review N
NAILBOMB, NAMELESS, NAPALM, NAPALM DEATH, NARCOTIC GREED, NASTY SAVAGE, NAUSEA, NECRODEATH, NECROMANTIA, NECRONOMICON(Japan), NECRONOMICON(Deu), NECROPHAGIA (LA), NECROPHAGIA (OH) ,NECROPHOBIC, NECROPOLIS, NECROSANCT, NECROTIC CHAOS, NEGAZIONE, NEGLECTED FIELDS, NME, NME WITHIN, NO FRAUD, NOCTURNUS, NUCLEAR ASSAULT, NUCLEAR DEATH, NUCLEAR SIMPHONY, NUM SKULL, NYCTOPHOBIC
SEPULTURAのMax CaSEPULTURAのMax CavaleraとFUDGE TUNNELのAlex Newportのサイドプロジェクト.いかにもこの2人が組んだ・・・という音像になっている.SEPULTURAをFUDGE TUNNEL風にアレンジしたようなIndustrial 系の音である.かなりHeavyであり,最近のSEPULTURAよりも遥かに攻撃性があって格好良い.とはいっても,私はこの手はあんまり得意としない.でも良い作品だ.
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NAMELESS / The Overcome Of The Portuguese Bastards(1996)
ポルトガルのThrash Metalバンド.割とテクニカル系なんだが,結構バタバタやっていて80年代っぽさがある.リフは初期〜中期KREATORや初期DESTRUCTIONのパクリが圧倒的に多い.曲全体の流れはあんまり宜しくはないが,なんとなく安心する.80年代末に出てきた演奏はまあまあのダメスラッシュ(MIDAS TOUCHやらFORCED ENTRY)クラス.そう,わざわざチェックする必要はないが,安かったら持っておこう・・・しかし,そんなに聴かないけどって感じかな.ただし,最近何故かちやほやされている真の偽物スラッシュとは異なり,真性Thrashのフォロワーであるので80年代好きの人にはまあまあお勧め.それにしても,このサウンドプロダクションの悪さはとても96年の音とは思えない.逆に,機材と時間さえあれば最近そこそこの評価を得ているバンドよりも遙かに格上.
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NAPALM / Cruel Tranquility(1989)
New Yorkのthrash metalバンド.NYはhardcoreが盛んだったので実はthrashは珍しい.なかなか聴けるアルバムである.やはり西海岸側のバンドとは雰囲気が異なり,音が冷ややかな感じがする.まあ,それが個性になっていて良いのだが.ただし,具体的な曲は全く記憶がない.曲はたいしたことなかったのかな〜?まあ,聴いてみても損はないバンドである.
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イギリスが誇るGrindcoreの世界最高峰のバンド,NAPALM DEATHのデビューアルバム.この頃はまだHardcore〜Punk色を強く残したGrindcoreであった.ギターの音もこのアルバムではまだ薄っぺであり,人によっては聴きやすいのかも・・・.
From Enslavement To Obliteration (1988)
より歪んだ音になり個性が強くなった.Mick HarrisのDrは切れまくっているし,Lee DorianのVoスタイルも現在の彼の歌い方よりも遥かに格好良い(と私は思う).とにかく攻撃性重視のこの音楽スタイルは最高にCoolである.今聴いても十分にHeavyであり,センスも格好良い.これは間違いなく「必聴」.
Mentally Murdered EP (1989)
あのNAPALM DEATHの何枚目か知らん,6曲入りEP.個人的にはこの頃の音が一番好きである.恐らく,全作品中で最もnoisyでheavyである.Dr.はもちろんMick Harrisだし,Vo.は現CATHEDRALのLee Dorrianという最高の時期の最後の音源.特にNAPALM DEATHの数ある名曲のなかでも緊迫感と攻撃性充実の「The Missing Link」は最高傑作.他の曲も実にcool.この頃がこのバンドの最速だった時期であろう.それだけに,その後にLee Dorrianが結成したCATHEDRALの音はインパクトがあった.日本盤としては「Harmony Corruption」のCD中に12曲〜17曲目に入っている.今聴いても実に素晴らしい.Grindcoreの教科書.
Harmony Corruption (1990)
んでその「Harmony Corruption」である.Voには今ではすっかりバンドの顔になってしまった元BENEDICTIONのMark 'Barney' Greenwayである.Drは当然,Mick Harrisであり,最高にcoolで型破りで神憑り的なドラミングをしている.GはMitch HarrisとJesse Pintadoである.Voのせいか,音は随分とDeath Metal色が強くなっている.この頃も最高に格好良かった.なんか,最高な時期が多いな,このバンドは.聴いたことのない人は日本盤CDで買うと上記の「Mentally Murdred」と更に2曲ついてくるのでお買い得.なお,「Unfit Earth」ではBacking VoとしてOBITUARYのJohn TardyとDEICIDEのGlenn Bentonが参加している.ちょっとしたフレーズなのに2人ともすぐにそれとわかる個性的な声は見事.このアルバムは「必聴」だ.
Utopia Banished (1992)
なんと,DrのMick Harrisが脱退してしまい,あの異様なドラミングを聴くことはできない.後任のDanny Herreraは普通に凄いドラマーである.曲もこのところDeath Metal色が強くなっていただけに,「これぞNapalm Death」というからはずいぶん遠ざかった.が,基本的のこの作品は前作の延長のような音であるし,それなりに格好良く疾走感もあり作品としては優れている.
Fear, Emptiness, Despair (1994)
特にこの作品から作風が変わった.全体にいわゆるモダンな要素が散りばめられており正直言って昔からのファンには辛いと感じた一枚であろう.特に本作は面白いリフの欠片もない.私が思うにNAPALM DEATHの中で最も駄作.・・・まあ,駄作の割にはテンション高いけどね.
Diatribes (1996)
以前はごく一部のファンだけがニンマリと微笑みながら聴くようなヘヴィーな音であったが,随分とモダンに仕上がった(ってしまった)一枚.うーん,彼らにはこういった音を期待していたわけじゃないんだけどね〜.でも,他のバンドの音楽性の変化による軟弱化・・・といった図式はここにはなく,やはりHeavyである.そういった意味でこのアルバムは成功している例であろう.こうした路線になるとますますBarneyがVoとして担う役割がでかくなってきた.個人的にはもっと昔のようなヒステリックな音をやって欲しいのだが.
