review P

PAINKILLER, PAIN OF SALVATION, PAKENI, PANIC, PANIC(Brazil), PARADISE LOST, PARADOX, PARIAH, PCP, PENTACLE, PENTAGRAM (Chile), PENTAGRAM (Turkey), PENTAGRAM, PESTILENCE, PHLEBOTOMIZED, PITCHSHIFTER, POLTERGEIST, POSSESSED, POSTMORTEM, POWER OF EXPRESSION, POWERSURGE, PREACHER, PRIMUS, PRONG, PROTECTOR, PSICORRAGIA, PSYCHOPATHIA, PSYCHOTIK WALTZ, PUNGENT STENCH, P.U.S., PYRACANDA

PAINKILLER / Live In Japan, Rituals (1993)

鬼才Jazz Sax奏者のJohn Zorn,元NAPALM DEATHのMick Harris,Producerとして有名なBill Laswellによって結成されたバンドのLiveアルバム. Free JazzとNoise,HCの融合をはかった(?)このバンドの音は多くの人には受け入れられないであろうが,私はなかなか気に入っている.ただし,Mick HarrisのSpeedyなプレイが好きだった私としてはちょっぴり不満.個人的にはこの手のNoiseではA×C×のほうが好きだな.PAINKILLERはちょっとお洒落すぎる.

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PAIN OF SALVATION / Entropia (1997)

スウェーデンの究極のミクスチャーバンド(?)のデビューアルバム.デビューアルバムにして異常にレベルが高い.基本はHeavy Metalなんだが,いろんなジャンルのエッセンスを抽出して完成させている.Voは何でも歌いこなせるタイプの非常に巧いVoである.なんと,Vo & GrのDaniel Gildenlowはスウェーデン音楽大賞で最優秀ヴォーカリスト賞を受賞しているらしい.ソフトな歌い方をしている場合が多いので一般人にも受け入れられる(ようである).CYNICを彷彿とさせる美しいメロディのギターがふんだんに用いられていたり,同郷のMESHUGGAHの雰囲気を漂わせていたり・・・とにかくこりゃ面白いぞ.元BaのGustaf Hielm(後任はDanielの弟Kristoffer Gildenlow)はこのアルバムデビュー前にMESHUGGAHに引き抜かれており,「The True Human Design」に参加している.かなりポップだけど,やってることは凄すぎるし格好良いから「必聴」である.このバンドは大ウケするか,一部の人間の楽しみになるかのどっちかだな.

One Hour By The Concrete Lake (1998)

2ndアルバムとなるこの作品は相変わらず非常に高い完成度いものである.前作と比べるとこじんまりまとまった感があるが,それも必ずしも悪い意味ではない.ダイナミックスな曲展開は前作ほどではなくなったが完成度は確実に向上したし,ほんのわずかに感じていた散漫さも全くなくなった.敢えて,とってもソフトで甘くメロディアスで叙情的なMESHUGGAHって音・・・と形容したい.やはりこいつら(Daniel?)は侮れない存在である.とにかく完成度は超一級品である.それにしても,ここまで聴いていて心地よい声はないな.

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PAKENI / Detergent Bubble Bath (1996)

フィンランドの3人編成のバンドの6曲入りミニアルバム.音はけっこう個性的でDeath Metal的なRockである(?).曲そのものはかなり普通のRockなんだが,たまにBlast Beatが入ったりして一歩間違えればかなり奇怪な音になりそうな事をやっている.Voは殆どCARCASS的な歌い方(?)である.仕上がりの音は全く違うがその論法はGOREFEST的といって良いだろう.GOREFESTよりはかなりラフな仕上がりであり,この作品の場合はそれがとりあえず成功している.

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PANIC / Epidemic (1991)

ProduceがThe H-Team.とにかくこれがデビューアルバムだったと思う.当時のThrashファンなら当然知っていると思うが,The H-TeamとはEXODUSのGary HoltとRick Hunoltのこと.一応,Thrash Metalであるが,バンド名が示すとおり(?),ANTHRAX路線(2ndの頃)であり,比較的メロディアスに歌うVoにザクザク刻むリフといったスタイル.時々,もろ「おいおい!」と突っ込みたくなるメロディが出てきたりして苦笑もの.でも,質は決して悪くはない.少なくとも後のANTHRAXよりはこっちの方がまともに聴こえるのは私だけではないと思うのだが・・・.

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PANIC (Brazil) / Boiling Point (1996)

Cogumeloからリリースのブラジルのバンドである.Cogumeloにしてはハズレといった感じのバンドで,4th以降のSEPULTURA系のものを汚くした感じ.汚い分だけまだマシではあるが,個性といった面では残念ながら弱い.全部似通ったミドルテンポのよくありがちな曲ばかりであり,バンドとしての魅力はない.普通の(?)Cogumeloファンは手を出さない方が無難.まあ,SEPULTURA4th以降のファンであれば楽しめるのかも知れない.少なくとも私はパス.

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PARADISE LOST / Draconian Times (1995)

Gothic Metalの祖ともいうべきイギリス出身のPARADISE LOSTの5thアルバム.初期の音はずいぶん違ったが(忘れた),メロディアスでじっとりとしたゴシックらしい音(?).Gothicって全く興味ないが,このバンドは流石に真っ当である.曲も良く練られている.ただし,たるいのが嫌いな私としてはやっぱりこのじっとり感は長期間聴き続けたいという気にはならない.それでもGothic系としては○.

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PARADOX / Product Of Imagination (1987)

ドイツのPower寄りのThrash Metalのデビューアルバム.当時の印象では音が中途半端であんまり面白くないと思っていた.が,今聴くとなかなかいけている.Charly Steinhauer (Vo & Gr), Markus Spyth (Gr), Roland Stahl (Ba), Axel Blaha (Dr)の4人編成.Voはメロディーがあるので今の人が聴くと「普通のメタルやんけ!」って言うかも知れないが,当時としてはこれくらいエッジの立ったギターリフは十分スラッシュなんです.2ndがあまりにもドラマティックな作品だっただけにその影に隠れがちな作品だが,なかなか良い作品である.特に,タイトル曲は次作へのつながりを大きく示している作品である.

Heresy (1989)

これが2ndアルバム.基本路線は1stと替わらないのだが,細かな刻みのHeavyなリフと静かなメロディとの対峙で独特の雰囲気をより強く出してきた.ツインリードを生かしたソロも格好良い.Voがハイトーン系なので好き嫌いが分かれるところだが,私はこのVoは大賛成である.全然タイプが違うが初期のFLOTSに求めていた「ドラマ」と「ギターの美しさ」を持ち合わせた良質のバンドである.このバンドにはとにかく独特の憂いがあり,局構成のみならず,音作りの面でもその後のバンドに与えた影響は大きいのでは?当時はかなり聴いたし,「必聴」でしょう.

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PARIAH / The Kindred (1988)

イギリスのThrash Metal〜Power Metalを語る上で外せないPARIAHのデビューアルバム.といっても,元SATAN〜BLIND FURY〜SATANとバンド名を変更した形でありバンドの中心は変わっていない.PARIAHの特徴となっているのはやはりSteve Ramseyの奏でるGrリフであろう.独特の節回しは実に個性的であった.PARIAHではなんとVoはあのMichael Jacksonである.最初にこの名前を聞いたときはギャグかと思ったが,こいつがまた渋いかすれ気味の中〜高音で歌い上げており格好良すぎる.これは「必聴」である.

Blaze Of Obscurity (1989)

これが2ndアルバム.全作と基本路線は変わらないが若干美しくなった感がある.何度も書くがSteve Ramseyの世界は実に素晴らしく他のものが真似できない独特の音使い,独特の間を持ったリフによって構築されている.もちろん,このアルバムでもMichaelがVoをとっておりバンドの音に実にマッチしている.これまた「必聴」.この作品をだした後いっとき活動していたが,Michaelが1990年に脱退,Steve RamseyとGraeme English (Ba)は元SABBATのVoのMartin Walkyierと組んでSKYCLADを結成した.それによりバンドは自然消滅した.

Unity (-1990-, 1997)

最近になって出てきた幻の(?)3rdアルバム.どういう形で出されたものなのかはっきりしないが,1990年にはほぼ原型ができあがっていたようである.メンバーはVoがMichael JacksonからAlan Hunter,DrがSean TaylorからIan McCormackに変わっている.音はそれまでのPARIAHのものよりも若干柔らかい(BLIND FURY的?)といった感じである.Voは声質がMichael Jackson似であるため,初期のPARIAHが好きな人にとってもそんなに違和感がないと思う.正直言ってこの時期に出てこれを素直に喜んでいるのはごく一部のファンのみだろう.それでも,PARIAH関連の音楽に一度でもはまった事のある人なら懐かしさ半分で十分に楽しめる音である.ただ,なんとなく曲がVICIOUS RUMORS的に聞こえてしまうのはきっと私だけではないはず.

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PCP / Evil Hate Motherfucker (2000)

サンフランシスコ北部出身のDeath Metalバンドの1stフルレンスアルバム.Dan Nicholson (Vo & Guitar), Nate Clark (Vocal & Bass), Jeffro Hunter (Guitar), Brian Durham (Drum)の4人編成.今の時代には極めて珍しいタイプのサウンドであり,スロー〜ミドルテンポのDoomyなパートを多用しており,ブラストもなくスピードよりも重さで勝負するタイプのバンドである.Voも最近の個性のないDeath Voiceとは異なり,Death Metal創成期ごろのようなDeathっぽい吐き捨て声(要するにThrash臭がする).リフもThrashからの流れの上にあるもの強く感じる.MORBID ANGELのもろパクリっぽいリフもあるが,それがマイナスになることはない.ただ,個人的には許せるがサウンドプロダクションは決して良いとは言えないし,曲のクオリティーがちょっとばらついている.恐らく初期Thrash好きの人には受け入れられるサウンドであろうと思うが,若い世代を取り込むにはもう一工夫必要なのかも.

