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LAAZ ROCKIT, LAWNMOWER DETH, LEGION OF DEATH(LOD), LEMMING PROJECT, LEVIATHAN (Colorado), LIGHTMARE, LIVING DEATH, LIVING SACRIFICE, LORD BELIAL, LOUDBLAST, LOW GEAR, LUBRICANT, LUDICHRIST

LAAZ ROCKIT / No Stranger To Danger(1985)

この頃はむちゃマイナーだったぞ.・・・のサンフランシスコの(後の)Thrash Metalバンドの2ndアルバム.3rdが好きなんだが,出てこないのでまずはこれから書くことにする.このアルバムは・・・はっはっはっ,殆どLAメタルのようなリフである.しかも,この頃はVoがど下手で笑ってしまうようなところもちらほら.聴いててはずかしいが,まともなLAメタルよりははるかに格好良い.曲によってはちゃんと疾走している(?)ものもある.

Know Your Enemy(1987)

んで,その3rd.格好良い曲はいくつかある.Voは一気に化けた感じでかなりパワフルになった.名曲Euroshimaなどではシャウトの時に声がうまい具合に割れて一人ハモリをやっており(って自然にそうなってるんだけど・・・機械的にやってるわけじゃないよ,計算でもなさそうだし)なんか凄い.全体に青春しているようなメロディアススラッシュである.このアルバムはかなりいけてるし,このアルバムのMichael Coonsの声は聴く価値が大きいので「必聴」.とにかく全体に若々しい勢いがある.再発日本盤にはライブ音源のボーナス付き.これがまた美味しい.

Annihalation Principle(1989)

3rd路線を信じていたら,それよりもかなりHeavyになって登場した4thアルバム.このアルバムで聴けるギターは完全にベイエリアクランチである.全作よりも面白味は欠けるが,まあまあ格好良い.先行シングルとして出されたDEAD KENNEDYの「Holiday In Cambodia」は結構話題になったが,私はオリジナル曲の方がずっと格好良く,このカバーをアルバム収録したのは「失敗」と思う.全体にHeavyにはなったものの,前作の荒っぽさがなくなってちょっと物足りなさを感じるが,そこそこ良いアルバムである.ボーナスで収録されているLiveは格好良い.

Nothings Sacred(1991)

まあまあの4thの後の5thアルバム.恐れていたことがおきた.実につまらなくなった.最初に聴いたときに「曲はぜんぜん印象に残らない.」と思った.今聴き返すと「やっぱり印象に残らない」である.バンドの中心的存在であったはずのGrのPhil Keltnerをはじめ,BaのWilly Range,DrのVictor Agnello(何れも綴り自信なし・・・そのうちまじめに調べます)が脱退したのも非常に痛い.後任のGrはScott Sargeantはテクニック見せびらかし系であり,青春の心の汗的泣き中心だったGrソロが実につまらなくなってしまったし,リフもつまらなくなった.

ライナー書いている奥村裕司(B!)は「これを聴いてカッコいいと思わなかったら,即HMファンを名乗るのをやめるべきだろう.」と書いている.耳がおかしいとしか思えないが・・・.少なくともLAメタル的でしかもへたくそな2ndの方がずっと魅力的な一枚であると私は思うが.それとも私がHMファンを名乗るのをやめましょうか(爆)?

Taste Of Rebellion -Live in Citta(1992)

そう,1992年5/18の日本公演のオフィシャル音源である.これは確か日本のみの発売であって海外のトレーダーが欲しがるケースも多いようである.しかし,しかしである.はっきり言おう,「なんじゃ?このテンションの低いライブは?」こんな事を書くとこのときいた観客の人から文句が出るかも知れない.が,はっきり言ってやはりバンドとしてのピークを過ぎた時であったし,レーベルの倒産やなんやでいまいちパッとしない時期でもあったし・・・.まあ,何処の中古屋に行っても腐るほど転がっている「Nothings Sacred」をみりゃ判るでしょ.とにかくこのバンドの顔でもあったMichael Coonsの声も全然出ていない.なんでこいつはメロディーを歌わなくなったんだろう?3rdや4thのボーナスで入っているライブの方が100倍格好良い.しかも,日本公演なのに何で最高の名曲"Euroshima"が入ってないんだ???明らかに選曲ミス.まあ,この演奏では何が入っていても一緒だね.

なお,本作を最後にLAAZ ROCKITはGACKと改名(?)した.

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LAWNMOWER DETH / Mower Liberation Front(1989???)

