R EVIEW
〜ハードロック/プログレ <USA> Part 1〜 

60年代〜80年代の米国産ハードロック/プログレのレヴューです。

お気に入り度は5段階です。("+"はおまけ!)
5  めちゃええで!
4  ええんちゃう!
3  なかなかやん!
2  もうちょいやな!
1  おちょくっとんか!

A EUPHONIOUS WAIL/ A Euphonious Wail
(USA /Kapp /1973)

Suzanne Rey - perc, vo
Steve Tracy - g, vo
Bart Libby - kbd
Gary Violetti - b, vo
Doug Huffman - ds, vo

Info:
女性ボーカルを擁する5人組。唯一のアルバム。

内容:

お気に入り度=

ALAMO/ Alamo
(USA /Atlantic /1971)

Ken Woodley - organ, vo
Larry Raspberry - g
Richard Rosebrough - ds, perc
Larry Davis - b

Info:
全曲の作詞作曲を手がけるK.Woodleyを中心とする、テネシー州出身のHRグループ。  唯一のアルバム。

内容:
ドスの利いたヴォーカルとオルガン/ギターの熱い演奏による、豪快で男っぽいハードロック。  また、いかにも米中南部といった埃っぽさも感じさせる。  オルガンがかなり弾きまくっていて、曲に重厚さを加えている上、ギターも負けじと鋭いプレイをしている。  サイケ色は無く、スピーディーな曲からスローな曲まで、どの曲も良い出来だ。

お気に入り度=4+ (豪快なオルガン入りハードの傑作)

ANANTA/ Wheels Of Time
(USA/ Govinda/ 1978)

Ilan Chester - vo, p, synth
Mark Francis - g, flute, sax, synth, b, vo
Patrick Bernard - g, vo
Jorge Spitery - b, vo
Charly Spitery - perc, vo
Dave Early - ds

Info:
ロンドン録音。

内容:
>>工事中<<

お気に入り度=

ANANTA/ Songs From The Future
(USA/ Touchstone/ 1980)

Ilan Chester - vo, p, synth, org
Al Falcon - g
Luis Mauri - b
Gerry Lopez - ds, perc

Dr. Subramanium - violin

Info:
L.A.録音。 1985年にLotus Eyeレコードから再発されている。

内容:
>>工事中<<

お気に入り度=

ASTRË / Foresight
(USA /Akustic /1981)

Bill Tankersley - b, kbd, vo
Mark Loveless - kbd, g
Les Mobley - ds

Info:
メンバー名以外のクレジットがあまり無くて詳細は判らないが、オクラホマ州出身と思われる キーボード・トリオによる唯一のアルバム。

内容:
アメリカには珍しいELPタイプのキーボード・トリオ。  ELP, CRIMSON, GENESISなどの影響を明らかに感じさせるサウンドで、 アメリカン・ロック的なポップさや軽薄さは全く見られない。  13分半に渡るB-2をはじめとして全曲6分を超える大曲揃いで、スリリングなパートや技巧的なパートを 織り込みながら、クラシカルで変幻自在なキーボード(ムーグ、オルガン、ピアノ)を中心に展開している。  アルバム中唯一のライブ録音であるA-3はFrippナイズされたギターをフューチャーした変拍子ナンバーなのだが、 "太陽と戦慄"そっくりのフレーズが聞かれるなど、一部には先人の影響を消化しきれていない面も見られるが、 自主制作としては非常に高レベルな作品。

お気に入り度=4+

ATLEE / Flying Ahead
(USA /ABC-Dunhill /1970)

Atlee Yeager - b, lead vo
Michael Stevens - g, vo
Bruce Schaffer - kbd, vo
Don Francisco - ds, vo

Info:
Atlee Yeagerを中心とする、米西海岸のハードロック・グループの唯一のLP。  この作品の後、Atlee Yeagerはソロ名義のLPをリリースし、 Michael StevensとDon Franciscoはハードロック・トリオHIGHWAY ROBBERYを 結成する。

内容:
Atleeのヴォーカルはソウルフルで、曲もロックンロール調のナンバーが多いのは 残念だが、何曲かで見せるハードなギターやオルガンのプレイには光るモノがある。  ちなみに、Yeagerはこのアルバムとほぼ同時期に、あのDAMONの"SONG OF A GYPSY" にギタリストとして参加していたそうな。

