review U
ULTERIOR, UNCLE SLAM, UNDER TAKERS, UNITED, UNLEASHED, U.P.(UNLEASHED POWER), UPSET NOISE
WEDGEとして活動していた彼らから8曲入りのCDRを頂いた.WEDGE時代はメロディのあるVoであったが,Voがは虫類的吐き捨てThrashに変化.Thrash寄りPower Metal的だったサウンドが完全にThrashのものになってきた.曲展開もかなり凝っており,工夫が随所に見られるし,かなり煌びやかなギターソロも80年代的で個人的にはかなり○である.ただし,総てのリフが格好良いとまではいかず,多少間延びした部分がある.基本的にはTechnical路線だと思うし,そういったパートが十分に聴き応えあるものに仕上がっているため,とことんこういった路線でいってもらえると曲全体にしまりが出て完成度の高いものになりそう.事実,収録曲の中に(頂いた時点で曲名わかりません)非常にハイレベルのテクニカルかつ疾走感があるものもあるため,大いに期待できる.なお,本作は5曲のスタジオ収録,3曲のライブ音源(WEDGE時代の曲)入り.WEDGE時の曲はVoが現Vocalistに変わってかなり味わいが違うが,個人的にはこちらのほうが楽しめる.ライブでの力量も相当なもので,スタジオ録音よりもReal Thrash的な熱さが伝わってきて,ホンモノを見たい気持ちが高まる.
Sudden Death Comes (2005)
4曲入りCDR.突然まるでTOXIKのようなテクニックなイントロからスタート.相変わらず楽曲凝ってます.そのまま聴いていると,こりゃまた随分路線が違っている.これまで以上にかなりコアなサウンドに迫り且つメロディアスになっている.スピードはこれまで以上に加速しており,リフの重厚さも増している.もともとメロディは得意としているバンドなので,メロディアスなリフはお手の物で,非常にはまっている.VoはDeath Metal領域に踏み込んだ感じ(正確にはDeath Voiceではなく,80年代のThrash範疇のDeath Metal的なKiller吐き捨て型).ある意味,こんなバンドは今までいなかったような不思議なサウンドに仕上がっている.一見,Voの雰囲気もあってMelodic Black Metalみたいに聞こえるが,基本はもっと正統派のHeavy Metalの芯が通っているため,もっとトラディッショナルな雰囲気を抱えていながら,激走する.こりゃおもしろい.タイトル曲は微妙なポップさと軽快な疾走感,独特の声がどことなくDARKNESSが脳裏に浮かぶ(路線は違うんだが,リフはある意味通じるものがある!?).
元SUICIDAL TENDENCIESのDrのAmery Smithが中心となって結成したカリフォルニア・ベニスのバンドのデビューアルバムである.他のメンバーはTodd Mayer (Gr & Vo), Simon Oliver (Ba)である.ちょうど同じ時期にUNCLE SAMなるバンド(確か,Hard Rockだよな)がいたが,当然別バンドであるし,UNCLE SLAMの方がマイナーである(笑).音は初期SUICIDALに通じるHardcoreである.メロディアスなギターソロが入ったり曲展開をゴージャス(?)に作ってたりとThrash Metal的要素も見られる.何処かで聴いたようなリフがかなり多いが,この頃のこの手のバンドの中ではかなりクオリティ高い方である.
Will Work For Food (1993)
正直言って活動していたとは思わなかったが久しぶりの2ndアルバム.メンバーはデビューアルバムのままである.基本は以前のままであり,久々に聴いても「ああ,UNCLE SLAMだ」って判る音である.悪くいえば5年も経っているのに進歩がない.が,Drなどはかなり細かなところに気を使っている気配は感じさせるし,曲も全くつまらなくはない.1stよりはちょっと曲が良くなったかな?進んで聴く気にはなれないが,聴いてつかれる音でもない.微妙な位置づけの音である.シンプルなものが好きな人ははまるかも.
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UNDER TAKERS / Suffering Within (1997)
イタリアの超テクニカルかつ硬派なGrind-Death Metalバンドの恐らくデビューアルバム.音的には最もDeath Metal寄りになっていた頃のNAPALM DEATH,つまりBarneyが加入した直後くらいの音に近い.とにかく軟弱な要素は一切無く全編力でねじ伏せるといった潔いスタイルである.Enrico Giannone (Vo), Marco Locascio (Gr), Sandro Laurenzana (Dr), Tony Tune (Ba), Antonio Pucciarelli (Gr)といった5人編成でありいずれのパートもなかなか安定感があるし,曲もツボを抑えて曲展開を巧くいかしているものが多いためより効果的である.細かいところだが,Drのスネア音が妙に安っぽいのがマイナス.これさえちゃんとしたチューニング行えばかなり素晴らしくきこえると思う.まあ,全体を通して聴いてみて十分に納得のいくサウンドであり,多くのメジャーなDeath系アーティストと比較しても全く遜色はない.要注意バンド!
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Victorよりリリースされたメジャーデビュー第1段アルバムである3rdアルバム.スピード感あるナンバーが揃っており,曲によってはややHardcore的なものもある.リズムギターの重さは80年代的なので最近のサウンドに慣れてきた人にとっては軽く感じるかも知れないがこれはアリです.クランチの効いた爽快感の溢れるリフは心地よいものがある.あとVocalはもう少し迫力があると良いんだが,ちょっとあっさりしすぎてる感は否めない.曲のバリエーションが豊富なのもアルバムを通して聴いたときの効果が大きい.特に"Revenger"や"Kill Yourself For Business"といった臨場感溢れる曲は美味しい存在である.ただ,個人的にはミドルテンポの曲はリフは印象的なんだがあんまり馴染めない.スピーディーな曲では特に大谷氏とHally氏のギターソロの掛け合いはスリリングで格好良く聞き所の一つである.
