H ISTORY

残念ながら資料が無く、詳しいことは判らないので、推測なども交えて分かる範囲で紹介します。
ROADMASTERはアメリカ中部の町、インディアナ州インディアナポリスで結成され、地元では かなり人気のあったバンドであったようだ。  1976年に地元のローカル・レーベルであったVillageレコードから「Roadmaster」でデビュー。  アルバム中3曲のみだが、あのトッド・ラングレンがプロデュースしている。  ファースト・アルバムをリリース後、ヴォーカルとドラムスが替わったが、その後はずっとメンバー・ チェンジは無い。 ファースト・アルバムでドラムを叩いていたStephen Rileyは、ROADMASTER脱退後 いくつかのバンドを経てL.A. GUNSに加入する。
1978年には同じくVillageレコードからセカンド・アルバム、1979年にはサード・アルバムを順調に リリース。 セカンド・アルバムからはVillageレコードがMercuryレコードの傘下になった事により、アメリカ全土で知られるようになった。  地元を中心に数多くのライブをこなし、MOLLY HATCHET、PAT TRAVERSなどのオープニング・アクト にも採用されるなど、その活動は順調であった。  しかし、商業的な成功は得られず、1980年に4作目「Fortress」をリリースした後、 シーンから姿を消してしまう。
それから9年後の1989年、突如自主制作にて旧曲のライブ録音と新曲5曲を収録したCDをリリース。  メンバーは以前と全く同じ顔ぶれで、全盛期そのままの元気な姿を見せてくれた。  しかし、その後更なる活動のニュースは聞かれないまま、時は過ぎていった。
残念ながら、1998年にヴォーカルのStephan McNallyが亡くなったらしく、ROADMASTERが再び我々の 前に姿を表す望みは無くなった...。

D ISCOGRAPHY

Roadmaster (USA/ Village/ 1976)
Sweet Music (USA/ Mercury/ 1978)
Hey World (USA/ Mercury/ 1979)
Fortress (USA/ Mercury/ 1980)
Live + 5 (USA/ RDM/ 1989) - CD only

R EVIEW

お気に入り度は5段階です。("+"はおまけ!)
5  めちゃええで! EXCELLENT! MUST!
4  ええんちゃう! VERY GOOD! KILLER!
3  なかなかやん! GOOD!
2  もうちょいやな! SO-SO
1  おちょくっとんか! NOT MY TASTE

ROADMASTER/ Roadmaster
(USA /Village /1976)

T.Myers - b, vo
Rick Benick - g, vo
Stephen Riley - ds, perc
Michael Read - kbd, vo
Adam Smasher - electric throat

Tracklisting:
A-1 THAT MAGIC FEELING (3:35)
A-2 SUNALA JONES (4:46)
A-3 A.M.-P.M. (6:58)
A-4 BE MY BABY (3:43)
A-5 BOOGALATE (2:35)

B-1 IT'S BEEN SO LONG (4:20)
B-2 WHO CAN SING LIKE FAT BOY DO (4:49)
B-3 I STILL WANNA LOVE YOU (2:58)
B-4 LOVE ME BABY (2:54)
B-5 IN THE LIGHT (5:32)

Info:
デビュー作。 当時のVillageレコードはインディアナポリスのローカルレーベルだったので、 後のアルバムに比べると少し入手が難しいようだ。  全10曲中3曲をTodd Rundgrenがプロデュースしている。 (他の曲はKirk Butler & Mike Griffin) 2作目以降メンバー・チェンジは無いが、本作のみヴォーカルとドラムスが異なる。  ちなみに、次作からヴォーカルを務めるStephan McNallyもback vocalで参加している。

内容:
2作目以降に比べると、部分的にポップな要素やファンキーな要素が感じられ、まだ何をやりたいのか 方向性が固まっていないようだ。  特に、Todd Rundgrenがプロデュースした3曲はもろにToddの音で、アルバム中でも浮いている。  しかし、メロディー・センスなどの基本的な所は以降と変わっていない。  本作でヴォーカルを担当しているAdam Smasher(曲のクレジットから判断すると 本名はA.Benrubiらしい)のヴォーカルは後のStephan McNallyよりもややソウルフルな感じがする。

お気に入り度=4+

ROADMASTER/ Sweet Music
(USA /Mercury /1978)

Rick Benick - g, vo
Toby Myers - b, vo
Bobby Johns - ds, vo
Stephan McNally - vo
Michael Read - kbd, vo

Tracklisting:
A-1 IT DOESN'T MEAN A THING (3:21)
A-2 I MUST BE DREAMING (3:44)
A-3 YA MOVE ME (3:46)
A-4 BEEN GONE TOO LONG (3:46)
A-5 I'LL BE LOVIN' YOU (3:05)
A-6 THE SWAN SONG (1:38)

B-1 YOU COME SEE ME (3:32)
B-2 HIGHER, HIGHER (6:01)
B-3 CIRCLE OF LOVE (3:01)>br> B-4 SWEET MUSIC (6:39)

Info:
2nd LP。 1stと同じくVillageレーベルからのリリースだが、本作はMercuryから配給されている。

内容:
BOSTONやJOURNEYなど当時流行のプログレ・ハードっぽい、立体的な音作りも見られ、 B面にはややプログレッシヴな展開を見せる6分台の曲が2曲ある。 とは言っても プログレ・ハード的なのはこの2曲だけで、他の曲は彼ら本来のシンプルでメロディアスな作風。  確かにこの2曲は素晴らしい出来だし、スペーシーなジャケットも如何にも「それ」風だが、本作を 「プログレハードの名盤」などと言うのは言い過ぎだろう。