なお,本作はバンドのメンバーからサンプルとして頂いたものである.入手法などについてはPromoページを参照していただきたい.また,Sampleのページには音源も置いています.

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PENTACLE / The Fifth Moon (1996)

オランダ産のThrash Metal.ホント,オランダは良いバンドが多いな.以前に7EPとか出しているみたいだ.90年前後から活動しているそうであり,音のほうにもそれが良く反映されている.というよりむしろ80年代のreal thrashである.タイプとしては初期POSSESSED系に初期BATHORYを加えた感じであるが,音色は初期EXODUS的なDRYな感じである.もちろん,これらのバンドの音そのものというものではなく,逆に「何処も似てねーじゃん」って思われると思う.いや,そう思われて欲しい.とにかく96年作品とは思えないあまりにも素晴らしい真性Thrash(80年代初期Black?)である.なお,Voはヒステリックな吐き捨て型でオーソドックスThrashとして非常に魅力的であるのにかかわらず,似たタイプのヴォーカリストは思い浮かばない.しいて挙げるならKREATOR初期のVentorの声でMille的な声の裏返り方・・・そう,とにかく格好良いのだ.初期Thrash Metal好きの人ならまず間違いなく気に入るはず.曲そのものは単にストレート一辺倒ではなく無理のない曲展開が豊富でこれまた初期Thrashファンとしては心憎く感じるに違いない.特にトップの"Black At HEART"は圧巻.90年代デビュー組ではダントツのreal thrash sound.お手持ちのDISPLEASED作品のCD-Romにサンプルがあるかも知れないので心当たりの人は早急にチェックすることをお勧めする.とにかく聴け!!!

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PENTAGRAM (Chile) / ST (1987/2000)

ブッ!アホちゃうか!?思わずそう叫びたくなる奇跡のCD化.今や伝説となってしまった南米のPOSSESSEDことChileのPENTAGRAMのデモ音源とライブ音源が何とCD化しちゃいました.マニアはもちろん,そうじゃない人もバンド名くらいは耳にしたことがあるのではないだろうか?NAPALM DEATHがカヴァーしたりしていたため,少しはバンド名も有名になった(ハズ).しかし,もともとデモしか出していない(デモをアナログ起こししたものはあったが)バンドであるため,音源の入手は極めて困難であった.で,サウンドは期待を裏切らない非常にハイレベルの汚いThrash Metalである.そう,完全に初期POSSESSEDといった感じで,その怪しげな雰囲気は絶品である.ヴォーカルはPOSSESSEDよりもこちらが上であり,ドラムもこちらが遙かに安定している.南米の隠れた最終兵器.いや,ドラムは安定しているが,リズムが安定しているとは一言も言っていない.その辺にご理解のある方ならマスト.で,気になるライブ音源は,まあこの時期のライブ(1987年,Santiago)にしては,かなりマトモと言えるでしょう.とにかく,音源としては恐らくこれを逃すと入手困難なので,是非入手しましょう.少なくとも,絶対に損のない内容です.なお,Guitar & VocalのAnton Reisenegger (1st demoではBassも弾いている)は,後にあのCRIMINALを結成している.

Reborn 2001 (2001)

ということで,母国チリでは初めてのワールドワイドで活躍するバンドとなったCRIMINAL人気のせいか,ついに再結成ライブを敢行してしまったPENTAGRAM.演奏は,流石に普通に巧いです.いや,巧いってほどではないんだが,少なくとも普通にハッキリした音でテキトーに弾いているギターソロとギターリフ以外はまあまあきちんとした演奏をしている.上記作品と比べると流石に再結成というお祭りムードのせいか,邪悪な雰囲気は薄い.けど,もともと曲自体がかなり邪悪であるため,十分に格好良い.まぁ,お祭り的であったにせよ,こうやって伝説のバンドが甦ってくれて強力なライブをぶちかましてくれるといったこと自体が素晴らしい.本作はライブビデオも出ているが(ジャケは明らかにビデオ起こしの写真),間違いなくPENTAGRAM現役時にはこんな大勢の客の前でやったことないはず.改めてCRIMINALの偉大さとChileのメタルシーンの健全さを感じた.まぁ,これは縁起物なので・・・と思える人は当然買いでしょう.ちなみに,一曲だけMpegでライブビデオが収録されている.

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PENTAGRAM (Turkey) / ST (1990)

こちらはトルコのThrash Metalバンドの1stフルレンスアルバム.結成は,1986年に遡る.サウンドはモロにドイツ系のThrashであり,DESTRUCTION初期や独NECRONOMICON初期に近い疾走系をベースにしており,それに初期VENDETTA的なメロディーが絡む.と書くと多くの人が興味を持つだろう・・・はい,持っても構いません.Vo.もSchmierとか系のタイプでThrashするためのVo.である.演奏はかなりしっかりしてギターとかかなり弾きまくっているが,そんなにお金をかけていない感じの音質.十分にドイツっぽい80年代Thrashを微妙なチープさでお届けできます.ドイツ系のメロディは一歩間違うと致命傷だが,そんなに諄くなく,全体に広がるあっさり味の音作りに好感持てる.軽めの音質で疾走するギターリフなどは、近年のバンドには皆無な雰囲気,これは80年代のちょっと(ホントにちょっとだけ)お洒落なThrashが好きな人にはお勧めである.ある意味,メジャーな要素は十分にある.Thrashのみならず,Heavy Metalとしても十分に格好良い熱いノリである.

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PENTAGRAM (US)/ Day Of Reckoning (1987)

幾つかの同名異バンドがあるが,これが最古参のUSのバンドの2ndフルレンスアルバム.バンドの歴史は何と72年にまで遡るらしい.ということで,本ページ的にはツボではないが,とことん良い意味でのHeavy Metalであり,初期BLACK SABBATHの影響が色濃く反映されている.ということでジャンル的にはDoom Metalでしょう.音はかなり古くさい感じであるが,この手が好きな人にはかなりはまれる音だと思う.バンド名と良い,VENOMとかに通じる玄人好みのジャケといいお薦め.

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PESTILENCE / Malleus Maleficarum (1988)

オランダの産んだ超メジャーDeath Metal Band,PESTILENCEのデビューアルバム.と言いたいところだが,このアルバムではわりと普通のthrash metalをやっている.悪くはないが良くもない・・・といった感じである.このアルバムが出された頃はthrash metalが全盛期であったが,徐々に勢いを失いつつある頃であった.それを察してか,次作から大きな変貌を遂げる.

Consuming Impulse (1989)

本作は彼らの作品の中でもっともDeath Metal色がはっきりと打ち出されている.この作品以降は美を追求し始めており,あまり私の好みではないが,それはそれでかっこいい.個人的には1曲「DEHYDRATED」や3曲目「SUSPENDED ANIMATION」がPESTILENCEの曲の中でももっとも好きなタイプのものである.演奏力が安定しているため,これらのスピーディーな曲でも緊迫感があって素晴らしい.マニアの間では「蟻ジャケ」で通じる本作を聴かずしてDeath Metalは語れない!「必聴」

Testimony Of The Ancients (1991)

基本路線は全作の上にあるが,より洗練されて美しくなっている.全作以上にkeyboardが導入されており,メロディアス.曲展開もより複雑化してきた.とはいっても,今聴けばやはり直線型のDeath Metalである.特に「Land Of Tears」などは全作の延長の美味しいリフ満載のDeath Metalである.本作ではベーシスト不在のため,当時デビュー前であったCYNICの激ウマBassistのTony Choy(その後,ATHEISTに加入)がhelpしている.作品としても素晴らしいし,Tony Choyのプレイが聴ける数少ない音源の一つでもあるし,当然必聴である.

Spheres (1993)

BassにJeroen Paul Thesselingを迎えた4th.曲展開が更に複雑になり,メロディもかなり美しくなった.また,キーボードも大幅に増員されており,それまでの作品とはまるで異なる.バンドの特徴であった疾走感はもはや感じられない.しっとりと聴かせるテクニカル・デスメタルになった.悪い作品とは思わないが,2ndあたりの路線が好きな私としてはちょっと残念.

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PHLEBOTOMIZED / Preach Eternal Gospels (1993)

HollandのDeath Metalバンド.これは5曲入りMCD.1989年頃から活動しているらしく,その辺が楽曲やジャケにも現れている.Voはかなりゴボっているが,やっていることはややGothic寄りにも聞こえ,NOCTURNUSをスローダウンさせた様な感じ.ということで,かなりメロディを全面に出した路線である(ただし,NOCTURNUSほどテクニカルではないが).キーボードは微妙におもしろい使い方をしている.ギターリフは籠もり気味なサウンドだが,初期MORGOTH的と捉えればなかなか美味しい.ブラストパートもたまにあるが,かなりバタバタしていて若干微笑ましい.レベルの高いバンドが多いオランダの中では劣る方だとは思うが,他国のこの手のサウンドのバンドよりも遙かに魅力的なことをやっている.

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PITCHSHIFTER / www.pitchshifter.com (1998)

フルアルバムとしては4th(?)くらいだったと思う.インダストリアル系のテクノ寄りThrash〜HCって音である.個人的には苦手なジャンルであるため本格的に聞き込もうという気にはなれないが,センスの良さは十分に伝わるバンドであり,納得できる音である.インダストリアル系の多くは無機質な空気が漂うが,このバンドの場合は何故か暖かみを感じるのが不思議.なお,タイトル通りのURLでバンドのHPにいける.

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POLTERGEIST / Depression (1989)

スイスのThrash Metalバンドのデビューアルバム.ださいバンド名とは裏腹に格好良いThrashを聴かせてくれる.Voは後にDESTRUCTIONの「Cracked Brain」のレコーディングに参加したことで有名になったAndre以下,V.O. (Gr), Graf (Ba), Jazzi (Dr)である.Voは若干弱いが,演奏はかなりしっかりしており,スリリングなギターソロをはじめ,かなりテクニカル.デビューアルバムにしてPOLTERGEISTらしさを感じさせる.これはなかなか良い作品である.

