review T
TANKARD, TERRORIZER, TERROR SQUAD, TESTAMENT, THOTEN, THOUGHT INDUSTRY, THRASHER DEATH, THYRFING, TIAMAT, TOM ANGELRIPPER, TORTURE, TORTURER, TORTURE SQUAD, TOTTEN KORPS, TOURNIQUET, TOXIC SHOCK, TOXIK, TOXODETH, TRANSMETAL, TRAUMA, TREPONEM PAL, TROPA DE SHOCK, TWICE, TYPE O NEGATIVE, TYRANT`S REIGN, TYRRANCIDE
TANKARD / Zombie Attack (1986)
西ドイツの2世代目thrash metalの代表株みたいに言われていたTANKARDのデビューアルバム.Alex(gr), Gerre(Vo), Oliver(Dr), Frank(Ba), Andy(Gr).すっかり忘れていたが,久しぶりに聴いたら結構格好いい.ただし,他のアルバムに比べるとやっぱりデビュー作だけあってギターソロなんかはヘタクソ.Voは荒削りでこの頃の方が個人的趣味には合っている.それにしても,若いよな〜この勢いは.このバンドもThrash Metalの歴史で外しちゃいかんな.
Camical Invasion (1987)
んで2nd.リフの音進行はheavy metalよりはhardcoreのものに近い.直線一本で元気の良いのは伝わる・・・のだが,あまりに直線一本のみなので,ちょっと疲れる.liveには定評があり,本国ではかなり人気が高かったらしい.個人的には明るく楽しいイメージが今一つ好きになれなかった.やっぱり,ドイツの音は湿り気がないと.
The Morning After (1988)
3rdアルバム.これまた他のアルバムと特に違った印象は感じない.元気よい系の直線一本.若干,曲展開を変拍子取り入れたりしているが,基本形は全く変わらない.聴いてて気分爽快ではあるが,・・・やっぱり飽きる.悪くはないんだけどね.
Alien (1989)
5曲入りのEP.多分この頃が最ものっていた頃である.タイトル曲Alienはライヴでは欠かせないナンバーである.ただし,TANKARDはどの曲も同じ雰囲気ってのがどうも苦手である.悪くはないんだけど.やっぱり彼らはliveバンドなんだよな.
Page Top
ArgentinaのGrind寄りのDeath Metalバンド.ややModernがかったリフなどもごく僅か出てくるが,オリジナリティーの高いリフも多い.基本的に,非常に手数の多いテクニカルなギターリフが基本で,そういったところは,BRUTAL TRUTHに通じる雰囲気がある.南米らしいズルズルの音質ではなく,プロダクションはしっかりしている.ヴォーカルはやや低めの唸り系であり,音楽性には適している.ドラムは南米らしいタイプではないが,若干前のめりになりそうなスネアの入れ方などはかなり個性的でバンドのカラーをかなり左右している.ギターはリズムギタリストとして普通にうまい程度.まあ,安定感はかなりあるし,チェックして損のないバンドである.南米マニアにとっては,そこまで注目すべき音ではないかも知れないが,普通に格好良い.
TERRORIZER / World Downfall (1989)
知る人ぞしる当時世界最速と絶賛されたDeath Metal 寄りのGrindcore バンド,TERRORIZERの1stアルバム(って結局これだけしか出してないが).今聴いてもじゅうぶん速い.とにかく疾走感は素晴らしいが,このスピードは演奏能力の高さに裏打ちされたものである.音はかなりクリアであり,Grindcoreに抵抗がある人でも聴きやすい(はず).Drは後にあのMORBID ANGELの一員となった,あの世界最速ドラマーPete Sandovalである.この頃からこっちが息苦しくなるような恐ろしいドラミングを行っている(酸素が足りないよ).ブラストビートを叩かせたら,やっぱりコイツがNo1.こんな凄いアルバムが1989年に出ているところが凄い.正直言って当時の私にはヘヴィーすぎたくらい.このアルバムも必聴である.
Page Top
TERROR SQUAD / The Wild Stream Of Etrnal Sin (1999)
World Chaos第一段アルバム.東京のバンド.デンマークのARTILLERYの名作と同名のバンド名のため,そういった系の美しいThrashかと思うかもしれない.確かにある意味美しさを持っているが,それはかなり残忍なサウンドである.若干80年代Black Metalチックなシャウトで,声はしいて挙げるならBELIEVERに近い感じのvocalに手数が多いリフ.それが独特の湿り気の中で疾走していく.BULLDOZERの構築美にも通じるようなリフもあったり,疾走していた頃の初期DARK ANGEL的なリフがあったりとかなりツボにくるものがある.とにかくそのリフのバリエーションの豊富さは凄い.そして全編疾走感に満ちている.後味も非常によく満足できる作品である.日本にもまだまだ素晴らしいバンドがいる.
