KING'S EVIL / Deletion Of Humanoise (2001)
Worldchaos Rec.からリリースされた東京のバンド.初期KREATOR風のThrash Metal・・・という噂を聞いていたのだが,全然違っていた.Vocalスタイルは確かに,初期KREATORのMilleに近く聞こえる部分もあるが,発声法は全然違う.ましてや,リフは初期KREATORとは全然違い,寧ろ全盛期以降のアメリカンスラッシュな感じである.演奏はかなりレベルが高く,安定感がある.特に,Yamada兄弟のギターバトルはかなりスリリング且つテクニカル.80年代のThrashとは全然違うので,正直ピンとこないところが多いが,95年以降のThrashを名乗る他のバンドよりも優れている.多分,オヤジ世代以外であれば,全く違和感なく楽しめる,非常にレベルの高いサウンドだと思う.少なくとも,ライブは非常に熱の入った迫力あるものであるため,機会があったら是非足を運ぶことをお勧めしたい.
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デンマークのDeath MetalバンドKONKHRAの6曲入りのミニアルバム.これがデビュー作と思われる.音質はこもり気味であるが,曲展開に気を使ったThrashの流れを組む良質のDeath Metalである.VoはギターのA. LundemarkとC.Vedelが歌い分けており,唸るような低音とMORGOTHのえーと誰だったっけ?のVoに通じるような声である.まだまだ荒さは目立つが,随所に後のKONKHRA節が散りばめられている.まあ,KONKHRAファンなら要チェック(そんなにいねぇか).
Sexual Affective Disorder (1993)
1stフルレンスアルバムである.Mixにチープさは残っているがKONKHRAの音はこの作品で完成している.疾走する時は初期SEPULTURAに通じるようなリフもある.逆に本家がこの手の疾走をやらなくなったし,KONKHRAの方が今となっては破壊力が圧倒的に上.時々,Bassがやたらと目立ってたりしているがそれはそれで格好良い.2nd等と比べたら見劣りするが十分に楽しめる内容である.
The Facelift EP(1994)
これは2ndに先駆けて出された4曲入り.タイトル曲の「Facelift」は3rdにも収録されている.こじんまりとまとまりのあるEPでとにかく勢い一辺倒といった完全体育会系気合い200%の作品.やっぱり,Death Metalの中でもこうしたthrash metalからの流れを大切にしているバンドは大切にせにゃいかんです.
Spit Or Swallow(1994)
で,これがその2nd.演奏能力が高いから小技がびしびし決まる.押しながら引きも知っている?レコーディングは上記のEPと同じであり,路線も同じである.この作品の重さは他に例がないほどの凄い破壊力である.なんか妥協を知らない音っていうか,気が抜けない.思わず,目に力が入る.とりあえずこの作品は必聴であろう.
Live Eraser(1995)
95年6月30日のRoskilde FestivalのLive音源からなる11曲入りのアルバム.Death Metalバンドのライブ盤は発売当時としては異例.予想通り,演奏は安定しており低音をしっかりと効かせている割には音質もクリア.観客の方も熱く「Facelift」でボルテージが最高潮に達する.Liveでも充分に実力があり,迫力あるサウンドを提供してくれることを証明してくれる良質なLiveアルバムである.
Weed Out The Weak (1997)
3rdフルレンスアルバム.彼らの作品の中でこの作品が一番美しい作品であろう.それまでの音と比べるとやや軽くきこえてしまうが,その音バランスは決して悪くない.また,GrはゲストでJames Murphyが参加している.もちろん,彼の流麗なGソロがこのアルバムでも聴かれる.なんか,最近はペダルを多用してきたな.こんな小技使わなくたっていいのに.とにかく,KONKHRAの音には非常にマッチしている・・・と個人的には思う.が,既にKONKHRAは十分に個性を確立していたため,首を傾げる人もいるであろう.少なくとも,James Murphyファンサンドに立ってみるならば良い作品である.なお,Drは本作から元ATTITUDE(関係・・)〜MACHINE HEADのChris Kontosである.
