ATLANTIDE
/ Francesco Ti Ricordi
(GER /Private /1974)
Sanseverino Leonardo - kbd
Sanseverino Mimmo - g, vo
Sanseverino Mario - b
Sanseverino Matteo - ds
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Info:
イタリア人グループが独のみでリリースしたと言われているLP。
内容:
イタリアには珍しくストレートで熱いHRを演奏している。 ドタバタした
ドラム、弾きまくるオルガン、ファズっぽいギターに、メロディアスな伊語
ヴォーカルが乗るスタイルで、AB面各3曲と大作揃いだが、特に凝った
展開も無く、力まかせに押すばかりなので、単調なのが残念だ。 もっと引き
のパートや叙情的なパートを導入するなど、展開に気を使って欲しかった。
ちなみに、メンバーの名(姓?)が全て同じだが、冗談なのか姻戚関係にあ
るのかは不明。
お気に入り度=4
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IL BALLETTO DI BRONZO
/ YS (ITA /Polydor /1972)
Gianni Leone - vo, kbd
Lino Ajello - g
Vito Manzari - b
Gianchi Stringa - ds
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Info:
イタリアの「イル・バレット・ディ・ブロンゾ」(略して「イル・バレ」(^_^;))の2nd LPにして最終作。
オリジナルは見開きジャケットに4頁のブックレットが綴じ込まれている。
内容:
1stアルバムでのハードなビート/サイケ系サウンドから、G.Leoneの参加により完璧なるプログレに変貌した作品。
センスのいいジャケットとかっこいいメンバー写真、怪しく劇的な曲展開、効果的なメロトロン、オルガン/ピアノ/ギターの激しいプレイ、
そして熱唱するヴォーカル、と全てが完璧に演出された最高の芸術的作品。
特にキーボードのクラシカルでありながら攻撃的なプレイは圧倒的だ。
数年前に英語ヴァージョンのCDも出たが、やはり伊語の方が断然いい。
日本盤CDに収録されている73年のSingleの曲も名曲!
お気に入り度=5+ (歴史的大傑作!)
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MAXOPHONE
/ Maxophone
(ITA /Produttoriassociati /1975)
Sergio Lattuada - kbd, vo
Roberto Giuliani - g, p, vo
Leonardo Schiavone - cla, fl, sax
Maurizio Bianchini - cor, trom, vib, perc, vo
Alberto Ravasini - b, g, fl, lead vo
Sandro Lorenzetti - ds
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Info:
イタリアの管楽器奏者を含む6人組み唯一のLP。 当時米盤、独盤も出たがそちらは英語バージョン。
内容:
メンバーのクレジットだけ見ていると、70年代に流行ったブラスロックでも演ってるのかと思うが、
実はこれがイタリアン・プログレの大傑作なのです。
ピアノ、オルガン、ハープシコードなどの鍵盤群にややハードなギター、そして歌い上げるタイプのヴォーカルという
典型的イタリアン・プログレ・スタイルに、ある時はジャズっぽく、ある時はクラシカルに、またある時は牧歌的な
管楽器を大幅に導入することにより、強力な個性と音楽的な奥行を演出している。
収録曲6曲のどれもに良く練られた曲展開があり、次々と印象的なフレーズが飛び出してきて何回聴いても飽きさせない。
お気に入り度=5
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MUSEO ROSENBACH
/ Zarathustra
(ITA /Ricordi /1973)
Giancarlo Golzi - ds, perc, vo
Alberto Moreno - b, p
Enzo Merogno - g, vo
Pit Corradi - kbd
Stefano 'Lupo' Galifi - vo
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Info:
イタリアのグループで、唯一のLPだったが90年代になって当時のLIVEや未発表曲を集めたアルバムが幾つか出た。
内容:
「ムゼオ・ローゼンバッハ」と言う名前もなかなかインパクトがあって凄いと思うが、内容も名前に負けない凄さです。
イタリアン・へヴィー・シンフォというジャンル(?)があって、CERVELLO、SEMIRAMIS、BIGLIETTO PER L'INFERNOなど
多くの名盤が存在しますが、中でも本作がその完成度と内容から言っても一番でしょう。(イル・バレは別格として。)
A面全てを使った「ツァラトストラ組曲」はへヴィーなパートとリリカルなパートの対比、感動的なテーマのリフレイン、
そして何よりも効果的なメロトロンの使用が素晴らしい名曲。
B面の3曲も私のお気に入りで、クラシカルな旋律を歌い上げるヴォーカルにオルガン、メロトロン、ギターが三位一体で
攻めてくる部分が堪らなく好きです。
お気に入り度=5
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IL ROVESCIO DELLA MEDAGLIA
/ Contaminazione
(ITA/ RCA/ 1973)
No Personnel Credit
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Info:
イタリアのヘビー・ロック・グループの3作目にして最終アルバム。
長いグループ名(通称 RDM)は「メダルの裏側」という意味らしい。
本作はNEW TROLLSの"Concerto Grosso"やOSANNAの"Milano Caribro 9"で
有名なプロデューサー/アレンジャーであるLuis Enriquez Bacalovを迎えて、
オーケストラを導入してロックとクラシックとの融合に挑み、
バッハ(J.S.Bach)の人生とその作品(平均律クラヴィーア)をテーマにした
コンセプト作品。
なお、英語バージョンも作成されて"Contamination"のタイトルでジャケットも
変えてアメリカなどでもリリースされた。
内容:
元々はへヴィーロックグループなのだが、オーケストラを導入して壮大なバロックワールドを
展開している。
この手の企画は下手をするとクラシックのパロディか、イージーリスニング的な作品に
なってしまい勝ちであるが、さすがに元々へヴィーロックグループであるだけに、
聴き応えのある作品になっている。
バッハのフレーズを随所に織り込みながら、ストリングス、オーケストラ、パイプオルガンなども
駆使して目まぐるしく展開して行き、聴き所が満載。
特に、クラシカルなオーケストレーションから、いきなりヘビーなオルガン・パートに強引に
展開して行くところなどは、さすがイタリアン・ロックといった感じです。
お気に入り度=5(イタリアン・クラシカル・ヘヴィー!)
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