Page Top
ベイエリア・スラッシュの代表株TESTAMENTのデビューアルバム.デビュー前にはLEGACYと名乗っていたが,同名のバンドがいるということでバンド名を変更した(バンド名付けたのはM.O.D.のBilly Milano).なお,LEGACY時代はVoは後に同郷のEXODUSに引き抜かれたSteve 'Zetro' Souzaであった.このデモはなかなか格好いい.正直言ってTESTAMENTのアルバムの中で一番格好いい.デビューアルバムでこの出来は素晴らしい.曲がいいのかな?まあ,勢いがあるのだ.特にこのアルバムではAlexのギターソロも良いし,Ericのギターリフの刻みは素晴らしい.このころからこういったギター音をベイエリアクランチと呼び出した.ただし,このベイエリアクランチの生みの親はどうやらMETALLICAのKirk Hamettらしい.もちろん,EXODUS在籍時であろうが・・・.このアルバムだけはTESTAMENTとして「必聴」である.これ以降どんどんつまんなくなる.
The New Order (1988)
期待がでかかったぶん大きくはずしてしまった一枚.AlexのGrソロは美しいと思うが曲がつまらなく印象に残らない.結局,このバンドってdemoの時が最高潮なんだよな〜.悲しい.
Live At Eindhoven (1988)
年代あってるよな?TESTAMENTの音源としてはかなりKillerな一枚である.が,MCがあまりにも格好悪すぎる.ChuckってよっぽどLive慣れしてなかったんだろうなぁ〜と感じさせるほど「Come On!」としか言わない.演奏はこの当時のレヴェルとしては激ウマの類である.これは聴いて損はない作品である.
Practice What You Preach (1989)
やっぱり外した3rd.土人形のラジオ体操ジャケのセンスには感動(爆).これまた,Alexのソロ以外はかなり辛いアルバムである.・・・が,このアルバムまではつらさの中にも若干の光があった・・・.
The Ritual (1992)
5th.こんなアルバムがあったことすら忘れていたゴミなアルバム.間違ってこんなのをThrash Metalと思っている人は恐らく本物のThrash Metalファンにはなれないでしょう.
Low (1994)
数々のつまらないアルバムを作ってきたTESTAMENT通算6作目のアルバム.正直言って聴く気はなかったがGrがJames Murphyということだけで久々に聴いた.目的ははっきりしていたのでJames Murphyのプレイが聴けたことだけで良しとしよう.それにしてもこのアルバムは完全にJames Murphyの力のみに頼っているようなアルバムだ.
Live At The Filmore (1995)
そう,このアルバムの目的は単にJames Murphyのみ.正直言って1stの次にいいかも.こいつらのカッチリ演奏したスタジオ録音ほどつまらない音はないので,むしろLiveのほうが聴ける.しかも,James MurphyのLive音源が聴ける初めての作品.昔の良い曲だけのchoiceしてばんばん曲を飛ばしながら聴くのがこのアルバムを楽しむコツ.Alexは当時のThrash Metal界では確かにテクニカルなギタリストであったが,James Murphyは余裕でこなしており,カンコピ+αααααで音数が増えている.そういった意味でギターキッズ必聴かな?特に「Practice What You Preach」でのソロ(だけ)は圧巻!!!バンドはこのアルバムを出した後解散した.すぐに再結成したが,その時のメンバーにはJames Murphyの名はなかった.めでたしめでたし.
Demonic (1997)
なんじゃ,こりゃ?の復帰第一段.巷の噂でなかなかとの評判を耳にして中古で仕方なく手に入れたが,結局この程度の人たちなのね〜とより深い理解を示すには十分な作品であった.そりゃ確かにDeath Voiceのほうが良いとは書いたけど,death Voiceを活かすには曲が良くないとダメなのよ.なんじゃこのマンネリのつまらんリフは.こんなのを「スラッシュ」と言わないで貰いたい.
Page Top
THOTEN / Beyoned The Tommorrow (2001)
Brazilの超正統派heavy metalバンドの1stアルバム.結成は1997年と比較的若いバンドである・・・が,やっていることは良い意味でジジ臭いというか,ベテランの領域の凄いことをやっている.若干変拍子を伴う曲展開があり,progressive power metal寄りである.とにかく,驚かされるのはその完成度の高さ.全盛期のVICIOUS RUMOURSに匹敵するほど正統なheavy metalであり,非常にクオリティーが高い.ヴォーカルはちょっぴり甘めの声質であるが,色んな声を使い分けしており,説得力十分.ドラムは南米らしさは無く,正統派のプログレ系ドラマーである.ギターはしっかり刻んだり,美しいメロディーを奏でたり,基礎がものすごくしっかりしていることを感じさせる安定感のある一流のプレイである.ベースは派手さはないが,これまた非常に正確なプレイ.keyboardがかなり用いられているが,最近のありがちな使い方ではなく,寧ろproggressive rockの使い方であり,粋な使い方をしている.音質も南米らしからぬ非常にクリアで洗練されたもの.普通の正統派のクサクサなものは苦手だが,80年代のthrashと共に歩んでいたVICIOUS系くらいは,非常に好みであるため,このバンドは個人的にはかなり気に入った.とにかく,heavy metalとしてのクオリティーはトップクラスの出来であり,改めてブラジルのレベルの高さを思い知らされる.こういう正統派の優れたバンドが多くないと,アンダーグラウンドシーンも成長しない.thrashっぽい部分は殆ど無いが,これはある意味マストでしょう.なお,2002年にプレスされたヨーロッパ盤には1曲ボーナスが入っており,2002年にプレスされたブラジル盤には2+ライブ1曲の3曲がボーナスで収録されている.2001年盤のみジャケが違い,南米らしい(?)雑なジャケ絵が用いられている.
