野村さん作成。以降、書き加えられることがある毎に更新予定。

王菲と関係の深い人たち

多少なりとも王菲と関係のありそうなアーティストをひとつにまとめてみました。
漫歩人生3歩曲
[登β]麗君
1998
 『漫歩人生3歩曲』/テレサ・テン
 7歳の頃からテレサの歌を唄っていたという王菲(7歳の頃からドリフの歌を唄ってたオイラとはエラい違い)。数あるテレサ・テンのアルバムの中で特にこの3枚組ベストがお勧めというわけではありません。王菲の『菲靡靡之音』に収録されている曲のオリジナルが比較的多く聴けるということで選んでみました。本当は銀色のピカピカな紙ジャケットに入ってるんですが、スキャンすると光を反射して何がなんだかわからないので、上に掲載したのは内ジャケットの方です。テレサ・テンについてはこちらのテレサ・テン メモリアルページというホームページにとても詳しく書かれています。

(征服。)
那英
1998
 『(征服。)』/ナー・イン
 王菲とは大の仲良しで、記念イベントなどでも何度か共演している那英のアルバムです。3月の王菲来日公演でも唄われていた「夢醒了」のオリジナルが収められており、同曲のアコースティック・バージョンでは王菲がゲスト参加しています。左側のジャケットが通常盤、右側のジャケットは那英と王菲がデュエットで唄う「相約1998」が追加収録された特別盤です。飛鳥涼が作曲した映画『B計畫』の主題歌「相見不如懷念」が収録されたニュー・アルバム、『乾脆』が最近リリースされました。

張亜東
張亜東
1998
 『張亜東』/ヂャン・ヤートン
 「[イ尓]快楽(所以我快楽)」をはじめとする多くの名曲を王菲に提供し、ミュージシャン兼プロデューサーとして王菲のアルバム作りに加わり、さらに昨年からのワールド・ツアーでもギタリストとして参加していた張亜東のアルバムです。様々に異なる音楽的要素が見事に混じり合っていて、ものすごく良くできた作品だと思います。ロックが好きでずっと聴いてきたような人種には確実に支持されるのではないでしょうか。プロデューサーとしてもガンガン活躍してほしいなあということで、がんばれヤートン! 応援してます!

麻木
劉以達
1996
 『麻痺』/タツ・ラウ
 王菲のアルバム『Di-Dar』に収録されている「流星」を作曲した劉以達のソロ・アルバムです。多くのボーカリストがゲスト参加しており、王菲自身も「流星」の別バージョンを唄っています(このバージョンは王菲のビデオ・クリップ集『王菲精選集3』などに収録されているバージョンと同じものです)。また中島花代が「流星」を日本語でカバーした「涙でできた天の川」も収録されており、他のいくつかの曲ではファンキー末吉がドラムを叩いています。しかしアルバム全体の出来は何やら煮え切らない感じがします。もちろん、あくまでも個人的な意見ですが。(このアルバムの存在はMLにおけるユカさんの発言で知りました。謝謝!)

黒豹
黒豹
1992
 『黒豹』/ヘイバオ
 ご存じ竇唯の在籍していたバンドのデビュー・アルバムです。「Don't Break My Heart」は何度聴いても名曲だな〜と思います。他の曲は今聴くとちょっと泥臭いというか垢抜けない部分もあったりするのですが、逆にそれも魅力というか、「とにかくオレたちロックが好きなんだもんねー」という熱い想いは確実に伝わってきます。もしかしたら竇唯はこのままの路線をもう少し追求していても良かったんじゃないか……なんてこともつい考えてしまいます。関係ないけど、ジャケットの作りが結構凝っています。

黒夢
竇唯
1994
 『黒夢』/ドウ・ウェイ
 その竇唯が黒豹脱退後に做夢というバンドを経て発表したソロ・アルバムです。どうもこの人、放っておくとドンドン内側に向かっていってしまう性癖があるみたいで(そこが個人的には共感を覚える部分なのですが)、気がつくと上のジャケット写真みたいなことになっていたりします(^^)。他の写真を見ても、なぜかうつむき加減のものばっかりですしね。決して売れ線をねらわずに自分の音を追求している姿は立派ですし、個人的にはこの人の音楽って結構気持ちいいと思うのですが、もしかしたらもっと脳天気というか外向きな人と組んで、うまく歯車が噛み合った時に奇跡的な傑作が生まれる気がします。『艶陽天』(1995)と『山河水』(1998)には張亜東がギターで参加しており、また、3枚のアルバム共に高原が写真家のひとりとして制作に加わっています。