Behind The Mask (1991)

2ndアルバム.このアルバムを発表する直前にVoのAndreがDESTRUCTIONの「Cracked Brain」でVoをとったことでこの作品も話題になった.基本的にはテクニカルなThrashであるが,とにかくこのバンドの音は青春している.V.O.のギターは手数の多いストレートなリフを刻み,それにMarekのBaががんがん絡んでくる.GinoのDrはちょっと前のめり気味であるがそこがThrashらしさを出していて良い.なお,アルバム発表直後にAlexに交替している.ギターソロはけっこう弾きまくっており勢いがある.VoもDESTRUCTIONのアルバムよりも遙かに勢いがあり格好良い(巧くはないけどね).今思えば,このバンドが最後だったのかな〜.もちろん,必聴.

Nothing Lasts Forever (1993)

本作はフロリダのモリサウンドスタジオでレコーディングされている.そのせいか,全作とはリズムギターの音色が随分異なる.というより,なんとなくSABBATのAndy Sneapのような音色になっている.相変わらず手数の多いリフは格好良いが,以前よりも綺麗に仕上がっている.その綺麗な理由はレコーディングに参加したMEKONG DELTAのDr Peter "Rabit" Haasのせいかも.VoのAndreも安定感が増しているからかもしれない.以外なのが「You've Seen Your Future」のような割と普通のHMが格好良いってことである.何れにしても完成度の高い良質な音であることは確か.なお,全作のレコーディングに参加してスリリングなDrを聴かせてくれたGinoは亡くなったようである(R.I.P.).

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POSSESSED /Seven Churches (1985)

Thrash Metalの歴史を語る上で外すことのできないバンド.その音楽性は,後のDeath Metalにも大きな影響力を与えている.実は当時はこの手のThrash MetalのことをDeath Metal Bandと呼んでいた.基本的には直線型のSLAYER系Thrash Metal.手数が多いリフとちょっともたり気味のDrの上にJeff Becerraの個性的声がのり,テクニカルなギターソロによって色づけされてるというスタイルは本作において確立されている.ギターのLarry LaLondeはJoe Satrianiの弟子であり,当時最も期待されていたようである.実力から言えばThrash界で最初のギターヒーローであろう.Larryは後にBLIND ILLUSIONPRIMUSと渡り歩き現在も頑張っている.まあ,この作品はThrashを語る上では外せない一枚であり,間違いなく「必聴」でしょう.

Beyond The Gates (1986)

全作よりもはるかにメロディアスになった.曲構成も複雑になり,よりテクニカルなThrash Metalを聴かせてくれる.テクニカルといっても,89年〜90年頃に出てきたテクニカルスラッシュとは全く異なり,疾走感を伴っている.手数の多いスリリングなギターリフは今聴いても素晴らしく格好良い.最高にcoolな一枚.「必聴」.

The Eyes Of Horror (1987)

更にテクニカルになって登場したPOSSESSEDが最期にのこしたEP.プロデュースはLarryの師匠Joe Satriani.お気に入りの弟子なだけあって,Larryのギターが美しくかなり前面に押し出されている.この作品を最期に解散してしまった.Larry LaLondeのギターソロは水を得た魚の如く生き生きとしている.テクニックだけでなくそのセンスの素晴らしさには驚かされる.こういうアルバムを出した直後に解散されると悲しい.これも当然「必聴」.

なお,解散した後にVoのJeff Becerraは銃で撃たれて半身不随になってしまった.再結成の話もあったが,どうなったことやら.まあ,JeffのVoがないとPOSSESSEDじゃないけど.

The Best Of POSSESSED, Victims Of Death (1992)

単なるベスト盤(10曲入り)なのでここに書く必要もないのだが,「Seven Churches」収録曲が6曲も入っているのでお得である(であったが,「Seven Churches」も再発CD出たことだし・・・).まあ,コレクターズアイテムってところかな?まあ,上述の3作品を持っていればファンでも特には意味のない作品.銀色のジャケットはなんとなく良い・・・ただそれだけ.

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POSTMORTEM / Der Totmacher (1996)

記憶の片隅には同名のバンドが80年代にいたような気がするのだが,定かではない.このバンドはドイツ出身で,曲調は一工夫ある正統派ThrashをベースとしたミドルテンポのThrash.VoはDeath Metal風であり,半分はドイツ語で歌っている.この作品は5曲入りである.リフはそれなりに面白いが,全体に今一つ物足りなさを感じる.

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POWER OF EXPRESSION / X-Territorial (1995)

良く知らないバンドである.Micha (Dr), Stephan (Ba), Fabi (Gr), Marc (Vo), Earl (Gr)の5人編成.音はMACHINE HEADからの流れをくむようないわゆるモダンなThrash系の音である.この手のジャンルのバンドの音作りとしては柔らかめである.面白い曲や面白いリフといったものは少なくありがちではある.ただし,普通にすんなり聴ける.高度なテクニックはみられないがリズム隊は割と安定しているし,Voもそれなりにいけている.オリジナリティを確立していけば化けれるかも.

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POWERSURGE / Powersurge (1991)

フロリダ州タンパ出身のHMバンド.Death Metal勢が多い土地柄なのに珍しく正統派Heavy Metal寄りのPower Metalである.ギターリフは結構エッジが立っているし,Power Metalといってもドイツ系のアホな音とは明らかに異なる.Voは高音域の歌うVoなのでその手が苦手な人には辛いかもしれないが,あまりアクの強い声ではない.逆にもっとパワーのある声であればけっこう良質のSpeed Metalに化けれる可能性もなくはないのに・・・とちょっとだけ思ってしまう.同時期に出ていたようなくだらないThrash Metalバンドよりはずっと良い.

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PREACHER / Trapped In Hell (1987)

WRRのバンドのEP.基本は直線一辺倒thrashをやりたかったようだ.へたっぴな演奏の上にへたっぴなVoがのっている.この手のバンドにしちゃ珍しくDrだけは結構しっかりしている.でも,DrがしっかりしているからといってGリフもたってたらどーしようもない.Bはとってつけたようにたまに音がはいる(爆).一歩間違えれば格好良くなれるかもしれないのにそうならないところがB級バンドらしさである.

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PRIMUS / Suck On This (1988)

個人的に大好きなギタリストLary Lalonde(Joe Satrianiの弟子:元POSSESSEDBLIND ILLUSION)が在籍する不思議なバンド.ジャンルは・・・まあ,メタルではない.なんだろう?わからん.各ジャンルの様々な要素をふんだんに取り入れており,とにかく妙である.しかもバカにテクニックが凄い.だって,LaryはあのJoe(ご承知と思うが,彼はあのSteve Vai,MetalicaのKirk,ExodusのGary Holtなどなど数々のギタリスト養成に関与しているおじさんである.Thrash全盛期のアメリカのテクニカルギタリストの多くはspecial thanksに彼の名前が)が弟子の中で最も注目しているといってたし(しかも,POSSESSED在籍時だよ!),まあそれも納得できる.とにかく凄いよ.さらに,Bassは更に異常なテクニシャンLes Claypool(元BLIND ILLUSION)がぶるんぶるんBassを掻き鳴らしている.変な物好きな人で耳の確かな人は必聴.ちなみにこのデビューアルバムはいきなりのLive盤であり,その力量の凄さを味わうには十分すぎるほどの内容である.

Sailing The Sea Of Cheese (1991)

で,これが3枚目のアルバムである.1stに収録されている曲もあり路線は同じである.とにかくこのバンドの音は個性の固まりであって文章で表現するのは難しいが,とにかく一度聴いてみることを薦める.ただし,METAL的な要素は皆無.

Pork Soda (1993)

ブタのジャケットがお茶目な通算4枚目.もともと実験色ばかりの音であるが,このアルバムは更にそういった色が濃い感じがする.相変わらずその個性的な音はただただ呆気にとられる.しかも遊び的要素が一段と増している.それにしてもこの人たちの演奏能力の高さは今更ながら驚愕.

Tales From The Punchbowl (1995)

通算5枚目のアルバム.相変わらずジャンル分け不可能な奇妙な音をやっている.ただし,これまでとはずいぶんと異なった感じの音質のアルバムである.音作りが良い意味乱暴であり,ライブっぽい空気を出している(実際,歓声等を重ねてそれっぽい音を目指しているようだが).悪く言えばわざとらしい音作りであるが,私はけっこう気に入った.まあ,これもアリでしょう.それにしても,内ジャケのメンバー写真は3人そろってペンギンのぬいぐるみ・・・POSSESSEDファンとしては複雑な心境である(苦笑).

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PRONG / Prove You Wrong (1991)

N.Y.のH.C.バンドの中でもっともHM色が強いバンドの一つである.これが4枚目だったと思う.本作はThrash Metal色が強く非常に重厚な音に仕上がっている.非常にタイトな音作りで隙がない.なお,このアルバムでBaは新加入のTroy Gregory(元FLOTSAM & JETSAM)が弾いている.私は「METALLICA」アルバムを聴いたときにPRONGの真似だ!と思ったことがある.そう,こっちがオリジナルの音である.このアルバムは「必聴」である.

Cleansing (1994)

5枚目?路線はずいぶんと変わってIndustrial的な曲になっている.もともと無機質でありながら力で押すといったタイプの音だっただけにけっこうはまっている.昔からのファンにはひょっとしたら辛いかも知れないが,私はもともとそんなに得意な音ではなかったため逆にこの作品はすんなり聴けた.うん,よろしいんじゃないでしょうか.