THOUGHT INDUSTRY / Song For Insects (1992)
ミシガン州出身のTechnical Thrash Metalバンド(?)のデビューアルバム(正確に言えばこのアルバムはTechnical Thrashである).Brent Oberlin (Vo & Ba), Paul Enzio(Gr), Christopher Lee(Gr), Dustin Donaldson(Dr) の4人編成.アルバムジャケットはSalvardor Daliの作品である.音はThrashの領域であり,Industrial色が若干散らばるといった具合の音である.Voが柔らかく歌っているせいもある.このVoがあまり巧いとはいえないので耳障りな曲もあるが,曲構成は個性があり演奏技術もかなり高レヴェルである(特に,Ba).同じテクニカル系のバンドと比べるならば,CONFESSORの持つ変な雰囲気をちょっと持っていて,WATCHTOWERほどではないけど無茶な曲作り,初期MEKONG DELTAの演奏の雰囲気に若干似ている・・・.とは書いたが大ウソかも.少なくとも悪くはないと思う.私は気に入った.thrashファンにはこのアルバムを薦める.ただし,曲によるばらつきは覚悟しておくこと!
Mods Carve the Pig : Assassins, Toads, And God's Flesh(1993)
これが2ndアルバム.基本路線は同じなのかもしれないが全然違う印象の作品である.このアルバムもSalvardor Daliの絵が用いられている.より現代的アプローチが強くなり,特にギターリフはJazzの要素がふんだんに取り入れられている(BaはもともとJazz的).1stの若さの伝わる作風も好きだが,このアルバムも完成度が高く素ばらしい.Voも格段の進歩.比較的地味目だったDrもこのアルバムではしっかりとやっているし,曲構成は相変わらず個性的である.このバンドの独特の空気が苦手な人もいるかも知れないが,はまる人もいるはず.変わったもの好き,テクニカルなもの好きの人は「必聴」だろう.
Outer Space Is Just A Martini Away(1996)
ありゃりゃ?!の3rd.前作との間に3年も空いているが,その間に大幅にメンバーが替わったようである.Brentは主にVoとGr(+Key)となり,新たにBaとしてHerb Ledbetterを迎え,DrはJared Bryantに交代しており,5人編成となった.BrentのBaは格好良かったのにな〜.また一段とソフトになっちゃった.Thrash色は微塵もない.まるで「Nothingface」の時期のVOI VODの雰囲気(リフも所々VOI VODの影響っぽいものがあるぞ)+PRIMUS+STINGに通じるような雰囲気である.うん,悪くはない.いや,良い.ただし,初期の音に思い入れのある人にはこのあるばむは辛いかも.私はそれなりに楽しめる.音楽的レヴェルはかなり高い.
Black Umbrella(1997)
GrのChristopher Leeの脱退によって4人編成となった.音は3rdに一番近い.VOI VODでいうと「The Outer Limits」頃の雰囲気・・・全然違うけど.個性はあるんだが,初期の頃の強引さがなくなってしまいちょっとがっかりだ.とはいっても,良いアルバムだとは思う.metalの領域からはずいぶん遠退いたが.MARY BEATS JANEに通じるものがあるけど,MBJの方がずっといいしな〜.逆に中途半端な位置になったぞ.もっと無茶苦茶にやって欲しい.
Page Top
THRASHER DEATH / Women Die (demo) (1988)
PolandのThrash Metalバンドの7曲入り2ndデモ.お気づきの通り,バンド名から痛い.しかもなんだ?このタイトルは?で,音はおおよその人の期待を裏切らないようなB級いや,C級,いやいやG級くらいのThrash.手数が多く切れ味度外視のリフでとにかく疾走するだけ疾走してみるといった感じでかなり無茶苦茶.Voがまた全然魅力のない声で中途半端にシャウトするといういかにもダメ系Thrashならではのスタイル.たま〜にしっとり決めようとしてもまあ,そこは微妙なテクニック故に中途半端に終わってしまう.ただし,リズム隊はかなりしっかりしており,ドラムはテクは大したことないが,リズムは安定しており,かなり表に出ているBassはこのクラスには勿体ないような優秀な人物.音的には近いバンドは少なく,敢えて言うならば,RIGOR MORTISとWERMACHTを足してとことん汚くしたような路線・・・といえば,誰もピンとこないと思うが,そんな感じ.曲はある意味ちゃんと練られており,彼らの個性になっている.疾走感も十分であるが,あくまでも裏の人です.
スウェーデンのViking Metal系?Melodic Death Metalバンド.正直かなり苦手なサウンド.キーボードが多用されているがどれも並の演奏で音進行はごく普通のメロメロ.ギターリフもそんな感じでとことんこの路線である.まあ,Viking Metalってこんなんだろうってのを思いっきり照れずにやったらこうなりそうな・・・というサウンドである.音質などは実に上品で判りやすいメロディーばかりなので恐らくこういったバンドが好きな人にとってはお勧めバンドなんだろうが,個人的にはホントどーでもいい.どのバンドも同じ音進行使う世界は私には耐え難い.ほかのレビューを読んでみて私の意見に賛同できない人は是非聴いて下さい.かなり良い作品でしょうから.ただし,私のレビューに賛同してしまうようなクサった耳をお持ちの汚物Thrash好きの人は間違っても手を出さない方が良い.
