review F
FACTORY OF ARF, FASTKILL, FATAL EMBRACE, FATAL OPERA, FEAR OF GOD, FINGERNAILS, FLASHOVER, FLOTSAM AND JETSAM, FORBIDDEN, FORCA MACABRE, FORCED ENTRY, FORCED TO DECAY, FORTE, FREDRIK THORDENDAL'S SPECIAL DEFECTS, FUDGE TUNNEL, FURY
FACTORY OF ARF / Grasp!!! (1996)
全く知らないドイツのバンド.ゲストとしてATROCITYのAlex Krullが参加していたので「ひょっとしてテクニカルなDeath系?」とわずかながら期待していたのだが,同時にGrave DiggerのChris Boltendahlも参加していたのでちょっと不安だったが,残念なことに不安な方が的中してしまった.ありがちなジャーマンメタルってやつであった.うげーっ,こんなのどーでも良いってば.
Page Top
FASTKILL / Infernal Thrashing Holocaust (2004)
日本が世界に誇れる極めてホンモノThrash Metalバンドの待望の1stアルバム.はい,何度でも言います,ホンモノのThrash Metalです.2004年です.奇跡です.バンド名,曲のタイトル,ジャケットも含めて極めて良い意味で完全なる時代錯誤系Thrash.最近の機械性能とか技術とかにだけ頼りきった重苦しいだけのヘンテコなサウンドとは違い,完全に気合い勝負,音質なんて関係あるか!と言いたげな臨場感たっぷりの音作り.そうそうこれがThrash!デスラッシュなんかはThrashじゃないという答えがここにハッキリと見える.荒々しくも細かいところまで計算されつくされているギターリフや暴れまくりながらもツボを押さえたギターソロは全盛期のThrash Metalの王道といった感じで限りなくパーフェクトに近い.それにバキンバキン入るBass,ん〜この音です.ドラムは手数が多くテクニシャンである点は,当時のスラッシュにはあり得ない構図であるが,色々とパターンを変えて攻め入る姿勢などセンスが良く,バンドのサウンドとしてハイレベルではまっている.個人的嗜好として多少違和感があるのは,バックボーカル.アットホームBay Area系は当然のように入るが,こういったKillerなThrashには無い方が好み.とはいっても、こういうバッキングはライブでは非常に心地良いし、それを熟知しているかのような感じすらある.さて、肝心のVocalであるが・・・これが極上この上ない美声.冒頭のシャウトだけでもう完全に心を奪われるハズ.とにかく切れ味鋭い高音吐き捨て型で、全盛期のMilleにも勝る見事な切れ味.今や誰にも出来ないような完璧に高音で(複数音に)割れる声質でのシャウトでThrashのために生まれてきた天性のヴォーカリストと言って過言ではない.少なくとも近年の再結成バンドやThrashを名乗っている偽物連中と比べると比較にならないくらい真のThrash Metalである.なお,ライブでも勢い満点のThrashを堪能できるので,機会があれば是非ともライブにも足を運んでいただきたい最重要バンドの一つと言えよう.アルバム通して,捨て曲が無いとも言えないが,一気に何度でも聴けてしまうこの喉越しの良さは,近年稀に見る秀作.数あるThrash Metalの名作と堂々と肩を並べられる超力作といって過言ではない鼻血モノ.このバンドには,RAZORに通じる金太郎飴感を次作以降にも期待したくなってしまう.まあ,理屈抜きにThrash Metalは世界で一番格好良いと根強く思っている人はどうぞご堪能下さい.