Inside The Torn Apart (1997)
VoのBarneyがバンドを離れたためちょっと心配されたが,無事戻ってきてレコーディングされたアルバムである.なお,Barneyはこの間にEXTREME NOISE TERRORのアルバムのレコーディングに参加している.この作品はある程度予想できた音ではある.基本は全作の流れを組んでいる.うーん,悪くはないんだが・・・.全作よりは以前の勢いを取り戻しており,曲自体の出来も素晴らしい.演奏が巧くなりすぎたのか,あまりにかっちりしている.それでも,Grindcoreというジャンルに於いては,NAPALM DEATHを超えるバンドはこれ以降でないんだろうな〜と感じさせる一枚である.
Words From The Exit Wound (1998)
おや?ここんところずっとやっていたモダン路線からずいぶん離れて「Harmony Corruption」の頃の音に近くなっている.もちろん,Drはストレートであるため,当時のような狂気じみた雰囲気はないが,安心して聴ける内容に仕上がっている.特に最近目立っていた勢いをかき消すような音質ではなくかなりストレートに伝わってくる.なんとなく,最近期待が薄らいでいたバンドであったが”温故知新”論法はとりあえず成功だろう.少なくとも私には満足度の高い出来だ.
Leaders Not Followers (1999)
何故だかここに来て6曲入りカヴァー集.しかも,いきなりイタリアハードコアの雄(???)RAW POWER.微妙なノリの彼らの曲が見事に激走NDサウンドになっている.続いてカナディアンスラッシュの雄(本気にしちゃいけない)SLAUGHTER.こちらも見事にND節が決まっている.さて,続きましてPENTAGRAM,PENTAGRAMといってもチリのほう(CRIMINALのメンバーが在籍していた).無茶苦茶格好良くDeath Metal色が強くなりかけてた頃のNDっぽい仕上がりでかなり格好良い.続いてREPULSION.このバンドはオリジナルサウンドが最もNDに近い位置にあると思うのでかなりはまっている.が,やっぱりREPULSIONはえ〜!!!続きましてDEATH.ここにきてようやくメジャーなバンド名が出てきたとおもいきや,1985年のdemo"Back from the dead"のタイトル曲.このデモはDEATHの音源としては,最もHardcoreというか,初期Grindcoreに近いサウンドであるため,NDがカヴァーすると非常にはまる.そして,ラストは彼らのカヴァーとしては有名なDEAD KENNEDYSの"Nazi Punks Fuck Off"で決まり!他のバンドがカヴァーしそうにない曲ばかりをやっているところも含めてかなり良い出来の作品である.
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大阪のThrash Metalバンドの1stアルバム.音としては初期FORBIDDENが大好きですといった感じである.確かFORBIDDENとWATCHTOWERに影響を受けたとかってきいたことがある.確かにFORBIDDENそのものよりも曲は複雑でかなりテクニカルである.ただし,音質があまりによろしくない.それと,私の場合日本人のVoってどうも苦手な場合が多いんだが,このVoも私には正直辛い.これわかってくれない人が結構いるんだが,恐らく体格(骨格)の違いから来るのではないかと思われる息苦しそうなスタイルがどうもだめ.演奏力や楽曲能力は高いだけに実に勿体ない.音質が向上すればかなりそういった点をクリアできそうな気もするが.
Twicet Of Fate (2001)
久しぶりの2ndアルバム.本作はWorld Chaosからリリースされた.前作の路線といえばそうなのだが,桁違いに楽曲が凄い.ハイトーンを織り交ぜるVoは好き嫌いが別れると思うが,そのメロディラインはナコグリ節とでも言えるくらいの個性的な節回しである.そして,とにかくこのバンドで特筆すべきなのはギターを中心としたスリリングな曲展開であろう.そしてそれに絡むメロディアスなギターはとにかく格好良い.この楽曲の格好良さは80年代の香りがして個人的には大変満足である.とにかくアイディアが豊富なギターワークは最近のバンドにはないセンスの良さがある.ヴォーカルとギターでツインヴォーカルをやっているような独特な味わいである.音作りも近年の流行りモノとはことなり,歪みすぎていないギターが全体の勢いが死んでいない.DrumをサポートしているRAGING FURYの樋口氏のタイトなドラミングもバンドのサウンドにぴったりである.サウンド面でまだ気になるところが無くはないが,この路線で更なる秀作を期待したいところである.これは是非ともライブで見たいバンドである.
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NASTY SAVAGE / Nasty Savage(1985)
記憶が定かではないが,プロレスの世界と関係のあったマッチョVo率いるフロリダのNASTY SAVAGEのデビューアルバム.音はThrash〜Speed Metal.わりと古くからやっているバンドであり,後発のThrash系のバンドとは趣が異なる.Voはメロディを押さえたハイトーンであり,個性的.中心的存在にはならなかったバンドではあるが,やはりThrash Metalの中において歴史的に外せないバンドであろう.
Indulgence(1987)
同じく2ndアルバム.音はより硬質になっており,Heavyな作品である.ギターリフの音進行がひと味違い,独特の世界を構築している.Bassが1stとは変わっているが,この交替は成功であろう.ずしずしと低音が強くなっている.Voも歌い方を研究しており,1stよりもはるかに格好良い.
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NAUSEA / Crime Against Humanity(1991)
カリフォルニアが誇る老舗Crustcoreバンド.バンド名でピンと来る人はかなりダメです(賛辞).そう,かのWild RagsのWRR018.しかし,このバンドはそれなりに名前は有名である.何故有名か?メンバーは,Oscar (guitar/vocal), Vito (guitar), Armando (bass), Eric (drums)の4人編成.Oscar・・・そう,あの伝説のGrindバンドTERRORIZERのvocalです.サウンドの方もTERRORIZERに負けないパワフルかつスピーディーでありながら,どことなくキャッチーなリフがたまらない.かなり安心できる楽曲で,TERRORIZERはもちろん,比較的初期のNAPALM DEATHとかEXTREME NOISE TERRORが好きな人にはばっちりはまるバンドだと思う.そう,なんといったって,TERRORIZERのフロントマンが在籍しているのだから,ダメな訳がない.と書いてしまったが,一応Wild Ragsものなので,音質はなかなかチープで,かなり微笑ましい.Drumsはもちろん,Peteじゃないから,あんな高級なモノを求めちゃいけない.あくまでも下町のサウンド(なんじゃそれ?).まあ,他のWild Ragsものと比べるとかなりレベルが高く,一般のマニアの方でも十分に楽しめる・・・かもしれない・・・責任はもてませんが.なお,本作は7曲のみであるが,2002年に奇跡の再発CDが出ており,それには何と地元カリフォルニアでの1991年のライブ音源が13曲も収録されている.これがなかなか格好良い.もちろん(?),TERRORIZERの曲もやってたりする.当然,ドラム叩けてません.どマニアじゃなければ,このお得なCDを求めるだけで十分.TERRORIZERは完璧すぎてどうも馴染めないという方はマスト.
