review I

ICED EARTH, IMAGIKA, IMMOLATION, IMPERIUM, IMPETIGO, INCANTATION, INCINERATOR, INCUBUS, INFAMOUS SINPHONY, INFECTIOUS GROOVES, INFEKTOR, INFERNAL MAJESTY, IN FLAMES, INNERSTATE, INNER THOUGHT, INSANITY, INSANITY(Br), INTRUDER, INVOCATOR, IRON ANGEL

ICED EARTH / Night Of The Stormrider(1991)

フロリダのPower Metalバンド.当時,テクニックが凄いとのうわさを聞いて手に入れたのだが・・・.確かにテクニックはある.しかし,やはりPower Metal系独特のアホメロがかなり多い.若干Thrash色はあるものの,基本形はIRON MAIDENそのもの.で,とにかくリフがつまらないし,随所に散りばめられているメロディは誰でも考えつきそうなものばかりである.クオリティが高い分,他のPower Metalよりは聴けるが.でもつまらない.ファンは多いようだけど(つまり,一般ウケはする音なんじゃないでしょうか?).

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IMAGIKA / Worship(1998)

IMAGIKA official website is here, IMAGIKA日本語ウェブサイトはこちら

Crunchy thrash metal band from Bay Area, SA. The member is David Michael(Vo), Steven D. Rice(Gr), Henry Moreno(Dr), Michael Dargis(Ba). "Workship" is 2nd full length album. They formed in 1994, but their sound is traditional real Bay Area thrash metal. Rhythm section of Drums, Bass and crunchy guitar riff cut very tight and cool, and vocalist shouts melodious and very powerful. Technical performance is very high quality. If you like Bay Area crunch sound or not, you should check this sound.

サンフランシスコベイエリアのPower寄りThrash Metalバンドの2ndアルバム.David Michael(Vo), Steven D. Rice(Gr), Henry Moreno(Dr), Michael Dargis(Ba)の4人編成.これが2ndアルバムである.1994年に結成された比較的新しいバンドであるが,音は80年代の数少ない良いBay Areaスラッシュとタメをはれる出来.リズムは非常にタイトで安定感があり,クランチ系の好きな人は間違いなくチェック.そしてVoはメロディアスかつパワフルでなかなか素晴らしい.演奏は完璧である.ベイエリアクランチが好きな人はもちろん,そうじゃない人もこの完成度なら聴くべきである.

And So It Burns (2000)

プロデューサーにGRAVE DIGGERのUwe Lulisを迎えて作成された3rdアルバム.前作以上に焦点が絞られており,静と動のバランスが美しかった前作と比べて,アルバム全体を通してパワーに満ちておりよりヘヴィーな仕上がりになっている.特にVoのDavid Michaelのシャウトはかなり強烈に仕上がっており説得力を増している.もはや同郷のDavid Wayneにも負けないほどのパワーと個性溢れる歌えるVocalistに成長した.それにIMAGIKA節ともいえるリフは非常に心地よくベイエリアクランチの真の継承者と呼ぶに相応しいだろう.音質でやたらと重々しくした上辺だけの音作りではなく,ドライな本来のベイエリアクランチが楽しめる.ドライブ感のあるBassも効果的である.ギターソロも当然,今まで同様にテクニカルかつエモーショナルな美しいメロディで曲に良い味付けをしている.素晴らしい作品!

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IMMOLATION / Dawn Of Possession(1991)

Ross Dolan (Vo & Ba), Robert Virgna (Gr), Tom Wilkinson (Gr), Craig Smilowski (Dr)の4人編成のNYのDeath Metalバンド,かなりメジャーなので,他のページで十分に紹介されていると思う.音像としては正統派Death Metalの部類に入り,Blast Beatは用いていない.悪くはないんだが,特別な良さも持っていない.まあ,くだらないバンドがたくさん売れているからこういったバンドの肩押ししたくなるのだが・・・.CANCERに雰囲気が似てない?・・・なんとなく.