Page Top
FATAL EMBRACE / Ultimate Aggression (1999)
ドイツ出身の超時代錯誤っぽいThrash Metal Bandの3rd(?)アルバム.重厚っぽいサウンド(いや,音質良くはないが・・・)と若干ラウドっぽいっていうか近年のTom Arayaさんみたいな発声の声はややモダン系な部分があるが(多分,お年寄りしか気がつかない程度),とことん80年代のSLAYERを目指している音です.殆ど全編パクリ.恐らく,彼らは総ての音楽の中でSLAYER初期4作品くらいしか聴いたことないのではないでしょうか?今ではSLAYER自身もやらなくなったような超ごく初期の頃のタッピングソロとかフレーズも全く同じ.イントロだけ聴いたら,「あら?早速カヴァー?」ってのが延々続く.珍しく重低音で刻むかと思って良く聴くとReign In Bloodのリフそのままやん・・・とか.ただし,ここまで真似していながら当然,当時の本家にはとても及ばないどころか,当時のダメバンドの方が私には魅力的に感じてしまう.多分,当時のSLAYERポーザーと言われていたバンドよりも真面目にSLAYERを音楽的に観ているために,ホントに近い音楽になってしまっている.当時のバンドのいい加減さ・無謀さといった気配が薄い.けど,この時代に堂々とこんなことやっていることが大事態で,ある意味誰もやったことなかった位の領域でのパクリをやっている.首を動かすことが億劫になった年寄りもまあまあ素直に首振れるサウンドだと思います.普通の人もWild Ragsなんて集めている暇があれば,こういうマトモなダメバンドをお薦めします.が,ここまでSLAYERパクっていながら,ラストはBonded By Bloodのカヴァーで締めるところがアホ.しかも,オリジナル曲がSLAYERのリフを忠実に再現できている(?)にもかかわらず,Bonded By Bloodはリフがおかしい.こいつら,多分EXODUSはそんなに聞き込んでません(笑).
Page Top
FATAL OPERA / The Eleventh Hour (1997)
Gar Samuelson率いるFATAL OPERAの2ndアルバム.そう,初期Thrash Metalファンならばこれだけで興味を示すであろう.初期のMEGADETHが格好良かったのは曲の良さもさることながら絶妙なドラムによるところが大きかったと思う.そう,このGarである.顔はガマガエルのようでありちょっぴり怖いが,その繊細なJazz系のドラミングは素晴らしかった.で,ファンは当然のごとく良質なインテレクチャル・スラッシュを要求するのだが,やはり曲作りのセンスは当時のDave Musteinが群を抜いていたようであり,このアルバムはあまり大したものではない.がっかりした.
Page Top
FEAR OF GOD / Within The Veil (1991)
元DETENTEの女性VoであるDawn Crosbyが結成したバンドのデビューアルバム.DETENTEの優れた音楽性もさることながら,この年代にこの音を作りあげた彼女はやはり天才だったんだろう.正直言って好みの音ではないが,独特のウェット感のある非常にムーディーなサウンドは後にTYPE Oなどが確立した世界の先駆的な存在と言えるかも知れない.そう,DETENTE時代のSpeed〜Thrash的な音はここには見られず,Doomyかつ真性のGothic Metalの姿がある.最近,Gothicといって安っぽいメロディーと安っぽい曲作りを売りにしているバンドが大量生産されているようだが,そんなのとは全く違う.廃退的ムードが漂う美が感じられる.もちろん,まだこの音を完成されたモノとは評価したくないが,この当時はまだ誰もこんなスタイルをやっていなかったし,充分に高い音楽性は保っているとおもう.ただし,何度も言うようだが好みの音ではないし,DETENTEの方が個人的には良かった.DETENTEのところでも書いたが,残念なことに,Dawnは96年にアル中で亡くなった(R.I.P.).
Page Top
FINGERNAILS / Fingernails (1989?)
多分,イタリアのバンド.全く知らないが,おそらくデビューアルバムである.音はパンクっほさが若干あるspeed metalといった感じである.同郷のBULLDOZERからの影響がかなりあるような音であり,なかなか好感が持てる.駄目バンドが多いイタリアの中ではかなりいけてる方である.とはいっても,Drとかはかなりもたっちゃってます.この音ってどことなく懐かしいな.
