review B
BALBATOS, BATHORY, BATTLEFIELD, BELIEVER, BENEDICTION, BESTIAL, BETRAYAL, BEYOND BELIEF, BITTER END, BLACKSTAR, BLASPHEMY, BLESSED DEATH, BLIND FURY, BLIND ILLUSION, BLITZSPEER, BLOOD, BLOODCUM, BLOOD FEAST, BLOODLUST, BLUDGEON, BOLT THROWER, BRUTALITY, BRUTAL TRUTH, B-THONG, BULLDOZER, BURIAL, BURIED ALIVE, BURNT OFFERING
War! Speed And Power (2001)
ABIGAILのVocal & BassのYasuyuki Suzuki氏によるソロプロジェクト.Suzuki氏本人はpunk metalと言っていたが,ほぼ前編ストレートな80年代の香りがぷんぷんする真のthrash metal.要するに,当時punkの香りがすると言われていたHELLHAMMERとかに近い(というか,意識したサウンド).特に明らかに意図的に初期VENOM系(というか,N.M.E.系?)の楽曲がちらほら.ABIGAILも非常に格好良いのだが,個人的にはこちらの方が好みである.特に,2曲目の"Prophecy Of The Evening Star"なんて涙がでるくらいツボなリフである.他の曲も実にシンプルなんだが,その分ストレートに曲の格好良さが伝わってくる.こうしたストレートな楽曲を聞くと,実はSuzuki氏の声って全盛期のMilleに通じるものがあることに気がつかされる.SIGHのメンバーと共にやっているCUTTHROATは80年代thrashのカヴァーのためのバンドといった感が強いが,このBALBATOSは80年代にいて欲しかったバンドを誕生させた感じであり,thrash世代にはたまらない出来である.オジサンは必聴.なお,運が良ければABIGAILのライブで聴くことができる.
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Swedenの産んだ異端児Quorthonが結成した(?)Thrash Metalバンド.当時は一人thrashなどとバカにされていたものだった.本人曰く「周りにこんなheavyなプレイをできる奴がいないから」だそうだ(った).確かに,当時としてはごく一部の人間にしか受け入れられていなかった.基本的にファストな曲中心である.この作品を含めて最初の3枚は音質は実にチープであるが,最高にCoolである.Black Metalの祖として最近再認識されているようであるが,Bathoryを超えるものはいない.個人的には3rdまでしか理解できない.それ以降は全く音楽性が異なっており,私には理解できない.歴史的に重要な一枚であり,「必聴」.ジャケ(このページの背景だよ)がまた格好良い.
The Return(1985)
このアルバムも1stと路線はほぼ同じである.相変わらずチープな音作りであるが,そのセンスは素晴らしい.スローな曲も収められており,これも魅力的である.BATHORYは速い曲も良いけど,個人的にはこの頃のスローなチューンもお気に入りであり,HYPOCRISYがBATHORYの血を引いていると一人で言い張っている私の主張はこの辺の曲を聴いていただければ納得していただけると思うのだが.当然ながらこれも「必聴」のアルバムである.
Under The Sign Of THe Black Mark (1987)
これも基本路線は同じである.相変わらずチープな音作りであるが,そのセンスは素晴らしい.スローな曲はより魅力を増し,速い曲との対峙が見事.全作までに増してよりドラマチックな曲構成・アルバム構成になっている.私はBATHORYはこの作品までが好きである.これ以降は大きく路線を変更してしまい,私の耳には聴くに耐えない辛いものとなってしまった.B面の頭を飾る「タイトル忘れた・・・」は単純なリフながら非常に印象深い仰々しさを醸し出しており,大変気に入っている曲である.重ねて言うが,この路線上にHYPOCRISYはいるのだと硬く信じているのは私一人らしい(爆).このアルバムはBATHORYの最高傑作だと信じている.なお,Black Metalのルーツは本来,このBATHORYの3rdまでの時期を示すはずであるが・・・.このアルバムこそ「必聴中の必聴」.
Hammerheart (1989)
BATHORYファンを自称する人の大半はこのアルバムを名作って言う.違うんだって,3rdまでだよ.このアルバムを初めて聴いたときはもう・・・ダメなんだ・・・.と痛感した.こんなへたくそな声で歌われてもしょうがないし・・・.BATHORYが作りあげた誰も寄せつけようとしない攻撃的なサウンドは全く姿を消した.リフ自体のセンスは良いんだけどね.昔っからのBATHORY好きには聴くに耐えない音である.
Octagon (1995)
速くて,音質が悪く・・・と3rdまでと共通しているはずの形容詞がつくはずなのに格好良さがない.まったく別バンドだな.もー,Quorthonは何やってるんだ!やっぱ全部一人でやれ!歌うな!低予算でやれ(やってるか)!
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BATTLEFIELD / We Come To Fight EP (1988?)
ドイツのThrash寄りのSpeed Metalバンド(Speed寄りのThrash?).LIVING DEATHに通じる音であるが,LIVING DEATHよりはアメリカ的なリフが多い.高音域で頑張るへたウマ系Voとメリハリの効いたギターリフでぐいぐい押してくる.その迫力はなかなか大したモノ.かなり荒削りだが,演奏そのものは結構しっかりしている.方向性は随分違うが,ギターリフの雰囲気は若干HOLY TERRORに通じるものがある.これは要チェック.