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IMPERIUM / Too Short Season(1993)

Hollandのtechnical proggressive thrash metalバンドのデビューアルバム.プログレ系thrashにありがちな楽曲の軽さはさほど感じられない.出てくるギターリフはU.P. のKen Jacobsenが書きそうなリフが中心で,曲の統一性が高い.で,更にブレイク部分はCYNICとかMARTYR的なリフが多い.ということで,局面局面はかなりスリリングでクオリティーの高い素晴らしいことをやっている.プログレ路線ということでは,thrashよりも数歩先を走っているdeath系のリフに近いのは,ほかのプログレ系thrashと大きく違うところ.メンバーのうち数人は元SACROSANCTで,消化不良だったストレスを払拭させたかのような出来である.ただし,ミドル〜ハイトーンのヴォーカルは微妙にヨレヨレで,ちょっとしまりがない感じ.どうせなら,death voiceとかの方が曲にはうまくはまるのかもしれない.演奏は問題なく(というか,無難),楽曲の完成度も高いので,たまには美しいメロディを聴きたくなったりしたときにはいいかもしれない.まあ,真っ当な人はこういうものを聴きましょう(笑).

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IMPETIGO / Ultimo Mondo Cannibale(1990)

Debut album of Grindcore band from IL, USA. This album was released by Wild Rags Records(WRR020). They played early style death metal/grindcore. The sounds is shaped nearly normal hardcore sounds. Guitar riff is very simple, but it has effective attack. Like a horror movie's sound track, it has some effective sounds between the songs. It is exaggerated, but it's nice break point over the album. If you like early grindcore, check the album, soon. Excellent album. Wild Rags released Vinyle LP and tape, it include difference bonus songs. But Morbid Record's re-issue CD include each bonus songs.

イリノイ出身のGrindcoreバンドのデビューアルバム.あのWild Rags作品である.ごく初期のDeath Metal寄りのGrindcoreである.つまり最近の音よりも遙かにHCに近い(初期のNAPALM DEATHに近い感じ).ギターリフなどはかなり単純であるが,逆に無理なくツボを抑えている.曲間に入る効果音や会話等はアルバム全体をホラー映画のように仕上げようといった意図が伺える.まあ多少うざったいが,逆にこういったブレイクがあるから聴きやすくなっているのかも.初期グラインド好きなら間違いなくチェックするべし.秀作.なお,Wild Rags盤はLPとテープで収録曲が異なるが,再発のMORBID Rec.盤のCDはそれら総てが収録されていてお得.ジャケットもかなりシュールでGood!

Faceless (1991)

こちらもWild Rags作品の4曲入りE.P..IMPETIGO節炸裂のタイトル曲"Faceless"はツタツタツタツタと入るスネアの音の微笑ましさが残りつつも恐ろしいことをやろうとしている雰囲気は何とも心地よい(それでいて,スローパートは再結成後のNECROPHAGIA風).が,個人的には高音のグチャグチャなシャウトとゴボゴボの低音の掛け合いの"Disorganized"は彼ららしさが思いっきりでており,お気に入りの曲である.ジャケのアホっぷりが他の作品と比べるとパワー不足である.まあ,ゴア好きならマスト,wild rags maniaもマスト,thrashファンもこのバンドは違和感なく聴けると思う.再発も沢山出回っているようで,入手も容易であるため,入門には良い作品かもしれない.

Horror Of The Zombies(1992)

2ndフルレンスアルバム.これもWild Rags作品.このアルバムでは全作のスタイルを踏襲しながらよりセンス良くなっている.とにかく崩れそうでも崩れない意外と安定しているリズムはとても心地よい.音的には以前よりも初期MORGOTHに通じるような正統派Death Metal色が強まった感じ.派手さはないがツボを押さえて適度に重いあっさり味のGrindcoreに仕上がっている.無理矢理作ったような機材だけで誤魔化した分厚い音が好きな人には駄目だろうが,昔からのThrash/Death MetalやHardcore/Grindcoreの流れを体感して位いる人には充分に満足できる作品だと思う.なお,本作はWRR作品にしては珍しくCDもあるがかなりレア.ちなみに私はメンバーのMarkが持っていた最後の一枚をサイン入りで貰った(自慢).