Page Top
TIAMAT / A Deeper Kind Of Slumber (1997)
スウェーデンのGothic Metalバンド.けっこう人気あるらしいが,ちょっと私にはこのメロディは辛い.曲の半分はポップスのようなエッジの無さ.残りはBlack Metal系にありがちなちょっとチリチリしたギター音.リズムパートはドラムにしてもベースにしても聴いたと同時にできそうな程度.うー辛い.はっきり言ってこんなのはMetalじゃないし,代用はいくらでもある.少なくとも私には全く不必要なバンドのようだ.
Page Top
TOM ANGELRIPPER / Ein Schoner Tag... (1996)
あのドイツの代表的Thrash MetalバンドSODOMの中心人物Tom Angelripperのソロアルバム.格好良い(?)Thrashを期待してはいけない.全編ほぼおふざけ(?)である.ビアホールスラッシュと言うべきか・・・.とにかく,これを聴けばビールが飲みたくなるような音.実際,やっている曲は殆どビアホールでよくかかっている曲のカヴァーばかり.まあ,ANGELRIPPERと名乗っている硬派な(?)奴がこういったおふざけをやってくれるのは結構良いものである.まあ,彼のファンなら十分楽しめるし,これなら逆に一般人にも受けるかも知れない.
Page Top
同名バンドは幾つかいるが,これはテキサス出身のバンド.これがデビューアルバムであり,多分これだけしか出していなかったと思う.Tom Hicks (Vocal & Guitar), Deric Gunter (Bass), J D Robins (Guitar),Jerry (Gonzlaught) Norland (Drum)の4人編成.SLAYER直系の正統派Thrash Metalである.この手のサウンドは当時はSLAYERクローンと一括されて闇に葬り去られた(もちろん,ファンジンはそんなことしなかったが).個人的にはクローンで何処が悪い?って感じる.リフや展開はSLAYERのもろパクリとかもあるが,それはそれで格好良いし,SLAYERとは全然違った良さもある.少なくともSLAYERよりはdirtyでむしろ同郷のANIALATORなどに近い.まあ,当時のB級臭さが充分に漂っているサウンドであり,勢いや男臭さはかなり素晴らしい.ボリュームを上げれば上げるだけ魅力を感じるような音だ.初期Thrashファン以外の人は,チェックする必要ないかも.ただし,初期Thrash/汚物系Thrashファンなら間違いなくお気に召してくれるであろう絶品の部類である.
Page Top
TORTURER / Kingdom Of The Dark split CD (1991)
チリのThrash Metalバンド.フランスのMISANTHROPEとのSplit CDで,TORTURERは4曲収録.80年代でいうところのDeath Metalになるが,今の時代にこんな事書いてもわからないだろう.レコーディング&ミキシングに要した時間は10時間・・・それがはっきり伝わってくるサウンド.初期のKREATORなどに影響を受けたと思われる疾走するサウンドでありそこそこ格好良いが,出来上がったものはフランスのAGGRESSORとかに近いような「あらあら」といった感じのかなり荒っぽいものである.出身地がチリなだけあって,南米勢の初期サウンドには近い.とにかく汚いサウンドだが,勢いはなかなか素晴らしいものがあり,汚い物好きな人にはまあまあお勧めである.
Oppressed By The Force (1993)
1stフルレンスアルバム.MISANTHROPEとのSplitを出したINFEST Recordsからのリリース.前作よりも流石に洗練された感じで,楽曲は以前よりもよりドラマティックに展開を重視している感じである.それでも勢いは衰えることはなく,疾走するパートのリフなんてグイグイ押してくる.格好良いリフが次々に湧き出るあたりは流石,南米といった感じである.個人的には,これだけのリフを書くのなら,もうちょい曲がストレートでも良いんじゃないかと思うが,まあ,いずれにしても格好良いので良いでしょう.で,ギターソロなんて「あれ?アンタらこんなに弾けたの?」と関心してしまうほどテクニカルなことをやっている.ん〜これだから南米勢は侮れません.まあ,この細かな刻みがしっかり出来ているだけで,相当な腕前なんだが,それが音楽性に反映されにくいような体育会系サウンドをやっちゃってるところが何とも良いですね.音質云々言う人は聴く必要ないけど,南米のバンドにそんなくだらないことを求めちゃいけないと強く思う人なら,チェックでしょう.
Live From The Ashes (2002)
素晴らしいです.こんなバンド(失礼)のライブ盤が出ようとは.しかも,我らが日本のBloodbath Recordsより.日本万歳,Thrash万歳,南米万歳.・・・失礼しました.で,演奏の方は予想通りです.やはり,低予算レコーディングに慣れているバンドはマジでライブ音源が凄いです.いや〜,このレベルの高さはかなりなもんです.最も素晴らしいのは,2枚のギターが役割を分担してしっかりと機能していること.下手にスタジオレコーディングよりも良い音になっている.このクラスのバンドは実は演奏巧いのに,耳の悪い評論家さん達に演奏下手とか酷評され続けることが多いが,この演奏力を聴いてどう思うのかをきいてみたいもんだ.スタジオでは沈みがちなベースもブリブリ唸っていて格好良いし,ヴォーカルはライブの方が切れが良い感じである.それにしてもこのスリリングなギターは何とも美味である.Death寄りのアプローチをしている系のThrashのライブとしては,間違いなくトップレベルのライブアルバム.これは必聴.
