SBBの中心人物であるJozef Skrzekは、元々はクラシックの教育を受けたピアニストであったが、
'70年代初頭にブルースを演奏するグループに参加した後に、SBBのメンバーとなるドラムのJerzy Piotrowski、
ギターのApostolis Antymosと共にNIEMEN('60年代から活躍している、ポーランド・ロックの父とも言える人物)
のバック・バンドとして活動を始める。 その後、3人はSBBとして独立して'74年にアルバム・デビューする。
ちなみに、SBBの由来は"Szukaj, Burz, Buduj "(Search, Break & Build)の頭文字であり、おそらく、
「音楽の可能性の探求、既成概念の破壊、そして再構築」といった意味合いだと思われる。
その革新的な音楽は若者を中心とした一部の熱狂的な支持を受け、年1枚のペースでアルバムをリリースしながら、
ポーランド国内で着実な活動を続けていく。
'76年から'79年にかけて、彼らは活動の場をポーランド国内だけでなく、東欧全体および周辺各国
(西ドイツやオーストリアなど)にまで広げた。 各地でコンサートを開くと共に、
西ドイツ"Follow My Dream"と"Welcome"、チェコスロバキアで"SBB"("Slovenian Girls")、
東ドイツで"SBB"の4枚のアルバムを録音している。
この様な国外での積極的な活動にも関わらず、大きな商業的成功を得ることは出来ず、再びポーランド国内に戻り、
'80年に"Memento z Banalnym Tryptykiem"をリリースする。 本作では、新たにギタリストが加わり4人編成となった。
しかし、世界的な音楽的風潮の変化(パンクやニュー・ウェーブの台頭)などにより、
このアルバムも大きな注目を集めることなく'81年に解散してしまう。
解散後、Jozef Skrzekはソロ・アルバムを作成する他、映画音楽を手掛けたり、他のミュージシャンとの共演など、
精力的に活動を続けた。 また、他の2人もセッション・ミュージシャンとして、様々なレコーディングに
参加している。
そして、'93年にチャリティー・コンサートの為に再結成したのをきっかけに、再びSBBとして活動を再開した。

SBB (POL/ Muza/ 197?)
Nowy Horyzont (2) (POL/ Muza/ 1975)
Pamiec (3) (POL /Muza /1976)
Ze Slowem Biegne Do Ciebie (POL /Muza /1977)
SBB (CZE /Supraphon /1978)
Welcome (GER / Spiegelei/ 1979)
Memento Z Banalnym Tryptykiem (POL /Muza /1980)
お気に入り度は5段階です。("+"はおまけ!)
5 めちゃええで! EXCELLENT! MUST!
4 ええんちゃう! VERY GOOD! KILLER!
3 なかなかやん! GOOD!
2 もうちょいやな! SO-SO
1 おちょくっとんか! NOT MY TASTE

SBB/ SBB
(POL/ Muza/ 197?)
Jozef Skrzek - b, kbd
Antymos Apostolis - g
Jerzy Piotrowski - perc
|
Info:
ファースト・アルバム。
内容:
>>工事中<<
お気に入り度=
|
SBB / Pamiec (3)
(POL /Muza /1976)
Jozef Skrzek - b, kbd, vo
Apostolis Antymos - g
Jerzy Piotrowski - perc
|
Tracklisting:
A-1 W Kolysce Dloni Twych (Ojcu) (9:07)
(In The Craddle Of Your Hands (To My Father))
A-2 Z Ktorych Krwi Krew Moja (10:11)
(From Whose Blood, My Blood)
B-1 Pamiec W Kamien Wrasta (19:48)
(Memory Grows Into Stone)
Info:
初期の代表作と言われるサード・アルバム。 タイトルの"Pamiec"は"Remembrance"を意味する。
歌詞は全てポーランド語で、詩人Julian Matejによる。 A面2曲、B面1曲の全3曲収録。
内容:
A-1はSkrzekがキーボードをバックに静かに切々と歌い上げる前半から、徐々にテンポ・アップして
行き、最後に劇的に早弾きを決めるSBBお得意のパターンで、コンパクトにまとめた佳曲。
A-2も同様のパターンで、中間部にギターとムーグによるテクニカルなインスト部を挟み、
最後に再び切々と歌うボーカル・パートに戻る。 一方、B面の大曲はボーカル・パートは
少な目で、殆どがインストのみ。 前半はボーカルとシンセが暗くミステリアスな雰囲気を醸し出し、
中盤はシンセの反復するパターンが徐々に盛り上げ、最後にテクニカルなギターが加わってフィナーレ
を迎える。 しかし、B面はアルバム片面を使った割には、盛り上がり方が今一つで、やや散漫。