The Freakshow EP(1999)
5曲入りのEP.一体,何が起こったのか?KONKHRAじゃない.まるで,最近のMETALLICAのエッセンスを加えたかのように,まるで音楽性が違ってきた.怒濤のようなど迫力のリフは見られず,寧ろ横ノリ系になっている.KONKHRAと思わずに聴けば,完成度の高い音楽ではあると思うが,KONKHRAと思って聴いてもKONKHRAに聞こえない.せっかく構築したKONKHRA特有の世界を捨ててまで取り組まなくても良いとおもうが.ちなみに,ギターソロはJames Murphy大先生が弾いておられます.もちろん,クレジットみなくってもわかるようなソロをひいております.いや,しかしKONKHRAってこと忘れてしまって聴くとRockとしてはホントに格好良い.持ってて損はないが,敢えてKONKHRAらしさを上記アルバムで知った上で聴いて貰いたい.ちなみに,MOTORHEADとMAIDENのカヴァー入り.
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Brazillian Thrash Metalバンドのデビューアルバム.DORSAL ATLANTICAやSEPULTURAと並ぶ古参バンドの一つであり,南米Thrashの歴史上外せないバンドの一つ.南米にありがちな激疾走系ではなく,古き良きheavy metalを踏襲したドラマチックな曲をやろうとしている(のかな?).その辺のちぐはぐさが南米らしさではあるが,簡単に言うと,非常に格好良い.完成度とかは目を瞑らないといけない部分は多いが,アホ丸出しの怒濤のバックヴォーカル?というか畳み掛けるヴォーカルとかは他のバンド・他の時代では出来ない力業である.このバンドは正直言って,ヴォーカルが声がちょっとだけ凄味を聴かせようとしている普通声といった感じであるため,ちょっと弱いんだが(逆にそれが個性的),それ以外はとにかく凄い.とにかく周りに対する配慮のかけらもないように疾走しまくるリズム隊(いや,決してずれている訳ではない)は何とも言えないすばらしさがある.また,意外とテクニカルでメロディアスなギターソロは,80年代のバンドらしさとも言えよう.これはやはり紛れもなく全盛期Thrash Metalである.85年作品としては(しかもブラジルで),かなり綺麗(いや,そんなことは決してないんだが)で,一歩先を行っていた感がある作品.とにかく熱い.Thrash ファンならマスト.
Pay For Your Lies (1989)
6曲入りのミニアルバム.前作も勢いは素晴らしかったのだが,各パートが格段の進化を遂げ,更に勢いが増した.リフは若干ベイエリアを意識したかのようなものがあるが,これがまた本家よりも圧倒的に格好良い.ヴォーカルは相変わらず弱いが,弱さを完全に自分のものにしたかのような開き直りのような勢いがある.演奏面では,ギターは益々磨きがかかって,刻みは抜群に格好良いし,ソロも更に素晴らしくなっている.ベースは前作時もそうだったが,かなりしっかりとスピード感を出すことに貢献している.で,何と言ってもドラムが異常にレベルアップしている.スピーディーなフィルイン,南米のドラマー特有のブレイクと,かなり理想的なスタイルである.特に"Brain Wash"は曲作りの無茶苦茶さといい,演奏の勢いといい,非常に完成度が高い.この曲で首が振れないような奴はThrashを聴かなくてヨシ.この有り難い一曲がきけるだけでもアルバムごとマスト.BLACK SABBATHのカヴァー入り.ちなみに,本作と上記作品は,カップリングで1999年に奇跡の再発.
Live At Monsters Of Rock (1999)
Monsters Of Rockでのライブ.いや,もちろんブラジル版のMonsters Of Rock.南米のバンドはやたらとライブ盤を出したがる.このライブは,地元の暖かい声援に迎えられている.で,サウンドの方はというと,流石にベテラン,演奏は非常に安定しており,勢いも全く衰えを知らない.特にスピーディーな"Victims Of Progress"とかは,かなり完璧に近い疾走感&演奏力で,素晴らしい.で,このアルバム,ある意味マヌケなのは,ライブは5曲だけ.残り4曲はスタジオ録音.んで,そのスタジオ録音ってのに問題があって,こともあろうにモダン化していやがる.そりゃあ,他のモダン系バンドと比べるとリフのセンスだとかリズムを微妙にずらしたりとか,長年の感性を十分に活かしており,レベルは高いのだが,こういうことはやって欲しくなかった.不器用なままの南米スタイルを貫いて欲しかったのに,そこが残念.