Page Top
TORTURE SQUAD / A Soul In Hell (1993) demo
90年から活動しているBrazilのDeath寄りThrash Metalバンド.アルバムも何枚か出しているが,これは4曲入り1st demo tape.Blastも入るが昔風であり,好意的にとれば同郷のSARCOFAGO的な使い方,激走の後にDoomyな展開とか入れたりしており,ダークな雰囲気を出そうとしている感じである.その辺は若干,南米風Black的でATOMIC AGGRESSORとかに近い雰囲気を持つ.1st demoにしては演奏力はかなり安定感がある(まあ,Brazilは大体demoのクオリティー高いバンド多いと思う).音質は,demoですから,まあ.南米的というスタイルじゃないが,ドラマーがこれまた凄いテクニシャンである.基本的にはパワーヒッターって感じなんだが,小技も凄いし,正確.なかなかお勧め.
TOTTEN KORPS / Our Almighty Loads (1993)
89年に結成されたChileのDeath Metalバンド.これは,5曲入りの1stミニアルバムで,1992年に録音されたものである.同時期くらいだと,DISINCARNATEなど世界のトップクラスのDeath Metalがあったが,このバンドの路線はそんな感じ(ただし,スローパートは少ない).もちろん,南米モノなので(?),音質こそチープであるが,かなりテクニカルなDeath Metalをやっている.演奏力も非常に高くないとできそうにない楽曲が並ぶ.正直言って,この手の音楽性であれば,もうちょい音質良ければ,世界的にもトップクラスに並べるくらいのレベルある.南米らしい勢いっていうタイプではなく,普通にテクニカルで格好良いTechnical Death Metalである.ってことで,南米フリークは特に手を出さなくても良い系のサウンドであるが,良質のバンドであることは確か.ちなみに,DrumのPabloは元ATOMIC AGGRESSORのメンバー.
TOURNIQUET / Microscopic View Of A Telescopic Realm (2000)
90年にL.A.で結成されたChristian Thrash Metal Band.これは,6thアルバム.このバンドはいかにもChristian Thrashらしく(?),透明感のあるちょいとお上品なサウンド.このアルバムの完成度は一般的な視点で見るならばかなり高いと思う.特にこのアルバムは若干Technical Death Metal的になっており,曲によってはCanadaのMARTYRに通じるような無茶苦茶格好いいフレーズが出てきたりする(声もMARTYRのDannielに近い.ちなみに,Martyr's Poseという曲が入っているが,これは関係ないでしょう).が,メロディーやりすぎというか,センス悪く外してしまうこともあり,駄目なMelodic Death的な部分も出てしまったりする.まあ,個性はあると言えます.私はこのバンド,曲ごとの完成度があまりにバラバラな感じがして,しかも全然格好良くない曲はかなり恥ずかしい方向にいってたりするため,完全にははまれない.けど,パーツは十分に格好いいため,Technical好きな人はチェックすべきバンドであると思う.でも,何故に突然「バイキンマンだぞ」なんでしょう?
TOXIC SHOCK / Change From Reality (1988)
”西”ドイツのThrash Metalバンドのデビューアルバム.このバンドについての詳細は知らないが,とにかく音は格好良い.初期DESTRUCTIONに影響を受けたと思われるリフ,SODOMや初期DARKNESSに通じるVo,初期KREATORに通じるギターワークと初期の頃の西ドイツThrashの香りがぷんぷんする.いや〜これは良いですね〜.ミックスとかもまともにやってないので,音が荒々しく逆によい.これはかなりいけている.ラストは「United Forces」(SODだよな)をやっていてこれもなかなか上出来.初期Thrash Metal好きならば必聴でしょう.なお,本作でのメンバーはManuel Kreissig (Gr), Tim Atwater (Gr), Uwe Diessenbacher (Vo), Geoff Atwater (Ba), Klaus Kreissig (Dr)の5人編成.
Welcome Home... Near Dark(1990)
2ndアルバム.GrのTim AtwaterとBaのGeoff Atwaterが脱退し,Uwe DiessenbacherがVoとBaを兼ねるというスタイルになった.やはり5人からいきなり3人編成になったせいか音がちょっと薄っぺらくなった.曲はちょっとばかり「ん?」と思うようなドイツ風メロディがちょろっと出てきたりして素直に聞き入れられない.基本路線は変わっていないので,格好良いリフなんかも健在ではあるが,全体のバランスは悪くなった.この作品を初めて聴いた人は恐らくこのバンドにはそんなに好印象は持てないだろう.悪くはないんだが,デビュー作があまりにも格好良いから,ちょっとがっかり.
