体罰について

 NHK取材班+今橋盛勝『体罰』日本放送出版協会、1986

* 今回皆さんに読んでもらった文献です。

 浜田寿美男『いま子どもたちの生きるかたち』ミネルヴァ書房、1998年

* 障害児施設での体罰事件を例に、体罰が子どもにどんな影響を与えるのかについて考えています。浜田氏は、原先生と「自白」「うそ」の共同研究をしていたりもします(手近なもので、岩波新書に『自白の心理学』というのがあります)。でも、この本がメディアセンターに入ってないのは、解せん!

 柿沼昌芳/編著 永野恒雄/編著『戦後教育の検証 学校の中の事件と犯罪1・2』批評社、2002年 [既出]

・ 藤井誠二『暴力の学校倒錯の街 福岡・近畿大附属女子高校殺人事件』朝日新聞社(朝日文庫)2002年

* 体罰死した高校生の女子をめぐるルポルタージュ。学校と地域が人を追い込む様子が、亡くなった後、彼女の「素行が悪かった」などのうわさが流れたことや、彼女の家族が地域から孤立させられていくことから分かる。

・ 坂田仰『学校・法・社会 教育問題の法的検討』学事出版、2002年

* 教育裁判の判例をまとめたもの。他に分かりやすい類書として、浪本勝年他編『教育判例ガイド』有斐閣、2001年。内容的には難しいが、教育裁判を知るには一回は目を通しておきたい判例集として、兼子仁・市川須美子編『教育判例百選』有斐閣、1992年。

・ 兼子仁・市川須美子編著『日本の自由教育法学 新たな集成と検証』学陽書房、1998年

* 教育法学の大きな担い手であった兼子氏の論文集。法学者(教育法学者)が体罰をどう見るかが書いてあります。法律の本としてはやさしいほうだと思いますが…。

・ 牧柾名・林量俶・今橋盛勝・寺崎弘昭編著『懲戒・体罰の法制と実態』学陽書房、1992年

* 体罰の、当時初にして本格的な研究書。…なぜ駿河台にないんだ!

・ 牧柾名・今橋盛勝編著『教師の懲戒と体罰 学校教育と子どもの人権』エイデル研究所、1982年

       牧先生の本を、もう一冊。「子どもの人権」という言葉の黎明期の本…つまり体罰が「人権の侵害では?」といわれ始めたときの本。

・ 今橋盛勝『いじめ・体罰と父母の教育権』岩波書店(岩波ブックレット No.191)、1991年

* 岩波ブックレット…薄い割には侮りがたいラインナップが並びますね。

・ 諏訪哲二『プロ教師の見た教育改革』筑摩書房(ちくま新書 384)2003年

・ 河上亮一『学校崩壊』草思社、1999年

*「プロ教師の会」の著作。「プロ教師の会」とは教師の役割を「管理教育」にあるとし、その再定義を思考と実践両方から模索する団体。二人による著作は多数。体罰についても独自の見解を持っています。