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BELIEVER / Sanity Obscure (1995)
ペンシルバニア出身のクリスチャンデスメタル(なんじゃ,それ?)の2ndアルバム.肩書きこそ変ではあるがなかなか良い音を出している.Death MetalってよりもThrashだな.Voの声がSchmierに似ており,しかも下手ではない.DESTRUCTIONの「Cracked Brain」のころの音に通じる手数の多いギターリフからなる.ってことはやっぱ,DESTRUCTION意識しているのかな?かといって個性が弱いわけではない.曲構成はかなり複雑であり,テクニカル嗜好の人は逃しちゃいけない.ツインギターなのだが,かなりテクニックに開きがあり,ギターソロはまるでDEATHの3rdのような趣がある(音は全然違うよ).
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BEYOND BELIEF / Towards The Diabolical Experiment (1993)
HollandのDoomy Death Metalバンドの1stフルレンスアルバム.A. J. Van Drenth (Guitar, Vocals, Keyboards), Robbie Woning (Guitar, Accordeons), Arting Seelles (Bass), Ronnie V.D. Wey (Fretless Bass), Jacko Westendorp (Drums) という実に妙な編成.MORGOTH風のVoと病的な重々しいリフが特徴である.リフの音進行等はThrash直系と言いたくなる実にツボを押さえたものばかりであり,とにかく格好良いリフが延々と続く・・・しかもスロー.そう,このバンドはあくまでもDoom Metalであって,決してスピード勝負に出ようとはしない.通常のDoom Metalであれば,次に疾走なんてなさそうなリフばかりが出てくるのが常である.が,このバンドはとにかく,次の展開で激走しそうな雰囲気をプンプン出していながら,加速しない.ドラムの数さえ多く叩けば十分に疾走感でてきそうな非常に良いリフばかり出てきながら,加速しない.演奏は全パート安定しており,流石オランダのバンドといった感じである.ドラムも十分にセンスは良い,しかし加速しない.下手でも良いから倍のスピードで叩いてくれ〜勿体ない.個性は十分にあって格好良いとは思うのだが,期待を何度も裏切りながら最後まで疾走しない曲ばかりで,かなりフラストレーションが溜まる.それでも,聴く価値は十分あり.ちなみに,Bassが2人必要なのかどうかは,良くわからなかった.
Rave The Abyss (1995)
2ndアルバム.前作の反省か,Fretlessを弾いていたRonnieがBass,Arting Seellesは居なくなって4人編成となった.構成がシンプルになった分,輪郭がすっきりした感じである.相変わらずセンスの良いリフが飛び交う.というか,更にリフ自体は格好良くなっている.バンドも身軽になったことだし,いよいよ疾走か?と思わせるような曲展開が炸裂しては消えていく・・・.またか.ここまで良いリフ書きながら,何故にそこまでスローにこだわるんだ???前作同様に,いやそれ以上に疾走しそうなリフが増えている分,フラストレーションも倍増.頼むからオレにドラム叩かせてくれ,と思ってしまう,まさにかゆいところに手が届かないサウンドは健在.ギターソロも前作以上にがんがん弾きまくっており,ソロの絶頂から一気にスピードアップ・・・だろ,普通.ここまで良いリフを書いていて,演奏力も申し分ないのに,ここまで期待を裏切るバンドは他にはいない.気の長い人は必聴.ちなみに,いわゆるDoom Metalっぽいリフはあんまりないので,Doom Metal好きの人にもどうなんだろう?と余計な心配をしてしまう.頼むからスピードを5倍くらいでやってくれ.
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Subconscious Terror (1990)
バーミンガムの正統派Death MetalバンドBENEDICTIONの1stアルバム.型にはまった直線的な Death Metalである.面白味はあまりない・・・かもしれないが,個人的には大変気に入っている一枚である.軽快な(?)リズム隊,教科書的なリフとどれを とっても正統そのもの.更に,本作では現NAPALM DEATHのMark "Barney"GreenwayがVoをとっている.最近,NAPALM DEATHのVoとして認識されているBarnyであるが,この当時からパワフルなVoは健在である.普通の人は聴かなくてよろしい.・・・が,正統派Death Metal好きなら必聴!
The Grand Leveller (1991)
VoがDave Ingramになってから初めての2ndフルレンスアルバム.音は相変わらずオーソドックスなDeath Metalであり,小技は一切ない.特に面白みはないんだが,個人的にはこうしたブラストビートを用いない直線型Thrashの延長路線のDeath Metalはそれなりに好きである.このバンドってあんまりファンはいないようなので,密かに応援してやろう(ウソ).なお,収録曲の「Return To The Eve」はスイスのThrash Metalの代表株CELTIC FROSTのカヴァー.「Jumping At Shadows」ではBOLT THROWERのKarl Willietsがゲストとして参加している.
Dark Is the Season (1992)
全5曲入りのCD.1曲目に収録されている「Foetus Noose」はBENEDICTIONのナンバーでは一番好きであり,Nulcear BlastのVideo「Death...Is Just Beginning」で見ることができる.ANVILの「Forged In Fire」のカヴァーなども収録されている.オリジナルはちょっぴりお茶目な雰囲気のある曲だが,流石にBENEDICTION節にかかるとHeavyである.これはなかなか楽しめる作品.
Transcend The Rubicon (1992)
フルアルバムとしては3枚目.Voは2ndに続いてDave Ingramであるが,このアルバムではとくにはまっている.Barneyに結構にている.なかなか格好良い.基本路線はデビューの頃と変わっていないが,若干NAPALM DEATH臭さがある(おや?).なお,「Wrong Side Of The Grave」はTHE ACCUSEDのカヴァーであり,VoにBOLT THROWERのKarl(また),GOREFESTのJan Chrisを招いている.