Between Good And Evil (1992)
今度は専任VoのKai(?) Weberを迎え,元々Vo専任だったUwe DiessenbacherがついにBa専任になって4人編成となった.K. WeberはどちらかというとDeath Voiceがかった低音シャウトである.Grリフ自体はそれまでのものと大差ないが,音が低音重視になっておりそれまでの完全にThrash Metalであった音からDeath寄りのThrashあるいはThrash寄りのDeathくらいの音になってきた.う〜ん,具体的に言うならMASTERくらいの重さ.まあこれはこれでアリだろうけど,やはり1stのVoが格好良かっただけに・・・.しかもメンバーとして残っていながら・・・.まぁ,それなりに格好良いけどね.
Page Top
超テクニカル集団TOXIKのデビューアルバム(しばしばTOXICと綴り間違いされていることあるので注意,バンド名はCではなくKです.).Josh Christian(Gr)をはじめ,Brian Bonini (Ba), Mike Sanders (Vo), Tad Leger (Dr)と何れもテクニシャン.Voはやや鋭い感じのハイトーンである.Thrash寄りのSpeed Metalといった感じの音なのでこのVoはバンドには合っている.とにかく,安定感とセンスの塊であるが特にギターのプレイは圧巻.Joshの織りなすギターリフは無茶苦茶手数が多くそのメロディもかなり個性的である.BaのBrianもかなり弾きまくっており,バンド全体の緊張感は実に素晴らしい.2ndと比べると勢いが感じられThras色も強いのでThrashファンにはこの作品の方がお薦め.まあ,これだけ凄いバンドは関係なく聴くべきかも.
Think This (1989)
同じくTOXIKの2nd.基本路線は変わっていないがコンセプトアルバム的な構成になっており,美しさが強調されているアルバムである.曲によっては構成が非常に複雑であり,WATCHTOWERなどに通じる世界がある.Rhythm Gr+KeyのJohn Donnellyを加え5人編成になった.VoはCharles Sabinに交代しているが,こちらも美しいメロディのハイトーンであり違和感はない.Mikeの声よりも丸みのある声なので,ハイトーン嫌いな人も聴きやすいと思う.とにかく,この作品では前作以上にJosh Christianの世界が広がっておりGrに興味のある人なら必聴であろう.とにかくギターのセンス・テクニック・音色が美しい作品である.なお,CDのみLed Zeppelinの「Out On The Tiles」のカヴァーが収録されている.
Page Top
TOXODETH / Mysteries About Life & Death (1990)
MexicoのTechnical Thrash Metalバンド.って書いたら怒られそうなので正直に書きます.MexicoのTechnical Thrash Metalをやっているつもりのバンド.そう,Wild Ragsが送り込んだ刺客です.バンドの結成は84年だそうだが,結成6年目にしてこれはある意味凄い.何が凄いって,全てのパートのリズム感の・・・悪さ.ほぼ,リズム音痴集団といって過言ではなさげな演奏力.特に,このバンドの最大の売りはとにかく弾けば良いかと思っているギター.曲の空気を読めないセンスの凄さをこれでもかと見せつけるようなソロが炸裂.しかも,それがメロディはもちろん,曲のテンポすら無視の何の絡みもない状態で左右バラバラで聞こえてくるもんだから,ダメさ倍増.しかし,何の前触れも無くリズムが刻々と変化しちゃっているドラムも含め,一体どんなレコーディングしたのか不思議になる.ひょっとして,いつもは完璧に演奏できるのにレコーディングだけ緊張した中で一発撮りしたんでしょうか?そんなハズはあり得ないが,そう疑いたくなる.もの凄くポジティブに捉えるならば,Technical Progressive Thrash でレコーディング費用がなかっただけだと.直線一辺倒のThrashならいいが,Technical系のサウンドを勢い任せでやっちゃおうとするところがいかにもMexicoらしい治安の悪さを感じます.あっ,ヴォーカル・・・かなりダメです.
Page Top
TRANSMETAL / Muerto En La Cruz (1988)
Mexico Thrash Metalの雄TRANSMETALの1stアルバム.Alejandro Gonzalez (vocals), Juan Caros Camarena (guitars), Ernesto Torres (rhythm guitar), Lorenzo Partida (bass), Javier Partida (drums)の5人編成.何も言うこと無いくらい完璧な作品.中南米勢の治安の悪い勢い満点サウンドのバイブルと言えるでしょう.細かく刻むキレはあるけど音質ヨレヨレのギターリフ,前のめりになりそうでもたるドラミング,そしてそれらのリズムの崩れを無視したかのような淡々としたベース,それに巻き舌ラテン語ヴォーカル.こりゃ,悪いハズがない.曲展開なんて難しいことは考えずに思いついた格好良いリフをガシガシに並べたらこうなりましたって感じ.ただ,リフの音域は微妙に狭く似たようなリフがゴロゴロ(いや,個性です・・・個性).音域は狭いが,刻みのリズムワークは相当個性的で,単音発しただけでTRANSMETALと判るくらいの領域に逝っている.声質が明るめなだみ声なので,嫌味っぽい暗さなんてのも微塵で,太陽の下で健康的に首を振れるような激体育会系サウンド.そう,ライブの臨場感がひしひしと漂ってくるようなスタジオ録音.本気で完璧です.
