永尾さんは漢だ

 彼は寡黙だ。鶴田君も寡黙だが、彼もなかなかに寡黙だ。その世の中に対して完全に諦め切った態度は二度と変わらないものと誰もが思っていた。しかし彼は変わる。春には泡を吹きながらも白いワゴン車を制し、ど素人ながらに試合でマウンドに上がり、その回のうちに打者一巡した。そして侍魂は燃え上がり、早慶戦なんて目もくれず一路府中へ向かう。

(右は完全なイメージショット。というか、彼の理想の投手像、妄想)