Page Top
FLASHOVER / Infamous Country (2001)
ブハハハハ.なんじゃこいつら.ハッキリ言っていいですか?アホです.間違いなくアホです.リリースは2001年です.別に再発とかではありません.1997年結成ですから.とにかく,汚いthrash metalです.曲によってはモダン系みたいなリフやってますが,とてもじゃないけどモダンには聞こえない.音質はまるで80年代中期以前のデモテープ並である.ちょっとHC系入っているため,CARNIVOREとかに近い(ってCARNIVOREはこんなに汚くありません)方向っぽくきこえなくもない.まあ,こいつらは音質良くなったらかなりモダン系に聞こえるのかもしれないが,良い意味でのダサさや強引なヴォーカルは結構個性になっている.曲のつなぎにSEがちょっと入るところ以外は殆どステレオに聞こえないんですけど,これって私の耳のせいだけじゃない気がする・・・.こんな作品を2001年に堂々とCDで出す勢いが凄いです.あっ,そうそう何処のバンドか書いてませんでした.って,この時代にこんなのって言えば,当然のブラジルですけど.
FLOTSAM AND JETSAM / Doomsday For The Deceiver (1986)
アリゾナ州フェニックス出身のThrash Metalバンド.Eric A. K. (Vo),Michael Gilbert (Gr), Edward Carlson (Gr), Kelly David-Smith (Dr), そして後にMETALLICAに加入したJason Newsted (Ba)の5人編成のドラマチックなThrash Metalバンドであり,若干Speed Metalの趣がある.GrとBaが一緒になって畳み掛けてくるリフは今聴くと音の空白が随分とあるが,スリリングである.Jasonはこのバンドに才能を置き忘れたらしい.EricのVoはのっぺりしたハイトーンであるが,この音には合っている.また,スピードにのったまま泣く2人のギターソロの絡みはこのバンドの特徴であり,こんな芸当ができるバンドは他にはいなかった.このアルバムは「必聴」である.現在のJasonしかしらないMETALLICAファンの人には在りし日のJasonの雄姿をこの作品で是非確認してもらいたいもんだ.
No Place For Disgrace (1988)
METALLICAのCliff burtonの事故死によって中心人物であったJason Newstedがバンドを離れたが,曲はJasonが書いたものばかり.後任として元SENTINEL BEASTの激ウマのMike Spencerが迎えられたが長続きせず,結局Larsの紹介でTroy Gregoryが加入した(確か,彼もCliffの後任としてMETALLICAのオーディションを受けている).で,この2ndアルバムの出来は,・・・素晴らしい.このアルバム以上にドラマチックな作品はなかなか存在しない.重く疾走するパート美しいメロディのツインリード,繊細かつ説得力のあるVo.なによりも楽曲のすばらしさがこのアルバム最大の魅力.美しいThrash Metalの代表作である.もちろん,「必聴」.
When The Storm Comes Down (1990)
この3rdアルバムで思いっきりトーンダウンしてしまった.このバンドはドラマチックな曲構成が売りだったのに,その曲作りの中心人物(というか,ほぼ一人で書いていた)Jasonが抜けた穴はあまりにも大きすぎる.このアルバムはFLOTSにとっては駄作といえよう.
Cuatro (1992)
これが4thアルバム.この作品も前作ほどではないものの印象が薄い.1st2ndの頃の独特の仰々しくドラマチックな曲展開や哀愁漂う雰囲気の美しさはやはり戻ってきておらず,残念ながら,あの頃のF&Jは過去のものらしい.ただし,今聞き返してみるとそれほどつまらない内容ではない.まあ,このバンドの場合はメロディを全面に出してきたのは正解だと思う.
Page Top
FORBIDDEN / Forbidden Evil (1988)
ベイエリアスラッシュの代表株の一つ,FORBIDDENのデビューアルバム.デビュー前はFORBIDDEN EVILと名乗っており,素晴らしい出来のデモテープで話題となった.デビュー時に悪魔的なバンドと思われるのがいやでEVILをとったらしい.非常にクオリティーの高いテクニカルなThrashであり,完璧に近いアルバム.デビューアルバムでこの出来だったので当時は無茶苦茶期待したもんだ(2ndでこけたが).特に,Voの声は完璧である(このアルバムではね).また,ギターの掛け合いも格好良い.「必聴」である.