Rude Awakening (1996)

前作を更に押し進めよりデジタルな音になった.流石に緻密に計算されたレベルの高い音楽をやっている.基本的にはインダストリアル色って肌に合わないんだが,このアルバムは聴けば聴くほど心にフィットする.何処となくVOI VODの空気に通じるものを感じる.冷たさ・虚しさを描かせた時の彼らの力は素晴らしい.ここまで訴えかけるエネルギーがあればデジタルっぽいサウンドでもアリ.

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PROTECTOR / Urm The Mad (1989)

ドイツのthrash metalバンドの3作目のアルバム.割とポップなリフに低音の吐き捨て型Voがのる.悪くはないのだが,今一つ引きつけられるものはない.まあ,彼らの代表曲「Kain Und Abel」のLiveはなかなか格好良い.ただし,演奏はヘタクソ.

Leviathan`s Desire (1990)

この作品はずいぶん音が聴きやすくなった.VoもOlliに変わってなかなか格好良くなった.これなら聴ける.とはいっても相変わらずへたくそである.もう一歩ではあるが,良い出来とはいえない.なんか,このバンド苦手なんだよな.もっと,DARKNESSみたいなセンスの良さを見せてくれればいいのだが.

A Shedding Of Skin (1991)

随分とメジャーな音になった・・・といってもそんなんじゃないよ.これくらいの音なら十分聴ける.これはなかなか格好いい.基本路線の突っ走り型という点は変わっていないが,ちょっとは曲作りに気を付けたみたいである.それでかもしれないが,もう少し暴力的に疾走してもよかったのでは?とちょっと残念.まあ,この年でこういったものを発売されてもそんなにインパクトはない.せめてあと3年はやければなぁ.

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PSICORRAGIA / La Pasion De Lo Mortal (2001)

Peruのバンド.Mario Romanet (Vo&Ba), Marco Borra (G), Manuel Saavedra (Dr), Alick Gonzalez (G), Antonio Duncan (Key)の5人編成.素敵なジャケットです.いや,真面目にかなりメジャー級なジャケット(ちょっとしか,失敗してません).ジャンルは何でしょう?Symphonic Gothic ?いや,これはThrashの範疇です(敢えて)っていうような方向のDeath Metalっぽいサウンド.ん〜かなり変わってます.個性的です.何せペルーですから.サウンドプロダクション等は十分にワールドワイドで,正直この完成度の高さには驚かされた.独特のメロディーはやはりペルー民謡とかに通じるラインがあったりして,非常に斬新.ペルーに限らず,東洋系の音楽やらバックコーラス(女性)やらをいろいろと実験しており,それが見事に個性的でマッチしている.リズム隊は時にはJazzっぽい空間を作り出したり,そのアイデアの豊富さはかなり脱帽モノです.Vocalはdeathというか吠えているような低音の声がメインで,それに中高音のハーモニーが時たま重なり合います.選任のKeyも出過ぎず,適度に散りばめられており効果的.敢えて言うなら,SIGHに近いかもしれない.ペルーのバンドって殆ど知らないが,こういったバンドがいるって事は,それなりに多くのバンドがいるに違いないと思ってしまう.メロディアスでもくどくない,Symphonicでもワンパターンじゃない,しかも,十分にheavy.これほど自由にメロディを操れるバンドはそんなにいません.是非ともチェックを.マジ格好良いです.

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PSYCHOPATHIA / Meeting The Life split CD with DECOMPOSED(1996?)

CzechのBrutal Death Metalバンド.同じくチェコのDECOMPOSED(アメリカのバンドとは同名異バンド)とのスプリットCDである.スプリットと言ってもアルバム2枚分びっしり入っている.このバンドは10曲収録されている.まあお世辞にも良い音質とは言えないが,B級らしさが漂う中でまあまあの出来である.正統派路線であり,Blastは使うがそれ以外のところでは初期MORGOTHに通じるようなドラミング.アルバムの最初は割と最近のNAPALM DEATHに通じる方向を胡散臭く演じているが,後半は初期のBENEDICTIONに近い感じである.ということで,面白みと言った面ではちょっと物足りなさを感じる.最初の数曲はテクニカルで曲展開を多用したなかなか面白いことをやっているので,全体がこのレヴェルなら良いんだが.アルバム通してのポテンシャルを上げる努力をして欲しい.なお,ジャケットはどう見てもマジ死体である.メンバーの殆どがハゲ上がっているところにもB級臭さを感じてしまうのは私だけだろうか.

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PSYCHOTIK WALTZ / A Social Grace (1991)

アメリカのちょっとだけThrash寄りのHeavy Metal系のプログレバンドのデビューアルバム.まだまだ荒さが見られ,曲作りやVoに鬱陶しさを感じる部分が多々ある.が,逆に部分的にはなかなかよろしい作りになっており悪くはない.デビューアルバムから実験色豊かであり,そのチャレンジャー精神は買いかもしれないが,何故か曲に新鮮味がない.

Into The Everflow (1992)

2ndに当たるこの作品はプロデュースをMEKONG DELTAのRalph Hubertが行っている.Voはかなりしっとりと歌い上げており,万人に受け入れられやすそうなスタイルである.そのせいか全体にPAIN OF SALVATIONに近い雰囲気がある(ってこのバンドの方が古いが).もちろん,MEKONG DELTA的な要素もあるがより人間ぽい音である.つまり,DAMN THE MACHINEをしっとりさせた感じ???.おそらくGothic系が好きな人にもいけるのではなかろうか.これは面白い音でありお勧め.

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PUNGENT STENCH / "Club Mondo Bizarre" For Members Only (1994)

オーストリアの3人組の風変わりなDeath Metal系バンド.確かこれが3rdだったと思う.非常に冷めた雰囲気の態度が気に入らないが,音は個性的でなかなか良い.ただし,個人的にははまれる音ではない.人によってはこういう音は麻薬的要素があるのでは?全体にスピード感はなく,ミドルテンポの曲ばかりであるが,その中のうねりは独特の世界があり殺気だっている.特にDrはこの音にかなり貢献しているぞ.

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P.U.S. / P.U.S. (1992)

Cogumeloが放つ強力Thrash Metalバンド.このバンドの売りは何と言っても美人のギター・・・らしい.前のめりのリズムと音の汚さ以外はあまり南米っぽさを強くは感じない(といっても十分南米らしいんだが).その原因として英語ってのもあるだろう.寧ろ,BayArea以前のCA Thrashに通じる爽快さ(?)がある.曲によってはDARK ANGELのごく初期のパクリだったりSACRILEGE B.C.のようなツタッツタッっていう疾走感がある.もちろん,あれよりも遙かに汚いが.これは実は音質さえ良ければ,かなり注目されたかもしれないバンドである.ただ,例に漏れず,流石南米でやっていることと時代の流れが5年以上ずれています.リフの格好良さはかなりいけてます.

Third World EP(1993)

4曲入りのEP.これはCogumeloより上記作品とCG-0053として2002年にカップリング再発されています.流石,Cogumeloは親切でこういう作品の再発は必ず一緒に出してくれる.偉い!どこぞのN*Rとかも見習えよ.ってことで,上記作品で問題であった音質も完全にクリアに解決して・・・ない.いや,正確に言うと音の分離は良くなったんだが,単独の音自体はこもりまくっている.まぁ,そんなの気にならない格好良さがある.ギター以外の演奏力はかなり素晴らしいものがあって,特にベースは凄いもんがある.Cogumeloマニアはもちろん,80's thrash好きならば間違いなくハマれます.熱いです.汚いです.

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PYRACANDA / Two Sides Of A Coin (1990)

ドイツ5人編成(ツインGr)のPower Metal 寄りのThrash Metalである.これが1stアルバム.一応,日本盤も出ていた.ヴォーカルがちょっと弱々しい感じであり,メロディーも結構ヨレまくってたりするが,決して悪くはない.畳み掛けるギターリフは,80年代のドイツのPower寄りThrash系バンド(PARADOXやらVENDETTAやら)に通じるずっしりとしたものであり,刻みもバッチリである.が,最初の曲以外はいまひとつ印象が薄く,頭に残りにくいってのが痛いところである.が,それぞれの曲はそれなりに練られており,十分に疾走感もあるしかなり格好良い.でも,これで吐き捨て型のVoだったらもっと格好良いだろうに.中古でも割とよく見かける作品なのでまだの人はチェックしましょう.

Thorns (1992)

2ndアルバム.音質が若干あっさり気味になっている.正直,このバンドにはこの方があっているかもしれない.あっさり味になったことにより,ドイツ臭が前作ほどは感じられないようになっている.ヴォーカルの安定感が増して,全体にまとまりが出ている.Thrash Metal全体の歴史の中で言うと微妙なというか,既に正統派は殆ど壊滅状態に陥っていた時代であったために,日本盤がそれなりに売れていたっぽい1stと比べて注目度が全然低い本作だが,Thrashの良さは失っていない.まあ,もともとこういったPower寄りのThrashってジャンルとしては出てくるのが遅かった感じであったが,時期がもう少し早ければかなり注目されたハズ.少なくとも,80年代の激走系裏Thrashとは異なり,音質や演奏力などは何の問題もないため,ごく普通に売れているThrashやPower/Thrash系が好きな人ならば十分にストライクゾーンだと思う.Power色あっても,妙な臭さとかも無いため,German Metal苦手な人でも安心して聴ける.

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------------0xKhTmLbOuNdArY Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="re.T.html" Content-Type: text/html Thrash or Die!(Review T)

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TANKARD, TERRORIZER, TERROR SQUAD, TESTAMENT, THOTEN, THOUGHT INDUSTRY, THYRFING, TIAMAT, TOM ANGELRIPPER, TORTURE, TORTURER, TORTURE SQUAD, TOTTEN KORPS, TOURNIQUET, TOXIC SHOCK, TOXIK, TOXODETH, TRANSMETAL, TRAUMA, TREPONEM PAL, TROPA DE SHOCK, TWICE, TYPE O NEGATIVE, TYRANT`S REIGN, TYRRANCIDE

TANKARD / Zombie Attack (1986)

西ドイツの2世代目thrash metalの代表株みたいに言われていたTANKARDのデビューアルバム.Alex(gr), Gerre(Vo), Oliver(Dr), Frank(Ba), Andy(Gr).すっかり忘れていたが,久しぶりに聴いたら結構格好いい.ただし,他のアルバムに比べるとやっぱりデビュー作だけあってギターソロなんかはヘタクソ.Voは荒削りでこの頃の方が個人的趣味には合っている.それにしても,若いよな〜この勢いは.このバンドもThrash Metalの歴史で外しちゃいかんな.