Infectious Hazard (2001)
2001年をもって結成20周年を迎えた日本を代表する超ベテランThrash Metalバンドが新たに元DEATH FILEの湯浅を迎え入れて初の作品.当初,前任の稲津のVoでリリース予定だったようであるが,結局取り直して半年遅れてリリースされた.サウンドはかなりモダンな感じがしたがそれはあくまでも音作りに関してのみである.恐らくMixにAndy Sneap(ex. SABBAT UK)を迎えたことがこういったサウンドの印象に繋がっているのであろう.正直,この手のあまりにソリッドな音作りは個人的には苦手な部類なのだが,楽曲がそれをカバーして余りある素晴らしい出来の作品である.本ページの端々で書いているかも知れないが,80〜90年代にかけて殆ど日本のバンドに関心を持っていなかったのだが,これほど優れたバンドにはその創成期からリアルタイムで楽しまなかったのが何とも惜しいと思った.だが,今も現にこうしてしっかりとしたサウンドを提供してくれる彼らを今でもリアルタイムで味わうことができるのは素晴らしいことである.実際,後追いながら昔の作品を聴いてみても本作が一番Thrash Metalとしての完成度が高いと感じだ.さらに,本作リリース後に行われた全国ツアーも見に行ったが,それはもうThrashの濃度が極めて高い,素晴らし・とにかく楽しめるライブであった.とにかく本作を聴いて,そしてライブでも楽しむことをお勧めする.
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スウェーデンのThrashっぽいDeath Metalバンド(というか,DeathっぽいThrash ?).ねらいの路線としては初期のSEPLUTURAあたりであろう.演奏は安定しており無駄がない.複雑なリフなどは皆無だが,逆に単純なリフでここまで引きつけられるのも珍しい.そうした意味では雰囲気は初期のSACRED REICHにも通じる(?).とにかく,Thrashファンなら安心して聴けるないようだと思う.お勧め.
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U.P. (UNLEASHED POWER) / Quintet Of Spheres (1993)
Official HP (English) , U.P. Japanese HP
もともとデンマークで活動していたギタリストKen JacobsenがNYで結成したThrash Metalバンドのデビューアルバム.結成は古く1989年に遡る.バンドの中心人物であるKen Jacobsen (Gr), Edward Owen (Dr)とJohn Mathias (Vo), John Lievano (Ba)の4人編成.音的にはちょっとPower Metal寄りのThrash Metalである.収録曲のうち数曲はストレートでWARGASM的,他はミドルテンポで結構複雑なことをやろうとしている.個人的にはもっと重い方がいいが,演奏はしっかりしているし曲もかなり練られているので聴いていて苦痛ではない.特にGrの音色は古き良き時代のRockを感じさせる暖かみがある.Voもしっかり歌えるし(それでいてハイトーンではない),なかなかよろしいのではないでしょうか.より重くなればかなり好みになるんだが.
Mindfailure (1998)
いきなり無茶苦茶格好良いtechnicalなリフではじまって思わず”やっちゃいましたね”と賛辞を述べたくなる彼らの2ndアルバム.1994年にJohn Lievanoが亡くなり,中心人物のKen Jacobsen以外はメンバー総入れ替えでのぞんでいる.メンバーはBrian Thane Chaffee (Vo), Tony Spagone (Ba)そして,RAGE, MEKONG DELTA, Stratovariusと渡り歩き,あのラルフをして「最も優れたドラマー」と言わしめたJorg MichaelがDrを担当している.前作よりも曲はよりheavyな仕上がりであり更に複雑化しtecnicalになっており,Progressive路線になっている.演奏力等は申し分なく安定感がある.ギターリフなどを聴くとそれだけでU.P.ってわかるKenのGrはやはり個性的であると言えよう.Voは前作よりも低音でHeavyな声であり,ちょっと現代風って感じ.疾走感のあるパートは特に格好良く,リズムチェンジの激しさと変則リフで独特の構築美を作っている.聞き込むほどにその面白みが伝わってくる.そう,聴けば聴くほど徐々にきめ細かな曲の構成・力強さが伝わっていく.スカッとするThrashとは違うがこの独特の湿り気は完全に彼らならではの個性である.これは聴くべき作品である.次作にも大いに期待できる.
Absorbed (1999)
5曲入りの最新E.P..収録曲のうち3曲は「Mindfailure」と同時期に収録されており,残り2曲は新加入John Balistreri (Ba)と元SURGEONのLen Jarrell (Vo) によるレコーディング.Drは今回もJorg Michael.録音時期の異なるものなので全体としての評価は難しいところだが,それぞれの曲は非常に完成度が高い.特に新録のタイトル曲なんかは新しいU.P.の世界が広がっている.その反面,80年代Thrashの空気もより強くなっている.今まで以上によりストレートに格好良さが伝わってくる作風になっており,こりゃますます次作(3rdフルアルバム)への期待が高まるばかり.また,新任Voははっきり言って旨すぎるくらい素晴らしい.これも優れた作品です.当然,必聴.しかも,thanks listには私の名前が・・・.嬉しいぜ,Ken.
彼らについてより詳しく知りたい方はU.P.日本語オフィシャルページへ
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UPSET NOISE / Nothing More To Be Said (1989?)
このバンドに関してはなにも知らないが,たしかEARACHEのコンピかなんかに入っていたと思う.音としてはHardcoreであるが,Metalっぽい部分が強く個性的である.特にリフ進行はオーソドックスっぽさの中に一風変わったことを盛り込んでおり,面白みがある.演奏もそれをかっちりとこなしているし,Voも絶妙でパワフルである.しかし,まったくのチェック漏れであった.こりゃ驚いた.かなり格好良い音だ.
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