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NECRODEATH / Into The Macabre(1988?)
イタリアが恥じる最低のThrash Metalバンド.とにかくヘタクソ.ドラムはずれるし,ギターはびろびろ,Voは全く魅力のない声でがなり立てる.これを聴かずしてZ級thrash metalは語れない.どれ程酷いか聴いてみようなんて気は起こさない方がよい.
Fragments Of Insanity(1989)
音がFragment化しているNECRODEATHの2nd.こんなバンドのアルバムを一度ならず二度までも出すなんて流石はNew Renaissance.まあ,1stよりは崩壊がきつくないが,かといって巧いわけではない.ガマンして聴けば聴ける.
SADISTファンよ,これがSADISTの原点の音だ.そう考えると恐ろしいかも.
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NECROMANTIA / Scarlet Evil Witching Black(1995)
私はBlack Metalはあんまり知らないのでこのバンドがどう言った位置づけのバンドか知らない.このアルバムはどうやら3rdに当たるらしい.Bathory直系のリフに北欧系のBlack Metalやメロデスにありがちなリフがちょっとだけのっかる.ピアノやらオーケストレーションやらSaxやら使えるものは何でも使って仰々しい雰囲気を出している.いろいろと工夫の跡が見られ決して面白くない音ではない.私の知っているごく少数のBlack Metalバンドの中ではかなり好きな方である.
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93年に結成されたDeath Metal寄りのHeavy Metalバンド.非常に優れた楽曲と迫力あるサウンドが特徴である.
Official Home Page (ENGLISH/JAPANESE)
D4 demo(1999)
九州が誇るDeath Metalテイストのheavy metalバンドの99年作成の4曲入りデモテープ.レコーディング時のメンバーは亜II死(Vo & Guitar),Harada (Guitar),Sei (Drums), Rin (Bass)の4人編成.とにかく楽曲レベルの高さには驚かされる.路線で言えば,南米系スラッシュをベースにしてDeath Metalテイストを加えた感じであり,SARCOFAGOなどに近い雰囲気である(SARCOFAGOより遙かにこちらのほうが好きだが).ただ,そういったスタイルを意識しているわけではなく,格好良かった頃のSEPULTURAとDeath Metalの美味しいところをHeavy Metalに加味した結果そうなったという感じである.特にスピード感溢れるチューンの中で見せる複雑かつすんなりと繋がっているリフはかなりツボを押さえた展開であり,センスの良さを見せつけられる.どちらにしても,独特の世界観があり,その特徴的なリフはスラッシュファンも十分納得できるはずである.なお,このテープは音質はちょっとチープであるが,そんなことは気にならない格好良さがある.なお,現在は亜II死(Vo & Guitar),Sei (Drums),Kuma (Ba)のトリオで活動しているが,そのライブでの演奏力の高さ・迫力は素晴らしいモノがある(はっきり言ってデモよりもライブの方が音質がクリアです).機会があれば是非一度ライブを体験されることをお勧めしたい.絶対,デカくなる.
4 songs demo tape, it's recorded by Atsushi (Vocal & Guiatr), Harada (Guitar), Sei (Drums), Rin (Bass). The sounds can be describe thrash metal meets death metal, but it's not Deathrash. Their sounds source is sure to stream traditional thrash metal and old school death metal sounds. But it is modified for NECRONOMICON's original new type sounds called Brutal Metal. This demo's sound production is cheep. But their sounds style is built, yet.
D4 -reissue (2001)
上記作に新作2曲"Born Again", と"Metropolis"のデモ音源(ラフミックス音源)を加えた6曲入りCD-R.それまでtapeでしか販売されていなかったD4がCDで聴けるというお得な作品である.もちろん,新緑2曲はラフとはいってもD4時よりも遙かに音質,演奏力は向上していており,満足感は十分あると思う.demo tapeを持っていなければ,これは即購入すべし.
This is reissued D4 demo tape for CD-R. The CD includes new 2 songs ruff mix demo "Born Again" and "Metropolis", so you can hear 6 great songs on this CD. The new song was recorded by Atsushi, Sei and Kuma (Bass). The sound is developed their style more great. It is real Brutal Metal.
Feed (2001)
4曲入りのCD-R.音質が圧倒的に良くなった.今や彼らのライブでも定番となった"Feed"はテクニカルなSEIのドラミングが際だったスローなスタートから一気に加速し,まるで初期のSODOMを彷彿させるような凄まじいスピード感溢れるパートまで上り詰める.個人的にはNECRONOMICONの楽曲の中で最もお気に入りの曲の一つ.続く"Born Again"は上記D4のCDにも収録されているが,こちらはしっかりと音が作られている.この曲はユニゾンではないが,各パートの一体感が出ている彼ららしい曲と言えよう.そして,なんとインストナンバー"The New Song".この曲は結構長いのだが,シンプルなサウンドでありながら表情豊かに変化するリフは曲を長く感じさせない.そして,ラストを飾る"Metropolis"はスピードの変化が激しく複雑な曲ながらストレートに激しいmetal度の極めて高い作風である.この作品は4曲ながらも中身の濃いサウンドがぎっしり詰まっている.贅沢を言えば,フルで聴きたいといった点である.
何度も言うようだが,これでも彼らはライブの方が遙かに凄い.演奏が上手すぎるし,迫力も凄い.福岡近郊の人は勿論,それ以外の地域の人も絶対に彼らのライブはチェックすべきである.
4 song CD-R. The sound production is great. Title song "Feed" is slowly start ...but burst up soon from Sei's very technical drumming. It is very cool Brutal Metal, it is best tune for me.