Camical Invasion (1987)

んで2nd.リフの音進行はheavy metalよりはhardcoreのものに近い.直線一本で元気の良いのは伝わる・・・のだが,あまりに直線一本のみなので,ちょっと疲れる.liveには定評があり,本国ではかなり人気が高かったらしい.個人的には明るく楽しいイメージが今一つ好きになれなかった.やっぱり,ドイツの音は湿り気がないと.

The Morning After (1988)

3rdアルバム.これまた他のアルバムと特に違った印象は感じない.元気よい系の直線一本.若干,曲展開を変拍子取り入れたりしているが,基本形は全く変わらない.聴いてて気分爽快ではあるが,・・・やっぱり飽きる.悪くはないんだけどね.

Alien (1989)

5曲入りのEP.多分この頃が最ものっていた頃である.タイトル曲Alienはライヴでは欠かせないナンバーである.ただし,TANKARDはどの曲も同じ雰囲気ってのがどうも苦手である.悪くはないんだけど.やっぱり彼らはliveバンドなんだよな.

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TERRORIST / Collision (2001)

ArgentinaのGrind寄りのDeath Metalバンド.ややModernがかったリフなどもごく僅か出てくるが,オリジナリティーの高いリフも多い.基本的に,非常に手数の多いテクニカルなギターリフが基本で,そういったところは,BRUTAL TRUTHに通じる雰囲気がある.南米らしいズルズルの音質ではなく,プロダクションはしっかりしている.ヴォーカルはやや低めの唸り系であり,音楽性には適している.ドラムは南米らしいタイプではないが,若干前のめりになりそうなスネアの入れ方などはかなり個性的でバンドのカラーをかなり左右している.ギターはリズムギタリストとして普通にうまい程度.まあ,安定感はかなりあるし,チェックして損のないバンドである.南米マニアにとっては,そこまで注目すべき音ではないかも知れないが,普通に格好良い.

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TERRORIZER / World Downfall (1989)

知る人ぞしる当時世界最速と絶賛されたDeath Metal 寄りのGrindcore バンド,TERRORIZERの1stアルバム(って結局これだけしか出してないが).今聴いてもじゅうぶん速い.とにかく疾走感は素晴らしいが,このスピードは演奏能力の高さに裏打ちされたものである.音はかなりクリアであり,Grindcoreに抵抗がある人でも聴きやすい(はず).Drは後にあのMORBID ANGELの一員となった,あの世界最速ドラマーPete Sandovalである.この頃からこっちが息苦しくなるような恐ろしいドラミングを行っている(酸素が足りないよ).ブラストビートを叩かせたら,やっぱりコイツがNo1.こんな凄いアルバムが1989年に出ているところが凄い.正直言って当時の私にはヘヴィーすぎたくらい.このアルバムも必聴である.

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TERROR SQUAD / The Wild Stream Of Etrnal Sin (1999)

World Chaos第一段アルバム.東京のバンド.デンマークのARTILLERYの名作と同名のバンド名のため,そういった系の美しいThrashかと思うかもしれない.確かにある意味美しさを持っているが,それはかなり残忍なサウンドである.若干80年代Black Metalチックなシャウトで,声はしいて挙げるならBELIEVERに近い感じのvocalに手数が多いリフ.それが独特の湿り気の中で疾走していく.BULLDOZERの構築美にも通じるようなリフもあったり,疾走していた頃の初期DARK ANGEL的なリフがあったりとかなりツボにくるものがある.とにかくそのリフのバリエーションの豊富さは凄い.そして全編疾走感に満ちている.後味も非常によく満足できる作品である.日本にもまだまだ素晴らしいバンドがいる.

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TESTAMENT / The Legacy (1987)

ベイエリア・スラッシュの代表株TESTAMENTのデビューアルバム.デビュー前にはLEGACYと名乗っていたが,同名のバンドがいるということでバンド名を変更した(バンド名付けたのはM.O.D.のBilly Milano).なお,LEGACY時代はVoは後に同郷のEXODUSに引き抜かれたSteve 'Zetro' Souzaであった.このデモはなかなか格好いい.正直言ってTESTAMENTのアルバムの中で一番格好いい.デビューアルバムでこの出来は素晴らしい.曲がいいのかな?まあ,勢いがあるのだ.特にこのアルバムではAlexのギターソロも良いし,Ericのギターリフの刻みは素晴らしい.このころからこういったギター音をベイエリアクランチと呼び出した.ただし,このベイエリアクランチの生みの親はどうやらMETALLICAのKirk Hamettらしい.もちろん,EXODUS在籍時であろうが・・・.このアルバムだけはTESTAMENTとして「必聴」である.これ以降どんどんつまんなくなる.

The New Order (1988)

期待がでかかったぶん大きくはずしてしまった一枚.AlexのGrソロは美しいと思うが曲がつまらなく印象に残らない.結局,このバンドってdemoの時が最高潮なんだよな〜.悲しい.

Live At Eindhoven (1988)

年代あってるよな?TESTAMENTの音源としてはかなりKillerな一枚である.が,MCがあまりにも格好悪すぎる.ChuckってよっぽどLive慣れしてなかったんだろうなぁ〜と感じさせるほど「Come On!」としか言わない.演奏はこの当時のレヴェルとしては激ウマの類である.これは聴いて損はない作品である.

Practice What You Preach (1989)

やっぱり外した3rd.土人形のラジオ体操ジャケのセンスには感動(爆).これまた,Alexのソロ以外はかなり辛いアルバムである.・・・が,このアルバムまではつらさの中にも若干の光があった・・・.

The Ritual (1992)

5th.こんなアルバムがあったことすら忘れていたゴミなアルバム.間違ってこんなのをThrash Metalと思っている人は恐らく本物のThrash Metalファンにはなれないでしょう.

Low (1994)

数々のつまらないアルバムを作ってきたTESTAMENT通算6作目のアルバム.正直言って聴く気はなかったがGrがJames Murphyということだけで久々に聴いた.目的ははっきりしていたのでJames Murphyのプレイが聴けたことだけで良しとしよう.それにしてもこのアルバムは完全にJames Murphyの力のみに頼っているようなアルバムだ.

Live At The Filmore (1995)

そう,このアルバムの目的は単にJames Murphyのみ.正直言って1stの次にいいかも.こいつらのカッチリ演奏したスタジオ録音ほどつまらない音はないので,むしろLiveのほうが聴ける.しかも,James MurphyのLive音源が聴ける初めての作品.昔の良い曲だけのchoiceしてばんばん曲を飛ばしながら聴くのがこのアルバムを楽しむコツ.Alexは当時のThrash Metal界では確かにテクニカルなギタリストであったが,James Murphyは余裕でこなしており,カンコピ+αααααで音数が増えている.そういった意味でギターキッズ必聴かな?特に「Practice What You Preach」でのソロ(だけ)は圧巻!!!バンドはこのアルバムを出した後解散した.すぐに再結成したが,その時のメンバーにはJames Murphyの名はなかった.めでたしめでたし.

Demonic (1997)

なんじゃ,こりゃ?の復帰第一段.巷の噂でなかなかとの評判を耳にして中古で仕方なく手に入れたが,結局この程度の人たちなのね〜とより深い理解を示すには十分な作品であった.そりゃ確かにDeath Voiceのほうが良いとは書いたけど,death Voiceを活かすには曲が良くないとダメなのよ.なんじゃこのマンネリのつまらんリフは.こんなのを「スラッシュ」と言わないで貰いたい.

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THOTEN / Beyoned The Tommorrow (2001)

Brazilの超正統派heavy metalバンドの1stアルバム.結成は1997年と比較的若いバンドである・・・が,やっていることは良い意味でジジ臭いというか,ベテランの領域の凄いことをやっている.若干変拍子を伴う曲展開があり,progressive power metal寄りである.とにかく,驚かされるのはその完成度の高さ.全盛期のVICIOUS RUMOURSに匹敵するほど正統なheavy metalであり,非常にクオリティーが高い.ヴォーカルはちょっぴり甘めの声質であるが,色んな声を使い分けしており,説得力十分.ドラムは南米らしさは無く,正統派のプログレ系ドラマーである.ギターはしっかり刻んだり,美しいメロディーを奏でたり,基礎がものすごくしっかりしていることを感じさせる安定感のある一流のプレイである.ベースは派手さはないが,これまた非常に正確なプレイ.keyboardがかなり用いられているが,最近のありがちな使い方ではなく,寧ろproggressive rockの使い方であり,粋な使い方をしている.音質も南米らしからぬ非常にクリアで洗練されたもの.普通の正統派のクサクサなものは苦手だが,80年代のthrashと共に歩んでいたVICIOUS系くらいは,非常に好みであるため,このバンドは個人的にはかなり気に入った.とにかく,heavy metalとしてのクオリティーはトップクラスの出来であり,改めてブラジルのレベルの高さを思い知らされる.こういう正統派の優れたバンドが多くないと,アンダーグラウンドシーンも成長しない.thrashっぽい部分は殆ど無いが,これはある意味マストでしょう.なお,2002年にプレスされたヨーロッパ盤には1曲ボーナスが入っており,2002年にプレスされたブラジル盤には2+ライブ1曲の3曲がボーナスで収録されている.2001年盤のみジャケが違い,南米らしい(?)雑なジャケ絵が用いられている.