The Grotesque*Ashen Epitaph (1994)
表記されている曲のシングルでライブ3曲の計5曲収録されている.The GrotesqueとAshen Epitaphは普通に格好良くいかにもBENEDICTION的な楽曲.特筆すべきはやはりライブ音源であろう.流石イギリスの老舗バンドというだけあって,実に安定感のあるサウンドを聞かせてくれる.非常に正確な演奏はもちろんだが,説得力のあるvocalはかなり迫力があり,このバンドの特徴の一つと言えるであろう.とにかく重低音が非常にクリアで音の分離が良く,かなりのテクニックである.
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BESTIAL / ...In Perpetual Tempest Occult (1997) demo
BrazilのBlack Metalバンドのdemo.同じくBrazilのATROPINAとのsplit tape.ブラジルらしさってのはさほど感じない.楽曲自体は寧ろヨーロッパ系である.が,臭いメロディとかは無く,2000年前後から増えているBlack寄りのThrashとかって言われている(勝手に言ってる)real thrash色皆無のバンドよりも遙かに良い.keyboardは一切無しで,ギターのみによる仰々しさを出そうとしているあたりは好感が持てる.無理のない曲展開(一曲ずつは結構長い)は聴いていて飽きが来ない.ヴォーカルもBlackを意識した感じではなく,Thrashの吐き捨てに近い感じなので違和感ない.まあ,コテコテのリフなんかもあるんだが,良い意味で南米らしい安っぽさがカヴァーしていて嫌味がない.たまに出てくるBlastは初期SARCOFAGO系のちょいとお茶目な感じ.まあ,これならばアリでしょう.
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BETRAYAL / Renaissance By Death (1991)
カリフォルニアの Christtian Thrash Metalバンドのデビューアルバム.起伏が激しいリフにHardcore的なVoが乗るといったタイプでかなり独特の味を出しているが,なぜかありがち.特にスピードの緩急の使い分けを意識しているようだが,いまひとつしっくりこない.演奏力とかに問題があるわけではないので単なる好みの問題だとは思うがいまいちおもしろくない.ただ類似品はいないので人によっては気に入るかも知れない.しいて挙げるならThrashになった初期MORTIFICATIONって感じのノリ.なんだかいまいち.
The Passing (1993)
これが2ndアルバム.この作品はいきなり格好良いリフからはいり「をを・・・」と感じさせる.自主制作時代のDESTRUCTIONに通じるものがある.以前にも増して演奏力がアップしており,手数の多いリフを正確にこなしており心地良いのだが,問題はVoである.決してダメとはいわないが,この明るいトーンのHC調のVoはバンドの音には全くなじんでない.どうせならDeath Voiceのほうが曲がしまって良いような気がしてしまう.なんだかもったいない.それでも,1stの煮えきらない感じはかなり解消されていてかなかなの力作になっている.
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BEYOND BELIEF / Towards The Diabolical Experiment (1993)
HollandのDoomy Death Metalバンドの1stフルレンスアルバム.A. J. Van Drenth (Guitar, Vocals, Keyboards), Robbie Woning (Guitar, Accordeons), Arting Seelles (Bass), Ronnie V.D. Wey (Fretless Bass), Jacko Westendorp (Drums) という実に妙な編成.MORGOTH風のVoと病的な重々しいリフが特徴である.リフの音進行等はThrash直系と言いたくなる実にツボを押さえたものばかりであり,とにかく格好良いリフが延々と続く・・・しかもスロー.そう,このバンドはあくまでもDoom Metalであって,決してスピード勝負に出ようとはしない.通常のDoom Metalであれば,次に疾走なんてなさそうなリフばかりが出てくるのが常である.が,このバンドはとにかく,次の展開で激走しそうな雰囲気をプンプン出していながら,加速しない.ドラムの数さえ多く叩けば十分に疾走感でてきそうな非常に良いリフばかり出てきながら,加速しない.演奏は全パート安定しており,流石オランダのバンドといった感じである.ドラムも十分にセンスは良い,しかし加速しない.下手でも良いから倍のスピードで叩いてくれ〜勿体ない.個性は十分にあって格好良いとは思うのだが,期待を何度も裏切りながら最後まで疾走しない曲ばかりで,かなりフラストレーションが溜まる.それでも,聴く価値は十分あり.ちなみに,Bassが2人必要なのかどうかは,良くわからなかった.
Rave The Abyss (1995)
2ndアルバム.前作の反省か,Fretlessを弾いていたRonnieがBass,Arting Seellesは居なくなって4人編成となった.構成がシンプルになった分,輪郭がすっきりした感じである.相変わらずセンスの良いリフが飛び交う.というか,更にリフ自体は格好良くなっている.バンドも身軽になったことだし,いよいよ疾走か?と思わせるような曲展開が炸裂しては消えていく・・・.またか.ここまで良いリフ書きながら,何故にそこまでスローにこだわるんだ???前作同様に,いやそれ以上に疾走しそうなリフが増えている分,フラストレーションも倍増.頼むからオレにドラム叩かせてくれ,と思ってしまう,まさにかゆいところに手が届かないサウンドは健在.ギターソロも前作以上にがんがん弾きまくっており,ソロの絶頂から一気にスピードアップ・・・だろ,普通.ここまで良いリフを書いていて,演奏力も申し分ないのに,ここまで期待を裏切るバンドは他にはいない.気の長い人は必聴.ちなみに,いわゆるDoom Metalっぽいリフはあんまりないので,Doom Metal好きの人にもどうなんだろう?と余計な心配をしてしまう.頼むからスピードを5倍くらいでやってくれ.
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BITTER END / Harsh Realities (1990)
ワシントン出身のテクニカルなThrash Metalバンドのデビューアルバム.恐らくこれ一枚だけ.デビュー前に作成された2本のデモテープに収録されていた曲が殆どであり,音質もさほど変わらない.初期MEGADETHに通じる細かなリフワークとJazz的なリズムの取り方が特徴.Voがもっと表現力が高かったら良いんだが.デモテープの出来があまりに良かったのでちょっと残念.とはいっても,けっこう楽しめる内容である.