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INCANTATION / Onward To Golgotha(1992)

ニュージャージーのDeath Metalバンド.EPを数枚出しているようだが,これが1stフルレンスアルバム.Craig Pillard (Gr & Vo), Jim Roe (Dr), Ronny Deo (Ba), John Mcentee (Gr)の4人編成.とにかく徹底してGrindな路線である.恐らく目指している音は初期MORBID ANGEL辺りだと思うのだが,曲はもちろんそんな高級なモノじゃないし演奏も並である(下手じゃできないDeath Metalではあるが).Voはかなり酷いかも.全体として悪くはないんだが,このバンドならではの”売り”の部分は浅すぎる.ジャケットはかなりテクニカルなDeath(しかもThrash寄り)を期待させるようなものであったため,ちょっと残念.

The Infernal Storm (2000)

間の作品を聴いていないのでわからないが,これだけ聴くと「化けた」って印象を持ったアルバム.相変わらず凝ったジャケットは購買意欲をそそるものであり大きなプラスである.サウンドも相変わらずブルータルなデスメタルをやっている.まあ,個性といったものはあんまり強くは感じないが楽曲が非常にスムーズになっている.DISINCARNATEのようなズシズシと疾走したり引きずったりするリフはかなり聴き応えがある.出来ればこのリフには美しいメロディーのギターソロなんかがのると個人的には好みなんだが(でも,それではDISINCARNATE),せめて残忍なアーミングやハーモニクスを多用したようなドラマチックなソロがのればより曲が生えるような気がする.ちょっと中途半端なソロはマイナス(これならない方がいいかもしれない).まあ,この手のサウンドが好きな人には損はない作品である.

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INCINERATOR / Uh!?!(1989)

イタリアのSpeedcoreバンドのデビューアルバム.Bass & VocalのAntonio Silviaが中心になって1986年に結成された.デモをいくつか残しているようだが,メンバー名からしてイタリアのバンドか?スピーディーないわゆるSpeedcore系サウンド+Thrashといった感じでかなり格好良い.(Speedcoreという表現は当時の音を知らない人には良くわからないかもしれないが,Hardcoreよりも速く現在のGrindcoreが存在する前にあったVoは高めの声というものであり,CRYPTIC SLAUGHTERなどがその代表.WEHRMACHTなんかも若干Speedcoreがかった音)最近はこの手のバンドは全くいなくなったが,この手のバンドの爽快な疾走感は独特のノリがあり心地よい.このバンドはややスピードを抑えた部分でも充分に格好良く,とにかく勢いが素晴らしい.オールドファンは是非チェック.

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INCUBUS / Serpent Temptation(1988)

ルイジアナ州のバンドの1stアルバム.ルイジアナではあっても,バンドの中心のHoward兄弟は実はブラジルから移住している.HeavyでSpeedyなThrashである.ギターとかはかなり無茶苦茶に弾いてて格好良い.そのままだと音がかなりスコスコくるので,低音を強めにして聴くのがこのバンドを好きになるコツ(笑).それにしても,所々に往年のThrash Metalの臭いが染み着いたリフがたくさん転がっているのは嬉しい.でも,ヘタクソ(笑)・・・Drは凄いけど(でも,ちょっとだけもたる).次作に大いに期待がかかる作品であった.でそれが(↓).