廣播道軟硬殺人事件
軟硬天師
1993
 『オレたちゃ香港人』/ソフト・ハード
 ああ〜、このジャケットだけはスキャンしたくなかった(笑)。林海峰(ジャン・ラム)と葛民輝(エリック・コッ)によるデュオ、軟硬天師のセカンド・アルバムです。林海峰と王菲がデュエット(っつーか、林海峰がラップをして、その合間に王菲がメロディを歌う)「請勿客気」が収録されています。とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」のカバーである「老人院」(“ガラガラヘビ”が"gala gala happy"になっていて笑わしてくれる)も収録されていて、発表当時、日本ではこれが少し話題になった記憶があります。王菲的な世界を期待してアルバムを聴くと裏切られるかもしれませんが、返還までまだちょっとだけ時間があった頃の香港の熱がそのまま封印された「ある種の名作」だと思います。

Faye DISC王菲(左) 一人分飾兩角(右)
王菲
1994, 1995
 『Faye DISC王菲』、『一人分飾兩角』/フェイ・ウォン
 奇抜なジャケット・デザインで知られるグラフィック・デザイナーでもある林海峰は、王菲のCDのパッケージ・デザインもいくつか手がけています。『Faye DISC王菲』には王菲と林海峰がデュエットする「祇因喜歓Faye」が収録されています。また、林海峰が監督・主演を務めた1995年の映画『天空小説』(撮影監督は『恋する惑星』のクリストファー・ドイル)では王菲の「一人分飾兩角」が主題歌として使用されました。

拉闊音楽 music is live vol.2
黄耀明+林海峰
1998
 『拉闊音楽』/アンソニー・ウォン、ジャン・ラム
 劉以達と共に達明一派(タッミン・ペア)として活躍していた黄耀明が林海峰と組んで行ったライヴを収録したアルバムです。林海峰が「[イ尓]快楽所以我快楽」、黄耀明が「暗湧」をそれぞれカバーしており、特に「[イ尓]快楽所以我快楽」のロックンロール・バージョンは原曲を知ってる人ならかなり楽しめる(ひんしゅく物?)と思います。他にDavid Bowie(Tin Machine時代?)、New Order、Roxy Musicなどのカバーも収録されています。黄耀明は自分のソロ・アルバムの中で「容易受傷的女人」をカバーしたこともあります。(軟硬天師、林海峰、黄耀明についてはユカさんからとても詳しく書かれたメールをいただき、大きく参考にさせていただきました。ありがとうございます。)



王菲がカバーした曲のオリジナルを唄ってる人たち

ここから下はカバー曲のオリジナルを唄っている人たちです。かなり抜けているものがありますので、「あの歌のオリジナルは○○という人の××という曲」という情報をお持ちの方は、メールで教えてください。
Sand Castle
浜田省吾
 『Sand Castle』/浜田省吾
 シャーリー・ウォンのデビュー・アルバム『王靖[雨/文]』(1989)に収められた「尾班車」のオリジナルである「いつわりの日々」が収録されています。
(この曲については、てろさんの発言で知り、ジャケットの画像も送っていただきました。ありがとうございます。)

Larger Than Life
Jody Watley
1989
 『ラージャー・ザン・ライフ』/ジョディ・ワトリー
 シャーリー・ウォン時代のアルバム『Everything』(1990)に収録された「Everything」のオリジナルである「Everything」(何度もしつこいって(^^;)が収められています。

Karyn White
Karyn White
1988
 『キャリン・ホワイト』/キャリン・ホワイト
 シャーリー・ウォン時代のアルバム『You're The Only One』(1990)に収録された「多得他」のオリジナルである「Superwoman」が収められています。
(この曲についてはゲストブックにおける ららさんの発言を参考にしました。多謝!)

Expose (エクスポゼ)
 同じく『You're The Only One』(1990)に収録された「美麗的震盪」のオリジナルである「When I Looked At Him」("What You Don't Know" に収録)を唄った人たちです。
尚、詳しい解説は、こちら("SPILL THE BEANS!"さん)に書かれています。
(この曲についてはゲストブックにおける いなぞうさんの発言を参考にしました。多謝!)