イギリスのややThrash色を若干伴ったHCバンド.これがデビューアルバム.わりと個性がありまあまあ.曲によってはS.O.D.の影響か?っていうようなのもある.演奏はとりたてて巧いところはない.曲が単純なだけにだれでもできそうだし.Voはけっこう魅力がある.

Billy (1993)

えっ?こんな音だったっけ?と思った3rdアルバム.ずいぶんとポップなハードコアである.というか,昔のパンクのギターをちょっと強めにしているといった感じである.聴いていて不快感はないし,それなりにいいと思う.ただし,個人的にはのめり込める音ではない.明るいハードコアが好きな人にはお勧め.

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LEGION OF DEATH / LEGION OF DEATH(1989?)

ひょっとしたら,凄くマイナーなのかも知れない,ややHC色のあるthrash metalバンド.音質ずたずただが,妙に小気味の良いリズムが心地悪い.まったくポップさがない・・・ような音なのに妙に耳につく.音質は悪いし,初期のENTOMBEDのGの音を更にちりちりにした感じのGの音.でも,硬派一辺倒で格好良いといえば格好良い.EROSIONLEMMING PROJECTなどが好みの方にはお勧め(って,両方マイナーだな).そういえば,このバンドもデモテープあったぞ.デモが見つかったのでデモのページへ.

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LEMMING PROJECT / Extinction(1991)

硬質な音を信条とするドイツのDeath Metal バンド,LEMMING PROJECTのデビューアルバム(のはず).あのNOISE レーベルに所属しているのになぜかマイナー.ずっしりとしたリフで押すが,このアルバムは残念ながら音質がチープであるため,その迫力は十分に伝わってこない.ただし,すでに個性は確立されており,次作への期待が高まる・・・と感じれる一枚.

Hate And Despise (1992)

その2ndアルバム(のはず).とにかく,重厚で圧迫感のある音作りがこのバンドの個性になっている.他のバンドとの大きな違いはリフ構成であり,一部のリフを聴いただけで彼らと判る個性は見事.低音でぐいぐい押すタイプのバンドの割に実はメロディアスなリフが多い.とはいっても,メロディックデスメタルのようなくそつまらない音進行とは一切無縁である.Voは以外と(?)聴きやすく,Death Voiceの苦手な方もいける・・・かもしれない.かなり強烈なVoである.とにかく,全編硬派.真のHM好きは「必聴」.

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LEVIATHAN / Deepest Secrets Beneath(1994)

Jack Aragen (Vo), Ronnie Skeen (Gr), John Lutzow (Gr), James Escobedo (Ba), Ty Tammeus (Dr)の5人からなるコロラドのバンドである.プログレ系のThrashっぽいPower Metalといったところ.曲自体はかなり複雑っぽいが,取り立てて言うほどのモノではない.全体のバランスはまあまあ良いんだが,曲がぜんぜん残らない.やはり,この手のプログレ系はよっぽどセンスとテクがないとダメみたいだ.なんとなくSTS 8 MISSIONをダメにした感じ.Voもなよなよで,SECRECYとかを思い出してしまう.Baとかもまるっきり普通だし・・・まあ,BGMって感じだな.もちろん,demo tapeのページで紹介している硬派バンドとは別バンド.

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LIGHTMARE / Certain Death(1993)

ギター・ヴォーカル・ベース・ドラムの4人編成のドイツのバンド.それで,Certain Deathというタイトル.メンバーはちょっと汚めの服装.他にも"Black Mess", "Grave", Despair"といった曲のタイトル.墓の写真のジャケット.さあ,貴方ならこれでどんなジャンルだと思いますか?私は,久々にジャケ買いで大はずししてしまった.これ,メロディックパワーメタルです.その筋の人には有名かもしれないけど,知らなかったため思いっきり騙された.まあ,バンド名で怪しいとは思ったが,まあ1993年でドイツなら,外してもダメなDeath Metalくらいかと思っていた.メンバー写真無ければ,逆にゴシックと思って手を出さなかったのに.普通のメタルなら,もうちょっと良い服装しとけ!あっ,全然レビューになっていませんね.レビューする気はしないが,いきなりネオクラシカル系のブロークンコード(これがまた微妙に下手い)からスタート.私はこの時点でこけそうになったが,ヴォーカルが入った時点で完全にこけた.この軟弱なシャウトはなんだ???普通の人がかん高い声で「あー」といっているだけ.これは,まともに歌っていればそこそこ聴けるのかもしれないが,ヴォーカルの下手なPower Metalは救いようがありません.まぁ,腐りモノが好きな人にはいいのかもしれないが,Thrash好きには全く無関係.皆さんも中古で安いからって騙されないように注意しましょう.