10 years Anniversary (2003)
なんと,2003年をもって結成10周年になった福岡,いや九州,いやいや日本最強のDeath Metalバンドが,新曲「With A West Ground」「Pain Remains」の二曲収録CDがライブ会場で配布された.新曲とはいっても,ここのところライブでずっと演奏し続けている曲であるので,ファンの間にはお馴染みの曲である.これまでよりも更に音質に気を付けたみたいで,奇才ドラマーSEIのプレイの凄さがこれまでよりは伝わってくる.亜II死の楽曲はもはや堂に入った感で,完全にNECRONOMICONによるNECRONOMICONのための楽曲である.独特のdarkな世界に一気にズドンと落とし込まれるような強烈なインパクトを持っており,演奏力の高さに裏打ちされたスリリングな曲展開は絶品!特に本作収録の2曲は,これまで以上に楽曲が洗練され,良い意味で聴きやすさが増している.しかし,それでもライブでの力はより一層パワーアップしたため,まだまだライブでの彼らの力のごく一部しか聴くことができない.ファンならずとも,この音源はマスト・・・とはいえ,限定50枚のみ.
With A West Ground (2003)
間髪入れずに先の(7月の)10 years Anniversaryに続いて10月13日よりライブ会場で販売している4曲入りCD-R.10 years〜はファンを大事にする彼らからの逆誕生日プレゼントとして一部の人間にのみ無料配布になった作品であるが,これはその中に収録されている"With A West Ground","Pain Remains"に,"Cyclops","Burned Alive"が加わっている.10 years〜に収録の2曲もミックス違いであり,こちらの方がサウンドがよりクリアである.亜II死によると,Bassを絞って,Guitarの音を上げたらしい.確かにGuitarのエッジがより鮮明になっている.それにより,drumパートのうち,若干浮き気味のシンバルの音までもGuitarの音域にうまい具合に包まれて,これまでよりも遙かにバランス良い音に録れている.もちろん,ご承知の通り,演奏が非常に正確な彼らであるから,エンジニアの技が巧く働いているといっていいだろう.ちなみに,NECRONOMICONツアーのローディーとして全国的に有名な(いや,自分のバンドもしっかり頑張ってます)杉乃氏が担当.NECRONOMICONのすぐ近くにいる人間だからこそ出来るNECRONOMICONの魅力を十分に引き出している.で,楽曲の方だが,上記の作品でも触れていなかったので書くことにする."With A West Ground"まあ,これは流石にタイトル曲という感じでノリの良い華のある曲.ギターソロまではスピード感ある曲展開が続き,ソロの途中で一気にダークな世界へと叩き落とすような構成はネクロワールド炸裂といった感じ.次の"Cyclops"は個人的にはとても気に入っているチューンである.ブラストもよく利用するが,良くある無駄なブラストではなく,寧ろスピード感のあるリフではブラスト使用しなかったり,そこには往年のThrash Metalの格好良さが凝集している.わざとテンポをずらし気味にしてから一気に加速する絶妙のフィルインなどSEIのとんでもないドラミングも炸裂.いや〜センス良すぎ.疾走感・迫力どれをとっても格好良い.NECRONOMICONらしい躍動感のあるリフとブレイクを多用しており,ネクロファンならライブでの盛りあがり方までも目に浮かぶような会心の作品.ツボにビンゴです."Pain Remains"は比較的単調なダークなリフを中心に据えてそれにいろんな味付けがされている.こういう渋格好良い曲は最近は他のバンドじゃ聴くことできない.ラストを締めるBurned Aliveは曲の頭からぎっしりと切れ味鋭いリフが詰まっており,これまたkillerなDeath Metal tuneである.今後は,世界に向けて勝負をかけて欲しいと強く思う凄いサウンドである.今更ながら参りました.当然,これでもライブの方がど迫力で演奏も完璧であり,もはや国内には敵無しでしょう.当然,マスト!未聴の奴は早く聴け!
II : Born Again (2005)
最初に一言「レビュー読んでる暇があったら,買って聴け! or Die !」
というのが本心であるが,そんな酷いこと言ってもしょうがないので,そうじゃない人はレビューで気になったら買ってあげて下さい.
ついに・・・ついにこの記念すべき日が訪れた.国内最古参Death Metalバンドの一つである博多が生んだNECRONOMICONが待望のフルレンスアルバム.リリース元はMANIPULATED SLAVESの蔭山氏が率いるLights Out Rec.全12曲中これまでリリースしたCDR音源にも入っていなかった曲が2曲,その他の曲はこれまでの作品からチョイスされているが,特に昔の曲ほど大アレンジが施されており,より現在のNECRONOMICONの姿となって生まれ変わっている.渋さが際立っていた曲も更に今回のアレンジでそれに艶が加わり,より色彩のコントラストが鮮やかになった感じである.音源としては初披露のTA98(タクヤ)のドラミングも聴ける.聴けばわかると思うが,前任SEIはソフトなタッチの技巧派であったが,TA98のドラミングは瞬発力がある感じで特にスネアの入りが強く,速い曲に向いている.加入前までBlastを叩いたことが無く,加入して僅か一年ちょい(しかも数ヶ月怪我でドラム叩ける状態じゃなかったのに)とは思えないハイレベルのドラミングをぶちかましている.他のパートに関してはもはや説明は不用であろう.アルバム全体のイントロといえる"〜Dies Irae〜"はこれから不気味な産声をあげながら地の底から生まれてきたNECRONOMICONの誕生をたたえるかのようで,フルレンスアルバムならではのドラマのスタートといった感じである.そして,一気に脳天をぐちゃっと踏みつぶすかのようなど迫力サウンド"With A West Ground"でいきなりの加速.が,速いだけ・重いだけじゃないNECROMICONの魅力がこの一曲目だけで十分に伝わると思う.近年のありきたりのDeath MetalではなくThrashやそれ以前のHeavy Metalでしか味わうことができなかった空間を彼らは有している.そして"Cyclops"これがまたもっとも疾走感のある部分はBlastを用いないという憎い表現力が見事な作品.続いての"Into The Grave"はもともと(私が思うに)南米Thrash的な曲なのだが,このアルバム用にアレンジを細部にわたって変えてきており,より重厚さを増した仕上がりになっている.比較的スローなテンポながらもスリリングな曲に仕上がっている.さて,次はアルバムタイトルにもなった"Born Again",この曲のドラマティックな展開は彼らの最も得意とするところであり,この静と動の描き分けこそが最大の魅力である.この曲はライブでももはや外すことが出来ない名曲となっているが,改めてアルバムでじっくり聴いても感心せずにはいられない素晴らしい仕上がり.続いての"Instinct"は本アルバム初登場であり,何とVoは九魔が担当.個人的にはレコーディング前にリハで聴かせて貰った時には「えらくモダンな曲だな〜」と思っていたのだが,仕上がりを聴いてみると実に妙なポップさを感じる(Death MetalバンドがHard Rockとかをカヴァーしたかのような)おもしろい仕上がりになっている.これまでのネクロには無い雰囲気になっている.さてさてお待ちかね,次は名曲"Feed"・・・とにかく暴れるために創られたかのようなこの楽曲はヘッドバンカーにはたまらない.もし,ライブでこの曲をやらなかったら,絶対にアンコールをしてやらせて,首の骨が粉々になるまでバンドと戦うべし!続いての"Pain Remains" これまた重厚なリフと軽快(重怪?)なリズムが独特でもはや代表作といえるでしょう.続いての"Metlopolis"は自主製作「Feed」収録バージョンとはかなり異なってある意味別物として生まれ変わった.さて,次の"Crime Of Law"も初披露曲.これはもう完全に80年代Thrash Metal時のDeath Metal的楽曲で(といってもアクセントとしてblastは入るが),途中のスローパートはDISINCARNATE(James Murphy)ばりの粘りっこいリフがたまらない.多分,このページのリピーターの方には会心の一撃的な曲だと思う.次のインスト曲の"The New Song (for death)"これがまた非常に流麗に生まれ変わっている.これはMetal史に残る名インストの部類."The New Song"の余韻に浸る間もなく,容赦なく"Burned Alive"が始まる.アルバムの後味を爽快にしてくれるこのbrutal soundは「んじゃ,もう一回」と恐怖のヘビーローテーションへと導く.このアルバムを手にして心の底からNECRONOMICONに毒されて下さい.