おかえりなさい
中島みゆき
1979
 『おかえりなさい』/中島みゆき
 アルバム『Coming Home』(1992)に収録されて王菲にとって初の大ヒットとなった「容易受傷的女人」のオリジナルである「ルージュ」が収められています。『十萬個為什麼』(1993)に収録された「若[イ尓]真愛我」(元歌は「悪女」)、『王菲』(1997)に収録された「人間」なども中島みゆき作品です。

Deele (ディーリー)
 同じく『Coming Home』(1992)に収録された「浪漫風暴」のオリジナルである「Two Occasions」(アルバム『Eyes Of A Stranger』(1987)に収録)を唄った人たちです。

Love Unlimited Orchestra (ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ)
Love Unlimited Orchestraは、Barry Whiteのバックアップ・バンドとしてよく知られている。
ただし、最初から、Barryが彼女達をバンドとして使うつもりだったわけではなく、単に、サウンドに厚みを持たせることが目的であった。
だが、まもなくBarryは、ファンキーでオーケストラ風の素晴らしいディスコを開拓したのである。

1972年にリリースされたLove Unlimitedのデビュー・アルバム("From A Girls Point Of View")の製作には、Barry Whiteも参加し、その結果、魅力的なオーケストラ風のサウンドとファンキーなディスコ・ビートの融合された音楽が世に出ることとなった。
それは、まさに、"ディスコ・サウンド"が初めて世に出た作品とも言われている。

アルバム『十萬個為什麼』(1993)に収録された「雨天没有[イ尓]」のオリジナルである「Walkin' In The Rain (With The One I Love)」は、このデビュー・アルバム"From A Girls Point Of View"に収められている。

Princessa (プリンセッサ)
 同じく『十萬個為什麼』(1993)に収録された「Summer Of Love」(広東語)と、『迷』(1994)に収録された「沈酔」(同曲の北京語バージョン)のオリジナルである「Summer Of Love」(収録アルバム不明)を唄った人です。
(この曲についてはゲストブックにおける たにしんさんの発言で知りました。ありがとう!)

Zenyatta Mondatta
The Police
1980
 『ゼニヤッタ・モンダッタ』/ポリス
 アルバム『十萬個為什麼』(1993)に収録された「Do Do Da Da」のオリジナルである「De Do Do Do De Da Da Da」が収められています。しかしミョ〜な日本語バージョンをその昔スティングが唄っていたのをついつい思い出してしまって、王菲のカバー・バージョンも個人的にはあんまりマジメに聴けないです(別に王菲のせいじゃないけどね)。ポリスについては、こちらのTHE POLICEというページがたいへん詳しいです。

The Language Of Life
Everything But The Girl
1990
 『ランゲージ・オブ・ライフ』/エヴリシング・バット・ザ・ガール
 アルバム『執迷不悔』(1993)に収録された「從明日開始」(広東語)と、アルバム『迷』(1994)に収録された「軟弱」(同曲の北京語バージョン)のオリジナルである「The Road」が収められています。その昔ぼくはこの人たちの大ファンでしたが、このアルバムあたりからあんまり聴かなくなってしまいました。それにしても、彼らのカバーをするならもっと目立つ曲がいくつもあるのに、なぜ王菲はわざわざ最も地味なこの歌を選んだんでしょうね……? Everything But The Girlについては、こちらのEverything But The Girl Fan Site In Japanというページにとても詳しく書かれています。

Lisa Fischer (リサ・フィッシャー)
 アルバム『執迷不悔』(1993)に収録された「紅粉菲菲」のオリジナルである「So Intense」(アルバム『So Intense』(1991)に収録)を唄った人です。
彼女は、同アルバムからのシングル「ハウ・キャン・アイ・イーズ・ザ・ペイン」で、グラミー賞を獲得しています。
一方で、ルーサー・ヴァンドロス、チャカ・カーン、スティービー・ワンダー、トニー・ブラクストン、シール、メアリーJブライジ他、多くのアーティストのバッキング・ヴォーカルも担当しています。
しかし、何よりも有名なのは、彼女は、ローリング・ストーンズのバック・コーラスとして、95年のヴードゥー・ラウンジ・ツアー、98年のブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアーでは来日もしています。