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BLACKSTAR / Barbed Wire Soul (1998)
元CARCASSのJeff Walker,Ken Owen,Carlo Regadasと元CATHEDRALのMark Griffithが結成したバンド.このメンバーから予想できる通りCARCASS最悪の一枚「Swansong」とCATHEDRALを足したような音である.元CARCASSといってもやはりBillがいないと攻撃的なサウンドは期待できないということか.それに今時このださいバンド名は何なんだ?まあ,CARCASSの名を使わなかっただけ良しとしよう.でもつまらないアルバムだ.
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BLASPHEMY / Gods Of War (1993)
記憶が定かでないが,カナダのバンドだったと思う.ドタドタのGrindcoreである.センスが良いとはとても思えない.延々とカスのような音が詰まっている.ヘタクソがGrindcoreやるなってば.
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BLESSED DEATH / Kill Or Be Killed (1985)
かなり正統派のPowerよりのThrash Metal.Voが芝居がかったように強烈なかすれ気味のハイトーン.このVoはまじで旨い.今聴くと 音質は決してよろしくないが,当時は結構はまってきいていた.あの当時のバンド特有の湿り気・・・わび・さびがあるThrash.そう,あの頃はこうだったんだ.今聴くと実は曲は普通の速いHMだったんだな.Gは結構泣いてるし,今でも充分楽しめる音.といっても,若い世代にゃわかるまい(くっくっくっ).このバンドってなりがクリスチャンメタルっぽかったので聴くのを躊躇したのを覚えている.まあ,興味のある人は聴いて損しない.
Destined For Extinction (1987)
そのBLESSED DEATHの2nd.基本的には1stの延長なんだけど,なんかつまらない.Voはずいぶんまともになってしまったし,いかにも「曲を書きました」的な曲ばかりで今一つ自然に乗れる曲が少ない.やっぱり,こいつらは音質が悪くなきゃいけないな.といっても結構ドラマチックなんだけど.ちょっとお洒落になった分センスが欠落してしまった.このバンドの音を聴いたことがない人には1stをすすめたいところだが,こちらの方がThrashはThrashである.98年に1stとカップリングCDが発売されたので入手は比較的容易だと思うが,このCDはブートまがいで音質はかなり悪い.
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BLIND FURY / Out Of Reach (1985)
元SATANのメンバーSteve Ramsey (Gr), Russ Tippins (Gr), Gream English (Ba), Sean Taylor (Dr)に新VoのLou Taylorを加えたNWOBHMの残党バンド.テクニカルなHeavy Metalである.特にGrの二人が織りなすドラマティックで個性的なリフ・ソロは聞きごたえ充分.彼らのメロディは他のバンドにはない優れた感覚のものである.個人的にはThrash色の強くなった後のPARIAHの方がお勧め.
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BLIND ILLUSION / The Sain Asylum (1988)
このアルバム一枚っきりでいなくなってしまったサンフランシスコ出身の変な(?)Thrash Metalバンドである.78年ころから活動していたらしく確かに収録曲の「Death Noise」は78年の作品らしい.Vo,GrのMarc Biedermannが中心で個性溢れる曲の数々を披露している.Baは現PRIMUSのバカテクLes Claypool.Grは同じく現PRIMUS,元POSSESSEDでJoe Satrianiのお気に入りの弟子であるLary Lalonde.DrはMike Miner.全編妙な雰囲気が漂っており,不思議な一枚.個性が強すぎるため,万人受けするとは思えないが,これまた「必聴」.なお,同時期にMarcはBLUE OYSTER CULTの「Imaginos」のレコーディングに参加している.また,初期79〜85年まではVoはDavid Godfrey(後にHEATHENに加入)が在籍していたようである.
「nontitle bootleg」 (1988?)
実は2ndのレコーディングにはいっていた BLIND ILLUSIONの裏モノ音源.ひや〜,ぶったまげ.こんなのが手にはいるとは.SIGHの川嶋さんありがとう.おそらくリハーサル音の流出もの?もちろん,曲名も何もわからない.が,明らかに彼らの演奏・彼らの曲である.音は若干thrash色が強くなった感じがあるが,同時にPRIMUSの香りも漂う.聴きたくっても当然入手困難でしょう(笑).
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BLITZSPEER / Blitzspeer Live (1990)
良く知らないが,どうやらNYHCと書いて差し支えないバンドのLive盤.音はThrash要素が強いテクニカルなHCでありNYのクロスオーヴァーシーンからの影響がもろ出ている.Phil Caivano (Gr&Vo), Scott Lano (Gr), Curt Fleck (Ba), Louce Gasparro (Dr)の4人編成.曲は割とオーソドックスである.スタジオ盤は聴いたことないが,これだけの演奏力があると聴いてみたいと思わせるほど良い演奏をしている.演奏そのものもしっかりしている上に熱さが伝わる.これは良いアルバムであるのでお勧め.なお,音源はNYのLimelightで1990年7月22日に収録されたものである.ジャケはPusheadが手掛けている.
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Impulse To Destroy (1989)
出ましたWild Rags Recordsものです.86年頃からずっと活動をしているドイツのGrindcoreの先駆的バンドの一つである.これがデビューアルバム.ということで,音は完全にGrindcoreだが,古き良き時代の雰囲気がある. 前のめりのDeath Voiceに音の分離の悪いGとBが一緒になったリフがのる.Drの音も結構きてる(笑).最近のGrindcoreは結構スピード重視であるが,この頃のバンドはHCのうねり要素が感じとれる.リフは単純であるが懐かしさすら感じられる.っていっても,一般の人にはゴミだよこの音は.演奏はかなり酷いし結構飽きる.なお,本作は94年にボーナス付きでCD化されているようだ.