Beyond The Unknown (1990)

これが2nd.全編疾走しまくりの手数の多いギター+吐き捨てVoのThrash.これでもかと畳みかけるリフは圧巻.その疾走感はEXHORDER等に近い感じであるが,彼らほどクランチ色が強くなく,寧ろ南米的サウンドであるため,初期ファンにはより受けるかもといった極上の音.無理矢理っぽいギターソロとかツボを押さえた強引な曲展開などやる気が十分伝わってくる.演奏もかなりしっかりしてきてこれならば最近のファンでも文句はあるまい.今聴くと完全にThrashなんだが,当時はこれでもDeath寄りといった表現が適切だった.ということで,先にも述べたEXHORDERやDEMOLITION HAMMER.DORSAL ATLANTICAなどでピンと来る人は絶対にチェック.そう,有無を言わせずとにかく疾走・とにかく格好良い.きかなきゃ損.これをきいてThrash魂を再沸騰させなさい.なお,ご承知の通り,同名のバンドがいくつかあるので要注意.この2枚のアルバムを残して解散した・・・が,バンドの中心であるFrancis Howard (Guitar & Vocal)とMoyses Howard (Drums)兄弟は,バンド名をOPPROBRIUMに変更し,2000年に復活した.こちらも要チェック.

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INFAMOUS SINPHONY / Manipulation(1989?)

全く知らないがWRRもの.とにかくVoが悲惨なthrash寄りのHardcore.ネコを踏みつぶしたような声(?)をしている.Voにさえ目をつぶればなかなかいい・・・かもしれないバンド.Drはかなり巧い.いや,凄く巧い.なんで,こんなレベルのバンドにこれほどのドラマーがいるのであろう?Anthony BurnhandなるこのDrご存じの方はご一報お願いします.

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INFECTIOUS GROOVES / The Plague That Makes Your Booty Move... It's The Infectious Grooves(1991)

SUICIDAL TENDENCIESの中心人物であるVoのMike MuirとBaの Robert Trujilloが中心になって作ったプロジェクトバンド.FunkとHardcoreと若干のThrashを加えたような音でこの頃のSTの音よりも遙かに格好良い.Funk系の音のためかBaは水を得た魚状態でむちゃ凄い.なんか,SCATTERBRAINに対抗しているかのようなごちゃ混ぜ超テクニカルな楽しさがある.ゲストもかなりなもんで,2曲目の「Therapy」なんてなんとOzzy Osborneが参加しているほか,個人的に結構好きなPhil Kettnar(元LAAZ ROCKIT)などの名前もある.

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INFEKTOR / Ahuer Maiek(2002)

スペインのバンド.恐らく殆ど脚光を浴びていないバンドであるが,実に凄いことをやっている.ジャンル的には民族音楽的Technical Death / Thrashである.フルート,パーカッションを含む7人編成のバンド.スペイン語で捲し立てるようなドスの効いたヴォーカルと対照的に繊細にケーナのような使い方をしているフルートとパーカッションはかなりのインパクト.ドラムを含め細かなところに気配りが出来た超テクニカル集団である.これまでの他のバンドのタイプとはどれとも違う感じであるが,実験色が強いという訳でもなく,非常にうまくまとめている.重さ的にはMORTIFICATIONクラスであり,Death Metalの中でも限りなくThrashな部分をベースにして大アレンジしたような感じである.疾走感だとかそういったものを求めるタイプの音ではないが,十分に格好良くかなりはまれる.プログレ系統が好きな人にもお勧め.これは要チェック.

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INFERNAL MAJESTY / None Shall Defy(1987)

カナダのTechnical Thrash Metalバンドのデビューアルバム.当時としてはかなり重かった.展開が多く起伏が激しい曲が特徴であり,その中に割とオーソドックスなギターソロがのるといったスタイル.流石というか,何故か当時からカナダ勢は殆ど例外なく演奏力が安定しておりとても良心的である.当時は殆ど話題にならなかったが,テクニカルな中にもきらりと光る荒っぽさはThrashファンの心をつかんだ.特にDirtyなVoと全体が織りなす雰囲気は今のバンドには不足している邪悪さが漂っており,最近のBlack Metalバンドに爪の垢を煎じて飲ませたいもんだ.なお,本作は何を間違ったのかDispleasedからCD化された.現在も地元トロントを中心に活動中である.