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ドイツのDESTRUCTIONの異名バンド(うそ).もとい,ドイツのDESTRUCTIONタイプのThrash Metalバンド4thアルバム.とにかくリフはDESTRUCTION,曲もDESTRUCTION,VoはまるっきりSchmier.まあ,このアルバムは若干DESTRUCTIONにHEADHUNTERを加えた感じ.要するにそういう音.ものまねのレベルで言えば極めて高い.DESTRUCTIONだったら次にこういった曲を作るだろうな〜とかここはSchmierだったらこういったシャウトをするだろうな〜といったことを実に忠実に再現してくれる.多分,こういう書かれ方をしても本人達はきっと悪く思わないだろう.むしろ,喜ぶと思う.Special ThanksにもDESTRUCTION,HEADHUNTERの名前が真っ先に挙がっているし.んで,感想はどうかって?ああ,そうでした.これはレビューでした.要するにそういう音です(笑).ということで,格好良いのでこういったものは許されるのだ.なお,本作は何年の作品かはっきりしないが,Special Thanksからいって90-95年と思われる(と書いていたが,94年レコーディング・95年リリースということが判明).また,こいつら歌詞がいかにも意味ありげであり,歌詞の中に「December 1989 Anyone flights on falldown」とか(これってSchmierが脱退した時じゃねーか?),曲名にしても"Second Birth"とか"Irreversible Destruction"とかそういう目で見るとをいをいといったものばかり.きっと,DESTRUCTIONからSchmierが脱退した時期のことを歌詞にしているに違いないと勝手に思ってしまった.なお,カナダに同名(NecronomicoN)異バンド(Black寄りのDeath Metal)がいる.福岡にもGreatな同名(necronomicon)バンドがいる(こちらはDeath Metal寄りのバンド).
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NECROPHAGIA/ Necrophagia(1987)
単体モノとしては記念すべきWild Rags Records第一段であるLAのThrash MetalバンドのデビューEP.正に直線型のThrash Metalである.演奏はお世辞にも巧いとはいえず(というかヘタ),Drはかなりずれまくっている.やろうとしていることは伝わるし,楽曲も良いのでもう少し巧かったら・・・と思ってしまう.しかし,勢いは十分に評価に値する.当時この手のバンド名はやたらと多かった.このバンドは多分,このEPを出したのみで消滅.New Renaissanceにもこっちよりも遙かに有名な同名バンドがいた.
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NECROPHAGIA/ Season Of The Dead(1987)
んで,こちらがそのNew Renaissance Rec.に所属していた方のOhioのNECROPHAGIA.本人達はDeath Metalと言っていたが,もちろん“当時の”であってHeavyかつDirtyなThrashといった方が今の人にはピンと来るかも知れない.バンド名からもわかるとおり,徹底してホラーにこだわっており,独特の墓場のようなジメジメ感が漂う音である.特にリフの音進行はかなり独創的で格好良い.NRR勢にしては演奏は巧い方であり,そのメロディーセンスはなかなか.論法としてはBlack Metal的な要素が多分にあり,後のバンドにもそれなりに影響を与えている.WRRのNECRPHAGIAは恐らく復活することはないだろうが,こちらは98年に復活しているし,CDも再発されているので入手は音源の容易.これは要チェック.
Holocausto de la Morte (1998)
再結成後の2ndアルバム.再結成バンドが次々とこけていった中,彼らだけは逆に再認識された感じであり,やっていることも昔のスタイルにとらわれず,かといって自分たちのスタイルを崩しもせずに非常に良いバランスの作品である.まあ,"Season〜"と比較すると楽曲の妙は認められないが,それでも個性が光る.全体にスローダウンしているが,ありがちなDoomyサウンドとは明らかに異なり,彼ら独自のどろどろした世界が広がる.死体にこだわるその姿勢が楽曲からも伝わってくる一種の病気じみた不気味さは是非とも聴くべきである.Killjoyのヴォーカルスタイルも恐らく好き嫌いはわかれると思うが,相変わらず独特の表現であり,全体に緊張感を与える.B級ホラー映画をサウンドにするとこうなる・・・サウンドは全く違うが,映像を音にしたようなサウンドはSIGHやIMPETIGOに近い手法論・完成品であるように感じる.彼らはビデオクリップも作成しているが,これがまたかなりアホな内容で是非ともチェックして頂きたい.ちなみに18禁です.