Christbait (1992)
EPはかなり大量にだしているが,これが2ndフルレンスアルバム.演奏は流石にかなり洗練されておりこれならばこっち系が好きな人になら割と広く受け入れられると思う.ん?こっち系が好きな人ってあんまりいないか.路線は同じで,最近のGrindcoreを聴いている人にはこのトロトロとした曲進行にいらつくかも知れないが,個人的にはこういった初期Grindcoreを確実に忠実にレベルアップしたこのスタイルは好みである.そりゃBlastとかガンガンいったりしないけど,充分にそれを補うイカした曲展開やリフを持っている.IMPETIGOとかが好きな人にはお勧め・・・とか書いてもIMPETIGO知ってる人ならこのバンド知ってるよね?まあ,一応書いておくか.IMPETIGOほどは出血していないし腐敗していないタイプのサウンド.もっとわかんないですね.現在の主流のGrindcoreに初期Doomy Death Metal的な要素を加えて血で割ったような作品です.本作はこまめに捜せば中古CDもそれなりにあるのでチェックして聴きましょう.
Gas ・ Flame ・ Bones (1999)
流石のBLOODも1999年にもなると音がゴージャスになっている・・・訳はありません.相変わらずある意味渋いGrindcoreをやっております.きっと,彼らはこれ以外のことは出来ないと思う(賛辞).音質なんて,完璧に80年代のままであり,そういったところは進歩なんてこのバンドには全くあり得ない.ただし,流石に楽曲は慣れてきたせいか,非常に良いリフがバンバン出てくる.手数は決して多くは無いのだが,その中で十分にBLOOD節を表現している.手数を多くしようとするリフもあるにはあるのだが,確実に手元が狂っているのもかなり微笑ましい.ドラムに至っては,blastが確実に叩けていない!というか,確実にもたる.時々CRYPTOPSYのリフがそのまんま使われていたり,ベテランらしからぬ荒業が出てくる.この時代でも初期Wild Ragsの魂を感じさせるなんとも素敵な作品である.この演奏力の凄さは15年選手とは思えない.個人的には大好きですが.
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BLOODCUMのデビューEP(Wild Ragsが出していたデモテープをそのまんま出してたシリーズ).SLAYERの弟分とかって売り出していた.確かに,メンバーはJoey Hanneman(V),John Araya(B)といった名前があるが,これは本名なのだろうか?疑問である(いや,絶対違うだろ,オイ).最初から最後まで初期SLAYER直系の直線型Thrash Metalである.ただし,Voの声質がちょっと明るすぎてややHardcore的.リズムにばらつきが激しくかなり酷い部分もあるが,改めて聴き直してみると勢いがあってなかなか良い.良いといってもホント演奏力なんて気にしない真のスラッシュファンじゃないと理解できない音だと思う.
Death By A Clothes Hanger (1988)
1stフルレンスアルバムである.EP(っていうか,デモ)収録の6曲に4曲追加の計10曲.音質はずいぶんクリアになったし,演奏もそれなりに上達しているようにきこえる.とはいっても,相変わらずリズムは時にもたつくし,ギターソロは唐突すぎる.それも,この時代ならではといった感じでそれなりに楽しめる.疾走感は充分であり,速い直線型Thrashのオンパレード.ところどころ格好良いリフが入っており,なかなか素晴らしい出来である.当時は全然聴かなかったが,今聴くとその音の貴重さがよく分かる.初期Thrashファン好みの良い意味のB級の音である.
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BLOOD FEAST / Kill For Pleasure (1987)
あのNew Renaissance Recordsの中では最も有能なバンドの一つであるニュージャージーのBLOOD FEASTのデビューアルバム.彼らはデビュー前はBLOOD LUSTと名乗っていたが,Metal Blade-Wild Ragsに籍を置いていた同名バンドがいたため,バンド名を変更したようだ.音は完全にSLAYERのクローン系.ただし,その荒っぽさはある意味本家以上でかなりエキサイティングな内容.当時はSLAYERに影響を受けたいわゆるスレイヤークローンと呼ばれていたバンドがアンダーグラウンドには無数にいたが,そんな中彼らは抜きん出た存在であった.とにかく疾走感は抜群で最近のバンドに爪の垢を煎じて飲ませたいくらい荒々しい.正に体育会系の音であり,これぞthrash metalである.個人的にはthrash metalのバイブル.ギターの音はチリチリで,キレもへったくれもないが,そんなことはどうでもいい.thrashに大事なのはキレじゃなく勢いです.特にこのドラムは神懸かり的に格好良い.崩壊しそうになりながらも,"Darkside"を頑張って叩く勇姿はthrash界No.1ドラマー(と呼んでみたい・・・).これ聴いて感動できない人にはこのページ参考になりません.
Face Fate (1987)
4曲入りのE.P..4曲中3曲は前作とダブっている.前作よりも音質が著しく向上し,音楽性も大きく・・・変わるわけねーじゃん.はっきり言ってそのまんまです.そう,とにかく力任せに疾走するってスタイルは全く変わりはない.ある意味なんでわざわざE.P.として発表したのかがよくわからない.だって,全10曲のアルバムで充分じゃないか?そんな訳の分からないことをするところも流石New Renaissance Recordsって感じだ.まあ,カラオケマイクで録ったような妙なエコーがついてくるアルバムよりはvocalが若干マシになっているし,ドラムの間違いも少ないし,音は若干分厚くなってる.ビミョーなテイクの違いはホント聞き込んだファンじゃないと気付きゃしないって程度.もちろん,80年育ちの人は間違いなく必聴.やはり,タイトル曲の"Face Fate"はかなりkillerな作品.