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LIVING DEATH / Metal Revolution(1985)

西ドイツのThrash Metalである.基本は実は結構オーソドックスなHMであり,Thrash Metalらしさというのはさほど感じない.特にこの作品はほとんどACCEPTって感じである.息苦しそうなVoはあんまり私の好みではないが,このアルバムはそれがなんとなく心地よく聞こえる.彼らの作品の中では曲も個人的には好きである.

Back To The Weapons EP(1986)

基本は前作と同じであるが,より疾走感は増し,Thrashっぽさも若干でてきた.以前籍を置いていたEarthshakerからAaarrgに移籍後初のEPである.彼ららしさが伝わる一枚であり,彼らの作品の中ではわりと好きな方だ.ただし,何度聴いてもこのVoはいまいち体質に合わない.

Protected From Reality(1987)

これは3ndだったかな?なんかこのバンドあんまり好きじゃないんでよく覚えていない.上述のEPの延長上の音であるが,演奏に関しては音が随分クリアになってきた.ただ,相変わらず無理のある喉を痛めそうなVoスタイルが聴いてて息苦しい.全体に悪くはないんだけどね.好きなバンドではない.

World Neuroses(1989)

これが本当にあのLIVING DEATHなんだろうか?と耳を疑ってしまうような音.まあ,根っこの部分は変わらないんだが,曲がずいぶんキャッチーになったし,Voスタイルも思いっきり変化している.あの独特の硬質な音の壁からなるギターリフは影を潜めてしまった.まあ,特に思い入れのあるバンドってわけでもないからそれほどショックでもないし,そう悪い作品じゃない.

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LIVING SACRIFICE / Inhabit(1994)

アリゾナ州のDeath Metalバンド.この作品が3rdくらいになるようだ(よく知らないが).D.J. (Vo & Ba), Bruce Fitzhugh (Gr), Lance Garvin (Dr), Jason Truby (Gr)の4人編成.かなりマイナー度の高いバンドだと思うのだが,意外なことに演奏・曲構成は実にしっかりしている.路線としてはDrが無茶をやらないCRYPTOPSYって感じである.MESHUGGAHに通じるような複雑なリフもたまに顔を見せたり,聴いていてスリリング.Voの声質はVADERのPeterに似ている.少なくとも個人的にはVADERのリフよりも好きだしこっちの方がセンス上だと思う.けっこうお勧めです.

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LORD BELIAL / Kiss The Goat(1995)

スウェーデンのBlack Metalバンドのデビューアルバム.フルート奏者を含む5人編成という変わったスタイル.Black Metalにしては珍しく音質をノーマルにしており,割と重厚.所々メロディアスなところもあるが,結構ツボを押さえたリフも出てくる.左右のリズムギターの音質がずいぶん異なるし,たまに異なるリフを奏でたり,Thrash全盛期の格好良かったバンドがよくやっていた技をやってたりする.それもまたなかなか聴ける仕上がり.Black Metalはあんまり知らないが,私の中ではかなり上位にランクされる音.お勧め.

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LOUDBLAST / Sublime Dementia(1993)

Franceのバンドである.どうやら,これがデビューアルバム.N. Leclercq (Gr), S. Buriez (Gr&Vo), F. Jamin (Ba), H. Coquerel (Dr)の4人編成.基本的にThrash寄りの正統派DEATH METAL路線であるが,Doom Metal的要素も若干ある.また,直線的な疾走型の曲はなく,曲展開を重視するタイプでありややテクニカル系.曲もなかなか面白く全体にバランスが良い.リズムギターの音が若干弱いのが最初は気になるが,聴いているとこれはこれでバンドの音に合っており,「アリ」である.例えるなら,MONSTROSITYとCATHEDRALの1stにDEATHの「Human」あたりを足したような音.これは格好良いのでお勧め.

Cross The Threshold mini(1993)

前作に収録されている曲の別ヴァージョンが中心となった6曲入りのミニアルバム.別バージョンといってもそんなに大きく違うわけではない.SLAYERの「Mandatory Suicide」のカヴァーが収録されているが,DrのおかずからGrソロまでほぼコピー.もし,この曲を知らなかったとしても(そんなことはあり得ないが,笑),全く違和感がなくこのバンドの路線が再確認できる.