お気に入り度=3

ATTILA/ Attila
(USA / Epic/ 1970)

Billy Joel - vo, kbd
Jon Small - ds

Info:
あのBilly Joelがやっていたグループとして有名なATTILAの唯一のアルバム。  当時Billyは21歳で、この作品は日本でも「フン族の大王アッティラ」という邦題でリリースされた。  なお、2人はこれ以前にも60年代にHUSSLESというグループに在籍していた。

内容:
ギター、ベース無しで、ドラムとオルガン(Hammond B-3+Leslie)とボーカルのみで、 ひたすら押しまくる。 おそらくオーバーダビング無しの一発録りと思われる、かなり荒いサウンド。  勿論、後のソロとして活躍するBilly Joelの姿は全く想像がつかない。

お気に入り度=

BANCHEE/ Thinkin'
(USA/ Polydor/ 1971)

Peter Anthony Alongi - lead g, vo
Jose Miguel De Jesus - rhythm g, vo
Michael Gregory Marino - b, vo
Victor William Di Gilio - ds
Fernando Luis Roman - perc, vo

Info:
セカンド・アルバム(最終作)。 ニューヨーク録音(Electric Lady Studio)。

内容:
>>工事中<<

お気に入り度=4+

BLOODY MARY/ Bloody Mary
(USA/ Family Production/ 1974)

No Personnel Credit

Info:
HEAVY CRUISERなどをリリースしているFamily Productionから発売されたBLOODY MARYの 唯一のアルバム。 メンバーのクレジットが無く、その素性や経歴は不明。  SIR LORD BALTIMOREのメンバーを含んでいるという噂もあるらしいですが??  プロデューサーは、BULLANGUS、FRIJID PINKなど'70年代初期のアメリカン・ハードを 数多く手掛けているVinny Testa。

内容:
メンバーは不明だがおそらく、ボーカル、オルガン、ギター、ベース、ドラム、 パーカッション(コンガ)の構成だろう。 ややラテン乗りのパーカッシブなリズムをバックに ハードなオルガン、ギターとソウルフルなボーカルが熱い演奏を繰り広げる、 '70年代初頭の典型的パターンのハードロック。 曲はやや長めで、泥臭さも感じさせるものの、 良く出来ている。 特にB-2の"Can You Feel It (Fire)"は、もう暴走寸前といった感じのノリノリで ハードなナンバーで格好良い。

お気に入り度=4+

BOLDER DAMN / Mourning
(USA /Hit /1971)

John Anderson - vo
Glenn Eaton - g
Ron Reffett - b
Bob Eaton - ds

Info:
フロリダ出身のハードロック・グループによる唯一のアルバム。  オリジナルは自主制作盤で超レア。  ジャケ違いでRockadelicから90年代に限定再発された。(左の写真はRockadelic盤LP、 右はオリジナル・ジャケット・デザインを用いたCD再発盤)

内容:
メンバーはBlack Sabbath/Alice Cooperに影響を受けたそうだが、聴いた印象は60年代の サイケ/ビート・サウンドからGFRなどの初期アメリカンハードへの過渡的な音。  実験的で長い曲もあるが、A面全てとB面ラストでのファズやワウワウを使ったギター プレイはドライブ感があり、非常にかっこいい。

お気に入り度=4+

BRONIN HOGMAN BAND
/ Bronin Hogman Band
(USA/ Gamut/ 1975)

Delrio - vo, perc
Peter Baron - vo, g
Bill Arvanitis - g
Denis Thibodeau - kbd
Brian Poor - kbd
Frank Barnes - b, vo
John Schunemann - harp
Dennis Anctil - ds

Info:
米東海岸出身のBRONIN HOGMAN BANDが自主制作にてリリースした唯一のアルバム。  500枚プレスとの噂も有るが、プレス枚数は多分もっと多いでしょう。  ちなみに、8人の大所帯のグループだが、Bronin Hogmanという人は居ません。