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THOUGHT INDUSTRY / Song For Insects (1992)

ミシガン州出身のTechnical Thrash Metalバンド(?)のデビューアルバム(正確に言えばこのアルバムはTechnical Thrashである).Brent Oberlin (Vo & Ba), Paul Enzio(Gr), Christopher Lee(Gr), Dustin Donaldson(Dr) の4人編成.アルバムジャケットはSalvardor Daliの作品である.音はThrashの領域であり,Industrial色が若干散らばるといった具合の音である.Voが柔らかく歌っているせいもある.このVoがあまり巧いとはいえないので耳障りな曲もあるが,曲構成は個性があり演奏技術もかなり高レヴェルである(特に,Ba).同じテクニカル系のバンドと比べるならば,CONFESSORの持つ変な雰囲気をちょっと持っていて,WATCHTOWERほどではないけど無茶な曲作り,初期MEKONG DELTAの演奏の雰囲気に若干似ている・・・.とは書いたが大ウソかも.少なくとも悪くはないと思う.私は気に入った.thrashファンにはこのアルバムを薦める.ただし,曲によるばらつきは覚悟しておくこと!

Mods Carve the Pig : Assassins, Toads, And God's Flesh(1993)

これが2ndアルバム.基本路線は同じなのかもしれないが全然違う印象の作品である.このアルバムもSalvardor Daliの絵が用いられている.より現代的アプローチが強くなり,特にギターリフはJazzの要素がふんだんに取り入れられている(BaはもともとJazz的).1stの若さの伝わる作風も好きだが,このアルバムも完成度が高く素ばらしい.Voも格段の進歩.比較的地味目だったDrもこのアルバムではしっかりとやっているし,曲構成は相変わらず個性的である.このバンドの独特の空気が苦手な人もいるかも知れないが,はまる人もいるはず.変わったもの好き,テクニカルなもの好きの人は「必聴」だろう.

Outer Space Is Just A Martini Away(1996)

ありゃりゃ?!の3rd.前作との間に3年も空いているが,その間に大幅にメンバーが替わったようである.Brentは主にVoとGr(+Key)となり,新たにBaとしてHerb Ledbetterを迎え,DrはJared Bryantに交代しており,5人編成となった.BrentのBaは格好良かったのにな〜.また一段とソフトになっちゃった.Thrash色は微塵もない.まるで「Nothingface」の時期のVOI VODの雰囲気(リフも所々VOI VODの影響っぽいものがあるぞ)+PRIMUS+STINGに通じるような雰囲気である.うん,悪くはない.いや,良い.ただし,初期の音に思い入れのある人にはこのあるばむは辛いかも.私はそれなりに楽しめる.音楽的レヴェルはかなり高い.

Black Umbrella(1997)

GrのChristopher Leeの脱退によって4人編成となった.音は3rdに一番近い.VOI VODでいうと「The Outer Limits」頃の雰囲気・・・全然違うけど.個性はあるんだが,初期の頃の強引さがなくなってしまいちょっとがっかりだ.とはいっても,良いアルバムだとは思う.metalの領域からはずいぶん遠退いたが.MARY BEATS JANEに通じるものがあるけど,MBJの方がずっといいしな〜.逆に中途半端な位置になったぞ.もっと無茶苦茶にやって欲しい.

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THYRFING / Valor Galga (1998)

スウェーデンのViking Metal系?Melodic Death Metalバンド.正直かなり苦手なサウンド.キーボードが多用されているがどれも並の演奏で音進行はごく普通のメロメロ.ギターリフもそんな感じでとことんこの路線である.まあ,Viking Metalってこんなんだろうってのを思いっきり照れずにやったらこうなりそうな・・・というサウンドである.音質などは実に上品で判りやすいメロディーばかりなので恐らくこういったバンドが好きな人にとってはお勧めバンドなんだろうが,個人的にはホントどーでもいい.どのバンドも同じ音進行使う世界は私には耐え難い.ほかのレビューを読んでみて私の意見に賛同できない人は是非聴いて下さい.かなり良い作品でしょうから.ただし,私のレビューに賛同してしまうようなクサった耳をお持ちの汚物Thrash好きの人は間違っても手を出さない方が良い.

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TIAMAT / A Deeper Kind Of Slumber (1997)

スウェーデンのGothic Metalバンド.けっこう人気あるらしいが,ちょっと私にはこのメロディは辛い.曲の半分はポップスのようなエッジの無さ.残りはBlack Metal系にありがちなちょっとチリチリしたギター音.リズムパートはドラムにしてもベースにしても聴いたと同時にできそうな程度.うー辛い.はっきり言ってこんなのはMetalじゃないし,代用はいくらでもある.少なくとも私には全く不必要なバンドのようだ.

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TOM ANGELRIPPER / Ein Schoner Tag... (1996)

あのドイツの代表的Thrash MetalバンドSODOMの中心人物Tom Angelripperのソロアルバム.格好良い(?)Thrashを期待してはいけない.全編ほぼおふざけ(?)である.ビアホールスラッシュと言うべきか・・・.とにかく,これを聴けばビールが飲みたくなるような音.実際,やっている曲は殆どビアホールでよくかかっている曲のカヴァーばかり.まあ,ANGELRIPPERと名乗っている硬派な(?)奴がこういったおふざけをやってくれるのは結構良いものである.まあ,彼のファンなら十分楽しめるし,これなら逆に一般人にも受けるかも知れない.

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TORTURE / Storm Alert (1989)

同名バンドは幾つかいるが,これはテキサス出身のバンド.これがデビューアルバムであり,多分これだけしか出していなかったと思う.Tom Hicks (Vocal & Guitar), Deric Gunter (Bass), J D Robins (Guitar),Jerry (Gonzlaught) Norland (Drum)の4人編成.SLAYER直系の正統派Thrash Metalである.この手のサウンドは当時はSLAYERクローンと一括されて闇に葬り去られた(もちろん,ファンジンはそんなことしなかったが).個人的にはクローンで何処が悪い?って感じる.リフや展開はSLAYERのもろパクリとかもあるが,それはそれで格好良いし,SLAYERとは全然違った良さもある.少なくともSLAYERよりはdirtyでむしろ同郷のANIALATORなどに近い.まあ,当時のB級臭さが充分に漂っているサウンドであり,勢いや男臭さはかなり素晴らしい.ボリュームを上げれば上げるだけ魅力を感じるような音だ.初期Thrashファン以外の人は,チェックする必要ないかも.ただし,初期Thrash/汚物系Thrashファンなら間違いなくお気に召してくれるであろう絶品の部類である.

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TORTURER / Kingdom Of The Dark split CD (1991)

チリのThrash Metalバンド.フランスのMISANTHROPEとのSplit CDで,TORTURERは4曲収録.80年代でいうところのDeath Metalになるが,今の時代にこんな事書いてもわからないだろう.レコーディング&ミキシングに要した時間は10時間・・・それがはっきり伝わってくるサウンド.初期のKREATORなどに影響を受けたと思われる疾走するサウンドでありそこそこ格好良いが,出来上がったものはフランスのAGGRESSORとかに近いような「あらあら」といった感じのかなり荒っぽいものである.出身地がチリなだけあって,南米勢の初期サウンドには近い.とにかく汚いサウンドだが,勢いはなかなか素晴らしいものがあり,汚い物好きな人にはまあまあお勧めである.

Oppressed By The Force (1993)

1stフルレンスアルバム.MISANTHROPEとのSplitを出したINFEST Recordsからのリリース.前作よりも流石に洗練された感じで,楽曲は以前よりもよりドラマティックに展開を重視している感じである.それでも勢いは衰えることはなく,疾走するパートのリフなんてグイグイ押してくる.格好良いリフが次々に湧き出るあたりは流石,南米といった感じである.個人的には,これだけのリフを書くのなら,もうちょい曲がストレートでも良いんじゃないかと思うが,まあ,いずれにしても格好良いので良いでしょう.で,ギターソロなんて「あれ?アンタらこんなに弾けたの?」と関心してしまうほどテクニカルなことをやっている.ん〜これだから南米勢は侮れません.まあ,この細かな刻みがしっかり出来ているだけで,相当な腕前なんだが,それが音楽性に反映されにくいような体育会系サウンドをやっちゃってるところが何とも良いですね.音質云々言う人は聴く必要ないけど,南米のバンドにそんなくだらないことを求めちゃいけないと強く思う人なら,チェックでしょう.

Live From The Ashes (2002)

素晴らしいです.こんなバンド(失礼)のライブ盤が出ようとは.しかも,我らが日本のBloodbath Recordsより.日本万歳,Thrash万歳,南米万歳.・・・失礼しました.で,演奏の方は予想通りです.やはり,低予算レコーディングに慣れているバンドはマジでライブ音源が凄いです.いや〜,このレベルの高さはかなりなもんです.最も素晴らしいのは,2枚のギターが役割を分担してしっかりと機能していること.下手にスタジオレコーディングよりも良い音になっている.このクラスのバンドは実は演奏巧いのに,耳の悪い評論家さん達に演奏下手とか酷評され続けることが多いが,この演奏力を聴いてどう思うのかをきいてみたいもんだ.スタジオでは沈みがちなベースもブリブリ唸っていて格好良いし,ヴォーカルはライブの方が切れが良い感じである.それにしてもこのスリリングなギターは何とも美味である.Death寄りのアプローチをしている系のThrashのライブとしては,間違いなくトップレベルのライブアルバム.これは必聴.

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TORTURE SQUAD / A Soul In Hell (1993) demo

90年から活動しているBrazilのDeath寄りThrash Metalバンド.アルバムも何枚か出しているが,これは4曲入り1st demo tape.Blastも入るが昔風であり,好意的にとれば同郷のSARCOFAGO的な使い方,激走の後にDoomyな展開とか入れたりしており,ダークな雰囲気を出そうとしている感じである.その辺は若干,南米風Black的でATOMIC AGGRESSORとかに近い雰囲気を持つ.1st demoにしては演奏力はかなり安定感がある(まあ,Brazilは大体demoのクオリティー高いバンド多いと思う).音質は,demoですから,まあ.南米的というスタイルじゃないが,ドラマーがこれまた凄いテクニシャンである.基本的にはパワーヒッターって感じなんだが,小技も凄いし,正確.なかなかお勧め.