Chopping Block Blues (1989)
ニュージャージーのBLOOD FEASTと同郷の同名異バンド・・・と言いたい.guitarのAdamが抜けて,一枚になった.個人的にこのバンドに求めていたのはハチャメチャな勢いだけは誰にも負けないthrash metalである.こともあろうに,このアルバムでは歌いやがっている.ということで,私を含め多くのファンを落胆させてしまった2ndアルバム.いや,やっている内容的には十分に荒っぽいthrash metalであり,非常にグレードの高いことをやっている.もし,BLOOD FEASTじゃなかったら,これはかなり素晴らしい評価をつけなければならない作品である.しかし,ここまで思い入れの強いバンドだと,それは無茶な話です.仕方ないから,私は同名異バンドと思いこんで聴くことにします.と思いこんで書くならば,非常にエキサイティングな曲展開とスピードでグイグイ押す正統派のthrash metalです.一般の人には多分,この作品が一番だと思う.やっぱり,マストでしょう.
Remnants : The Last Remains (2003)
涙ものです.これです,私がBLOOD FEASTに求めていたのは.演奏は多少ずれようが構わないから,とにかく吠えてどんどん突進しろ〜といったホント勢いだけは他のどのバンドにも負けないくらいの気合いの入った無茶苦茶さが何ともいえずcool.本作はdemo"Suicidal Mission" (これはBLOOD LUST名義で出した唯一の作品)とPre-production demo (Pleasure〜とVampireの二曲),それから,"Face Fate"リリース後に"The Last Remains"というタイトルでリリース予定だった作品4曲.これは,ギターのAdam脱退のため,お蔵入りになっていた作品.これは未発表曲であるが,これがもうBLOOD FEAST節炸裂のスピードチューンで涙もの.Adamが脱退しなければ,Garyのヴォーカルスタイル変わらなかったのか?Chopping〜は生まれなかったのか?と実に勿体ないことになっていることが伺える貴重な音源.まあ,何故かKISSの"Black Diamond"激走バージョンも入っているが.ラストは"Menacing Thunder"のライブテイク.こちらはAdam抜きのギター一枚.はっきり言ってキチャナイです(笑).ギター全然弾けてない(笑).これでギター二枚だったら,ホント何弾いているかわからないでしょう.ちなみに,ライブブートビデオを所有しているが,何弾いているかわかりませんでした.
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BLOODLUST / Guilty As Sin (1986)
Metal Bladeから出された6曲入りのデビューEP.メンバーはEarl Mendenhall(G),Sandy K(B)以外上述のとは異なっており,Anthony Romero(G),Guy Lord(V),M.E. Cuestas(Dr)となっている.かなりオーソドックスなパワフルなHeavy Metalである(ARMORD SAINT系).Voはダーティーな声とハイトーンを使い分けている.畳み掛けるギターソロは格好良いし疾走感はなかなかいい.ミドルテンポ(というか,普通のPower Metalの速さ)の曲が多いが,演奏の端々に次作につながる格好良さを垣間見ることができる.
Terminal Velocity (1988)
Wild Rags Recordsに拾われてThrashバンドになって登場したBLOODLUST.この作品は5曲入りのEP.メンバーはEarl Mendenhall(G),Sandy K(B),Steve Gaines(Vo),John Lisi(G),Craig Kasin(D)の5人編成.で,驚くほどの大化けである.無茶苦茶格好良い疾走型のthrash metalをやっている.Voがクリアでパワーがあるので非常に聴きやすい.演奏は巧いとはいいがたいがとにかく勢いは満点.特にギターソロとか勢いだけで弾いているが,中に綺麗なメロディも折り込んでいる.これだよ,thrashは!個性もあるし,このバンドはいける.VoのSteve GainesってJohn Cyriis (後にAGENT STEELを結成)の後任として元ABATTOIRに加入しており,そのデビューアルバム「Vicious Attack」(1985)に参加している.更にこの人って聖書投げで有名だったクリスチャンメタルのSTRYPER(このページには全く関係ないが)のTim Gainesの実弟らしい.なお,プロデュースはDARK ANGELに在籍していたEric Meyerである.
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Crucify The Priest (2002)
イリノイの4人編成のDeath寄りThrash Metalバンドのデビューアルバム.コンピレーションアルバムで聞いて注目していたが,2002年にMetal Bladeからアルバム初リリースとなった.最初に聞いた曲は80年代のThrashを現代風にアレンジした感じであったが,若干Death Metal の要素が強くなっているようである.激走する曲(リフ)は実にポテンシャルが高く,グイグイ引き込っまれる.が,ミドルテンポの曲(リフ)はどうしてもモダンヘヴィネス系のリフの臭いがしてバリエーションが少ない.アルバムの後半は特に激走リフのDeath Metalを経験したThrashが聴け,そのセンスの良さが十分に伝わる.個人的には,正直期待を大きく持ちすぎた感はあり,多少その意に反する出来であったが,アルバムの出来としてはかなりレベルが高いものであり,老若問わず受け入れられるサウンドだと感じる.チェックしても損の無いバンドだと思う.ちなみに,プロデューサーは何とあの無く子も黙るJoey DeMaio.
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BOLT THROWER / War Master (1991)
かなりメジャーなGrindoreバンドBOLT THROWERの3rdアルバム.正直言ってこのバンドに魅力を感じたことはない.演奏はしっかりしているし,音も良いのだが曲はつまらないし,リフもぜんぜんダメ.なぜずっと日本盤がでるのかがわからない.演奏は巧いのにねぇ.残念なバンドである.