Black Blood Vomitorium (2000)
4曲入りのEP.1stと2ndとの中間的な楽曲が並ぶが,「Holocausto〜」とは大差はない.2ndの中の曲よりは全体にストレートな印象が持たれる.ストレートとはいっても彼らの楽曲の特徴である唐突かつ効果的なスピードの変化はかなり大胆である.特にこの作品では速いパートでのKilljoyのヴォーカルが先走る(わざと)ところなんかは1stの頃の間の取り方に近い感じがする.どの曲もそうだが彼らのドロドロした雰囲気の単純な音進行ながら独特の癖を持つリフ進行はとにかく魅力的である.この病的なセンスは人によっては拒絶されそうだが,ひとつの作品を気に入ったらすべてチェックしなければならない,そんな気にさせる一枚である.なお,本作は「Holocausto de la Morte」とのカップリングCDがあるので,未購入の方はそちらを捜したほうがいいだろう.
The Divine Art Of Torture (2002)
再結成後波に乗っている(?)3rdアルバム.本作では本邦Horror系の代表バンドSIGHの川嶋氏が加入し,シンセを担当している.一瞬,モダンになってしまったと思ったのだが,それは一部のリフであり,奇妙さは変わらない.再結成後にスピーディーな曲は要求できないが,時々妙に鮮やかなリフが入ったり,シンセの使い方など何となくSIGHのごく初期の雰囲気に通じるものがある.NECROPHAGIAにシンセ・・・これはなかなか良い味付けである.これまで以上に鮮血ほとばしり度がupした感じでその独特の世界観は健在というか,強烈になっている.まあ,初期の音の方が圧倒的に好みであるが,これはこれで面白い.なお,2003年にはヨーロッパツアーを行っており,川嶋氏によるとアホな客が多くて盛りあがって面白かったそうな.
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NECROPHILIAC / Chaopula, Citadel Of Mirrors(1992)
歴代のダメジャケの中でもかなり抜きん出ているため,当然の如く中古で300円程度で売られていることを見かける本作は,彼らの(多分)唯一の作品.目玉が無い内蔵デロデロの赤ん坊を小学生が描いたような,とってもお茶目な仕上がりのジャケである.私は当然ジャケ買いした.で,音は当然予想通りのものでした.Old School Death Metalつうか,Thrashの範疇で語られていた当時のDeath Metalである.基本は初期のDEATHや初期のMORGOTH直系のリフ.それに,AUTOPSY系のDoomyな曲展開が絡む.正直,私的にはツボでたまりません.80年代バンドのようなツタツタって感じの軽やかな(悪く言えば薄っぺらい)ドラムとか何ともいえません.音質云々を言い出すとそりゃ,ダメな部類なんだろうが,やっていること自体は素直に格好良いです.やはり,このクラスのダメジャケは確実に美味しい.お勧めです.
スウェーデンのメロデス的Black Metal(?)バンド.メロデス特有のアホなリフもちろっと顔を出すがギリギリ我慢できる範囲で収まっている.少なくとも速いパートだけは格好良い.曲によってはもろ初期BATHORYの影響を受けたようなものもあったりしてなかなか良い.また,ギターソロはメロデスにありがちなモノではないから救いがある(正統派Deathにはありがちだが・・・).DrのJoakim Sternerは顔がKerry Kingにそっくりで,ガンベルトにPOSSESSEDのTシャツという格好で笑える.まあ,Thrashの素養はあるのだろう(笑).もう少し,(悪い)メロディのあるリフを減らせばかなり良さそう.
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NECROPOLIS / End Of The Line(1997)
昔,同名のThrash Metalバンドがいたが,こちらはProgressive Dark Metalバンドらしい(なんじゃ,そりゃ?).Sven Olaffsen (Vo), Trev Thoms (Gr), Bill Leisegang (Gr), Algy Ward (Ba), Steve Clarke (Dr)にゲストとして,John Clark (Gr), Tim Crowther (Gr), Fast Eddie Clarke (Gr), Steve Fairclough (Gr), Lee Philips (Key/Vo)という超豪華おじさんメンバーを含むバンドのデビューアルバム(セッション?)である.Jazz系+Death Voiceってことで勝手に期待を膨らましてATHEISTまではいかないまでも,その手のセンス抜群の音を期待していたのだが.やはり・・・このメンバーだと今の時代にはギターの音が薄すぎる.いや,Thrash Metal以前に活動していた人達だからThrash系よりも軽い・・・それよりも古いものの中での格好良さはあるのだが.しかし,このDeath Voiceヴォーカリスト以外はATOMGODのメンバーと同じ.で,なんと曲も同じじゃないか!ちょっとアレンジが違うだけでATOMGODと同じ曲をDeath Voiceでやっているだけ.そこまで固執するほど良い曲じゃないぞ,これは.それにしてもこの薄っぺらい音でDeath Voiceやられても全然格好良くないよ.これなら歌える系のVoのってたほうがずっといい(ATOMGODは歌っててたけど,へたくそだった).ギターソロはなかなか素晴らしいだけに残念.
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NECROSANCT / Equal In Death(1991)
かなり酷いDeath Metalバンド.曲構成は極めて甘く格好良いリフの一つもない.まあ,そんなことより今時なんなの?このギターの下手さは.ギターに限らずほかのパートも十分に下手だけど.こりゃ駄目.
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NECROTIC CHAOS / Regime Grotesque(2003)
92年から活動しているマレーシアを代表するのBrutal Death Metalバンド.これがまた非常にレヴェルの高いことをやらかしている.路線としては完全にThrashにルーツを置くような疾走感のあるOld School Death系をベースとしたBrutal Death Metalである.非常にテクニカルで表現力抜群のギターが繰り広げる世界は極めてハイポテンシャルで,リフ・ソロともに凄いことになっている.全体を盛り立てるドラムも変幻自在で激走しまくり,これもまたかなりのデクニシャン.メジャーではあり得ないようなスネアの音が逆に疾走感を増しており○.ヴォーカルも最近ありがちなボゴってたりもせず,しっかりと気合い系のDeath Voice.正直,ここまで芸術性高い優れた作品がマレーシアから出てくるとは思っておりませんでした.いや,世界相手に十分戦える音です.問題を挙げるならば,このバンドとしての個性がもう少し出てくると完璧です(といっても,十分にメジャー級のバンドくらいの個性はある,もちろん音質はまだまだだが).素直に凄いバンドである.これはチェックすることをお勧めする.
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NEGAZIONE / Lo Spirito Continua(1987?)
イタリアが誇るthrash metal色のあるhardcoreバンド.おそらく,イタリア産のこの手のバンドとしてはBULLDOZERの次にメジャーだったはずである.母国ではかなり人気があったらしい.ギターがぼろぼろになることはあるが,そのほかはまあまあであり,ちゃんと聴ける.まあ,歴史的に価値あるバンドである.