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TOTTEN KORPS / Our Almighty Loads (1993)

89年に結成されたChileのDeath Metalバンド.これは,5曲入りの1stミニアルバムで,1992年に録音されたものである.同時期くらいだと,DISINCARNATEなど世界のトップクラスのDeath Metalがあったが,このバンドの路線はそんな感じ(ただし,スローパートは少ない).もちろん,南米モノなので(?),音質こそチープであるが,かなりテクニカルなDeath Metalをやっている.演奏力も非常に高くないとできそうにない楽曲が並ぶ.正直言って,この手の音楽性であれば,もうちょい音質良ければ,世界的にもトップクラスに並べるくらいのレベルある.南米らしい勢いっていうタイプではなく,普通にテクニカルで格好良いTechnical Death Metalである.ってことで,南米フリークは特に手を出さなくても良い系のサウンドであるが,良質のバンドであることは確か.ちなみに,DrumのPabloは元ATOMIC AGGRESSORのメンバー.

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TOURNIQUET / Microscopic View Of A Telescopic Realm (2000)

90年にL.A.で結成されたChristian Thrash Metal Band.これは,6thアルバム.このバンドはいかにもChristian Thrashらしく(?),透明感のあるちょいとお上品なサウンド.このアルバムの完成度は一般的な視点で見るならばかなり高いと思う.特にこのアルバムは若干Technical Death Metal的になっており,曲によってはCanadaのMARTYRに通じるような無茶苦茶格好いいフレーズが出てきたりする(声もMARTYRのDannielに近い.ちなみに,Martyr's Poseという曲が入っているが,これは関係ないでしょう).が,メロディーやりすぎというか,センス悪く外してしまうこともあり,駄目なMelodic Death的な部分も出てしまったりする.まあ,個性はあると言えます.私はこのバンド,曲ごとの完成度があまりにバラバラな感じがして,しかも全然格好良くない曲はかなり恥ずかしい方向にいってたりするため,完全にははまれない.けど,パーツは十分に格好いいため,Technical好きな人はチェックすべきバンドであると思う.でも,何故に突然「バイキンマンだぞ」なんでしょう?

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TOXIC SHOCK / Change From Reality (1988)

”西”ドイツのThrash Metalバンドのデビューアルバム.このバンドについての詳細は知らないが,とにかく音は格好良い.初期DESTRUCTIONに影響を受けたと思われるリフ,SODOMや初期DARKNESSに通じるVo,初期KREATORに通じるギターワークと初期の頃の西ドイツThrashの香りがぷんぷんする.いや〜これは良いですね〜.ミックスとかもまともにやってないので,音が荒々しく逆によい.これはかなりいけている.ラストは「United Forces」(SODだよな)をやっていてこれもなかなか上出来.初期Thrash Metal好きならば必聴でしょう.なお,本作でのメンバーはManuel Kreissig (Gr), Tim Atwater (Gr), Uwe Diessenbacher (Vo), Geoff Atwater (Ba), Klaus Kreissig (Dr)の5人編成.

Welcome Home... Near Dark(1990)

2ndアルバム.GrのTim AtwaterとBaのGeoff Atwaterが脱退し,Uwe DiessenbacherがVoとBaを兼ねるというスタイルになった.やはり5人からいきなり3人編成になったせいか音がちょっと薄っぺらくなった.曲はちょっとばかり「ん?」と思うようなドイツ風メロディがちょろっと出てきたりして素直に聞き入れられない.基本路線は変わっていないので,格好良いリフなんかも健在ではあるが,全体のバランスは悪くなった.この作品を初めて聴いた人は恐らくこのバンドにはそんなに好印象は持てないだろう.悪くはないんだが,デビュー作があまりにも格好良いから,ちょっとがっかり.

Between Good And Evil (1992)

今度は専任VoのKai(?) Weberを迎え,元々Vo専任だったUwe DiessenbacherがついにBa専任になって4人編成となった.K. WeberはどちらかというとDeath Voiceがかった低音シャウトである.Grリフ自体はそれまでのものと大差ないが,音が低音重視になっておりそれまでの完全にThrash Metalであった音からDeath寄りのThrashあるいはThrash寄りのDeathくらいの音になってきた.う〜ん,具体的に言うならMASTERくらいの重さ.まあこれはこれでアリだろうけど,やはり1stのVoが格好良かっただけに・・・.しかもメンバーとして残っていながら・・・.まぁ,それなりに格好良いけどね.

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TOXIK / World Circus (1988)

超テクニカル集団TOXIKのデビューアルバム(しばしばTOXICと綴り間違いされていることあるので注意,バンド名はCではなくKです.).Josh Christian(Gr)をはじめ,Brian Bonini (Ba), Mike Sanders (Vo), Tad Leger (Dr)と何れもテクニシャン.Voはやや鋭い感じのハイトーンである.Thrash寄りのSpeed Metalといった感じの音なのでこのVoはバンドには合っている.とにかく,安定感とセンスの塊であるが特にギターのプレイは圧巻.Joshの織りなすギターリフは無茶苦茶手数が多くそのメロディもかなり個性的である.BaのBrianもかなり弾きまくっており,バンド全体の緊張感は実に素晴らしい.2ndと比べると勢いが感じられThras色も強いのでThrashファンにはこの作品の方がお薦め.まあ,これだけ凄いバンドは関係なく聴くべきかも.

Think This (1989)

同じくTOXIKの2nd.基本路線は変わっていないがコンセプトアルバム的な構成になっており,美しさが強調されているアルバムである.曲によっては構成が非常に複雑であり,WATCHTOWERなどに通じる世界がある.Rhythm Gr+KeyのJohn Donnellyを加え5人編成になった.VoはCharles Sabinに交代しているが,こちらも美しいメロディのハイトーンであり違和感はない.Mikeの声よりも丸みのある声なので,ハイトーン嫌いな人も聴きやすいと思う.とにかく,この作品では前作以上にJosh Christianの世界が広がっておりGrに興味のある人なら必聴であろう.とにかくギターのセンス・テクニック・音色が美しい作品である.なお,CDのみLed Zeppelinの「Out On The Tiles」のカヴァーが収録されている.

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TOXODETH / Mysteries About Life & Death (1990)

MexicoのTechnical Thrash Metalバンド.って書いたら怒られそうなので正直に書きます.MexicoのTechnical Thrash Metalをやっているつもりのバンド.そう,Wild Ragsが送り込んだ刺客です.バンドの結成は84年だそうだが,結成6年目にしてこれはある意味凄い.何が凄いって,全てのパートのリズム感の・・・悪さ.ほぼ,リズム音痴集団といって過言ではなさげな演奏力.特に,このバンドの最大の売りはとにかく弾けば良いかと思っているギター.曲の空気を読めないセンスの凄さをこれでもかと見せつけるようなソロが炸裂.しかも,それがメロディはもちろん,曲のテンポすら無視の何の絡みもない状態で左右バラバラで聞こえてくるもんだから,ダメさ倍増.しかし,何の前触れも無くリズムが刻々と変化しちゃっているドラムも含め,一体どんなレコーディングしたのか不思議になる.ひょっとして,いつもは完璧に演奏できるのにレコーディングだけ緊張した中で一発撮りしたんでしょうか?そんなハズはあり得ないが,そう疑いたくなる.もの凄くポジティブに捉えるならば,Technical Progressive Thrash でレコーディング費用がなかっただけだと.直線一辺倒のThrashならいいが,Technical系のサウンドを勢い任せでやっちゃおうとするところがいかにもMexicoらしい治安の悪さを感じます.あっ,ヴォーカル・・・かなりダメです.

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TRANSMETAL / Muerto En La Cruz (1988)

Mexico Thrash Metalの雄TRANSMETALの1stアルバム.Alejandro Gonzalez (vocals), Juan Caros Camarena (guitars), Ernesto Torres (rhythm guitar), Lorenzo Partida (bass), Javier Partida (drums)の5人編成.何も言うこと無いくらい完璧な作品.中南米勢の治安の悪い勢い満点サウンドのバイブルと言えるでしょう.細かく刻むキレはあるけど音質ヨレヨレのギターリフ,前のめりになりそうでもたるドラミング,そしてそれらのリズムの崩れを無視したかのような淡々としたベース,それに巻き舌ラテン語ヴォーカル.こりゃ,悪いハズがない.曲展開なんて難しいことは考えずに思いついた格好良いリフをガシガシに並べたらこうなりましたって感じ.ただ,リフの音域は微妙に狭く似たようなリフがゴロゴロ(いや,個性です・・・個性).音域は狭いが,刻みのリズムワークは相当個性的で,単音発しただけでTRANSMETALと判るくらいの領域に逝っている.声質が明るめなだみ声なので,嫌味っぽい暗さなんてのも微塵で,太陽の下で健康的に首を振れるような激体育会系サウンド.そう,ライブの臨場感がひしひしと漂ってくるようなスタジオ録音.本気で完璧です

Desear Un Funeral (1989)

4曲入りのEP.路線は前作と全く変わらず疾走感満点の男臭いThrashである(メンバーも同じ).彼ら独特の細かな刻みのリフが格好良いが,ベースがブーストしまくりで,ちょっと音いじらないとかなり耳障りなくらい音のバランスが悪い.まあ,そんなことは中南米ラテン語Thrash好きな人は気にならないハズである.とにかく,勢い・勢い・勢い・・・いや,ホントそれだけなんだが,それだけで良いんです.Thrash本来の姿はこれです.ちなみに,CDであれば上記Muerto En La Cruzとカップリング.って,CDじゃないとレアで入手困難か!?