Little Earthquakes
Tori Amos
1992
 『リトル・アースクウェイクス』/トーリ・エイモス
 アルバム『十萬個為什麼』(1993)に収録された「冷戦」(広東語)と、アルバム『迷』(1994)に収録された「冷戦」(同曲の北京語バージョン)のオリジナルである「Silent All These Years」が収められています。この曲に限らず、王菲のカバー曲にはほとんどオリジナルそのまんまの曲が結構あるのですが、それでも絶対に陳腐にならないところがすごいと思います。トーリ・エイモスについては、こちらのトーリ・エイモス・ミニ・ページというところがとても詳しいです。

Everybody Else Is Doing It So Why Don't We?
The Cranberries
1992
 『ドリームス』/クランベリーズ
 アルバム『胡思亂想』(1994)に収録された「夢中人」(広東語)と、アルバム『天空』(1994)に収録された「[才爭]脱」(同曲の北京語バージョン)のオリジナルである「Dreams」が収められています。クランベリーズの「Dreams」は映画「ボーイズ・オン・ザ・サイド」や、「ミッション・インポッシブル」、「ユー・ガット・メール」などのサントラ盤にも収録されています。クランベリーズの公式サイト(英語)はこちらにあります。

Four-Calender Cafe
Cocteau Twins
1993
 『フォー・カレンダー・カフェ』/コクトー・ツインズ
 アルバム『胡思亂想』(1994)に収録された「胡思亂想」のオリジナルである「Know Who You Are At Every Age」と、同じく「知己知彼」のオリジナルである「Bluebeard」が収められています。ご存じのように王菲は彼らの大ファンだそうで、自分のアルバムの中で共演もしています。コクトー・ツインズと王菲の関係については、こちらのCocteau Twins Fan Page in Japanにとても詳しく書かれています。

reading, writing and arithmetic
The Sundays
1990
 『天使のささやき』/ザ・サンデイズ
 アルバム『討好自己』(1994)に収録された「為非作歹」のオリジナルである「Here's Where The Stories End」が収められています。バンド結成から10年近く経つのに、出したアルバムはたった3枚。どれもぼくは好きです。サンデイズについては、こちらのサンデイズ・ホームページにとても詳しく書かれています。

周華健(エミール・チョウ=ワーキン・チョウ)
 ライヴ・アルバム『王菲最精彩的演唱會』(1995)の中で王菲は彼の曲「明天我要嫁給[イ尓]」をカバーしています。(この曲についてはめぐめぐさんからメールをいただきました。感謝!)

鈴木祥子
 アルバム『Di-Dar』(1995)に収録された「享受」のオリジナルである「あの空に帰ろう」(アルバム『Long Long Way Home』に収録)を唄った人です。
(この曲についてはゲストブックにおける やっすーさんと なおえさんの発言で知りました。感謝!)

Milk & Kisses
Cocteau Twins
1996
 『ミルク・アンド・キス』/コクトー・ツインズ
 アルバム『王菲』に収録された「懷念」のオリジナルである「Rilkean Heart」が収められています。「Rilkean Heart」はコクトー・ツインズの『Twinlights』(1995)というアルバムにも別バージョンが収録されています。さらに、アジア盤の『Milk & Kisses』に収録されている「Serpentskirt」には王菲がゲスト参加しています。コクトー・ツインズと王菲の関係については、こちらのCocteau Twins Fan Page in Japanにとても詳しく書かれています。

Universal Mother
Sinead O'Connor
1994
 『ユニバーサル・マザー』/シニード・オコーナー

 シニード・オコーナーは、1966年12月8日、アイルランドの首都・ダブリンに生まれた。
インタビューでIRA式の行動を固持したり、U2の音楽は大袈裟だと言ってみたり、 Saturday Night Liveでは、Pope John Paul IIの写真を引き裂いたりと、メディアで賛否両論を巻き起こす問題行為を
数多く行なった彼女だが、自分に正直、精神的に強いという意味では、王菲と似ているのかもしれない。
Saturday Night Live出演の2週間後に行なわれた、Bob Dylanの30周年記念コンサートで、観客のブーイングを受け、予定されていた"I Believe In You"ではなく、咄嗟にBob Marleyの"War"を歌ったのは有名。
2001年の来日公演で王菲が歌っていた"Thank You For Hearing Me"は、94年の作品"Universal Mother"で聴くことが出来る。
一時期音楽界から姿を消し、オペラの勉強をしたり、また、極度の神経衰弱から自殺をしようとした等の報道があった後の復帰作にあたる本作の評価は高かったが、セールス的には芳しくなかった。



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