内容:
A面4曲、B面4曲の全8曲を収録。  A面は1曲目が軽快なアメリカン・ハードロック・ナンバーで、他の曲も メロディアスでストレートなハードロックが基本となっているが、 勿論それだけでは終わらず、そこに多彩なキーボードを加えて 複雑でプログレッシブな展開を盛り込んだアレンジとなっている。  B面はよりバラエティに富んだ内容で、1曲目はオーケストレイションを加えた ドラマティックなバラード、2曲目はカントリー・ロック・ナンバー、 3曲目はスリリングで複雑なアンサンブルを聞かせるインスト・ナンバー、 ラストは再び疾走感溢れるプログレ・ハード。  全体として曲・アレンジ・演奏共に、年代や自主制作ということを 考慮しなくても非常に高レベルな内容で、プログレ・ファン、ハードロック・ ファン共に楽しめる作品。

お気に入り度=4+

BROTHER FOX AND THE TAR BABY
/ Brother Fox And The Tar Baby
(USA / Oracle/ 1969)

Joe Santangelo - kbd
Richie Bartlett - g
Tom Belliveau - b
Bill Garr - ds, perc
Steve High - vo, perc
Dave Christiansen - g

Info:
2人のギタリストを含む6人組みによる、唯一のアルバム。  全曲がギタリストのDave Christiansenによるオリジナル曲。  後にジャケット・デザインを少し変えてシングル・ジャケットになってCapitol Recordからも リリースされている。

内容:
>>工事中<<

お気に入り度=

BULLANGUS/ BullAngus
(USA /Mercury /1971)

Geno Charles - dr, per
Larry LaFalle - g, vo
Dino Paolillo - g, vo
Frankie Previte - vo, rec, per
Ron Piccolo - org, p, vo
Lenny Venditti - b

Info:
アメリカの6人組ハードロック・グループのファースト。  Frankie Previteは80年代になって、FRANKE & THE KNOCKOUTSを結成する。  プロデューサーはVinny Testa。

内容:
アメリカン・ハードロックのある種の典型とも言える、R&B、ロックンロール、ソウルなどの要素が 混じり合ったスタイルのハードロック。 それゆえ、ストレートなHRや正統派HRを求める人には、 ソウルフルなヴォーカルやコーラスとか、ファンキーな感覚が辛いかも。  しかし、曲は(全曲オリジナル)良く出来てるし、ギター、オルガンも結構ハードに弾いているので、 一聴の価値はある。 特に、B-1の"Miss Casey"の後半のソロ・パートはgood!

お気に入り度=3+

BULLANGUS/ Free For All
(USA /Mercury /1972)

Geno Charles - dr, per
Larry LaFalle - g, vo
Dino Paolillo - g, vo
Frankie Previte - vo, rec, per
Ron Piccolo - org, p, vo
Lenny Venditti - b

Info:
前作に引き続き、Vinny Testaプロデュースによるセカンド・アルバム。

内容:
基本路線は前作と同じだが、全曲オリジナルだった前作に比べ、 今回は"Savoy Truffle"(BEATLES)や"City Boy"(S.Stills/N.Merryweather)といった 他人の曲も取り上げ、曲のバリエーションも広がった。 特にA面ラストはrecorderの音色が 印象に残る、叙情的な良い曲だ。 また、全体的にオルガンに代わってピアノの使用が増えている。

お気に入り度=4

CAPTAIN BEYOND
/ Sufficiently Breathless
(USA /Capricorn /1973)

Lee Dorman - b
Guille Garcia - perc
Rhino - g
Rod Evans - vo
Marty Rodriguez - ds, vo
Reese Wynans - el.p, p

Info:
B.Caldwellが抜け、パーカッション奏者などを加えて6人組みになってリリースされた セカンド・アルバム。 エンジニアは Mike Stone, John Stronach他。

内容:
一部には前作の延長線的な部分もあるが、前作に比べハードな面やプログレッシヴな面 が大きく後退し、アコースティックなアプローチと、 当時流行のラテン風パーカッションが目立っている。  本作ではLee Dormanが主導権を握っており、全曲の作詞・作曲をしている。  ファースト・アルバムが余りにも衝撃的で素晴らしい内容なので、非常に評判の悪いセカンド・アルバムだが、スペース感覚溢れる曲作りは悪くなく、 個人的には割と気に入っている。(内ジャケットもスペーシーでかっこいい。)

お気に入り度=4

CRAFTY HANDS / Crafty Hands
(USA /Danger Dog /1982)