Spelio En El Mar (1990)

彼らは音源が多すぎて訳判らなくなりそうだが,船が沈没しているジャケの2ndフルレンスアルバムスペイン語版(英語版はBurial At Sea).重戦車の如く低音で音程の起伏があまりない(悪く言えば華が無い)治安の悪い彼ら特有の楽曲のオンパレード.彼らのレビューはRAZORくらい難しく,どのアルバムも見事に激走金太郎飴サウンドが続く.本作もその例に漏れず,どこをどう斬っても縦横斜めどんな角度で斬ろうが,TRANSMETALが太い腕を組んで仁王立ちしてやがる.彼らのアルバムの中では比較的キャッチーなリフが多く(といっても鼻の差ぐらい),個人的には"Temor A La Cruz"とかはTransmetalic Thrashとして完璧な部類のベストチューン.微妙に危なっかしいドラミングとかがまた絶妙で,このバンドの隠し味(隠れてないが)になっている.英語版よりもこちらのほうが圧倒的に治安が悪く臨場感たっぷり.よそ見していると刺されます.

Burial At Sea (1990)

すいません,レビューをコピーペーストしていいでしょうか?上記2ndフルレンスアルバムSpelio En El Marの英語版なだけです.Voが違うだけなので,Thrashバカなダメ人間以外は購入不要です.あるいは,TRANSMETALが好きなのに関わらず,ラテン語ヴォーカルがどうも苦手という奇特な方は,こちらをご購入下さい.が,英語版と言っても,もともとそんな明瞭な発音が求められるような音楽性でもなく,「これって英語?」と疑ってしまうような英語なので,実はあんまり意味がない.きっと英語圏をマーケット対象として英語レコーディングしたのだろうが・・・うう〜ん...まぁ,何てマニア泣かせなことをしちゃうんでしょう?というのが正直なところです.

Zona Muerta (1991)

3rdフルレンスアルバム.ギターのJuan Caros Camarenaが辞めて,Juan Partidaが加入.彼らとしては遅い(速いミドルテンポくらい)のリフからスタートで,彼らとしては大胆な(???)路線変更である.そういった意味では,激疾走リフを中心としたTRANSMETAL節は炸裂・・・とまではいかない.Doomyなスタイルを若干取り入れようとしたのだろう.しかし,そういったパートを取り入れるほど楽曲センスは上達しておらず,緩急を活かす曲作りにはなっていない.やはりこのアルバムは通して聴くと,速いパートが圧倒的に格好良く,このスタイルが基本的に彼らのスタイルにあっていないこと暗示するかのようである.正直,中休み的アルバムである.

Amanacer En El Mausoleo (1992)

何か,だんだんレビューがバカらしくなってきました(笑).だって,これは全11曲中9曲は上記音源に入ってます.一体,こいつらは私に何をやれというんだ!?ベスト盤ということでしょうか?まぁ,確かに耳に残る良いリフからなる楽曲が並ぶ.が,耳に残るのは何度も何度もいろんなアルバムで耳にするからではなかろうか?と触れてはいけない核心に触れてみる.3度のレコーディングで5枚のスタジオアルバムと2枚のライブアルバムを作れそうな無茶苦茶な勢いはもはや,何やっても許されます.このアルバム聴けば,ある意味初期の名曲はおおよそ押さえられると思う.他のアルバムには未収録の"Fuerza Invisible"は激スピーディーでcoolな曲であるし,これまた未収録のタイトル曲の"Amanacer En El Mausoleo"は首振れるインスト.まぁ,TRANSMETALマニアだけ買って下さい.

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TRAUMA / Scratch And Scream (1984)

サンフランシスコ出身でMETALLICAのCliff Burtonが入る前に在籍していたオーソドックスなHMに通じる極初期Thrash Metalバンド(まあ,これくらいだとSpeed Metalと言ってもいいが)のデビューアルバム.Kris Gustavson (Dr), Ross Alexander (Gr), Michael Overton (Gr), Donny Hiller (Vo), Lucas Advincula (Ba)の5人編成.たぶん今の人が聴いても「何処がThrashじゃい?」と言うかもしれないし実際自分も今聴くと,曲によっては意外にIRON MAIDEN系の当時らしいAmerican Power Metal(当時は既に本家の居た英国産のバンドは一部を除いてお亡くなりになり,何故かMAIDEN系は殆どアメリカのバンドのみであった).中期〜後期Thrashとは異なり激しい曲展開や激走はないが,適度な激しさと適度な疾走感はバランスよくまとまっている.Voはミドル〜ハイトーンのちゃんとシャウトしながら歌うタイプである.比較的単純な曲展開なのに関わらず初期FLOTSを彷彿させるドラマティックなところが妙にひかれる.PARIAHなどが好きな人にはお勧めである.まあ,時代背景として裏番組でまだLA Metal系が華やかかりし頃であったことを念頭に置いていてもらいたい.歴史的には外せないバンドである.ただし,現在はたぶん入手困難,CDはアナログ盤起こしのBootのみ(だったと思う)が存在する.

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TREPONEM PAL / Excess & Overdrive (1993)

フランスのIndustrial Thrashバンドの3rd.Marco Neves (Vo), Alain Fornasari (Ba&Gr), Michel Bassin (Gr), Didier Serbourdin (Dr), Amadou Sall (Ba)の5人編成・・・で判るとおり,Drは生.実はインダストリアル系の先駆的バンドでデビューアルバムは89年に出している(持っていたはずだが見つからない・・・ジャケットよかったのに).雰囲気のある作品ではあるが,このアルバムに関しては今一つ面白味に欠ける.

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TROPA DE SHOCK / The Other Side (2001)

ブラジルのPower Metalバンドの確か3rdアルバム.多くは,ジャーマン系のもの.っということで,私苦手なタイプなんですが.アルバムの中盤以降はややSpeed Metal的な(つうか,AGENT STEEL的な)リフが出てきたりして,ちょっとだけ興味が沸いた.しかし,まあ,なんというか,この時代にここまで時代錯誤な正統派クサレメタルやっているのも,ある意味流石ブラジルってな感じです.ブラジルのシーンの健全さが伺える.そう,本来はこういったバンドがメジャーで,そういったのを尻目にアンダーグラウンドでヤバイものに手をだしてるような感覚がThrashなんだが.まあそんなことはいいとして,ここにthrash目的で来ている人はチェックしなくても良いでしょう.というか,ジャケがかなりアホ系入っているので,こっちのものと間違えて買わないよう,ご注意.もちろん,正統派やクサレ系好きな人には,十分にこのヘタウマヴォーカルが応えてくれるはず.

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TWICE / It All Depends, Hate Or Love PROMO CD (1999)

フランスのモダンヘヴィーネス系ミクスチャー(?)バンドの1stフルレンスアルバム・・・より3曲だけをチョイスしたプロモ用CD.同タイトルのアルバムが2000年にリリースされているようである.Fred Israel (Ba), Booga (Vo), Jean-Guillaume Morin (Gr), Lionel Le Guen (Dr)の4人編成.う〜ん,この手の音ってジャンル良くわかんないのよ.リフ自身はソリッドなうねり系Heavy Metalといった感じだがその中にどことなくFunk的な空気が漂う(ドラムのせいか?).全然違うんだけど,強引に言うならMIND FUNKをインダストリアル風に加工してもっとヘヴィーアレンジを加えたといった感じ.完成度は高いしなかなか良いと思う.フランスにしては珍しく音質も良いし.ただ,個人的には好みのジャンルではないのは確か.それでもフルアルバムで聴いてみたい気は若干あり.

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TYPE O NEGATIVE / Bloody Kisses (1993)

男臭い無骨なHCサウンドが格好良かったNYHCバンドCARNIVOREのPeter Steeleが中心になって結成されたGothicバンド.これが3rdアルバム.Gothic といってもGothic Metalとは全然違うし,普通のGothic Rockとも全然違う.このバンドで1ジャンル・・・それほど個性的である.このアルバムはCARNIVOREに通じるHarccoreっぽさが曲によっては若干感じられる.基本的には独自の怪しげな美の世界である.スローでダークでヘヴィー.どんどん奥に引きずり込まれるようなこの世界は体験することをすすめる.

October Rust (1996)

これが4作目のアルバム.基本路線としては前作を更に押し進めた感じで,よりメロディアスな内容になっている.メロディアスではあるが,その独特の重たさは更に磨きが掛かっている.彼らの音は美しければ美しいほどヘヴィーであり醜くきこえるから不思議である.その奥行きの深さ独特の構築美・廃退的ムードの漂うただならぬ雰囲気には非常に高い芸術性を感じられる.美しさと醜さは紙一重・・・そんな感覚にさせられる貴重な一枚.非常に完成度の高いアルバム.

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TYRANICIDE / God Save The Scene (1989?)

バンドに関する詳細は知らないが,デモテープを1988年(多分)に出している.このアルバムは恐らく1stのようで,デモ収録曲を含む.このバンドは隠れた逸材的な存在のバンドである.スピード一本で勝負しており,ギターソロもメロディより勢いで弾いている.VoもSACRIFICE的な声(ちょっとHCがかっているが)でよろしい.とにかくスピーディーで硬派なThrashである.お勧め.デモテープはこちら

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TYRANT`S REIGN / Year Of The Tyrants (1987?)

記憶になかった.6曲入りのEPらしい.多分,音からしてこの頃だと思う.ハイトーンVoを配したspeed metalである.ミドルトーンで歌い上げるところも多く,その時はANTHRAXのジョーイ・ベラドナ(忘れちゃったよ.)にそっくりでMEDUSAとか歌わせたらわからないかも.Drはびしびし決めることもあるがもたることもある.巧いのか下手なのか見えない.ダサい部分も多いこのバンドは好き嫌いがはっきりしそう.けっこう聴けるけど.

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