The Time Keeper(1995)

初のLiveアルバム.って,こいつら何やってるんだ?まだ,フルレンスアルバム1枚と殆ど同じ曲ばかり収録のミニアルバムしか出していないのにいきなりの17曲入りのフルライブ.演奏力は予想通り安定しており各パーツの音の分離が良く安心できるアルバムに仕上がっている.ただし,Live独特の臨場感といったものはあまり伝わってこない.彼らの曲って結構スロー〜ミドルテンポのものが多いからかもしれない.全曲同じようなスピードなので17曲連続で聴くと流石に飽きてくる.欲を言えばもっと荒っぽくやって欲しいものである.

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LOW GEAR / Low Gear demo(2000)

テキサス州のモダンヘヴィーネス系のバンドの4曲入りデモCD-R.モダン系と書いたが,楽曲がかなり練られており様々な音楽の要素を無理なく自然に取り込んでいる感じであり,ミクスチャー系と捉えても良いかも知れない.MACHINE HEAD以降の引きずるような重いリフによる激しさとミクスチャーファンク系(?)の滑らかさを交互に組み合わせた楽曲スタイルはかなり個性的である.しかも,デモとはいってもサウンドプロダクション等は非常に高品質.特に個性的に声を使い分けるVoはかなりポイントが高い.正直言ってこっち系の音ってあんまり好きじゃないことが多いのでレビュー難しい(表現が)のだが,少なくとも「格好良い」と感じさせるクオリティの高い作品であることは確かであり,私は気に入った.モダンスラッシュの救世主か?うまくはまれば間違いなく売れそうな気配が漂う.

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LUBRICANT / Nookleptia mCD(1992)

フィンランドのGrind寄りのDeath Metalバンドの1stミニCD.この前に"Swallow The Symmatric Swab"というデモをリリースしているようである.Sami Paldanius (vocal), Tero Jarvensivu (bass), Sami Viitassari (guitar), Aki Ala-Kokko (drums)の4人編成.部分的にはHardcoreの影響が強くある意味ACID REIGNに通じるところがある.だがジャンルとしてはあくまでもDeath Metalといった感じである.最も近いサウンドとしては,1stの頃のDISHARMONIC ORCHESTRAにMORTIFICATIONを足した感じ.そう,なかなか個性的であり演奏能力もかなり安定している.まあ,DISHARMONIC ORCHESTRAほどのイカレた楽曲を期待されても困るが,これはこれなりにかなり面白みがある.お勧め.ちなみにMORBID RECORDSより.

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LUDICHRIST / Immaculate Deception(1986)

N.Y.H.C.の代表格バンドのデビューアルバム.Tommy Christ(Vo), Joe Butcher(Gr), Al Batross(Dr), Chuck Valle( Ba), Glen Cummings(Gr)の5人編成.独特の明るく都会的な雰囲気を持ったHC+ThrashのいわゆるCrossover.ただし,彼らの醸し出す音ははこのジャンルにとどまらず,様々な音楽要素を包有し独自のテイストを構築している.スケールの大きいゆったりした流れのあるギターと対照的に疾走するパートが交互に重なり合う構築美は圧巻.ただし,これほどテクニカルなバンドの割には珍しく全く深刻さがない.N.Y.のバンドは独特のジメジメした暗さがあるのが常だが,このバンドはドライではないものの暗さは伝わらない.逆にこれだけ凄いことを平然とやってのけるところが凄みである.個人的にはこの手のバンドってそんなにのめり込めないんだが,少なくともThrash好き,Hardcore好きはもちろん,それ以外の人でも聴かないと絶対損するバンドである.

Powertrip(1987)

メンバーチェンジ後の2ndアルバム.本作はTommy Christ(Vo), Glen Cummings(Gr)以外のメンバーがPaul Nieder (Gr), Dave Miranda(Dr), Mike Walters( Ba)に変更している.全作よりもHardcore色が減ってよりエッジのたった細かなリフが目立つようになった.が,全体から香り出てくる雰囲気は変わっていない.相変わらず非常にテクニカルで複雑な楽曲を無茶苦茶楽にこなしているといった感じである.エッジはたっても妙な明るさは残っているし,ホントこいつらには参るよって感じである.直接的な繋がりはないかも知れないが後のTechnical Thrashのヒントには十分になったであろう.とにかく幅広いバックグラウンドを感じさせる音楽性・演奏能力の高さは圧巻である.N.Y.のクロスオーバーシーンってホントにレベルが高かったよなぁ〜といった思いにふけれる一枚.もちろん,Thrashを語る上ではこのバンドも欠かせない.

なお,この後バンドは解散し新たにTommy, Glen, Paulらで同様の方向性を更に押し進めたSCATTERBRAINを結成.

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