORGANIZATIONの時のような感じではない.Markは僕らがライブショーでもたらすエネルギーにマッチするラウドさを持ち合わせて僕らと一緒にプレイできる唯一のフロントマンなんだ.

TOD:Gus (Pepa)とDennis (Pepa)は音楽活動を辞めたのですか?

Andy:Gusはそうだ.Denはまだサンフランシスコのパンクバンド,THICK AS THIEVESでプレイしているよ.

TOD:私はDEATH ANGELのデビューアルバムとSWARMのサウンドとは大きく違うと思いますが,DEATH ANGEL-THE ORGANIZATION-SWARMの音楽の方向性はスムーズな流れがあると感じます.あなたはSWARMのサウンドではどのようなことを表現しようとしているのですか?

Andy:僕らが出来る総て.すべての感情,フィーリング,僕らのすべての経験,僕らが生きてきたことから学んだすべての知識,すべての美しさとすべての醜さ.僕らは何らかで(聴き手である)君たちの感動させる音楽を作ろうとしているんだ.

TOD:曲を書くときにはどのようなことに注意していますか?

Andy:楽曲の仕方で一人前の男かガキかってのがわかる.名作であれば何時の時代でも通用するはずだ.自分で演奏することが楽しく,それと同時に調和のとれた力強い曲を作ることは難しい.けど,RAGE AGAINST THE MACHINEはそれを実行しているし,DEFTONESもうまくやってる,FISHBONEに関してはすべてのアルバムでそれをやり遂げている.

TOD:このページの訪問者の多くはRobやMark,そしてあなた(Andy)について知っていると思います.けれども,Michaelはあまり知られてないと思います.彼について教えていただけますか?

Andy:Michaelはちょうど僕らと同じくらいさ.しかし,彼はオハイオ育ちなんだ.彼は僕らと同じようなバンドを聴いて育ったんだ.そしてスラッシュ,レゲエ,ラップなどのバンドでプレイしていた.彼はずっとベーシストとして過ごしてきた.彼は5年前にサンフランシスコに引っ越してきて,最終的に僕らのバンドに加入することになったんだ.僕らはずっと以前から一緒にジャムってたんだ.

TOD:私はSWARMの音はメタルとファンクの融合的なものだと捉えています.あなた自身はSWARMの音楽をどのようにカテゴライズしますか?

Andy:そうだね.幾つかの曲は(具体的には)新らしくつくった曲の"Heaven's Cage"のようにヘヴィーだ.そしていくつかは"Sufferahs"や別の新曲の"Never Forget"のようにファンク色がある.僕らはサンフランシスコのベイエリアの出身だ.ここは多くの才能ある人がはい上がってこようとするとてもいい場所だ.僕らは人がより多くのものを考えていることを尊敬する.現在,サンフランシスコのシーンは全ての不動産を買おうとしているインターネット会社から多くの圧力を受けている.音楽は生き残ると僕は信じている.

TOD:ではSWARMのCDについての質問に移りたいと思います.なぜ4曲入りのCDを作成したのですか?

Andy:僕らはギグの機会を得ようとそのデモを作成した.その時,僕らはレーベルを捜してたんだ.しかし,その時まで2年かかった.僕らは間もなく別のサンプルを収録する予定だ.

TOD:一曲目の"Bleed" はソフトに始まって中盤から終盤にかけて力強くなっていきますね.この曲は非常にドラマチックです.Markの表現も以前より幅広くなったように思われます.この曲に関してはいかがですか?

Andy:Markは歌詞を書いたんだけれど,僕がその曲に表現したかったもの全てが詰まっていると思う.この曲は手の届かないような遠くのゴールに到達するようにするといった熱い歌なんだ.人はこの世で価値があるもののためなら何にでも努力を惜しむべきではない.お金や物欲のためではなく,魂自身は身体的なものではなく精神的に努力していかなければならない.

TOD:"Sufferahs"は素晴らしいグルーヴ感を持ち合わせた曲ですね.Michaelのベースリフが特に効果的です.この曲はどういった意味なんでしょうか?

Andy:THE ORGANIZATIONが解散したとき,僕らはBob MarleyとThe Way Of The Rastaの教本を見つけたんだ.そして"Sufferahs"は何の罪もないのに不当に血・汗・涙を流させられていた人々のことを意味する.餓死寸前の子供たち,劣悪な環境で生まれてきた赤ん坊,貧窮に打ちひしがれた家族.そういったものすべての本質的なところと向き合っていかなければならない.

TOD:"Sengir Vampire"はいろんな表情のギターが聴けますね.私はこのCDの中で一番気に入った曲です.この曲はどのようなことを表現しているのですか?

Andy:RobはPhyrgianスケールでプレイしているはずさ.偉大なるギザのピラミッドのまえにひざまずいて,まるでエジプトにいるかのようなサウンドだと思うよ.夕暮れ前の日没を見ているようにね.

TOD:"Beyond The End"はDEATH ANGEL後期のサウンドに似ていると思いました.Markの声は非常に力強くギターリフは重くエッジがたってますから.この曲についてはいかがですか?

Andy:これは今まででもっともクレイジーな曲さ.活気に満ちていて,非常に激しく陽気なトライバルリズムを使ってて本当にイカれてるよ.この曲はライブでRobの音を聴くべきだね.それはデモよりもずっと良い.

TOD:SWARMの曲としてどれくらいの曲があるのですか?

Andy:そうだね,大体20曲くらいだね.

TOD:これまで,SWARMとして何度かライブをこなしているようですが,観衆の反応はどうですか?

Andy:凄く良いよ.回数を重ねる度に更によくなってるしね.僕らはSLASH'S SNAKEPITとサンフランシスコでプレイしたし,先日はIRON MAIDEN,HALFORDとも一緒のショーに出た.同じくサンフランシスコのThe X-Gamesでもプレイした.また,先週PetalumaでやったショーにはKirk Hammet(彼はDEATH ANGELのデモのプロデューサーもやっている)は来ていて僕らを驚かせたよ.それにSactoに行ったときはEric Kretz,Les Claypool,ChinoとAbeがいて,その反応は強烈なモノだった.総ての僕らの音楽の良き理解者を愛してるよ.

TOD:次の計画を教えてもらえますか?

Andy:次のレコーディングスタジオに入る際に,何曲かヘヴィーな曲を録る予定だ.そしてショップやレーベルを見つけなければならない.希望としては2001年にフルレンスアルバムをレコーディングしたいね.

TOD:最後に日本のファンにメッセージをお願いします.

Andy:DEATH ANGELが日本に行ってから10年が経った.僕らはずっとその殺人的なショーの余韻を楽しんでる.日本は特別な場所なんだ.君たちは本当に音楽と歌詞を気にとめてくれる.それは残念ながら僕たちの国では欠けているんだ.多くの若者の価値観を汚染する酷いメディアが多く,それに対する疑問が失われつつある.しかし,アンダーグラウンドは活気あるバンドと共に育っている.アンダーグラウンドシーンはそちらでも育っていると思う.できることなら直にこの目で見てみたいけどね.

2001年のSWARM,そしてこれらのバンドに注目して欲しい.ベイエリア南部地区のINSOLENCE,東地区のM.I.R.V.そしてMANMADEGOD,サンフランシスコのSPIKE 1000,THE SICKなど.そしてずっと以前にSFのコンピレーションアルバムに曲を提供していたSTONE VENGEANCEは言うに及ばない.君自身の選択で生きて行くんだ,どんな人間でもあなた自身の精神,あなたのあり方が正しいかどうかを言うことは出来ないから.ありがとう.Andy Galeon.

 

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