Desear Un Funeral (1989)
4曲入りのEP.路線は前作と全く変わらず疾走感満点の男臭いThrashである(メンバーも同じ).彼ら独特の細かな刻みのリフが格好良いが,ベースがブーストしまくりで,ちょっと音いじらないとかなり耳障りなくらい音のバランスが悪い.まあ,そんなことは中南米ラテン語Thrash好きな人は気にならないハズである.とにかく,勢い・勢い・勢い・・・いや,ホントそれだけなんだが,それだけで良いんです.Thrash本来の姿はこれです.ちなみに,CDであれば上記Muerto En La Cruzとカップリング.って,CDじゃないとレアで入手困難か!?
Spelio En El Mar (1990)
彼らは音源が多すぎて訳判らなくなりそうだが,船が沈没しているジャケの2ndフルレンスアルバムスペイン語版(英語版はBurial At Sea).重戦車の如く低音で音程の起伏があまりない(悪く言えば華が無い)治安の悪い彼ら特有の楽曲のオンパレード.彼らのレビューはRAZORくらい難しく,どのアルバムも見事に激走金太郎飴サウンドが続く.本作もその例に漏れず,どこをどう斬っても縦横斜めどんな角度で斬ろうが,TRANSMETALが太い腕を組んで仁王立ちしてやがる.彼らのアルバムの中では比較的キャッチーなリフが多く(といっても鼻の差ぐらい),個人的には"Temor A La Cruz"とかはTransmetalic Thrashとして完璧な部類のベストチューン.微妙に危なっかしいドラミングとかがまた絶妙で,このバンドの隠し味(隠れてないが)になっている.英語版よりもこちらのほうが圧倒的に治安が悪く臨場感たっぷり.よそ見していると刺されます.
Burial At Sea (1990)
すいません,レビューをコピーペーストしていいでしょうか?上記2ndフルレンスアルバムSpelio En El Marの英語版なだけです.Voが違うだけなので,Thrashバカなダメ人間以外は購入不要です.あるいは,TRANSMETALが好きなのに関わらず,ラテン語ヴォーカルがどうも苦手という奇特な方は,こちらをご購入下さい.が,英語版と言っても,もともとそんな明瞭な発音が求められるような音楽性でもなく,「これって英語?」と疑ってしまうような英語なので,実はあんまり意味がない.きっと英語圏をマーケット対象として英語レコーディングしたのだろうが・・・うう〜ん...まぁ,何てマニア泣かせなことをしちゃうんでしょう?というのが正直なところです.
Zona Muerta (1991)
3rdフルレンスアルバム.ギターのJuan Caros Camarenaが辞めて,Juan Partidaが加入.彼らとしては遅い(速いミドルテンポくらい)のリフからスタートで,彼らとしては大胆な(???)路線変更である.そういった意味では,激疾走リフを中心としたTRANSMETAL節は炸裂・・・とまではいかない.Doomyなスタイルを若干取り入れようとしたのだろう.しかし,そういったパートを取り入れるほど楽曲センスは上達しておらず,緩急を活かす曲作りにはなっていない.やはりこのアルバムは通して聴くと,速いパートが圧倒的に格好良く,このスタイルが基本的に彼らのスタイルにあっていないこと暗示するかのようである.正直,中休み的アルバムである.
Amanacer En El Mausoleo (1992)
何か,だんだんレビューがバカらしくなってきました(笑).だって,これは全11曲中9曲は上記音源に入ってます.一体,こいつらは私に何をやれというんだ!?ベスト盤ということでしょうか?まぁ,確かに耳に残る良いリフからなる楽曲が並ぶ.が,耳に残るのは何度も何度もいろんなアルバムで耳にするからではなかろうか?と触れてはいけない核心に触れてみる.3度のレコーディングで5枚のスタジオアルバムと2枚のライブアルバムを作れそうな無茶苦茶な勢いはもはや,何やっても許されます.このアルバム聴けば,ある意味初期の名曲はおおよそ押さえられると思う.他のアルバムには未収録の"Fuerza Invisible"は激スピーディーでcoolな曲であるし,これまた未収録のタイトル曲の"Amanacer En El Mausoleo"は首振れるインスト.まぁ,TRANSMETALマニアだけ買って下さい.
Page Top
TRAUMA / Scratch And Scream (1984)
サンフランシスコ出身でMETALLICAのCliff Burtonが入る前に在籍していたオーソドックスなHMに通じる極初期Thrash Metalバンド(まあ,これくらいだとSpeed Metalと言ってもいいが)のデビューアルバム.Kris Gustavson (Dr), Ross Alexander (Gr), Michael Overton (Gr), Donny Hiller (Vo), Lucas Advincula (Ba)の5人編成.たぶん今の人が聴いても「何処がThrashじゃい?」と言うかもしれないし実際自分も今聴くと,曲によっては意外にIRON MAIDEN系の当時らしいAmerican Power Metal(当時は既に本家の居た英国産のバンドは一部を除いてお亡くなりになり,何故かMAIDEN系は殆どアメリカのバンドのみであった).中期〜後期Thrashとは異なり激しい曲展開や激走はないが,適度な激しさと適度な疾走感はバランスよくまとまっている.Voはミドル〜ハイトーンのちゃんとシャウトしながら歌うタイプである.比較的単純な曲展開なのに関わらず初期FLOTSを彷彿させるドラマティックなところが妙にひかれる.PARIAHなどが好きな人にはお勧めである.まあ,時代背景として裏番組でまだLA Metal系が華やかかりし頃であったことを念頭に置いていてもらいたい.歴史的には外せないバンドである.ただし,現在はたぶん入手困難,CDはアナログ盤起こしのBootのみ(だったと思う)が存在する.