Mark Tippins
Phil Kimbrough
Rick Rodenbaugh
Denny Baker

Jeff Harbin - sax

Info:
YEZDA ULFA解散後、ギターのMark Tippins、ヴォーカルのRick Rodenbaugh、キーボードのPhil Kimbroughが 新たに結成したバンドの唯一のアルバム。

内容:
YEZDA ULFAの後進バンドということで、否が応でもテクニカルなプログレが期待されるが、いざ針を 下ろしてみると、YEZDA ULFAとはかなり様子が違って、洗練されたAOR風の洒落たサウンドになってる。  とは言え、さすがに元YEZDA ULFAだけの事はあって、細部まで聴くと、あの絶妙なコーラスは健在だし、 簡単そうに聴こえて実は結構複雑な事を演っていることに気付く。 後期GENTLE GIANTを思わせる B-1のような曲もあるが、彼らの狙いは、最早プログレっぽい演奏する事ではなく、高度なテクニックを 使いながらも、それをより普遍性のある音楽に仕上げる事にあるようだ。 兎に角、プログレとしては 評価し辛いが、内容は良い。

お気に入り度=4

DEBRIS/ Static Disposal
(USA/ Private/ 1976)

Charles "Chuck Poison" Ivey - b, vo, synth, g
O. Powers (Rectomo) - g
Johnny Gregg - ds, vo

Richard Davis - sax, org
Dirk E. Rowntree - perc
Deanna "D" - vo

Info:
オクラホマのサイケ・トリオDEBRISの自主制作による唯一の作品。

内容:
ジャケットもヤバイが、中身もかなりキテる。 とにかく、ドラッグでラリった勢いで演奏したサイケ、 またはパンク、または原始的ハードロックとしか言い様のない内容。  ドラム、ベースに叫ぶボーカル、時にパンキッシュに時にハードに弾きまくるギター、シンセなどによる奇妙なエフェクト、 サックスなどが加わる ジャケット裏に録音中の写真があるが、 白衣のような物を着ていたり、ゴーグルのような物をかけてたり、パンツ一枚で虚ろな表情をしてドラムを叩いていたりで、 かなりヤバそうな連中のようです...。

お気に入り度=3+

DEMIAN/ Demian
(USA/ ABC/ 1971)

Roy Cox - b, vo
Rod Price - g, vo
Todd Potter - g, vo
David Fore - ds

Info:
BUBBLE PUPPYとして、International ArtistsからLPをリリースした後、 メジャー・レーベルに移籍して名前をDEMIANに改名してリリースされた唯一のアルバム。  メンバーはBUBBLE PUPPYの時と変わっていない。  この後、Rod PriceとTodd PotterはSIRIUSを結成して、マイナー・レーベルから アルバムを1枚出した。

内容:
元々ハードロック的要素のあったBUBBLE PUPPYであったが、このDEMIANではサイケの名残りは全く感じられず、 完全にハードロック・サウンドに変化している。 滅茶苦茶ハードという訳でもく、派手さも無いが、 どの曲も出来が良くて、数あるアメリカン・ハードロックの中でも間違いなく上位に位置するアルバムだ。  A-2でのブルージーで官能的なプレイや、B面ラストでのドラマティックなプレイなど、ギターもかなり良い感じ。

お気に入り度=5

DEMIAN / Rock Star Farm
(USA /Starburst /1974)

Shahe Skinner - vo
Craig Terrill - kbd
William Lynd - perc
Alanson Clark - g
Lloyd Harper - b

Info:
米テキサスの6人組みで、おそらく唯一の作品。  ちなみに、上のDEMIANとは無関係。

内容:
メンバーの風貌とテキサス出身ということで、聴く前はハード・ロックを想像したが、 実際はプログレッシヴ・ロックでした。  芸術家の自由をテーマにしたコンセプトLPで、物語形式で曲が進んでゆく。  サウンドの中心はピーター・ガブリエルを思わせる、実に演劇的なヴォーカルで、 全ての作詞作曲もヴォーカリストが手掛けている。  一方、バックの演奏はやや控えめだが、B-1の後半部などでは、 結構シンフォニックでプログレッシヴなパートもある。  コンセプトを含めたアルバム全体の完成度は、マイナー・レベルとしてはかなり評価 できるが、退屈な曲もあり、コンセプト・アルバムとしての盛り上がりに欠ける。

お気に入り度=3+