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IN FLAMES / The Jester Race(1996)

スウェーデンのメロデスの2ndアルバム.何故か他のメロデスよりも良かったような気がしてたんだが,勘違いか?確かに演奏はしっかりしているし受けそうな曲は書いているけど,所詮メロデス.スピードとかも中途半端だし,もっと怒りが表に出てきたような音にならないもんかな〜.リフは他のメロデスよりも許せる率がちょっとだけ高いんだけどねぇ.うーんでも辛いな.

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INNERSTATE / A Tell-Tale Trail(1992)

ぜんぜんしらない.METAL要素はそれほど強くない.音は重くない.速くもない.どういった音かっていうと・・・Dub Warとかの路線といっておけばよいだろうか?Voはもっと柔らかく歌っている.特別悪くはないが,取り立ててどうこうってもんでもない.まあ,聴いて損はしないとは思うけど.

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INNER THOUGHT / Wordly Separation(1993?)

カナダのINNER THOUGHTのデビューアルバム.音としてはDeath Metal〜Gothic系である.わりかし正統派であり,まあまあ聴ける.リフは悪くはなく結構いかしている.ギターソロなんか,往年のthrashのノリで結構泣かせる.3人編成で一人は黒人なのだが,それらしい音はぜんぜんない.ところどころに実験的なことをやっているが,それも基本的には外していない.ひょっとしたらはまるかも知れないが,そこまで魅力があるわけではない.まあ,興味のある人は聴いてもそこまでは損しないと思う.それにしても,このジャケットは生首がごろごろ写っているし,やばいなあ〜,ってうちジャケの写真はいわゆるあっち系であり,かなりえぐい.

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INSANITY (CA) / Death After Death(1994)

1985年にCA北部で結成されたThrash Metalバンド.正確に言えば当時Thrashの枠内でDeath Metalと呼ばれていたサウンド.ごくマニアックな人によると当時それなりにアンダーグラウンドでは知名度があったらしい.実際,私も名前は聞き覚えあった.だが,彼らの活動は全く伝わってこなかった.どうやら87年にVocal&GuitarのJoe DeZunigaが亡くなったためにバンド活動を休止していたらしい.そして90年代になってからレコーディング,本作はどうやら94年にリリースされたものでありその再発CD-R盤なるものがメンバーから送ってきた.さて,前置きはこれくらいにして,サウンドのほうであるが,当時SLAYERクローンと称されて酷評を喰らっていたタイプの音である.もちろん,私の最も好きなタイプの直線型のThrashということであり,SLAYERとは似ても似つかない.POSSESSEDばりに細かなリフとEPIDEMIC等に通じる重々しくかつ疾走感のあるリフ,まあ正直売れそうなサウンドとはほど遠いが,80年代の汚いThrash好きの人には涙モノ.特にWILD RAGS系のバンド(BLOODCUMとかANIALATORとかRECIPIENTS OF DEATHとか)が好きな人(何人いるんだ???)は絶対に満足することができる(同じ臭いがする)かなりレベルの高い汚い&勢い任せのreal thrashです.ちなみに,演奏は大体は巧いです.たまにドラムが追い越すけど,このドラミングは凄い.なお,全編同じ調子なのは愛嬌!どうしても欲しい人は以下のページから通販可能です.これは間違いなく必聴です.

http://www.blacklungproductions.com/insanity/index.html

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INSANITY (Brazil) / Phobia(1995)