Page Top
TREPONEM PAL / Excess & Overdrive (1993)
フランスのIndustrial Thrashバンドの3rd.Marco Neves (Vo), Alain Fornasari (Ba&Gr), Michel Bassin (Gr), Didier Serbourdin (Dr), Amadou Sall (Ba)の5人編成・・・で判るとおり,Drは生.実はインダストリアル系の先駆的バンドでデビューアルバムは89年に出している(持っていたはずだが見つからない・・・ジャケットよかったのに).雰囲気のある作品ではあるが,このアルバムに関しては今一つ面白味に欠ける.
Page Top
TROPA DE SHOCK / The Other Side (2001)
ブラジルのPower Metalバンドの確か3rdアルバム.多くは,ジャーマン系のもの.っということで,私苦手なタイプなんですが.アルバムの中盤以降はややSpeed Metal的な(つうか,AGENT STEEL的な)リフが出てきたりして,ちょっとだけ興味が沸いた.しかし,まあ,なんというか,この時代にここまで時代錯誤な正統派クサレメタルやっているのも,ある意味流石ブラジルってな感じです.ブラジルのシーンの健全さが伺える.そう,本来はこういったバンドがメジャーで,そういったのを尻目にアンダーグラウンドでヤバイものに手をだしてるような感覚がThrashなんだが.まあそんなことはいいとして,ここにthrash目的で来ている人はチェックしなくても良いでしょう.というか,ジャケがかなりアホ系入っているので,こっちのものと間違えて買わないよう,ご注意.もちろん,正統派やクサレ系好きな人には,十分にこのヘタウマヴォーカルが応えてくれるはず.
Page Top
TWICE / It All Depends, Hate Or Love PROMO CD (1999)
フランスのモダンヘヴィーネス系ミクスチャー(?)バンドの1stフルレンスアルバム・・・より3曲だけをチョイスしたプロモ用CD.同タイトルのアルバムが2000年にリリースされているようである.Fred Israel (Ba), Booga (Vo), Jean-Guillaume Morin (Gr), Lionel Le Guen (Dr)の4人編成.う〜ん,この手の音ってジャンル良くわかんないのよ.リフ自身はソリッドなうねり系Heavy Metalといった感じだがその中にどことなくFunk的な空気が漂う(ドラムのせいか?).全然違うんだけど,強引に言うならMIND FUNKをインダストリアル風に加工してもっとヘヴィーアレンジを加えたといった感じ.完成度は高いしなかなか良いと思う.フランスにしては珍しく音質も良いし.ただ,個人的には好みのジャンルではないのは確か.それでもフルアルバムで聴いてみたい気は若干あり.
Page Top
TYPE O NEGATIVE / Bloody Kisses (1993)
男臭い無骨なHCサウンドが格好良かったNYHCバンドCARNIVOREのPeter Steeleが中心になって結成されたGothicバンド.これが3rdアルバム.Gothic といってもGothic Metalとは全然違うし,普通のGothic Rockとも全然違う.このバンドで1ジャンル・・・それほど個性的である.このアルバムはCARNIVOREに通じるHarccoreっぽさが曲によっては若干感じられる.基本的には独自の怪しげな美の世界である.スローでダークでヘヴィー.どんどん奥に引きずり込まれるようなこの世界は体験することをすすめる.
October Rust (1996)
これが4作目のアルバム.基本路線としては前作を更に押し進めた感じで,よりメロディアスな内容になっている.メロディアスではあるが,その独特の重たさは更に磨きが掛かっている.彼らの音は美しければ美しいほどヘヴィーであり醜くきこえるから不思議である.その奥行きの深さ独特の構築美・廃退的ムードの漂うただならぬ雰囲気には非常に高い芸術性を感じられる.美しさと醜さは紙一重・・・そんな感覚にさせられる貴重な一枚.非常に完成度の高いアルバム.
Page Top
TYRANICIDE / God Save The Scene (1989?)
バンドに関する詳細は知らないが,デモテープを1988年(多分)に出している.このアルバムは恐らく1stのようで,デモ収録曲を含む.このバンドは隠れた逸材的な存在のバンドである.スピード一本で勝負しており,ギターソロもメロディより勢いで弾いている.VoもSACRIFICE的な声(ちょっとHCがかっているが)でよろしい.とにかくスピーディーで硬派なThrashである.お勧め.デモテープはこちら.
Page Top
TYRANT`S REIGN / Year Of The Tyrants (1987?)
記憶になかった.6曲入りのEPらしい.多分,音からしてこの頃だと思う.ハイトーンVoを配したspeed metalである.ミドルトーンで歌い上げるところも多く,その時はANTHRAXのジョーイ・ベラドナ(忘れちゃったよ.)にそっくりでMEDUSAとか歌わせたらわからないかも.Drはびしびし決めることもあるがもたることもある.巧いのか下手なのか見えない.ダサい部分も多いこのバンドは好き嫌いがはっきりしそう.けっこう聴けるけど.
THRASH OR DIE ! TOP PAGE IS HERE ADD YOUR BOOKMARK !