お気に入り度=5

ROADMASTER/ Hey World
(USA /Mercury /1979)

Bobby Johns - ds, vo
Rick Benick - g, vo
Michael Read - kbd, vo
Toby Myers - b, vo
Stephan McNally - vo

Tracklisting:
A-1 HEY WORLD (4:42)
A-2 MY EYES HAVE BEEN OPENED (4:22)
A-3 I'M ON MY WAY (4:08)
A-4 NEVER SAY GOODBYE (4:45)

B-1 US COMIN' BACK (4:21)
B-2 SAY YOU WANNA BE WITH ME (4:52)
B-3 RAINBOW WATERFALL (2:02)
B-4 LOOKING FOR THE DAY (4:23)
B-5 GOOD TO BE BACK HOME (1:22)

Info:
3rd LP。  ツアーの様子を写したInner Bagの写真からも、当時の彼らが各地で精力的にコンサートをやっていた 様子が分かる。

内容:
ポップでいてどことなく哀愁を帯びたメロディー、爽やかなコーラス、 そして適度なハードさ...派手なプレイやプログレッシヴな展開は無く、 あくまでメロディーを重視した音作り。  試行錯誤の結果、そういった彼らの特徴が実を結んだ傑作。

お気に入り度=5 (彼らの最高作)

ROADMASTER/ Fortress
(USA /Mercury /1980)

Rick Benick - g, vo
Bobby Johns - ds
Stephan McNally - vo
Toby Myers - b, vo
Michael Read - kbd, vo

Tracklisting:
A-1 RIDE THE WIND AWAY (4:29)
A-2 I DIDN'T NOTICE (3:26)
A-3 YOU MAKE ME FEEL ALRIGHT (4:06)
A-4 TOO LONG, TOO LONG (3:32)
A-5 NEW YORK, NEW YORK (4:17)

B-1 SOMEDAY (4:43)
B-2 SATISFIED WOMAN (3:41)
B-3 ANOTHER ONE'S RUNNING (5:21)
B-4 STAY WITH ME THROUGH THE NIGHT (4:47)

Info:
4th LP。 Mercuryからの最終作。  プロデュースはREO Speedwagonなど西海岸系アーチストを数多く手がける ベテラン・プロデューサのJohn Stronachと、何故かFlo and Eddie。

内容:
何の写真なのかよく判らないジャケットも非常に地味で、おそらくレコード会社も 大して彼らに力を入れてなかったんだと思われる。  しかし、内容は前作と同傾向の非常に優れた作品だ。  以前に比べてややソリッドでタイトな音作りになったものの、 爽やかで卓越したメロディーセンスは相変わらず素晴らしい。

お気に入り度=4+

ROADMASTER/ Live + 5
(USA /RDM /1989)

Rick Benick - g, vo
Bobby Johns - ds
Stephan McNally - vo
Toby Myers - b, vo
Michael Read - kbd, vo

Tracklisting:
1 DOESN'T MEAN A THING
2 HIGHER, HIGHER
3 RIDE THE WIND AWAY
4 CIRCLE OF LOVE
5 SAY YOU WANNA BE WITH ME
6 HEY WORLD
7 SWEET MUSIC
8 CRY JUST A LITTLE BIT
9 HERE I AM
10 INDECISION
11 THE GIRL MOST LIKELY
12 LET YOUR LOVE GO

Info:
前作から9年後の1989年に突然リリースされた自主制作CD。  89年7月のライブ録音7曲に、89年9月録音の新曲5曲(スタジオ・ライブ)をプラス。  ライブ7曲は2ndから4曲、3rdから2曲、4thから1曲をプレイしている。

内容:
ブランクの9年間、ずっと地道に活動を続けていたのか、一旦解散後に再結成したものかは 判らないが、ライブは演奏も安定していて、彼らが長年にわたり地道なライブ活動で鍛えてきたことを 伺わせる。 選曲もほぼベストだと言える。  一方、新曲はスタジオ・ライブなのでラフな録音だが、前作の延長線上にある素晴らしい出来。  また、新曲ではレゲエ調のナンバーにも挑戦している。  この状態でもう1枚くらいアルバムを出して欲しかったと悔やまれる。

お気に入り度=5 (ベスト選曲ライブ+新曲)

RELATED ALBUMS

HENRY LEE SUMMER/ I've Got Every Thing
(USA /CBS /1989)

Henry Lee Summer - vo, g, kbd

Jimmy Rip, Mike Wanchic, Rick Benick - g
Leigh Foxx, Graham Maby, Toby Myers - b
John Cascella, Michael Read - kbd
Michael Organ - ds

Info:
シンガー・ソングライターHENRY LEE SUMMERのアルバム。  Rick Benickが2曲、Toby Myersが3曲、 Michael Readが1曲に参加している。  なお、Leigh Foxxは元FRANKE & THE KNOCKOUTS。

内容:
工事中

L.A. GUNS/ Hollywood Vampires
(USA /Vertigo /1991)

Philip Lewis - vo
Tracii Guns - g
Mick Cripps - g, kbd, vo
Kelly Nickels - b, vo
Steve Riley - ds, perc, vo

Info:
L.A. GUNSの3rdアルバム。  ROADMASTERのファースト・アルバムでドラムを叩いていた Stephen Rileyが在籍。  ジャケットは3D仕様で、紙製3Dメガネ付き。 

内容:
工事中