Raw Evil・Live At The Dynamo(1989)
89年にオランダのアインドホーフェンで行われたDynamo Open Air Festivalに出演した時のLive音源である.ちょうどthrash metalの絶頂期(の末)のころであり,Dynamo Open Air Festivalもこの頃がもっとも燃え上がっていたころであった.当然,熱いLiveが聴ける.流石に演奏力が高く,安定感がある.Voの安定感も素晴らしい.これはおすすめのLiveである.
Twisted Into Form(1990)
FORBIDDENの駄作として名高い2ndアルバム.1stはあんなに勢いがあって格好良かったのに.完全にTESTAMENT系になってしまった悪いパターンの見本である.実際にはTESTAMENTよりはずっと魅力的ではあるが,1st の頃のスリリングな感覚がまったくなくなってしまったし,現SLAYERのPaul Bostaphの地味なドラミングは嫌いだ.ギターは格好良いのに.
Distortion (1994)
解散してしまったと思っていたら突如復活した.2ndで大コケしてしまった教訓をいかしてか,このアルバムはずいぶんと違う仕上がりである.前作から4年も経っているわけだし音が違ってて当然なのだが,うーん,こういう路線になったか.スピーディな曲はなく,Thrashらしい疾走感を感じることはできない.いわゆるモダン路線であり,MACHINE HEADとか壊れかけてきてからのDEATHに通じるものがある(そういえば,MACHINE HEADのRobb FlynnはFORBIDDEN EVIL時代に在籍していたようだ).とはいっても,FORBIDDENらしさもちゃんと残っている.このアルバムが2ndの頃に出ていたらこのバンドに対する評価はずいぶん変わっていたんだろうに...演奏は昔から巧かっただけに安心して聴ける.うん,2ndよりは遙かに格好良い.一度見捨てたバンドだが,これくらいの音をやってくれれば合格(路線は変わったけどね).1stの頃の音に思い入れがある人には辛いかも知れないが,2ndのように落胆せずにすむ作品である.Russ AndersonのVoはパワフルである.
Trapped (1999)
結局,アルバム「Green」のリリースを最後に97年に解散してしまった彼らだが,ここにきて新たにCDが発表された.とはいっても新譜というわけではない.過去のアルバムに未収録だったデモ音源集である.全9曲入りであり,FORBIDDEN EVIL時代のデモも初めて公表された(まあ,音はオリジナルよりも音が悪く感じるが,CDで聴けることは素直に喜べる).まあ,いままで聴けなかったファンの人には有り難い一枚だと思う.それよりもアルバム未収録曲が6曲も納められていることの価値が高い.このデモの詳細は良くわからないが,ギターソロは割と初期の頃に近く,曲調は3rd辺りに近いので恐らく2nd-3rd間に作られたものではないかと思う.この当時はFORBIDDENにはもはやあんまり関心がなかったため定かではないが,少なくともRussのVoはしっかりと歌っているし,曲もなかなかの優れモノ.まあ,タナボタ的な音源集にしてはかなり上出来.
なお,このFORBIDDENのメンバーのうちCraigとMattは解散後にMANMADE GODを結成した.