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BRUTALITY / Screams Of Anguish (1992)
フロリダのDeath Metalバンド.非常にテクニカルであるが,曲は実にオーソドックスである.本人達もMORBID ANGELからの影響が強いといっているように,その手の音である.私は何故か本家よりもこちらの方がずっと好きである.MORBID ANGELよりもthrash metalの色が若干強いからであろう.とにかく,リフがいい.正統派のDeath Metal好きには外せないバンドである.必聴.
When The Sky Turns Black (1994)
2ndアルバム.基本路線は全作と変わらず,若干スピードを落としてきた.静と動を使い分けることによってより鮮明にBRUTALITYの世界が描かれている.演奏能力が高いため安心して聴けるし,とにかくセンスが良い.メロディアスなリフもたくさんあるのだが,決してありきたりの音ではない.
In Mourning (1996)
これが3rdアルバムだと思う.相変わらず正統派路線のDeath Metalである.本作は前作以上にリードギターが印象的でありより効果的な用い方をしている(ある意味MORBID ANGEL的).相変わらずのBRUTALITY節とも言うべきリフはすぐに彼らの曲と分かる.安定した演奏力で安定したレベルの曲をやれば格好悪くなるはずがない.悪く言えばマンネリであるが,彼らが構築する世界はしっかりと確立したものであり,他人のまねごとの音楽とは訳が違う.ただ,本作までは良いが,次作もこの路線という訳にはいかないだろう.今のままでも十分に聴き応えがあるが次作でどういう手に打って出るか・・・これが真のセンスの見せ所であろう.
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BRUTAL TRUTH / Extreme Conditions Demand Extreme Responses(1992)
元NUCLEAR ASSAULTのBassistのDan Lilkerが中心となって結成されたGrindcoreバンド.最初はNUCLEAR ASSAULT在籍時にプロジェクト的にはじめたような感じであったがNUCLEAR ASSAULTを脱退し,本腰を入れだした.まあ,NAPALM DEATHやS.O.B.のTシャツをよく来ていたDanにとってはNUCLEAR ASSAULTでは物足りなかったのは当然であろう.で,デビューアルバムに当たるのがこれ.作品の出来はっていうと「完璧」.極限にHeavyでSpeedyなリフが並ぶ.本作のみで脱退してしまったScott LewisのDrをはじめ,テクニックもかなりレヴェルが高い.もちろん,「必聴」.
Need To Control(1994)
待望の2ndフルアルバム.DrはRich Hoakに変わっている.GrindcoreはDrがかなりバンドの顔になるだけにこの交代はかなりショックだった.このアルバムでは音楽性も1stとは異なり,かなり冷淡な雰囲気でNoiseを多用しているため,Dr交代の影響はさほど感じない(正確に言えば,曲が違いすぎて比較できない).独特の緊迫感があってこのアルバムも嫌いじゃないが,1stが良すぎたのでちょっと悔やまれる.
Kill Trend Suicide(1996)
3枚目のアルバム.音がかなりチープである.レーベルかわったせいか?基本的にやろうとしていることは変わっていないようであるが,より普通のGrindcoreになってしまったし,この音質ではちょっと辛い.凄いバンドだとわかっているからこそ,もったいない.
Sounds Of The Animal Kingdom(1997)
4枚目のアルバム.なんか凄く音がチープである(絶対わざとやってやがる?).格好良いのではあるが,普通のGrindcoreをやっている.シーンの中心にいなければならないバンドなだけにちょっと残念ではあるが,それでも他に代用品はないだけに聴いてしまう.逆に言えば,代用品が無いんだからもっととことん自分たちのスタイルで決めていって欲しい.
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スウェーデンの4人編成のバンドのデビューアルバム.これがなかなか格好いい音を出す.基本はPRONG的な整合感のあるミドルテンポのHC的な音である.PRONGよりもちょっぴり雰囲気は明るくよりHM色が強い.とにかくデビュー作とは思えない程音に余裕があり,聴いていて心地よい.VoはC.O.C.的な部分があるがより多くの声の持ち主であり結構いろんな歌い方をしている.バンドの勢いは充分なのでさほど気にはならないが,贅沢を言うとDrの手数があまりに少なくちょっと物足りない部分もある.おすすめです.
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BULLDOZER / The Day Of Wrath(1985)
イタリアの代表的Thrash Metalバンド.バンド名はダサイが,バンド名のような力でねじ伏せるような音を出している(ただし,ダサくはない).もちろん,本国イタリアでは大人気だったらしい.この作品はVENOMの影響が色濃く残るThrash Metalである.シュポシュポしたDrの音質とリズムギターの音質が似ているせいか,Bathoryの1stにも似ている.リフがとにかく格好良すぎる.実は演奏も巧い.理屈抜きに格好良い音であり,当然「必聴」.
Fallen Angel (1985?)
BULLDOZERのシングル盤らしい.Fallen AngelとAnother beer(It`s What I Need)の2曲が入っている.Fallen Angelは上述のThe Day Of Wrathに収録されている.Bassは自殺したメンバーのDario Carriaが弾いている.当時,格好良いとは思いながらなぜかあんまり聴き込まなかった.やっぱり,こいつらはいけている.
The Final Separation (1986)
2ndアルバム.1stの音質の悪さ・無茶苦茶さが完璧だったからかなり大人しい感じがする.勢いが1stとは全然違うものの,基本的には疾走ものであり,それなりに心地よく聴くことができる.とはいっても何故だかこの作品のギターの音は薄っぺらすぎる.曲も他の作品と比べるとあまり印象に残らない.まあ,このバンドの作品としては駄作かな.十分格好良いけど.