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西ドイツの代表的Thrash Metalバンドのデビューアルバム.デビュー当時はMille Petrozzaは若干16才.DESTRUCTION,SODOMと並んで西ドイツの三羽ガラスと呼ばれていたが,当時はKREATORのサウンドが最も過激に聞こえた..
Pleasure To Kill(1986)
2ndアルバム.これこそreal thrashです.Milleのヴォーカルにも磨きがかかったが,リズムギタリストとしての能力も非常に素晴らしい.特に,タイトル曲は最高にcoolで,当時のKREATOR色が極めて強い曲である.MilleとVentorがVocalをとっていたが,個人的にはやはりMilleの声の方が遙かに好きである.Ventorのヴォーカルでもっとも完成度が高い"Riot Of Violence"はライブでも定番であった.が,"Pestilence"とかちょっと目立たない曲の方が実は格好良かったりする.曲の構成・リフの格好良さはとにかく本物でした.残念ながら,当時は最も好きなバンドでした.
Flag Of Hate:Mini(1986)
3曲入り.もう,誰も何も言わないでしょう.KREATORの作品中で,最も完璧な作品.最も完璧って日本語も変だが,最も完璧に近い・・・ではなく,完璧なのだ.当時はSLAYERが速いとかってよく言われていたが,KREATORの方が体感速度は圧倒的に上回ってると感じていた作品である.この頃から,MIlleの書くリフが妙な音使うことが増えだしている.
Terrible Certanty(1987)
私の青春まっただ中.Thrash Metal最高峰アルバムのうちの一枚.とにかく毎日聴きまくった.Thrash Metalがまさにのってきた頃であっただけになおのことインパクトがあった.特にこの作品はリフが凝っており,かなり不思議な音使いをしている.なお,アルバムにクレジットはされていないものの,「Riot Of Violence」ではVentorがVoをとっている.絶対に「必聴」.
Out Of The Dark...Into The Light:Mini(1988)
無茶なカヴァーが話題となった(?).正直言ってこの頃までだな,元気あったのは.それにしても,本作で聴けるイェルクのGの下手さは何???ミレは歌いながらあれだけ鋭く刻みまくっているのに・・・.
Extreme Aggression(1989)
ちょっとおもしろくなくなってきたぞ.とはいっても十分に楽しめる作品である.MilleのVoはこのころがピークかな?下手なイェルクが在籍していた最後のアルバム.下手なイェルクが脱退してからバンドはとんでもない方向へ・・・.
Coma Of Souls(1990)
なんか,変になってきた.元SODOMのフランクを加入させてできた美しいアルバム.うーん,ちょっとねえ.こんなのは期待してなかったんだけど.
Renewal(1992)
俺の青春を返せ!!!Milleがこんな声で歌っちゃいかん!
Cause For Conflict(1995)
もういいってば.こんなんだったら解散してしまえ!!!
うーーん.一応聴き直し.だから,君らはKREATORなんだろう?君らがこんなことやってていいのかい?・・・いや,年取ったのは分かるよ.でもねえ.でもねえ.聴く側は変わっちゃいないんだよ,わかる???・・・結局一緒だった.
KREON / Zdrada, prawo, kara... i co jeszcze czeka nas ? (1988)
PolandのThrash Metalバンドの唯一のアルバム.結成は82年に遡る.サウンドは,ある意味88らしい音で,初期のベイエリア的サウンドで,FORBIDDEN EVILと初期のVIOLENCEを足したような方向性をベースにしたHEATHENといった感じ.もちろん,あそこまで完成度は高くないが,楽曲・巻き舌のヴォーカル等も含めてかなり面白い.あっさり味のクランチの効いたギターリフと流麗なギターソロはHeavy Metalとしての美をしっかり押さえている.ヴォーカルは決して下手ではないのだが,微妙に声量が少なく,POLTERGEISTのAndre的な声なので若干しまりがない.まぁ,そんな細かいことは良いと思えるような堂々とした楽曲は結構美味しい.アルバムの全体を通すと結構バラツキがあるが,まぁそれでも歴史に埋もれさせるには勿体ないバンド.比較的表舞台Thrashの音なので,幅広く支持されそう.なお,本作品は2003年に再発されたようである.
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