Behind The Door EP(1988?)
基本的な音は変わらないが,キャッチーな曲が多い.しかし,凄く荒々しいギターと勢いのあるVoがのると迫力はあって魅力的である.現地での人気が伺いしれる力作と言って良いだろう.演奏の巧さはないが,この手の音にとって命である勢いだけはかなり凄い.B級ならではの良さがここにある.
The Early Days Wild Bunch(1989?)
発表年代は適当(違うかもしれない)だが,この作品は音質が比較的良くなっているため恐らくこの頃だと思われる.Hardcore色がやや薄らぎ,Thrash色がより強くなった.演奏もそれなりに安定してきているが,相変わらずワイルドであり心地よい音である.ちょうど1989年頃はイタリアではSLAYER等のサポートアクトをつとめていたはず.
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NEGLECTED FIELDS / Synthinity(1998)
なんとあのバルト三国のうちの一つ,ラトヴィアのバンドである.さらに予想外にTechnical Death Metalをやっている.私の大好きなCYNICやATHEIST系の音である(もちろん,本家には到底及ばないが).まだ,完全に消化しきれてはいないが曲構成などはなかなか面白いしメロディも魅力的である.CYNICやATHEISTは1stからとんでもないテクニックを披露していたためそれと比べるのはあまりに可哀想なので,これは良しとしよう.とにかくメロデス系のメロディが全く出てこないのは好感が持てる.今後注目のバンドである.
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今や,伝説となっているNMEの唯一のアルバム.New Renaissanceのコンピに一曲だけ提供していたが,それはSEのみであったため,彼らの本当の音を聞けるのはこのアルバムのみである.ハサミで母親を刺し殺したという狂った話題でも知られている彼らだが,音も正直狂っている.路線は完全に初期VENOMであるが,本家よりもかなりHeavyでDarkな感じ(BATHORYほどじゃないが).そういう意味で,よりThrash Metalらしいサウンド.しかも,演奏はずれまくる.このズレがまた何ともマニア心を刺激しまくるような絶妙なタイミングであり,音質・演奏度外視の楽曲&雰囲気重視の方にとっては,最高の贈り物です.とにかく,楽曲自体の優秀さは他のVENOM系バンドとは格段に違い,リフが格好良すぎる.かなりレアな作品であるため,入手困難だと思われるが,本ページを隅々まで見ているようなダメな貴方なら(失礼),血眼になって捜すべし.
NME WITHIN / Science Krucifikktion (1997)
スウェーデンのバンド.キリストが十字架に貼付にされようとしているジャケでDarkなサウンドを期待していたのだが全然異なるサウンドであった.が,良い意味で裏切られた.ジャンルはモダンヘヴィネス/モダンスラッシュ系になるのかも知れないが,そのクオリティは極めて高く,オリジナリティに満ちている.モダンヘヴィネスというジャンルでは殆どリフがお決まりのパターンというのが多いが,このバンドはアレンジにも凝っていて単純なリフにはひと味違うリズムを入れたりベースパターンを変えてきたりとうまい具合にモダンヘヴィネス系リフを消化している.そして忘れた頃に複雑な変拍子をかませるところは同郷のMESHUGGAHの影響も感じさせる.それだけに留まらず,無機質なリフの直後にメロディアスなメタリックなリフやハードロック的なリフを絡めたりとにかくアイディアが豊富である.そして特筆すべきはそのVocalistの力である.若干甘ったるい声だがパワフルかつメロディ豊かに歌い上げる.これがかなり表現力豊かである.バックコーラスは北欧メタルのような透明感すら感じる.そう,こういったバンドを聴いていなかったからモダンヘヴィネスが苦手になったのかも知れない.モダンヘヴィネスが苦手なんじゃなくて個性のないバンドがこのジャンルに増えてきてたからそう思うようになったようである.モダン系のバンドとしてはSLAPDASHと共に完成度が高いバンドだ.恐らく,初期Thrash好きの人はモダン系を苦手な人が多いと思うが,このバンドはそういった人でも納得できるのではないだろうか.また,Thrash全盛期以前からメタルを聴いている人にもある意味懐かしさが残っている感じのこのサウンドはお勧めである.
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NO FRAUD / No Fraud E.P.(1987?)
スピーディなHC.Voが結構ゆるゆるなのでちょっと拍子抜けするが,決して悪くはない.けど,そんなにききたくもない.実はHCはそんなに好きではないのだ.演奏はかなり安定しているし,HC等が好きな人にはかなり受け入れられると思う.うん,演奏は巧いぞ.でも,Voが(笑).
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元MORBID ANGELのMike Browning(Dr & Vo)が中心となって結成されたNOCTURNUSのデビューアルバム.つまり,フロリダのバンドってことになるか.他のメンバーはMike Davis(Gr), Sean McNennery(Gr), Louis Panzer(Key), Jeff Estes(Ba).以外なことに,私はこのバンドは好きなのだ.正直言って曲はそんなに面白くはない.この当時としてはDeath Metalにkeyboardの大胆な導入は新鮮であった.また,ギターは圧巻.
Thresholds(1992)
DrとVo兼任であったMike BrowningはDrに専念し,新たにDan Izza(Vo)を加え,BaはEmo Moweryに変えての2ndアルバム.正直言ってVoはヘタクソ.基本路線は1stと変わらないが,曲がより起伏に富みだした.しかし,これ以上この路線だとマンネリ化しそうな音・・・という不安感も同時に与えるアルバムである.まあ,このアルバムを聴くだけなら問題ないんだけど.
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NUCLEAR ASSAULT / Game Over(1986)
Thrash Metalの歴史の中で外せないバンドの一つ・・・とはいっても私個人はそんなに好きなバンドではない.ANTHRAXを脱退したDan Lilker(後に脱退してBRUTAL TRUTHを結成)とJohn Connellyが中心となって結成され,Anthony Bramante(Gr)と元T.T. QUICKのGlenn Evans (Dr)の4人編成で始動した.当初よりHardcore色が強くその時代としては割と珍しいタイプの音であった.このアルバムは初のフルアルバムであるが,この前に「Brain Death」というEPを出している.アルバム毎に徐々につまらなくなってくるので初期がおすすめ.このアルバムは試行錯誤の結果か,いろんなタイプの曲が入っておりそれなりに楽しめる.曲によっては初期のANTHRAX調であったりするのは微笑ましい.このバンドの曲はHardcore色が強ければ強いほど好きである.