IX (1987)
これが3ndアルバム.Thrash Metal以外の何者でもないといった音.正に完璧な一枚.もともと疾走感は抜群のバンドではあったが,このアルバムではやたらとスピードに固執しているようである.Drが曲よりも先行しちゃったりすることがあるが,そんなことは大した問題でなはい.無理のない程度にスリリングなギターソロなんかThrashらしさを感じるには丁度良い.Thrash Metalとしてバランス的にちょうどいい作品である.Thrashファンは外せない一枚.
Neurodeliri (1988)
このアルバムは、自殺してしまった元メンバーDario Carriaに捧げられている。「Neurodeliri」というタイトルは、DarioがBULLDOZER脱退後に作ったバンドの名前である.基本路線は相変わらずで充分に疾走感がある音である.本作では前作以上に演奏力に安定感が増しており初心者でも楽しめる内容.もちろん,オールドファンも十分に納得できる内容であり,当然必聴である.
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BURIAL / Relinquished Souls (1993)
良質なバンドが多いオランダのDeath Metalバンドの1stフルレンスアルバム.Blast一切無しの絵に描いたようなOld School Death Metalである.オランダはどこかクセのある独特の雰囲気を持ったバンドが多いが,このバンドは寧ろそういったものよりも,万人が認めるオーソドックスなOld School Death Metalといった感じである.いきなりコテコテのリフから入る期待大のイントロからスタートし,急転直下激走しまくる.この激走はあくまでも体感速度.とにかく,こういう疾走感あるサウンドは自然と首が持っていかれること必至.インナーを見るとやはりDEATHとMASSACREの名が挙がっており,彼らに敬意を示しているようである.そう,音は正に初期MASSACREそのものであり,ヴォーカルのキレの鋭さを考えると,こちらの方がより正統派な感じ.音を確信させてくれるジャケとロゴは大変好感が持てる.なお,彼らは本作のみをリリースして活動を休止(?)していたが,2001年からライブ活動を再開している模様.個人的には非常に気に入っている作品であり,次作があるかどうかわからないが,期待したいところである.初期DEATH METAL(敢えて全て大文字)が好きな人には強くお勧め.タマリマセヌ.完璧です.
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BURIED ALIVE / Spolis Of War (1998)
ポルトガルのThrash Metalバンドのデビューアルバム.微妙に本来のThrash Metalとは違うが,昔からのThrasher以外はそんなに気にならないと思う.Voの声質・歌メロがPhil Rindに似ているせいか,若干SACRED REICH色を感じる.曲自体はミドルテンポスラッシュといった感じでリフなどはかなり普通,とりたてて変わったことはやっていない.逆にオーソドックスなThrashでもない.割と勢いまかせのタッピングソロなどはたまに良かったりする.また,MASSACREの「From Beyond」のようなリズムギターの音色はこの手のThrashもどき(?)にはいまいちうまく合っていない.特に悪い訳ではないがインパクトに欠ける.まあ,人によっては気に入るかも(私はパスだが).
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BURNT OFFERING / Death Decay Complete(1989)+87, CD released 1997
シカゴ出身の非常に活きの良い直線型Thrash Metalバンド.昔のファンジンのインタビュー記事によると,87年に発表された同タイトルのデモテープは一部のマニアの間で絶賛され1000部がすぐにはけたという.元TORMENTのJim Mortinelli (Gr)を中心にそのローディーであったHal Shore (Vo), John Voll (Gr)さらに Paul Sroczynski (Ba), 元TORMENTの Mitch (Dr)の5人編成(当初はHalがBa, JimがDrをやろうとしていたそうだ).んで,音はいわゆるSLAYERクローン系であり,あまりにも潔い王道のThrash Metal.はっきりと本物のThrash以外の何者でもないと言える音.例えるならAT WARを100倍汚くした感じ.手数が多いバラバラ感のあるドラムはDARK ANGEL時のGeneの影響が濃そう.Grの音などはかなり荒れていてはっきり言って演奏は下手な部類である.が,しかし,底に煮えたぎるReal Thrashの熱さは凄いものがあり,「細けえ〜ことなんてどーでもいいよ!」と言いたくなるほどcool!まあ,今の人にはこのどたばたな演奏は不快かもしれないが,当時を知っている人なら誰もが諸手をあげて歓迎する音であろう.そう,本当にきったね〜音だから,初期世代以外の人はやめておいた方がいいかも知れない.でも,これこそ本当のThrash.なお,本作は何故かデモとカップリングで奇跡のCD化がされた.
Walk Of The Dead (1998)
97年に上述の1stアルバムが再発されたりと不穏な動きがあったが,やはりそうであった.なんと奇跡の10年ぶりの復活にして2ndアルバム.当時,アンダーグラウンドでのみの評価しか受けなかったバンドの復活を誰が予想していただろうか?肝心の音は当時の空気そのままと言っておこう.ただし,当時のようなハチャメチャさはかなり無くなっており,むしろ整合感すら出てきた.非常に重たくスピーディーで男臭いThrashであるという公式はなんら変わりがないのはファンとして大変嬉しい限りである.もちろん,バンドとしての成長も伺える.よりインパクトを持ったリフは耳に残りやすく殺傷性に富む.どことなくMASTERに近く感じるが彼らより更にOld Thrashっぽい.VENOMの"Black Metal"もほぼ完コピながらcoolなThrash Tuneに仕上げているセンスは最近のバンドとの格の違いを見せつけている.非常にcoolな作品.オールドファンはもちろん,若い人も妙な再発とかじゃなくてこういうのを聴きなさい.
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