INSANITYというバンド名はいくつかあるが,こちらはBrazil産のThrash Metalバンド.流石,ブラジル,例に漏れず(?)時代錯誤甚だしい実に危なっかしいダークなThrash Metalをやっている.もう,かなり完璧に汚物系である.ヴォーカルはちょっとだけ,昔のTom Arayaみたいな声(で,もっと下手くそに中低音だけでがなり立てる).ギターリフやドラム,曲展開などもごく初期のSLAYERからの影響が強そうな感じである.ギターソロだけは,ごく初期のDEATHみたいに微妙にうまいが,詳細は誤魔化しているって感じで好感が持てる(笑).何と言っても,1995年作品とは思えないショボショボの音質はもう基本でしょう.こいつらはSLAYERクローンと言われても正直反論できないだろうが,上記INSANITYよりも個人的には思いっきりツボ.そう,はっきり言ってリリースを10年間違っている.もう,初期Thrash好きにはたまらない極上サウンド.てか,お前ら一体何をいつの時期に聴いて育ったらこんなになったんだ?と不思議になる.ちなみに,DORSAL ATLANTICAのトリビュートアルバムにも参加しているが,そちらでも人一倍汚さを発揮している.ブラジルバンドのコンピで特に汚い彼らはある意味凄い.もう少し早ければ,確実にWild Rags行きです.上級者は必聴.というか,棺桶ものです.

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INTRUDER / Live To Die(1988)

とってもシュールなジャケで有名なINTRUDERのデビューアルバム(だったよな?).Drはかなりもたるが,基本的にはちゃんとしたThrashをやっている.ただし,若干Power Metalチックかつ,Voはかなりしっかりと歌っているため,真のThrash好きからはあんまり好感持たれていないバンドである.METALLICAの2nd・3rdの影響がかなり強い.私はこの1stアルバムは結構好きである.音とは関係ないが,この輸入盤LPは凄くゴム臭かったことを強烈に覚えている.

Higher From Of Killing(1990?)

これが2ndだったと思う.基本路線は前作と変わらないが音質・テクニックはかなり向上した.とりあえずDrはもたらなくなった.決して悪くはないしレベルはそれなりに高いが特別に引きつけるものはない.2枚連続で同じ歌われ方をするとこの手のVoは流石に疲れる.Power Metal寄りのThrashが好みの人なら外せないと思うがThrash好きの人にはそんなに大切な一枚にはならないであろう.

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INVOCATOR / Excursion Demise(1991)

DenmarkのThrash Metalバンドのデビューアルバム.後述の「Early Years」に収録されているデモに収録されている曲も含まれる.ということで,基本的にはSeedに固執した真のThrash Metalである.が,正直言ってデモほどは格好良くない.最大のミスはヴォーカルスタイルとドラミングスタイルの変化である.ヴォーカルはDARK ANGELのRon Rinehart的になっており,デモとはえらく発声が違う.DARK ANGELにおいてもRon Rinehartの声はいかがなものか・・・と思っていたため,正直言って,Mille的な発声のままでいて欲しかった.で,ドラムは現THE HAUNTED(ARTILLERYの「B.A.C.K」やKONKHRAの作品にも参加している)のPer Moller Jensenである.正直言って,このドラミング嫌いです.手数足数多くて非常にテクニカルで個性的なんだが,個人的にはこの手のThrash Metalはもうちょっとシンプルに叩いて貰いたい.その方が,疾走感とか出ると思うんだが・・・.まあ,それでもThrashの良さは十分に伝わってくるかなり格好良い作品であり,DARK ANGEL的な音が好きな人にとってはやはりマストでしょう.

Weave The Apocalypse(1993)

彼らの2ndフルレンスアルバム.やっぱりやっちゃってました.この手のバンドはデモが一番よくってあとはボチボチといったパターンが多いがこのバンドも例に漏れず・・・.demoの時から見せている「DARK ANGEL大好きです」といった姿勢は悪い意味で思いっきり引き継がれており,DARK ANGELの「Leave Scars」と「Time Dose Not Heal」との中間的な音楽性.なんでわざわざコケ方までマネするかな〜.ただし,DARK ANGELの駄作ほど酷くはなく(まあ,これらの作品も今聴くと決して駄作じゃないんだが)楽曲センスの良さは感じる.しかしな〜,デモが格好良かったバンドってどうしてこんなにことごとく転けるのでしょうか?まあデモには劣るけど,このアルバムはきいた方が良い.この後のアルバムは未聴であるがモダンになっちゃったらしい.ああ残念.