Page Top
FORCA MACABRE / Meus Olhos So Veem Dor EP (2000)
フィンランドのコアなThrash Metalバンド.彼らは91年に結成し,過去にSplit EPなどを数枚出している.本作は2000年秋にリリース予定のEPのプロモ用音源である.Hardcoreの疾走感に深く影響を受けているThrashであり,最近のEXTREME NOISE TERRORやそのメンバーのバンドDISGUSTに近い音であるがよりThrash色が強い.DrはNAPALM DEATHのMick Harrisを彷彿とさせるハットの使い方,とにかくスピーディーに刻むリフなど男臭さ満点のストレートなサウンドである.Voは丁寧に強烈な声を置いていくようなタイプでありこちらも迫力満点.メジャーな音ではないがマニアが秘かに楽しむには十分なクオリティーと熱さを持っている.OVERTHROW Recordsからリリース予定.
split 7" w/ULSTER (2000)
こちらも2000年秋にリリース予定のSplit EP.こちらの方がより曲が洗練されておりよりThrash色が強い感じである.彼らが非常に強く影響を受けていると語るブラジルのバンドの音に近く,ごく初期のSEPULTURAに通じるリフやらが妙な懐かしさを生む.彼らの音は昔気質のThrashであり,最近のThrashもどきとは全然違い本当に男臭い.もう,疾走できるだけ疾走するといった姿勢が潔い.この手のサウンドはライブで汗をガンガンかきながら聴くのがベストだろう.スラッシュの再発など再び脚光を浴びつつあるが,こういった真のスタイルを貫いているバンドが評価される土台が出来上がればそのシーンも本物になるだろう.
FORCA MACABREの作品はDrumのOttoが送ってきてくれた.彼はこの秋から日本に語学留学するそうで(龍谷大といってた),そのうち日本でのライブも実現するかも知れない.要チェック!!!なお,もらったプロモCDにはなんとあのONSLAUGHTの"Power From Hell"のカヴァーが入っていた.なんともcoolな選曲である.
Page Top
FORCED ENTRY / Uncertain Future (1989)
ごく一部ではわりと知られていた(?)ワシントン出身(だったかな?)のThrash Metalバンド.Tony Benjamins (Vo & Ba), Colin Mattson (Dr), Brad Hull (Gr)の3人編成.起伏の激しい曲構成で目指すはテクニカルスラッシュ・・・なのだろうが,なんか煮えきらない.各パーツはそれなりの技術は持っているようだが,どうも楽曲に問題があるようだ.この手のは化けることもあるが,人間急に曲書くのが巧くなるとも思えないし・・・.このころってテクニカルスラッシュ崩れのバンドがたくさんいたからな〜.
As Above, So Below (1991)
これが2ndアルバム.前作同様の3人編成.基本的には前作とあまり変わっていないが,若干曲が垢抜けた感じ.でも,特に格好良いリフなどが出てくるわけでもないし,疾走感があるタイプでもなく・・・煮えきれない楽曲は相変わらずである.演奏技術はなかなか高いのにちょっと勿体ない.いろいろと風変わりなリフをやろうとはしているんだが,それがThrashの格好良さに繋がっていない.あと,Vocalの声がさほど魅力的でないというのもマイナスである.リズムチェンジにだけ頼ったテクニカルスラッシュは曲は複雑にはなるが,所詮それだけでリフの良さなどがないとかえって魅力を感じないものだ.実際,このアルバム内でも単純な曲ほど格好良くきこえる.むしろ,こういった路線を狙った方が良かったのではと思ってしまう.
Page Top
FORCED TO DECAY / Perkussive Perlokution (1997)
ドイツの出身のジャンル分け不能なDeath系バンドの2ndアルバム.とにかく,ジャケットが素晴らしい.200円で叩き売られていたが,それでも売れ残っているだけのことはあって,こんなのをジャケ買いしてしまった私は我ながらおかしいのでは?と思ってしまう.とにかく,チープなこと.いくつかのサイトで紹介されているので,是非ジャケットだけでもチェックしていただきたい.・・・と,前置きはここまでにして,肝心のサウンドの方であるが,はっきり言って素晴らしいです.エッセンスとしては,Death / Hardcore / Grindcore / Progressive / etc.が混ざったようなmixture sound(?).新種のGothicといっても良いのかも知れない.全体に暗〜い雰囲気が漂うが,メロディはそれなりにあったりする.とにかく,空気が他とは思いっきり違うバンドである.僅かに挙がっているレビューを見ると,あまり評価されていないようだが,ハッキリ言って素晴らしいです.きっと,ジャケットが格好良かったら,評価も変わったんだろうが,そういったところまで神経が回らないのがドイツのバンドらしい良心.硬質なリフはLEMMING PROJECTに通じ,独特の病的な雰囲気はVED BUENS ENDEに通じるものがある(ジャケのショボさも?).とにかく,ドイツのバンドはショボジャケに名盤あり・・・の格言どおり.BLIND ILLUSION, ANGKOR WATなどの変態的センスのサウンドが好きな人は間違いなく要チェック.少なくとも,他のバンドで聴けないリフや曲展開がぎっしり詰まっている.隠れた迷盤・・・じゃない名盤.