お気に入り度=4
|
SBB / Ze Slowem Biegne Do Ciebie
(POL /Muza /1977)
Jozef Skrzek - kbd, vo
Apostolis Antymos - g
Jerzy Piotrowski - perc
|
Info:
4作目。 タイトルの"Ze Slowem Biegne Do Ciebie"は"I am coming to you with a word"の意味らしい。
A面1曲、B面1曲。
内容:
お気に入り度=
|
SBB / SBB
(CZE /Supraphon /1978)
/ Slovenian Girls
(GER /Omnibus /1979)
Jozed Skrzek - kbd, vo, harmonica
Apostolis Antymos - g
Jerzy Piotrowski - ds, perc
|
Info:
1977年にチェコスロバキアのプラハで録音され、翌年にSupraphonから"SBB"としてリリース(ジャケ写真左)された。
さらに、翌年には西ドイツから"Slovenian Girls"としてジャケットと曲タイトルを変えてリリースされた
(ジャケ写真右)が、本国ポーランドではリリースされていない。 A面B面共、約19分に渡る大曲各1曲を収録。
内容:
A面は、ミステリアスな雰囲気のシンセで静かにスタートしてから、ボーカルの熱唱で徐々に盛り上げて、
ギター・ソロで一旦クライマックスを迎える。 次いでSkrzekのブルージーなハーモニカで再び徐々に
盛り上げてゆき、最後に壮絶なムーグ・シンセの早弾きに突入する。
このラスト・パートは全SBBのアルバムの中でもハイライトと言える見せ場だろう。
ジャズっぽいスピーディーなドラミング(録音が悪くて迫力に欠けるが、かなりテクニカル)をバックに、
早弾きを交えながら何処までも昇りつめて行くSkrzekのムーグ・シンセは何度聴いても凄まじい。
全体的に、録音や器材のハンディはあるものの、Skrzekをはじめ各人のテクニックは高度であり、
また、ジャズ、ブルース、ロックの各要素を上手くブレンドした音楽性もユニークで素晴らしい。
B面の大曲もA面とほぼ同じような構成と展開だが、A面に比べるとやや冗漫で盛り上がりに欠け、
あまり面白くない。
お気に入り度=4+ (前期SBBの集大成)
|
SBB / Welcome
(GER / Spiegelei/ 1979)
Josef Skrzek - kbd, harmonica, vo
Jerzy Piotrowski - ds
Apostolis Antymos - g, bouzouki, perc
|
Tracklisting:
A-1 Walking Around The Stormy Bay (6:30)
A-2 Lonelyness (5:23)
A-3 Why No Peace (6:05)
A-4 Welcome Warm Nights And Days(3:07)
B-1 Rainbow Man (3:36)
B-2 How Can I Begin (7:06)
B-3 Last Man At The Station (9:37)
Info:
SBBの名がポーランド以外にも広く知られるきっかけとなった代表作。
ポーランドで録音された後、Conny Plankによって西独にある彼のスタジオでリミックスされた。
ジャケットの記載によれば、この作品がポーランドと西独の会社による、ロック界での初めての共同作業で
あったらしい。 尚、ポーランド盤もWifonレーベルからリリースされている。
内容:
>>工事中<<
お気に入り度=
|
SBB
/ Memento Z Banalnym Tryptykiem
(POL /Muza /1980)
Jozef Skrzek - kbd, b, vo, harm
Apostolis Antymos - g
Slawomir Piwowar - g, kbd
Jerzy Piotrowski - ds
|
Info:
90年代になって再結成される以前の作品としては、最後のアルバム。
タイトルの"Memento z Banalnym Tryptykiem"は"Memento with a banal tryptych"の意味らしい。
内容:
お気に入り度=
|
JOZEF SKRZEK
/ Ojciec Chrzestny Dominika
(POL /Muza /1980)
Jozef Skrzek - kbd, b, g, ds, vo, perc
|
Info:
SBBの中心人物であるJozef Skrzekのソロ・アルバム。
いつものキーボード、ボーカルは勿論、ギター、ドラムも含めて全てを1人でこなしている。
アルバム・タイトルの意味は"Dominic's Godfather"。 A面1曲、B面1曲の大作。
内容:
A面の"Zacmienie Slonca"(="Sun Eclipse")は、
一方、B面の"Toczy Sie Kolo Historii"(="The Wheels of History Are Rolling On")は、
お気に入り度=
|