Early Years(1994)1988+1989+1994

必聴・・・目から鱗が50枚くらい出てきそうな出来の作品.デンマークのThrash Metalバンドのデモテープ音源集.88年のデモ「Genetic Confusion」と89年のデモ「Alterations」,そして94年にレコーディングされた"The Eternal War"(ARTILLERY2nd)と"The Promise Of Agony"(DARK ANGEL3rd)のカヴァーが収録されている.デモだからどうだって言うんだ!これに必聴マーク付けずしてThrashファンと名乗れるか!とにかく怒濤のごとく責め立てるスピーディーかつツボを知り尽くした絶妙なリフはあのDARK ANGELの名作「Darkness Descends」と肩を並べるほどの出来映え.吐き捨て型スラッシュヴォーカリストとして最高峰であった初期KREATORのMilleに近い発声のキレの良いVo.同じく初期KREATORには不可欠であったDrのVentorの癖を完璧に自分のものにしているようなツボを押さえまくったドラミング.SLAYERの「Reign In Blood」時のようなギターワーク.初期DARKNESSに通じる無骨なコーラス.どれをとっても完璧です.参りました.当時からファンジンとかでちょっぴり名前くらいは聞いたことあったが,ここまで完璧な音を当時出していたとは思いませんでした.これが本物のThrashです,参りました.カヴァーの選曲はちょっぴり?んんん?と思ってしまう(DARK ANGELで何故に3rdから持ってくる?)がVoの声真似までやっちゃってて微笑ましい.これを聴いて?と思う奴はThrashファンにあらず.

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IRON ANGEL / Hellish Crossfire (1985)

西ドイツのPower MetalっぽいThrash Metalバンドのデビューアルバム.個人的に好きとも嫌いとも言えない微妙な路線であるが,間違いなく外せないバンドである.当時あんまりきかなかったのはやはりこのGermanっぽさが若干あるところなんだろう・・・が今聴くとさほど気にならない.ていうか,マジでアホなサウンドが素晴らしい.どちらかというと普通のメタルっぽいんだが,これでも当時にしては刻んでるほうである.ドラゴンに立ち向かう勇者のジャケもあまりにショボくアルバムタイトルもショボい.音質は当然ショボく,楽曲・演奏どれも完璧にショボい.でも,そんな中にも個性がしっかりある.この独特のダサ格好良い空気(ん?ダサ格好良いか???)が素晴らしく80年代なのだ.特に単調なリフはやたらと飾り立てて効果のないリフよりも遙かにインパクトがありthrashの魂である疾走感は抜群である.こういったダサしょぼい普通のメタルっぽいthrashが聴けるのは正にこの時代だけの特権であり,もう2度と再現できないような世界が広がる.ちなみに,Old Metal Rec.が再発し,それにはボーナスとしてデモ音源が収録されている.ファン及びマニアには有り難いが,正直あまりにも音質はチープでラジカセで録ってもここまで酷くならんだろうというくらい汚い.まあ,これはオールドファンには涙モノの一枚.

Winds Of War(1986)

んでこれが2nd.1stと比べると(あくまでも比べると)音質は格段に向上している.そのため,アホっぽいほどの勢いはかなり大人しくなっている.スピードもかなりダウンしている.まあ,それでも勢いはThrash的で良いし,曲によってはそんなかんじなんだが,あまりにも普通のMetalって感じのリフもかなり多い.普通,MetalとThrashの中間的となったらSpeed Metal路線になるはずなんだが,そんな感じとも違う.恐らく普通のメタルファンのほうがすんなり聴ける音だと思う.ショボイしダサさはかなり高い.まあ,微妙に外せないバンドではあるが,普通のThrashが好きな人には間違いなく物足りないサウンドだろう.っつうか,最近の音になれた人には普通の古臭いMetalにしかきこえないと思う.なお,本作はCDが非常にレアだったが,あのOLDMETAL Rec.からボーナス4曲付きで再発された.ちなみにボーナスは85年のライブ音源で,これまた当時の音を知らない人にはかなりやばい音質.私の耳にはかなり巧くきこえてしまう.

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