Page Top
オクラホマ州のThrash系のバンド.Bill Dollins (Vo), Jeff Scott (Gr), Rev (Ba, Acorstic Gr), Greg Scott (Dr)の4人編成.Voは中音域できれいに歌い上げる系である.曲調はThrash〜Power Metalにモダン系のThrashをミックスしたような音である.曲によっては面白い部分もあるが,つまらないパートの方が多い.そう悪くはないが.
Page Top
FREDRIK THORDENDAL'S SPECIAL DEFECTS / Sol Niger Within (1997)
あのMESHUGGAHのギタリストFredrik Thordendalのソロプロジェクト.Drは同じくMESHUGGAHのTomas Haakeである.日本盤はボーナストラックを含めて2曲.そう,もともと一曲43:28の曲のみである.基本的に想像通りの凄い世界が広がっている.単調なリフを用いた複雑な曲構成をしていたり,そのセンスは抜群.MESHUGGAHの音の中心人物である彼ならではの独特のものがある.Voも自らが担当しており,その歌い方は初期Bathoryに通じる.大変難解ではあるが,MESHUGGAHの音が好きな人にはお勧め.ということは,必聴であろう.
Page Top
FUDGE TUNNEL / The Complicated Futility Of Ignorance (1994)
鬼才Alex Newport率いるイギリスの一風変わったバンド.HCテイストが強いが,グランジ的要素も強い.この手の音は個人的にあまり好きではないのだが,このバンドだけは決して悪くはない.なかなかの好印象をもっている.イギリス特有の湿り気も感じさせる.聴いて損はしない・・・というよりは一度は聴くべき音であろう.好き嫌いは分かれそうだが.
In A Word... (1995)
特にこのバンドのファンではないから詳しく知らないが,この作品ではライブ音源とレアトラックを集めたものである(らしい).私が興味を持ったのはライヴである.その正確な演奏と重厚な音はかなり格好いい.残念ながらもう解散してしまったようである.あんまりかっちりした音が好きではない私にとっては彼らのような音ならLiveの方が体に合っている.
Official HP http://fury.musicpage.com
オーストラリアのスラッシュメタルバンド.4曲入りmCD.thrashでもそれほど速いパートで勝負する系ではない激烈系で,非常に重厚なサウンドが売り.古くはドイツのEROSIONやWARPATHが示した路線に通じる男臭さ.この手のサウンドはある意味モダン系の原型になっているかもしれないので,若い世代にも受けるかも知れない.演奏力はかなり高く,切れの良いリズムは非常にheavyである.それと特筆すべきはvocalでありかなりの迫力でテクニックも相当なモノである.基本的には重低音を置いていくような歌い方でありギターリフと一体化して怒濤の攻めである.オーストラリアのバンドにありがちな妙に垢抜けないところもこのバンドからは一切感じることはなく非常にcoolである.聴き手を圧迫するような迫力,それでいてリフはある程度キャッチーなところもあるため,全体のバランスはかなり絶妙な仕上がりとなっている.自主制作でこのレベルの音質・出来はかなり凄い.なお,本作はメンバーからプロモーション用に送られたものである.上記のOffical HPで入手可能.
![]()
THRASH OR DIE ! TOP PAGE IS HERE ADD YOUR BOOKMARK !