The Plague(1986)
これは6曲入りのEPである.「Butt F**k」はS.O.D.の感覚で面白い.タイトル曲はスローなバラードで意外な面を見せているが,この曲は特に良いわけではないが印象には残る.この作品以降,このバンドはあまり好きではない.
Survive(1988)
2枚目のフルアルバム.基本路線はそれほど変わっていないのだが,あまり好きになれなかった.どこが悪いっていうもんでもないが,なんとなく肌に合わなかった.これもあんまり聴かなかったが,今聴くとそれなりに良い.とはいってもやはりそれほどのめり込めないな.
Good Times, Bad Times(1989)
Liveミニアルバム(?).特に「Hang The Hope」など勢いがあり,Liveでの魅力は充分伝わる.改めてこのクラスのバンドの演奏は安定していると思い知らされる.個人的にはタイトル曲でもあるカヴァー曲の「Good Times, Bad Times」が不要.
Handle With Care(1989)
3枚目のフルアルバム.当時そんなに聴かなかったので印象が薄かったが,聴けばそれなりに思い出してきた.うーん,悪くはない.いや,NUCLEAR ASSAULTのアルバムの中では割といい方なのでは?勢いはかなりある.ただし,乾いた感じのThrashが好きだったのでこのNY系の音は私の好みとはいえない(乾いた感じってのはEXODUS1stとかね).今になって意識しながら聴くとこの頃の曲をGrindcore風にやったら現在のBRUTAL TRUTHよりもいけてるのでは?
Live At The Hammersmith Odeon(1992)
それまでにLive音源は発表していたものの,本格的なLive盤はこれが初めて.音質が決して良いとは言えないがオリジナルメンバー4人による最後の音源(だよな?)であり貴重.特に初期の頃からの選曲が多く,特に「Buttfuck」とかのHardcoreナンバーはLive向きでいけている.それなりに楽しめる作品.
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NUCLEAR DEATH / Bride Of Insect(1990)
はい,お馴染みWild Rags Records(WRR017)の切り札的存在(というか,はやく切りたいような・・・)のアリゾナ・フェニックスの女性ヴォーカルを擁するGrindcore(?)バンド.Lori Bravo(Voice and Bass),Phil Hampson(Guitars),Joel Whitfield(Drums)の3人編成.本ページのWRR特集では,SIGHの川嶋氏にレビュー書いて貰ったが,奇跡の再発によりようやく入手できたので,待望のレビューを.で,とにかくジャケがサウンドを物語っている.このダメジャケは世の中の総てのジャンルのアルバムの中でもかなりハイレベルであろう.VocalのLoriはオペラの発声を活かした女じゃなくても出せるようなどーでもいいような声で歌う(歌ってない).それよっか,リフがとことん何弾いているかわからない.ダメなバンドが多かったWild Ragsであるが,その中でもかなりトップクラスに演奏が良くわからない.ちなみに,ドラムも何叩いているか判らないことが殆ど.これは凄い.もちろん,Wild Rags Recordsマニアなら必聴(?)いや,ジャケだけは持っておきたい.とにかく信じられないのはこんな音源がCD再発されることである.一体誰が買うんだろう?と思いながら買ってしまったが.ちなみに,BLACK SABBATHとかPINK FLOYDなどに影響を受けているらしい.これらのバンドのファンの皆様,代わりに私が謝っておきます,ゴメンナサイ.ジャケが見たい人はネットで検索したらすぐに見つかるハズです.
NUCLEAR SIMPHONY / Lost In Wonderland(1990)
イタリアのProgressive Thrash Metalバンドのデビューアルバム.当時,そんなに注目されていなかったが日本盤が出ている.(まあ,実際は,もうThrashシーンが衰退期に入りかけてたころで,その流れを全くわかってなかった日本のレーベルが次々とダメなThrashの日本盤を出していた頃だったため,マニアの関心もあんまりなかった.)彼らの音は今のProgressive Thrashほど複雑なモノではなく,若干曲展開が多いThrashといった感じであり,割とストレート.演奏もまともで楽曲もなかなかしっかりしている.ThrashらしいSpeedyなリフもなかなか格好良い.曲によっては当時の(変な方向に走りだして以降の)DESTRUCTIONやMETALLICAの2nd-3rdあたりの様な楽曲がでてきたりする.VoもSchmierを意識したような発声やシャウト(例のキャーゥって感じの)とかが出てきたり・・・.実はDESTRUCTIONフォロワーなのか?と思わせる部分がちらほら.イタリアのバンドのイメージからは遠い感じの割と上品なサウンドであるが,それなりに疾走するしお勧めである.
NUM SKULL / Ritually Abused(1988)
アメリカの現存するThrash Metalバンドのデビューアルバム.Thrash Metalが商業的にも成功をおさめていたピーク時でありながら,ストレートに疾走するそれまでの本来のThrashのスタイルを強く押し進めた"裏Thrash"そのもののサウンドである.非常にKillerな一枚.まあ,こういったサウンドをDeath Metalと呼んでいたが.スピードに固執しながらも,強引な曲展開なども踏まえており,独自の緊張感を出しているところは,いかにも当時のバンドらしい優れたセンスである.特に,単純ながらも疾走感が決して無くならないようなリフを畳み掛けるような曲構成は素晴らしい.Vocalは吐き捨てと置くタイプの中間的な独特のものでかなりkillerな感じ.個人的にはもう少し高い方が好きだが,十分に格好良い.音全体としては似てはいないのだが,初期のSACRIFICEに通じる部分があったり,とにかく当時の疾走系Thrashらしい楽曲と勢い.この手のバンドに音質とかなんとかくだらないことを求めてはいけない.そういうのが,気になる人はこのレベルのバンドには決して手を出してはいけない.しかし,Thrash Metalの真の醍醐味はこの辺にある・・・と強く思っている人は,もちろんマストな一枚.
NYCTOPHOBIC / War Criminal Views(1996)
ドイツのGrindcoreバンド.悪くはない・・・というか比較的聴ける方ではあるが,致命的なのはもたつくDrである.この手の音でDrがへたくそだと幻滅である.普通に叩くだけならいいんだが,Blast Beatを消化できていない.VoなんかBrutal Truthに加入してもらいたいぐらい使える奴なのに.メンバー換えた方がいいかも.
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